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バルセロナの街歩きは魅力にあふれ、時間がいくらあっても足りないほど。<br />サグラダ・ファミリアの次は・・人の多いグエル公園を避けて、郊外にあるコロニア・グエル教会へ電車で出かけてみました。<br /><br />ここは2015年に「美の巨人たち」で紹介され、一度は訪れたいと思っていたところです。<br />http://www.gaudicoloniaguell.org/en<br /><br />2005年に世界遺産に登録され、コロニア・グエル協会によって管理運営されています。<br />http://www.elbaixllobregat.net/coloniaguell/japones/consorci.asp

ガウディ建築の原点 コロニア・グエル教会へ

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2015/10/21 - 2015/10/29

1943位(同エリア6876件中)

4

31

スーポンドイツ

スーポンドイツさん

バルセロナの街歩きは魅力にあふれ、時間がいくらあっても足りないほど。
サグラダ・ファミリアの次は・・人の多いグエル公園を避けて、郊外にあるコロニア・グエル教会へ電車で出かけてみました。

ここは2015年に「美の巨人たち」で紹介され、一度は訪れたいと思っていたところです。
http://www.gaudicoloniaguell.org/en

2005年に世界遺産に登録され、コロニア・グエル協会によって管理運営されています。
http://www.elbaixllobregat.net/coloniaguell/japones/consorci.asp

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
家族旅行
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
エミレーツ航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • スペイン広場(Pl.Espanya)からカタルーニャ鉄道(FGC)に乗車します。<br />往復切符を買ってS33・58・54に乗る、と下調べしていましたが、駅員さんが自動券売機のボタン操作をし、この電車だよと指さしてくれました。<br /><br />しばらく走って地上に出ると、のどかな田園風景がひろがります。約25分で到着<br /><br />

    スペイン広場(Pl.Espanya)からカタルーニャ鉄道(FGC)に乗車します。
    往復切符を買ってS33・58・54に乗る、と下調べしていましたが、駅員さんが自動券売機のボタン操作をし、この電車だよと指さしてくれました。

    しばらく走って地上に出ると、のどかな田園風景がひろがります。約25分で到着

  • Colonia Guell駅で降りる人は数人のみ<br />地面に書かれた青色の”足跡”通りに進めばよいので迷うことはありません。<br /><br />さびれた感じの工場敷地を過ぎ、静かな町に入っていきます。

    Colonia Guell駅で降りる人は数人のみ
    地面に書かれた青色の”足跡”通りに進めばよいので迷うことはありません。

    さびれた感じの工場敷地を過ぎ、静かな町に入っていきます。

  • コロニアとは生活共同体の意味です。<br />実業家のグエル氏が、当時勃発していた労働紛争から隔離するため、バルセロナから繊維工場を移転する時、労働者のために敷地内に住居・学校・病院などをつくりました。<br />そして、教会の設計をガウディに依頼しました。<br /><br />まず、旧生活協同組合「i」ビジターセンターでパスポートのコピーと交換にオーディオガイドを借ります。<br />日本語のパンフレットもあります。

    コロニアとは生活共同体の意味です。
    実業家のグエル氏が、当時勃発していた労働紛争から隔離するため、バルセロナから繊維工場を移転する時、労働者のために敷地内に住居・学校・病院などをつくりました。
    そして、教会の設計をガウディに依頼しました。

    まず、旧生活協同組合「i」ビジターセンターでパスポートのコピーと交換にオーディオガイドを借ります。
    日本語のパンフレットもあります。

  • 校外学習でしょうか、元気な子供たちの声が響きます。

    校外学習でしょうか、元気な子供たちの声が響きます。

  • 学校と教職員の宿舎 1911年

    学校と教職員の宿舎 1911年

  • カ・レスピナル邸 1900年<br />建築家:ジュアン・ルビオ・イ・ベルベール<br />

    カ・レスピナル邸 1900年
    建築家:ジュアン・ルビオ・イ・ベルベール

  • レンガが見事です。

    レンガが見事です。

  • 医者の旧宅 1911年

    医者の旧宅 1911年

  • 建物のあちこちにカタルーニャの紋章を見かけます。

    建物のあちこちにカタルーニャの紋章を見かけます。

  • 個人住宅<br />

    個人住宅

  • カ・ロンダル邸 1894年頃 建築家:ジュアン・ルビオ・イベルベール<br />個人住宅<br />コロニーに入って最初に目についたレンガの美しい建物に戻ってきました。<br /><br />

