2017/03/14 - 2017/03/14
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motogenさん
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「幻のスーハーカー、期限限定で現在展示中・・・」
新聞にこんな記事が載っていました。
その名もYAMAHA OX99-11
聞いたこともない車ですが、それゆえ好奇心がそそられます。
体力強化を兼ねて、自転車でヤマハのコミュニケーションプラザまで走りました。
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コミュニケーションプラザはどこにあるのか・・・
調べてみると、ヤマハスタジアム(J1ジュビロ磐田のホーム)のすぐ近くです。 -
こんなに立派な建物でした。
立派過ぎて、どこに自転車を停めようか・・・ドキドキします。
入場料フリーと聞いているが、ヤマハに関係のない私が、本当に入っていいの?
玄関近くに行くと、これまた立派なスーツ姿の男性たちが、社員らしき人に案内されて入っていきます。
その後にひっそりとついて、私も滑り込みました。 -
広~い!
ずらりとバイクが並んでいます。
広すぎて、どっちに進めばいいか迷ってしまいます。 -
スーパーカーは・・どこだ・・?
目立たぬように何気なく探すと、奥の方にありました。
赤い車と黒い車。
これに違いありません。 -
製作は1992年・・・
もうずっと昔です。
その時代、こんなカーボンファイアー・プラスチックなんて、あったかなぁ?
当時のことは、もう思い出せません。 -
もしかしたらこの時代、カウンタックで有名なスーパーカー・ブームが巻き起こったのではなかろうか。
このブームに刺激されて、ヤマハでもスーパーカーに挑戦したのかな。
このOX99は販売をめざしたものの、世界経済の悪化でやむなく断念し、幻の車となってしまったらしい。 -
エンジンはもちろんYAMAHA製。
V型12気筒 5バルブ 3.5リットル。
そのエンジンモデルが横に展示されていました。
目の前で見ると、高精度のメカのかたまり。
すごいものです。 -
ホイルをとめているのは、車軸中心の1本のナットだけ。
普通の車のように、4本とか6本ではありません。
レースでは、ホイル交換が素早くできる必要があって、こうなんだな・・・ -
フロントのウイングは、ボディーと一体化していました。
面白い! -
この後輪前のサイドにある穴は何?
タイヤを冷やすための空気取り入れ口か?
のぞいてみますが、暗くてよく見えません。
ただの飾りとは思えません。 -
見れば見るほど発見の連続。
25年も前の車だというのに、時代遅れを全く感じさせません。 -
黒い車は、後部のエンジンカバーが全開になっていて、エンジンや変速機、後輪のサスペンション構造をしっかり見せてくれます。
-
広いエンジンルームなのに、複雑な機構がびっしり配置され、隙間はありません。
これを設計する人たちって、すごく楽しいんだろうな・・・
と想像してしまいます。 -
サイドの空気取り入れ口の役割が分かりました。
この奥にラジエターがあるのです。
左右にあって、通過した空気はエンジンルームの中に導かれていきます。 -
操縦室は狭く、ドアは上に跳ね上げる形式で、乗り降りは大変そう。
これはスポーツカーではなく、レーシングカーです。 -
しかし公道を走れるように、ナンバーを取り付ける場所も確保されているし、テールランプやウインカーも法規を守ってありました。
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YAMAHAといえばマリーンスポーツです。
かっこいい水上バイクや、 -
レジャーボートや、
-
大小の船外機が展示され、
-
ボートからの魚釣りシミュレーションゲームまで用意されています。
おじさんがグビグビとしなる釣竿を握り締め、真剣な顔となっていました。 -
ここは特殊車両・バギーのコーナーです。
バギーを実際に見る機会なんて・・・めったにありません。
誰が買って、どこで乗り回すのてしょうか。 -
ほとんどがタイヤでできている車・・・・・
サッカーコートの芝生の手入れをしている車に、これに似たものを見るけど、まさか芝生作業車ではあるまい。 -
このバギーは、ラジコンカーにそっくりです。
いや、ラジコンカーの方が、これに似せて造られているのか。 -
バギーは何と言ってもサスペンションの仕組みが魅力です。
飛行機のギアもそうですが、複雑な構造をしているのに頑丈で、乱暴に扱っても壊れてはなりません。
そのパーツ一つ一つクにしびれます。 -
こちらは雪上車です。
本物を目の前で見るのは初めてで、 -
どんな仕組みで走るのか観察すると、まるでチェーンソーみたいでした。
-
