2017/04/13 - 2017/04/13
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玄白さん
今から半世紀以上前の10月のある日。東京オリンピックをテレビ観戦していた玄白少年は小躍りして届いた荷物を開梱し、それから3か月間、学校の宿題、友達との遊び、オリンピック観戦そっちのけで、夢中である作業に没頭していた。それは親にねだって買ってもらった天体望遠鏡自作キットの制作。ニュートン式反射望遠鏡の放物面鏡の研磨から自分でやる本格的なものである。何がきっかけだったかは覚えてはいないが、小学校5年生のころから天文、宇宙に興味を抱くようになり、天体望遠鏡が欲しくてたまらなかった。それも出来合いのものではなく、自分で設計し自作したかったのである。悪戦苦闘しながらもなんとか月や星が見えるまで仕上げ、それから数年間大学受験で忙しくなるまで、夜ごと自作の望遠鏡で星空を見上げ、ワクワクしながら宇宙に想いをはせた時を過ごした。その後、受験、就職、仕事と忙しい日々が続くようになり、宇宙への憧れは下火になっていた。
宮仕えを終え自由人となった今、焼け木杭に火がついたように、また宇宙への興味が首をもたげてきている。科学雑誌に目を通したり、TVの宇宙物ドキュメンタリーを見たり、小惑星探査機はやぶさの快挙に喝采したり、ヒッグス粒子発見にワクワクしたりと、宇宙大好き老人となっている。
一昨年タイ旅行に行ったメンバーとの夫婦同伴の食事会のため、上京する機会があったので、3年前にオープンしたエンターテイメントとサイエンス両面から宇宙を楽しめるミュージアムTeNQに行ってきた。遠い昔、宇宙の神秘にワクワクした頃を思い出したひと時であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
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2014年にオープンした宇宙ミュージアムTeNQは、東京ドームシティの黄色いビル(←これは正式なビルの名前である)の6階にある。JR水道橋駅西口から出て、陸橋を渡ってすぐのところである。
この日の上京の目的は、一昨年タイ旅行に行ったSさん、Aさん、Nさん夫妻との食事会なのだが、せっかくの上京なので、早めに自宅を出て、ここを訪れたのである。連れ合いは、宇宙なんぞには全く興味を示さず、茶道仲間と茶道具展が開催されている国立現代美術館に行っているので別行動である。 -
エレベータを降りると、目の前がエントランス。チケットの正規料金は¥1800とちょっと高め。ただし、65歳以上のシニアと中学生以下は割引料金¥1,200。なお、4歳以下の幼児は入場できない。
会場には自由に入れるのではなく、15分毎に区切って入場する時間制になっている。チケットに記載された時間まで、エントランスに展示されている宇宙関連グッズを見て過ごすことになる。天井のライトの形がUFOになっている。こんなところからも、堅苦しい科学博物館ではない、エンターテイメント施設だということが伺い知れる。
週末は子供連れのファミリーが多いのだろうが、今日は平日なので、いかにも宇宙好きといった一人ぼっちの大人がほとんど。結構、女性のぼっちもいる。 -
エントランスには、地球儀、大航海時代の六分儀、さまざまなロケットや人工衛星の模型などがびっしりと展示されていて、見ていて飽きない。
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日本が誇るH2Aロケットの模型。今年3月に情報収集衛星レーダ5号機の打ち上げで合計33機が打ち上げられたことになる。
余談だが、情報収集衛星は内閣官房が運用している、いわば偵察衛星とも呼べるものである。かつて、日本の宇宙開発は、平和利用に限定するという国是だったが、2008年に制定された宇宙基本法で、「国の安全保障に資する宇宙開発利用を推進するため、必要な施策を講ずるものとする」とされてから、平和利用目的限定という国是がなし崩し的に変質してきているのは、気になるところである。 -
日本人宇宙飛行士の野口聡一さんと若田光一さんの写真とサイン入りのマスコット人形、そして実際にISS(国際宇宙ステーション)で使った野球ボールとグローブが展示されていた。
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池井戸潤の小説およびTVドラマ化された「下町ロケット」で、キーとなったロケットのバルブシステムの展示。
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こんな変わり種も・・・
変わった字体の書。和歌「いまはとて天の羽衣着るときぞ 君をあはれと おもひでける」と書かれている。これは竹取物語で、かぐや姫が月に帰る別れのときに、みかどへの想いを詠んだ歌で、書道家春陽さんの作品である。
竹取物語も、ここでは立派な宇宙SF小説の扱いなのである。 -
入場時間になった。一旦入場すると30分はトイレに行けないというアナウンスがあったので、エントランス横のトイレへ。トイレのサインの男女も宇宙服のヘルメットをかぶっているようなデザインが面白い。
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入場時間になったので、エントランスの一角のトンネル0(ゼロ)から入場。