    カ・ロンダル邸 1894年頃 建築家:ジュアン・ルビオ・イベルベール
    個人住宅
    コロニーに入って最初に目についたレンガの美しい建物に戻ってきました。

  • 工場に近い外側を散策<br /><br />貯水塔 1895年

    工場に近い外側を散策

    貯水塔 1895年

  • カン・ソレール・デ・ラトーレと聖母ドロールスの礼拝所<br />1622年~1860年

    カン・ソレール・デ・ラトーレと聖母ドロールスの礼拝所
    1622年~1860年

  • グエル氏の目指した共同体は岩手県の小岩井農場に近いものを感じました。<br /><br />丘を登っていよいよ教会に向かいます。

    グエル氏の目指した共同体は岩手県の小岩井農場に近いものを感じました。

    丘を登っていよいよ教会に向かいます。

  • 教会(地下聖堂)1908年~1914年<br />建築家:アントニ・ガウディ・イ・コルネット<br />自然と調和しています。

    教会(地下聖堂)1908年~1914年
    建築家:アントニ・ガウディ・イ・コルネット
    自然と調和しています。

  • ここでの実験が、サグラダ・ファミリア建築に受け継がれるのですから、まさしくこの教会こそガウディ建築の原点といえるでしょう。

    ここでの実験が、サグラダ・ファミリア建築に受け継がれるのですから、まさしくこの教会こそガウディ建築の原点といえるでしょう。

  • 教会の入り口、トレンカディス(タイルを落としたりして自然に砕けた破片を使ったモザイク)の色鮮やかなこと!

    教会の入り口、トレンカディス(タイルを落としたりして自然に砕けた破片を使ったモザイク)の色鮮やかなこと!

  • ガウディは、1898年に教会建設を依頼されたものの、逆さ吊り模型の制作に最初の10年間を費やし、工事が始まったのは1908年後のことだったそうです。<br />

    ガウディは、1898年に教会建設を依頼されたものの、逆さ吊り模型の制作に最初の10年間を費やし、工事が始まったのは1908年後のことだったそうです。

  • 着工から6年後、ガウディはサグラダ・ファミリアの建設に集中するため、また第一次世界大戦の影響もあって教会は未完成のまま残されてしまいました。<br /><br />現在では、半地階の礼拝堂部分のみ教会として使用されています。<br />

    着工から6年後、ガウディはサグラダ・ファミリアの建設に集中するため、また第一次世界大戦の影響もあって教会は未完成のまま残されてしまいました。

    現在では、半地階の礼拝堂部分のみ教会として使用されています。

  • シャコ貝の聖水杯や椅子も独特です。

    シャコ貝の聖水杯や椅子も独特です。

  • 見学の子供たちが入ってきました。<br />やんちゃ坊主はどこにでもいるようで、「アントニオ!」と何度も先生の叫ぶ声が響きました。

    見学の子供たちが入ってきました。
    やんちゃ坊主はどこにでもいるようで、「アントニオ!」と何度も先生の叫ぶ声が響きました。

  • ジュジョールが作ったステンドグラス<br />見学の子供たちのために係りの人が操作すると、蝶が羽ばたくようにのように開きます。

    ジュジョールが作ったステンドグラス
    見学の子供たちのために係りの人が操作すると、蝶が羽ばたくようにのように開きます。

  • 聖家族

    聖家族

  • 黒いマリア像<br /><br />祭壇の後ろは合唱室になっています。

    黒いマリア像

    祭壇の後ろは合唱室になっています。

  • 玄武岩やレンガの柱とヤシの木のような天井<br />

    玄武岩やレンガの柱とヤシの木のような天井

  • ステンドグラスを内側から見ると花びらのようでしたが、外からでは涙のような蕾のような形になっています。

    ステンドグラスを内側から見ると花びらのようでしたが、外からでは涙のような蕾のような形になっています。

  • 鐘楼や上部テラスはのちに他の人がつくったそうです。<br />テラスには柱を立てる予定だったという印が残されていました。<br />もし、ここにもりもりの塔が立っていたら・・<br />工事が未完で終わったことで、より自然と一体化した建物になったのではないかと感じました。<br /><br />

    鐘楼や上部テラスはのちに他の人がつくったそうです。
    テラスには柱を立てる予定だったという印が残されていました。
    もし、ここにもりもりの塔が立っていたら・・
    工事が未完で終わったことで、より自然と一体化した建物になったのではないかと感じました。

