４月の秋風に吹かれて＠サンチアゴ・デ・チレ（副題「チリ、何もかも皆懐かしい・・・」）

2017/04/15 - 2017/04/26

アルゼンチン、ウルグアイ、ボリビアと回ってきた今回の旅行も、このサンチアゴが最終目的地。
サンチアゴは、２０年前（1997年２月～1999年３月）に２年ほど暮らしていた懐かしい街。

かつての同僚や知人を尋ねるのも楽しみの一つです。
と言っても、前回、母の入院により一時帰国し、サンチアゴ滞在のスケジュールが変更になっってしまい、心づもりをしてくれていた人達には迷惑をかけてしまいました。
今回はサンチアゴ到着後にコンタクトをとったので、やはり、思うように会うことはできませんでした。
また、仕事をしていた現地にも行ってみようと思っていたのですが、なぜか衛生環境の良いチリに入ってから、体調がすぐれないため、ローカルバスでの移動がネックになり、これも中止。

冴えないサンチアゴ滞在になってしまいましたが、遠い遠いと思っていたものの、ヨーロッパ経由で意外と楽に来れることがわかったので、また、来ることにしましょう。
やはり、チリは私の第二の故郷なのですから。

エリア サンチアゴ(チリ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エールフランス イベリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

副題は宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長ふうに読んでください。

サンチアゴ到着日に中央市場（正確には中央市場の北側のメルカード・ベガ・チカ）で、カメラを掏られて（ひったくられて？）しまったので、この旅行記の写真は全て携帯カメラで撮影したものです。
写りが悪くて申し訳ありません。

サンチアゴでは３軒のアパートホテルに滞在しました。
最初に２泊したのは、４棟からなるアパート（マンション）の一部の部屋を利用した「デパルタメントス アモブラドス セントロ ベラズ アルテス（Departamentos Amoblados Centro Bellas Artes）」、１泊４０アメリカドル。

名前の通りセントロにあります。

部屋はロフト式（１階がキッチンとリビングとベランダ、２階部分が寝室とクローゼットとバスルーム）。お洒落だけど、ちょっと使いにくかったです。
写真は１階、ソファではなくベッドが置かれていました。荷物置き場に使用しちゃえ。

このホテルの最寄りの駅はメトロのBellas artes。
サンタルシアの丘までも至近です。写真はベランダからサンタルシアの丘の眺め。

マンションの敷地の南側がHeulfanos通り、北側がMerced通りで、Merced通から出れば隣（正確には敷地内）に大きなスーパーがありました。

スーパーでは飲料やデリのほか食材の調達もでき、部屋にキッチンがあるので簡単な料理を作るのも楽しかったです。

そうそう、チリのホテルは外国人旅行者がパスポートと入国書類を提示し、アメリカドルで支払う（クレジットカード払いもOK）場合、IVAが免除されます。

２軒目は新市街のLas Condesにある「Aconcagua Apartments 」。最寄り駅はメトロのTobalaba。
１泊８０ドルとちょっと高めですが、実は２０年前に住んでいた部屋があるビルなのです。懐かしい外観！！

今は２つのアパートホテルが入っていて（普通に住んでいる人たちもいます）、「Aconcagua Apartments 」の方が若干安めだったので、こちらを利用しました。

部屋はとても広かったです。
玄関を入ってすぐのリビングルーム。

右側にはフルキッチン。
何か作ろうっ～と。

ベッドルームに行く途中にバスルーム。
もちろんバスタブ付です。バスタブの外はバルコニーです。

洗面台も大きいので使いやすいです。
ドライヤーも完備。

そして肝心のベッドルーム。

広くて清潔。
バルコニーに面しているのも良かったです。

でも、私が一番来たかったのがこちら。
屋上のプールです。

ここに住んでいた時は、よくデイベッドでごろごろしていました。
変わっていなくて嬉しい。

あそこにはスーパーマーケットがあり、よく買い物に行っていました。
今は工事中。深く掘っていますね。高いビルでもできるのかな。

Aconcagua Apartments 滞在中は、ラスコンデスに新しくできたコスタネーラセンターに買い物に行ったり、ロス・ドミニコスの民芸市場に行ったりしました。