(写真はTeNQ公式HPより借用)
トンネル0、それに続く「はじまりの部屋」、「シアター宙(そら)」は撮影禁止になっている。トンネル0の中は暗闇の通路なので写真の撮りようはないのだが・・・ -
はじまりの部屋。凹凸がある壁面にプロジェクションマッピングにより、古代から現代までの宇宙観の変遷を、各時代の象徴的な事物を織り交ぜた映像ショーで紹介している。いまではプロジェクションマッピングはポピュラーになっているので、映像技術としては、それほど感動的というほどでもない。
映像コンテンツは、明確なストーリーがあるわけではないので、天文学、宇宙観の歴史に多少なりとも知識や興味がないと、「ふ~ん、何これ! よくわかんない!」で終わってしまうと思う。一瞬アインシュタインの相対性理論の数式まで写されるので、数学ぎらいの人はそれだけでイヤになってしまうかもしれない。 -
次に続くのはシアター宙(そら)。 ここも撮影禁止なので写真はTeNQ公式HPから借用した。
直径11mの床にドーム状にへこんだスクリーンに、国際宇宙ステーションから見た地球の実写映像、ハワイのマウナロア山頂で撮影した星空、惑星や星雲、銀河の高精細CG映像などが投射される。プラネタリウムのように見上げるのではなく、見下ろすというスタイルが斬新である。あたかも、自分が宇宙ステーションに乗り込んで地球を見下ろしているような感覚になれて、これは一見の価値ありだ。
入場人数制限されているので、全員がスクリーン最前列で見下ろせるようになっている。
なお、もう一つ「Cosmos 光と音が奏でる138億年」というプログラムも用意されているのだが、両方見るためには、一旦出てからエントランスで再入場券(\600)を買わねばならないので断念。 -
シアター宙で10分ほどの映像を楽しんだ後、次の「サイエンス」コーナーへ。ここからは撮影可能エリアとなる。このコーナーは、エンターテイメント性はなく、主に最新の惑星探査の成果の展示など科学博物館的なエリアになっている。
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サイエンスコーナー全体の様子。左奥には、火星探査衛星による観測データに基づいた火星の実寸大の3次元地形モデル、その横は、マルチビジョンによる最新の惑星探査の成果展示やこれからの探査計画、中央のソファーが置いてある休憩を兼ねたエリアでは、天井に地球観測衛星から送られてくる地球の様々な表情が映し出されて、ソファーに身を投げ出して楽しむことができる。
この写真には写っていないが、さらに右側にははやぶさが撮影した小惑星イトカワの地表の映像やはやぶさの成果のパネル展示がある。 -
サイエンスコーナーに入ってすぐのところは探査機ビューセクション。ここでは、たぶん月替わりで様々な探査衛星からの画像が、床から壁に連続する大きなスクリーンに表示されている。この日の画像はNASAの太陽観測衛星Solar Dynamics Observatoryによる太陽表面の紫外線画像。地球数個分はある巨大な炎(プロミネンス)が写っている
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空間と時間の中で「私たちはどこにいるのか」という問いに対する解答を示す展示
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138億年前に、ビッグバンにより誕生した宇宙の進化を示す年表。ビッグバン直後の超高温の火の玉宇宙から、クォークが結びついて陽子や中性子が出来、さらに電子と組み合わさって水素、ヘリウム原子が生まれ、それが重力で集まって最初の星が生まれ、それらが集まって何十億個という銀河が創生された。そして、その中の一つ天の川銀河の中で第1世代の星が寿命を終えて超新星爆発した残骸のガスの中から、46億年前に我が太陽系が生まれた。
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太陽系は天の川銀河の中心から28,000光年(光の速さで28000年かかるという距離)離れた、いわば天の川銀河の片田舎にいるのである。
玄白が天文少年だったころは、天の川銀河はお隣りのアンドロメダ銀河(下の写真)とそっくりの渦巻き銀河というタイプだと考えられていたが、最近の研究では、棒渦巻き銀河ではないかという説に変わってきている。 -
現在、太陽系には8個の惑星(冥王星は惑星ではなくなってしまった!)と176個の衛星が見つかっている。それらの惑星と主な衛星の相対的な大きさが直感的にわかるようなパネル展示
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イチオシ
探査機はやぶさが撮影した画像データを基に実寸大で再現した小惑星イトカワの表面。鏡で床の画像を写しているのは、イトカワが地球の重力の1/10,000~1/100,000しかないので、表面の岩石が重力でずり落ちることがないということを示そうという意図らしい。
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はやぶさが持ち帰ったサンプルの解析により、地球に降り注ぐ隕石は、小惑星のかけらであるという説が実証された。