  • テラスより望む 司祭館 1917年<br />建築家:フランセスク・ベレンゲー・イ・ベイヴェイ<br /><br />教会が目的だった旅ですが、ゆったりと村を散策し、モデルニスモ建築を見ることができました。

    テラスより望む 司祭館 1917年
    建築家:フランセスク・ベレンゲー・イ・ベイヴェイ

    教会が目的だった旅ですが、ゆったりと村を散策し、モデルニスモ建築を見ることができました。

  • 中央広場に戻ります。<br />地元の人になった気分でのんびりまったり。<br />

    中央広場に戻ります。
    地元の人になった気分でのんびりまったり。

  • 再びカタルーニャ鉄道に乗ってスペイン広場に戻りました。

    再びカタルーニャ鉄道に乗ってスペイン広場に戻りました。

  • 地上に出ると、ラス・アレナス闘牛場(1900年)<br />現在はショッピングセンター「アレナス」になっています。<br />http://www.arenasdebarcelona.com<br /><br />☆ Mさんの旅行記から興味ある文を抜粋させていただくと、<br /><br />「スペイン」であることを嫌がるカタルーニャでは、スペインのシンボルと言える闘牛の興行をカタルーニャ州で禁止する法令が2010年7月に可決され、2011年9月、カタルーニャ地方で唯一の闘牛場になっていたモヌメンタル闘牛場(バルセロナのもうひとつの闘牛場)での興行が最後になりました。<br /><br />まだ時間はたっぷり、次は昨日入れなかったカタルーニャ音楽堂へ行きましょう。<br />

    地上に出ると、ラス・アレナス闘牛場(1900年)
    現在はショッピングセンター「アレナス」になっています。
    http://www.arenasdebarcelona.com

    ☆ Mさんの旅行記から興味ある文を抜粋させていただくと、

    「スペイン」であることを嫌がるカタルーニャでは、スペインのシンボルと言える闘牛の興行をカタルーニャ州で禁止する法令が2010年7月に可決され、2011年9月、カタルーニャ地方で唯一の闘牛場になっていたモヌメンタル闘牛場(バルセロナのもうひとつの闘牛場)での興行が最後になりました。

    まだ時間はたっぷり、次は昨日入れなかったカタルーニャ音楽堂へ行きましょう。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • oneonekukikoさん 2017/05/04 20:29:13
    スペイン上陸 始まりましたね
    スーポンさん
    ようやく始まりましたね。

    星空で有名なエミレーツのビジネスで出発なんて夢のようです。
    星空の画像をしっかり焼き付けました。

    次女の友人が住んでいた町で
    娘と訪れた、思い入れもたくさんあるバルセロナです。
    ガウディの発想力の素晴らしさと
    いいパトロンに巡り合えて
    夢を実現できたスペインの器の大きさに感嘆したものです。
    と言いながらも、
    ガウディの建築は街中にあるアパートとグエル公園のみ。

    チャンスがあったらまた訪れたいと思いながら今に至ってます。

    oneonekukiko


    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2017/05/04 21:45:15
    RE: スペイン上陸 始まりましたね
    oneonekkukikoさん、ありがとうございます。
    はい、ようやくです。

    今回も不思議なご縁があってエミレーツとスペインを楽しむことができました。
    徳島・秋田・青森・バルセロナ・・とoneonekukikoさんの後追い旅行が続いています。
    私たちにとって、いいパトロン!?(笑)これからも参考にさせていただきますね。
    すーぽん

  • たらよろさん 2017/05/04 18:18:43
    ご無沙汰しております♪
    こんにちは、すーぽんさん
    お元気でしたかーっ。
    久しぶりの旅行記作成♪嬉しいなぁ。

    スペインの旅ですね。
    私もついこないだ、志摩スペイン村に行きましたよ(笑)
    最近、旦那様がフラメンコに興味津々で、、、
    スペイン行こうなんて言うことも(笑)
    いつか、私も現地でガウディの素晴らしさに触れてみたいなぁ♪

    たらよろ

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2017/05/04 20:55:11
    RE: ご無沙汰しております♪
    たらよろさん、おひさしぶりです。
    コメントありがとうございます。
    準備段階ですーぽんが頑張った代わりに、まとめるのは2号の予定だったのですが・・
    1年半も経ってしまうと忘れかけ(^^ゞ
    志摩スペイン村は子供たちの修学旅行先でした。「伊勢神宮に決まり」だった私たちの時代との差に驚いたものです。
    フラメンコ、残念ながら見ていないのです。スペイン村に行かねば(笑)
    すーぽん

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