ロス・ドミニコス民芸市場の灰色猫ちゃん。

Aconcagua Apartments の屋上からの夜景。
２０年前より、すこーし高いビルが増えたかなぁ。

明日は、また、ホテルを移ります。

サンチアゴの３件目、プロビデンシアにある「アパート ホテル カンビアソ（Apart Hotel Cambiaso）」最寄り駅はPedro de Valdivia。
１泊６０アメリカドルのスタジオを予約していましたが、ワンベッドルームにアップグレードしてくれました。
嬉しい。

大きな窓からの眺めも良いですね。
サン・クリストバスの丘が見えます。
あの中腹に動物園があるので行ってこなくてはなりませんが・・・明日だな。

プロビデンシアはセントロ寄りの新市街。
早くに開発されたので、年期の入ったビルが多いです。小さなショッピングセンターがいくつもあるエリア。買い物にも行かなくっちゃ。

リビングには簡易キッチンがあり、ここは紅茶とインスタントコーヒーのサービスがありました。
奥がベッドルーム。

快適なベッドでした。
こちらの窓からは、隣のオフィスビルが見えちゃうのが残念。

ベッドルームに接してバスルームがあります。
３軒のアパートホテルで、ここが一番良かったです。（お部屋をアップグレードしてもらったせいもあったかなぁ。）

この日は雨降り。
少し小雨になったので、サン・クリストバルの丘中腹にある動物園にやって来ました。
入場料は3000ペソ。

雨なので多くの動物は獣舎に入っちゃっていますね。
仕方がないので、鳥でも見ましょう。
こちらはバードケージの中に入って見学するスタイル。
すぐ横の手すりに白い鳩がいたり・・・

上の方に大きな鳥がいたりします。

今回のお目当てはこちら。レッサーパンダです。
私はレッサーパンダ紀行というコミュニティに入っているのですが、そのコミュの管理人jilllucaさんは、この動物園のレッサーパンダたちに会いたくて、２年連続訪チリしています。

その時のjilllucaさんの旅行記はこちら。
　　　↓
２０１５年GWの旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11005274
http://4travel.jp/travelogue/11008372

２０１６年GWの旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11125213
http://4travel.jp/travelogue/11126357

ガラス越しなので写真が撮れませんが、多分、この仔がリリィちゃん。

チリ国内初のレッサーパンダであるこの仔達は、何とはるばる日本からやって来たのです。　
彼らはチリの人達にも人気があるようで嬉しいです。

jilllucaさんも、この仔達（リリィちゃんとコウタ君）が日本から来たので思い入れが強かったみたいですね。

「おはよう。元気～？　日本語覚えている？」
私はこの仔（リリィちゃん）が生まれた時から知っています。
彼女は日本の札幌円山動物園生まれ。その時、私は札幌に住んでいました。

双子で生まれたんですよ。この時の旅行記はこちら。
かわいい赤ちゃん時代の写真があるので、良かったら見てくださいね。
　　　↓
http://4travel.jp/travelogue/10495134
http://4travel.jp/travelogue/10523037
http://4travel.jp/travelogue/10525341
http://4travel.jp/travelogue/10537401

長い尻尾が綺麗だね。
食事を終えて、本格的に寝てしまいました。
今は、彼女達の子供も生まれて、３頭で暮らしているようですが、この日は子供は出ていませんでした。残念です。

さて、動物園見学も終了です。
途中のショッピング・コンプレックスで食事でもしていきましょう。

南米旅行もいよいよ終盤。
明後日、サンチアゴからマドリードに飛び、マドリードで２泊、帰路ワルシャワで乗り継ぎ１泊して、日本に戻ります。

チリのサンチアゴからスペインのマドリードに飛んできました。
マドリードでは２泊します。到着日は市内で買い物を、２日目には近郊線でアルカラ・デ・エナーレス（Alcala de Henares）にやって来ました。

ミゲル・デ・セルバンテスゆかりのこの町では、ドン・キホーテとサンチョが、彼の家の前で語り合っています。

そうだ私も語りたいことがあったんだ。
帰路のフライトはマドリード～ワルシャワ（１泊）～成田とLOTで飛ぶ予定だったのですが、なんと、マドリード～ワルシャワがフライトキャンセルに！
最初に、翌日便に振り替えますという話があったのですが、ワルシャワ～成田は週３便の運行なのでNGです。