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太陽系の惑星、衛星探査の意義を説くパネル展示。
人類の活動起因の二酸化炭素増加が原因の地球温暖化は、金星の大気の観測がきっかけで解明されたなどの説明がされている。 -
イチオシ
最新の惑星探査機による成果をマルチビジョンによるスライドショーで展示。高精細な実画像は、CGにはない迫力と美しさがある。見ていて飽きない。
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太陽系大航海時代と銘打って、近い将来の惑星探査計画も示されている。
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これを見ると、中国が旺盛な探査計画を立てていて、日本を凌いでいることがわかる。2022年に日本は火星の衛星からサンプルを持ち帰る計画が目を引く。はやぶさの成果を踏まえての計画なのだろう。フォボスかディモスか、どちらの衛星が対象かはまだ未定のようだ。JAXAには頑張ってほしい。
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現在、火星には6個の探査衛星が周回し、NASAの火星表面探査車キュリオシティが稼働していて、火星の膨大な地形データが手に入るようになっている。これらの地形データから実寸大の火星の地形モデルが展示され、スクリーンには自撮りしたキュリオシティの活動の様子が写されている。
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その一角に小さな隕石の破片が展示されていて、触ることが出来る。1962年にナイジェリアのザガミというところで発見された隕石で、その成分分析から13億年前に火星に衝突した大きな隕石か小惑星によって、火星表面の岩石が弾き飛ばされ、地球に落下したものと考えられている。
発見されたときは18kgもあったというが、小さく砕かれて隕石コレクターの売買対象になっているのだそうだ。TeNQも、そんな隕石コレクターから買い求めたのかもしれない。 -
TeNQの面白いのは、このサイエンスコーナーの一角に東京大学総合研究博物館の宮本研究室の分室が入っていて、実際に若手研究者たちが、ここで研究活動をしているのである。研究室は撮影禁止なのだが、ガラスを隔てて中の様子が丸見えなのである。実際には研究といってもパソコンと向かい合っているだけなので、見て面白いというものでもない。むしろ、彼ら彼女らは、TeNQに来た人たちにジロジロ見られて研究に集中できないのではないか、心配になってしまう。
ニューヨークのブロンクス動物園に、檻の中に鏡が置かれていて、最も危険な生物というプレートが架けられているという話を思い出した。もちろん、それは人間である。このガラス張りの研究室の入口にプレートを架けるとしたら「最も浮世離れした人類」とでもなるだろうか・・・
研究室の入口の頭上のモニターにNASAから送られてきたばかりの火星表面の映像が映し出されている。こうした成果の鮮度が良いというのが、普通の科学博物館にはない特徴と言えるだろう。 -
火星は、地球ほどダイナミックな地質活動はないと言われているが、全くないわけではない。ダークパッチと言われる黒い斑点が時々現れるのだそうだ。地下の水やガスが噴き出すことで出来る黒い斑点である。NASAから送られてくる膨大な画像データを比較することで、ダークパッチができる頻度、場所を調査し、火星の地質活動を解明しようという研究のようだ。
面白いのは、この画像分析作業にTeNQ来館者が参加できること。自分も惑星科学者になった気分で、20分ほどやってみた。 -
大量のダークパッチ発見か!と色めきたったが、過去のデータと比較すると、新しくできたものではないし、ダークパッチのように見えていても小さなクレータの影だったりする。そんなに頻繁には見つからないそうだ。見つけると謝礼をもらえるそうだが、残念ながらもらうことはできなかった。係員の話によると、ひと月に2、3個くらいは見つかるという。
自分が調べた火星表面の写真を記念にプリントアウトしてもらえる。
TeNQで、一番面白かったのは、東大宮本研究室の研究のお手伝いをしたことかな。 -
サイエンスコーナーで火星画像解析も交えて1時間あまり過ごしたあと、隣のイマジネーションのブースへ。こちらは、エンターテイメント的要素が強く、さまざまな視点から宇宙の面白さを感じられるようになっている。
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面白かったのは、ミッションラリーQというゲーム。一種のクロスワードパズル&宝探しゲームのようなもので、これを解くことで、宇宙への興味、関心が高まるように考えられていて、最後にゴールに到達するのにも、なかなかよく出来た仕掛けになっている。
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300円投入して、このガチャガチャからボールを取り出すと、中に問題用紙とボールペンが入っている。子供だましのようなものかと思ったが、フロアの係の人に聞くとかなりの難問で、大人2~3人がチームを組んでやっても、1,2時間かかるという。ならば、挑戦してみようということで、ゲーム進行!
ミッションは「TeNQには床だけでなく(シアター宙)、天井にも宇宙に繋がる場所がある。そこに行け」というもの
ネタバレになるので、詳しくは書けないが、23個の問題に答えてパズルを完成させ、4つの数字をゲット。パズルからその場所のありかのヒントを得て、数字からはそこに入るための暗号を導きだすのである。問題のヒントはすべてサイエンスとイマジネーションのブースにあるので、そこをくまなく探し回るうちに、宇宙の知識が深まるというのである。 -
めでたくゴールに到達すると、解答用紙にこのスタンプを押して完了。
一人でやって55分で完了。フロアの係のおねえさんから「スゴーイ!」と賞賛されて、悦に入ったのであった。(ネタバレにならぬよう、記入した解答はモザイクをかけてある)半分くらいの人は途中であきらめるそうだが、開館と同時に来て閉館まで粘る人もいるそうだ。
中にはインターネットで検索すればすぐわかるような問題も含まれているが、検索しようがない設問が多いし、ネット検索してはつまらない。やはり、フロアを歩き回って、のぞき込んだり、扉を開けたりいろいろヒントを探し出すところが面白い。 -
これは「宇宙自分診断」というお遊び的診断ゲーム。あなたはどの宇宙人タイプ? どの探査機タイプ、どの衛星タイプという、意味がよく分からん3つの設問があり、床に投影された設問に移動して解答していくと、示された数字の診断の扉を開けて、自分のタイプが診断されるというもの。試しに宇宙人タイプで自己診断してみた。
結果は火星人タイプ。「なんでもひょうひょうとこなす、とっても頭が良い火星人タイプ。HG・ウェルズの宇宙戦争に描かれたタコのような宇宙人タイプ。自信満々で本能のままに生きるタイプ云々・・・」
頭が良いというのは当たっていないが、他は当たっているような気がしないでもないかな・・・
ともあれ、こういうのは、一人でやっても面白くも何ともない。カップルやグループで楽しんで盛り上がるようなゲームだろう。 -
これは・・・?
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多面体ミラーを使って、点光源が星座を生み出す仕掛け。見る位置によって見慣れた星座になったり、別の星の組み合わせになったり・・・
地球から見える星座は、それぞれの星までの距離が違うため、眺める位置が地球以外の視点になれば、違った星座の形になるということを教える展示である。
写真はお馴染みのオリオン座の星の組み合わせだが(右側)、視点を移動すれば地球からみる星座とは違うということを教えている。 -
星造機と名付けられた仕掛け。天井から吊るされた光源が上下に動き、星座を形作ることを模式的に示した展示である。
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30分に一回、決められた場所に立っていると北斗七星が現れる。
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休憩エリアでは、こんな架空の宇宙人とのツーショット撮影ができる。壁面には宇宙に関連するトリビア的豆知識が掲示されている。
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太陽系テーブル。丸い穴やエッジのカーブは太陽系の惑星、衛星の実際の大きさの1千万分の一の曲率半径になっている。これもミッションラリーQでは重要なヒントの場所になっている。
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星や月に関連する名画の複製を集めたコーナー。ゴッホの「星降る夜」、「夜のカフェテラス」、ミレーの「月明りの羊の囲い場」など。
本格的美術館ではないので、そんなに出来がよくない複製画だが・・・ -
宇宙に関するトリビアが書かれたキューブ。ミッションラリーQをやっていると、何気なく見過ごすこんなものもじっくりと読まざるを得なくなる。
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眺めルームと名付けられたコーナー。ゆったりと座ったり、寝そべったりしてリラックスした気持ちで宇宙から眺めた地球の映像などを楽しめるコーナー。ミッションラリーQで疲れた頭を休めるにはちょうど良いかも。
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特別企画展示コーナー。
今回はエウロパ展をやっていた。エウロパとは木星第2衛星で、分厚い氷の下には液体の水、すなわち海があることが知られている。そのため、地球の深海底と同じような環境ではないかと考えられていて、地球以外に生命が存在する有力な候補として注目されているのである。 -
想像の産物ではあるが、エウロパの海の生物の模型まで展示されている。
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最後は「つながる場所」と銘打ったブース。ブースの最初は「コトバリウム」
