2016/08/15 - 2016/08/16
110位(同エリア346件中)
yutaさん
絶景の醍醐味は、日の入りと日の出にある!と信じてやまない我ら。
シャモニを訪れるなら山小屋に泊まってみようか…
調べてみると、さすがアルプスの国、充実した山小屋揃え!
日本の山小屋と違って設備や食事も充実しています。
これなら私たちでも泊まれるかも…
選んだのはrefuse lac blanc「ラックブラン」と
refuge l'albert premier「アルベールプルミエ」
どちらも超人気の小屋なので、予約解禁を待って
早速ネットで予約を入れました。
ラックブランはその名の通り、向かいの雪山を湖面に映す山上の白い湖。
ガイドブックの写真に見とれながら、この目でその景色を見ることができるのかと思うと、高揚感で心臓がはじけそうです!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シャモニから車でレ・プラのラ・フレジェール行きロープウエイ駅まで移動。
ロープウエイでラ・フレジェールまで行き、ここで4人乗りチェアリフトに乗継ぎます。 -
到着したのはここ、標高2385mのランデックス。
ここからラックブランに向かって歩き始めます。
お、ラックブランの青い看板が出てますね。 -
エギーユ・ドゥ・ミディとはシャモニの谷を挟んで反対側に連なるエギーユ・ルージュ(赤い針峰)。
その山腹をトラバースするほぼ平坦で無難なコース。
ただし岩場と草原の境界線を歩くので、足元は不安定だったりします。
岩場からひょっこりアイベックスが現れ、斜面を軽々と跳ね上がっていきました。 -
足元に広がるシャモニの町、対岸のモンブラン山群の雄大なパノラマを楽しみながら、左側から迫ってくるエギーユ・ルージュの迫力ある岩壁を迂回するように進むと…
-
ラックブランまであと少し。
やや斜面のきつい岩場を登りきると… -
見えてきた!
シャレー風の山小屋。
今晩の宿です。 -
山小屋の裏の岩場。
アイベックスの親子が飛び跳ねていました。
フロントに行くととてもフレンドリーでかわいらしい女性が出迎えてくれ、
小屋内とドミトリー部屋、食事の案内をしてくれました。
地下の荷物置き場にリュックを下し、サンダルに履き替え、シャワーを浴びます。
ここでは洗面所、シャワー、トイレのすべてに湖の水が使われているそうです。
水は大事に使わなきゃ! -
宿泊者全員揃っての夕食です。
ダイニングルームの4つの大きなテーブルに10人づつ名札が置かれて席を割り当てられています。いろんな国のハイカーたちと同席です。
「どこから来たの?」
「昨日はどこを歩いた?」
「明日はどこを歩くの?」
みんな目的が同じなので、情報が飛び交い話は尽きません。
隣席のバルセロナ出身のアルバロさんは日本が大のお気に入り。
片言の日本語で「ウタマロ」「ヒロシゲ」…と浮世絵を大絶賛!
こちらも負けずにバルセロナのガウディの仕事を
記憶を手繰り寄せながら「muy esplendido!」
他にも
「日本ノ方デスカ?
エ?京都ォ??
オーマイガ~ッ!!
スゴイ偶然!ボクハ京都二住ンデイマシタ。
ボクノ彼女ハイマモ京都デ働イテイマス!」
とハグしてくる青年も。 -
食事はパン、スープ、パスタとメイン、デザートの順にでてきます。
ポタージュスープは自分でブロックチーズを細かくスライスして入れて飲むそうです。
チーズを入れるとぐんと風味が良くなり、なかなか美味しかった。
パスタはゆでたフリッジで、牛肉のワイン煮込みを添えて食べます。
山男たちの集団ですからね、量はたっぷり!
好きなだけお代わりします。
飲み物は別注文です。 -
デザートは、洋ナシのコンポートとアイスクリームにチョコレートソースをかけて…
甘くて、疲れが吹き飛ぶおいしさです!
それにしてもこんな山の上で、周囲に何もないところで、これだけの食事を提供できるなんて驚きです。
もちろんホテルのような快適さは求めるものではありませんが、
安価で、何不自由なく体を休めることができ、おなかを満足させてくれる山小屋が多数完備されているヨーロッパアルプスは、その素晴らしい景色はもちろんのこと、老若男女、多くのハイカーたちを魅了してやまないのでしょうね。 -
イチオシ
夜が明けました。
早起きして外へ出てみます。
朝日が照らすモンブランの頂が
とても美しい。 -
針峰群のシルエット…
-
イチオシ
ラックブランに朝が訪れました。
-
イチオシ
冷たく、澄み切った空気。
風もなく、シーンと静まり返る中、
湖面が、まるで鏡のように、
谷の向こうの山々の姿を映し出します。
俗界を離れた別世界、
こういうのを仙境って呼ぶのでしょうか。 -
そんな世界に俗人が登場してごめんなさい。
でもこの時、この場所に居合わせる幸運を思わずにはいられません。 -
モンブランの白い頂を映すラックブラン
-
朝食は全員揃って朝7時、オレンジジュースとコーヒー又はココアとパン。
ブルーベリージャムやチーズやバターが添えられている他、シリアルと牛乳もありました。
たっぷり頂いたら、さあ出発です。
名残惜しいけれど、ラックブランともお別れ。
昨晩洗って乾ききっていないTシャツが、リュックにぶら下がっています。
ドンマイ!
アルプスのさわやかな風ですぐに乾いてくれるでしょう。 -
モンブランを眺めながら、
朝の気持ちのいい空気の中を歩いていきます。 -
こんな素晴らしい景色の中を親子で歩く幸せを、
-
ずっと忘れないでいようね…
-
ラ・フレジェールのロープウエイ駅が見えてきました。
ゴールはすぐそこ!
つづく…
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