何と、ゴーカートまであります。
遊園地の幼い子が乗る玩具ではなく、純レース用仕様のマニアックなマシンです。 -
多分エンジンは100ccほどですが、目一杯高出力になっているはず。
タイヤは特別注文なんだろうか。 -
電動アシスト自転車あり、電動車椅子あり・・・・
凝った造りで、どれを見てもかっこいい。
ヤマハって、自由で挑戦的な会社なんですね。 -
ヤマハの名を知らしめたメイン商品はバイクです。
2ストロークの単気筒、125cc、5.6馬力。
YA-1
これがヤマハの第1号機で、赤トンボの愛称で呼ばれたバイクだと紹介されています。
1955年発売というから、終戦から10年後。
まだまだ庶民の暮らしは貧しく、工業生産も未成熟な時代に、よくこれだけのバイクらしいバイクができたものだ、と感心しました。 -
YDS-1
1959年発売の日本発のスポーツタイプのバイクとのことです。
日本各地で開催されたアマチュアレースで活躍したそうで、2ストロークの2気筒250ccのエンジンは、25馬力。
当時は驚くべき性能だったらしい。 -
バイクコーナーはその歴史が理解できるように展示されています。
バイクに縁のなかった私には、ピンときませんが、
ああ・・こんなバイクがあったな・・・と懐かしい気持ちにさせてくれるものがありました。 -
「進化する個性とスタイル」の80年代・・・・
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「新たなカテゴリーの創出」の90年代・・・
そして「モーターサイクル」の00年代・・・ -
バイクはさまざまな分野に別れ、
モンスターマシンから、 -
ちょい乗りりタイプ、
-
そしてレースマシン。
-
しかし今のバイク愛好者は若者ではなく、中心は団塊世代らしい。
時代の流れは不思議なものです。 -
2階に上がっていくと、琵琶湖の鳥人間コンテストに挑戦した飛行機が、長い翼を広げていました。
館内に入りきれないので、片翼は切ってあります。 -
有名タレントに出会ったような感激を覚えます。
この機体、TVの中で大活躍した、大スターなのです。
しかし、こんなに大きなものとは思ってもみませんでした。 -
ヤマハが空に挑戦したのは、1983年のラジコンヘリです。
その後進化に進化を重ね、今や無人ヘリとなって、農薬散布や災害観察に活躍しています。 -
ドローンの時代となりましたが、このヘリは30kgの荷物を積載でき、1時間も自立飛行できるのですから、その点ではドローンに負けてません。
-
おずおずと隠れるようにして入ったコミュニケーションプラザでしたが、来て良かったと思いました。
ヤマハ頑張れ!
そんな気持ちになっています。
ここはヤマハファンを増やすための場なんですね。
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この旅行記へのコメント (4)
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- trat baldさん 2017/04/19 08:01:25
- 少し気になったので調べてみた。
- motogenさんのカーボンファイバーの無い時代の記述でボディの素材を調べたらアルミ合金とF.R.Pを組み合わせてF-1マシンを車検が通過できる様にフルカウルしたらしい!
- motogenさん からの返信 2017/04/19 12:27:39
- RE: 少し気になったので調べてみた。
- 調査、ありがとうございます。
展示車の隣にモニターがあり、爆音を上げてサーキット場を爆走しているこの2台の車が写っていました。
市販されたら、しっかりしたマフラーを取り付けて、騒音は押さえる予定だったらしい。
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- trat baldさん 2017/04/18 19:02:46
- 全然不思議じゃ無いよ(^o^)
- 当時からヤマハはレース用のエンジンはF-1向けに供給してた、特にトヨタのレース用エンジンの殆どはいまだにヤマハがチューンナップしてるもんね。
バブル崩壊が原因だろうけど当時で1億円を越える車が売れるとは思えない、ホンダのNSXが800万円の時代だもん!
夢を見せてくれた事は事実だし技術力も証明した幻のスーパーカーの実物が2台も存在したなんて、、、、、
- motogenさん からの返信 2017/04/19 12:23:27
- RE: 全然不思議じゃ無いよ(^o^)
- YAMAHAは地元の企業ですし、隣近辺からも勤めている人も多く、見慣れてしまっているのですが、かなり優秀な技術を持っている会社なんですね。
ありがとうございました。
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