しだれ桜を心ゆくまで満喫・京都北山桜づくしの散歩記

2017/04/16 - 2017/04/16

上賀茂神社のしだれ桜を観に行きたい！

というごくシンプルな希望でいそいそと行ってまいりました。

上賀茂神社、半木の道、京都府立植物園、と歩きましたが、
どこでもしだれ桜がうつくしく、たいへん満足しました！

そんな、桜でいっぱいのお散歩記録をつれづれと書いていきたいと思います！

エリア 京都

• 旅行の満足度: 4.5

朝早く起きて気合十分（？）、北山までお出かけです。

上賀茂神社へは大宮駅から市バスで向かいます。
しばしバスに揺れて、終点が上賀茂神社の最寄のバス停です。

そしてバス停からほんのすぐの距離に、立派な鮮やかな朱色の門が
鎮座しています。

そしてもうちらりと見えていますが、その右後方に有名な
しだれ桜が咲き誇っていました。

こちらが斎王桜と名付けられたしだれ桜です。

細い幹、しなりながら四方八方へ伸びた枝、
その枝いっぱいに花ひらいた桜色。

力強さと華やかさを合わせ持ったうつくしさが迫る大木です。

うつくしくて、そして儚さよりもたくましさをどこか感じました。

訪れたのはまさに満開の時期、
そして青空！

これ以上ないタイミングで嬉しさもつのりました！

縦カットで。

覆いかぶさってくるような高さで、
桜を浴びているような感覚になれます。

ソメイヨシノより華々しい印象のしだれ桜ですが、
この斎王桜もみごとな華やかさです。

たわわに咲いています。

さて、桜かわって。

こちらは風流桜、というしだれ桜。
こちらもちょうど見ごろの時期でした！

ひらひらフリルみたいなかたちが、
すごくかわいいです…。

ソメイヨシノのほうは、散りかけてはいましたが、
しだれ桜とはちがう、はかなげな風情を楽しめました。

そして桜を堪能したのち、二の鳥居をくぐります。

良く知られている立砂です。

本殿の北北西にある神山に因んだ依代の一種だとのこと。

参拝を行い、御朱印を頂いて、
境内を一回りすることにします。

境内にもみごとに桜がほころび、
春の彩りを加えてくれています。

ツツジも綺麗に咲いていました。

境内には小川が流れ、みずみずしい緑に囲まれて、
静かなひとときを与えてくれます。

こちらで行われる曲水の宴は言うまでもなく有名ですね…

青もみじも綺麗に透き通って若々しい感じです。

青もみじ大好きです…

境内のにぎやかさとはまた違う、
おごそかな雰囲気がただよいます。

境内から二葉姫稲荷神社、へ行く道がありましたので、
ついでにと登ってみました。

こちらは上賀茂神社とはまったく関係のないお社だそうです。
（いろいろいわれはあるようです…）

少し登る分だけ、見晴らしがよかったです。

神社はこじんまりとしており、特に人の姿も見られず、
ふだんは無人なのだろうなという雰囲気でした。

岩をご神体とされているようでした。

…少し密やかな雰囲気に満ちていました。

さて。

境内に戻り、また川沿いに一の鳥居に向かっていくと。

神馬舎に白馬の姿が。

賀茂競馬、もこの神社の有名な行事のひとつでした。

おとなしくてやはり気品というか貫録を感じるたたずまいでした…

さて、またまた桜を眺めながら歩きます。

んーすがすがしい天気でした！

葉が出てきても、まだまだ綺麗！

そして心ゆくまで斎王桜を眺めて、
上賀茂神社をあとにしたのでした。

上賀茂神社を出たあとは、
鴨川を下って、京都府立植物園へ向かって歩いていきました。

鴨川沿いもずっと桜が植えられていますが、
やや見ごろは過ぎていたようでした。

それでも広々とした道を、のんびりと歩いて移動するのは
気持ちが良かったです。

京都の移動イコールすし詰め、混雑、行列…というイメージが
強いですからね…
こんなまったりと歩いていけるのは心もほぐれてよかったです。

でもところごころ残っている桜もありましたよ。

散り際ぎりぎりまで、うつくしさは変わりません。

そんなふうに生きていきたいなーー

さて、てくてくと下っていくと、「半木の道」へつながっていきます。

ここからはしだれ桜が植えられているのですが、
ちょうど見ごろの時期でした！

整備されたこの道を歩いてもよし、

川沿いを、桜を見上げながら歩いてもよし。

基本的に歩いてゆく（大阪の造幣局の通り抜けのように）ところなので、
シートが敷かれていて歩けないということはなく、
ゆったりと眺めながら楽しむことができます。

写真もけっこう撮れますし、混雑もほどほどなので、
しだれ桜スキーなら見逃せないスポットなのでは、
と今回思ったのでした。

ハア…（満足）

たいへん楽しめた道行きでした。

…が、お隣の京都府立植物園でも！
さらに、しだれ桜がたくさん楽しめたのでした…

京都府立植物園。

園内では春といえばこれも！のチューリップも鮮やかに。

凛、とした白さ際立つリキュウバイも目に鮮やか。

シャガも小川べりに咲いていたり。

ふたたびツツジも鮮やかで。

スノーフレーク。

控えめに咲いているんですがかっわいいです…
好きな花の一つです。

ちいさいのでなかなかうまく撮れないのが悲しいですが。

御室桜をここで観れるとは！
とびっくりしました。

本家の仁和寺へは去年行きましたが、ほんと見事でした。

関山、だったかな。

ひときわ華々しい桜です。

はっぱが桜もちを想起させますね…
花より団子…。

そしてしだれ桜！

思ったよりたくさんの数が植えられていて、
けっこう見応えありました。

青空に映えます。

こちらは、ヨシノシダレという、白いしだれ桜。

けっこう珍しいのでは…
色がちがうと、また風情が異なりますね。

しかし太陽の光を受けた花は最強。

のんびり歩きながらまたまた満喫しました。

植物園はとても広くて、温室や森林の区域もあるので、
過ごそうと思えば半日ゆっくり過ごせそうです。

暖かくなったらもっと花も増えるでしょうし、
楽しめる幅もぐっと広まりそうです。

植物園を満喫したあとは、ゆっくりと帰途につきました。

この日は天気にも恵まれて、
ほんとうにしだれ桜づくしの、良い一日を過ごせました。

日本人でよかった！
ってこういうときに思います。

最後に、上賀茂神社でいただいた御朱印を。

独特な流れるような筆致がとても美しく感じました。