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イチオシ
壁面に映し出された星空に、宇宙に関係した先人たちの名言が次々と映し出される。プラネタリウム的なセンスのコーナーで、ムードもあり、デートで来たカップルにとっては、一番良いブースかもしれない。
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「空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む」アインシュタイン
「どこかで、信じられない何物かが知られることを待っている」カール・セーガン(著名な宇宙物理学者でSF作家)
「可能性の限界を知る唯一の方法は不可能になるところまでやってみることである」
それ以外にも
「Epur si muove」(それでも地球は動いている)ガリレオ・ガリレイ
「問題が先にあって解く勉強ではなく、問題を見つけるのが遥かに大事」宇宙工学者、的川泰宣などなど
次々と映し出される含蓄がある名言を噛みしめながら、しばし時が過ぎるのを忘れる。 -
出口直前のところでは、1969年7月、人類史上初めて月面着陸したアポロ11号が撮影した月面の映像が床に映し出される。この上を歩くと自分の足跡が、アームストロング船長が月面に残した足跡と同じフットプリントで映し出される。
アームストロング船長が月面に付けた足跡の映像は、「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」というアームストロング船長の名言とともに多くの人々の記憶に刻まれている。
そして壁に掲げられた問いかけ「あなたはどんな足跡を残す?」
これは、すでにリタイアした自分にとっては、お前はどんな足跡を残すことができたか?と問いかけられているようで、これまでの人生を振り返させられたひとときであった。 -
出口直前の、このダジャレには思わずズッコケてしまった。
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出口にある博物館・美術館お決まりのショップ。
宇宙関連の書籍や地球儀、天体写真がプリントされたハンカチやTシャツ、果ては宇宙食と銘打ったフリーズドライの食品などが売られている。
このミュージアムの評価としては
宇宙リテラシーが低い人にとっては、入場料が高い割にはそれほど面白くないと感じるかもしれない。宇宙・天文オタクにとってはサイエンスコーナーはちょっと突っ込み不足の感が否めない。変わり者の自分にとっては、東大研究室の火星研究プロジェクトのお手伝いができたことが一番充実感を味わえたが、一般的には、ミッションラリーQが、一番面白いのではなかろうか。シアター宙の映像も評価できる。
ともかく、さして広くもないこじんまりしたミュージアムで、天文少年だった遠い昔のワクワク感が蘇ったひとときを楽しむことができた。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 琉球熱さん 2017/04/20 23:13:36
- これまた
- 玄白さん、こんにちは
今回はまたいつもとはがらりと異なる趣。
玄白さんの違う一面、これもまたおかし。
宇宙、ファンタジーでもあり、ロマンでもあり。
私はプラネタリウムが好きです(笑)
- 玄白さん からの返信 2017/04/21 14:28:19
- RE: これまた
- 琉球熱さん、こんにちは
> 今回はまたいつもとはがらりと異なる趣。
> 玄白さんの違う一面、これもまたおかし。
>
ハイッ! 今回、素顔の一部をオープンしちゃいました(笑)
まだ、オタクというほど、宇宙にハマり切ってはいませんが、そのうち
天体望遠鏡買いたくなるかもしれません。
とはいえ、我が家の大蔵大臣から許可が降りないと思いますが・・・
玄白
-
- TKさん 2017/04/20 20:01:17
- 是非行ってみます!
- 玄白さん
こんばんは。
玄白さんの美しい写真と旅行記、いつも楽しんでいます。
ありがとうございます。
TeNQ。東京ドーム近くにこんなところがあったんですね!
知りませんでした。
面白そうです。
私も、宇宙大好きです。
是非行ってみます。
情報ありがとうございました。
by TK
- 玄白さん からの返信 2017/04/20 21:27:19
- RE: 是非行ってみます!
- TKさん、こんばんは
いつも玄白旅行記訪問、いいね投票ありがとうございます。
少しでも宇宙に興味があれば、TeNQは楽しめるところです。
行かれたら、特にミッションラリーQはぜひ挑戦してみてください。
TeNQの面白さは、このゲームに負っているところが大きいと思います。
玄白
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