他の航空会社への振り替えでも良いのよ？　ANAとか、ルフトハンザとか？
「では、アエロフロートロシア航空ではいかがですか？　モスクワで１３時間待ちになりますが？」
ええ～？　ビザがないので市内にも出られず、空港で１３時間？
他の航空会社はないの？　
「・・・れいろんさま、エールフランスで取れます。すぐ発券に行きましょう。」
ふ～ん、同じアライアンスで振り替えになるという訳でもないのね。

その日のマドリードのホテル（夕食、朝食付き）はLOT持ち、エールフランスも好きな航空会社なので、まあ、仕方ないですね。

ところが、翌日、私の乗る予定の「マドリード～CDG」が遅延し、成田便に乗り継げないという。
う～ん、ヨーロッパは私を日本に帰したくないのね。それならずーっと滞在しちゃうぞ。

・・・と思ったのですが、CDGから羽田便に乗ることになって、無事に帰ってきました。
最後までいろいろあった１か月旅行。北欧～南米（南部）～スペイン旅行終了です。

この旅行記へのコメント （4）

• chopinさん 2019/01/18 20:21:35

  チリ！

  こんにちは、私も1999年2月～2002年10月ころまでサンチアゴに住んでいましたよ、1か月しかかぶっていないので会ってないでしょうか。。
  今はメトロも発達してずいぶん変わったんでしょうね。
  
  今は旅行記を気軽にアップできたり、googleマップもあったりして
  現在の街の様子も結構分かって嬉しいです。
  

  れいろんさん からの返信 2019/01/18 22:07:35

  RE: チリ！

  chopinさん、初めまして。
  
  メッセージありがとうございます。
  そうですね、私たちがかぶっていたのは１か月未満でしょうが、チリは日本人が少ないので、どこかでお会いしていたかもしれませんね。
  
  あの頃、サンチアゴでは黄色と黒のボディーの個人営業のバスがばんばん走っていましたね。
  休日に、行先を確認せず、そのバスで市内巡りをするのが好きでした。
  
  chopinさんはいかがでしたか？
  
  また、近いうちに行ってみたいです。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん

• ムロろ～んさん 2017/08/21 22:28:20

  南半球にある都市の風景

  れいろんさん
  
  こんばんは、ムロろ〜んです。
  チリへ行かれた旅行記を拝見しました。
  
  サンチアゴ、日本からだとはるか遠くに感じます。
  なかなか行きにくい旅先でもあり、どんな所か興味津々です。
  私の知っているチリは以前、ＮＺのオークランドからシドニーで乗ったＬＡＭ航空のＣＡさんです(^_^;)。
  何ともフランクで親しみやすいお国柄なんだなぁというのが印象が強くて。
  
  ビル群もあり、自然もあり、ちょっと散策してみたいなぁと思いつつ。
  
  そうそう、ＬＯＴのフライトキャンセルで代替え便がエールフランス。
  私もカイロからのカタール便の代替えがアライアンス違いのターキッシュと大韓だったので驚きましたよ。
  帰国できればいっか(^_-)-☆って思いましたけれどね。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-)

  れいろんさん からの返信 2017/08/22 18:41:06

  RE: 南半球にある都市の風景

  ムロろ〜んさん、こんにちは。
  
  そうなんですよ。チリに行くなら、NZ経由が一番便利なんですけどね〜。
  いかんせん、料金が高いので。（世界一周航空券なら大丈夫ですが。）
  サンチアゴは昔、２年住んでいたので、私的には帰って来たなぁという感じでした。
  油断しすぎでカメラをとられちゃったけどね。
  
  フライトキャンセルは大変でした。
  だって、エールフランスに決まるまで、すごく長く待ったんですよ。
  特にビジネスだからって、別の窓口があるわけじゃないし。（そもそも域内の人達はCなんて乗らないし。）
  
  翌日のエールフランスも搭乗便が遅延。代案はKLMのブリュッセル（アムステルダムだったかな）乗り換えで、乗り換え時間が５５分。
  乗り損ねたら、また、振り替えてもらわなければなりません。もう、並ぶのうんざりだったんです。
  最終的に羽田便になって、かえって良かったのですが。
  
  アライアンスをまたいでの振り替えって、結構あるんですね〜。
  絶対、ANAでもルフトハンザでも空席はあったと思うんですけど。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん