鳥取旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今回の旅行は日本海沿いに出雲から京都まで北上する旅にした。日本一と言われる宍道湖の夕陽を見て、鳥取砂丘を見て天橋立に出てから京都へ入る。京都では苔寺を見たいと思い、事前に予約した。<br />羽田にも前泊したので4泊5日の旅になった。<br /><br />羽田の宿泊は国際線ターミナルにある羽田ロイヤルパーク。<br />新しいホテルでとても綺麗で良かったけれど、この夜、震度4の地震があり結構揺れた。<br />翌朝はANAで米子鬼太郎空港へ。空港から近い江島大橋は車が天に登って行くような急坂のCM(ダイハツTANTOのCM)に使われた「べた踏み坂」というのがあるので立ち寄ってみたがCMのような急坂には撮れなかった。<br /><br />ここからは最初に出雲大社へ行く。関東では秦野にある相模分院に初詣しているが、出雲の本殿へ行くのは初めて。<br />昨年建て替えられたばかりで人も多かった。全体的に明るい感じで、それほど荘厳な感じはしない。大国主命の隠居所としては小さい気がした。<br />出雲大社の近くに日御碕というのがあるので立ち寄る。海の色が綺麗で景色も良かった。<br /><br />この日は、日本一の夕陽といわれる宍道湖の夕陽を見たいので夕食なしのホテル泊りにしてホテル一畑を予約した。<br />宍道湖の夕食は「なにわ本店」という料理屋さんへ行ったが、ここの3500円のミニ会席は品数も多く美味しくてとってもお得だった。<br />夕陽を見るには天候次第だが、この日は雲が多いながらも夕陽を見られる状態だった。夕食を早く済ませて絶景ポイントへ。県立美術館に車を置いて湖畔を歩く。嫁ケ島を入れるとなかなか絵になる。<br />この日の日没は19時14分。残念ながら雲が晴れることはなく、雲間からの夕陽となった。<br />それでも旅行3日前までの天気予報では松江あたりは雨の予報だったので、この天気でも夕陽が見られただけ良かった。<br /><br />翌朝、ホテルから宍道湖を見るとシジミ採りの船がたくさん出ていた。<br />この日は白砂が美しい白兎海岸を通り、鳥取砂丘に寄ってから天橋立までのロングコース。<br />白兎海岸と白兎神社は日本神話に基づいたもの。古事記によれば、そもそも出雲大社そのものが大国主命(おおくにぬしのみこと)の隠居所ということになる。大国主命は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の娘を妻にするのだが、天孫降臨で高天原から降りてきた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に国を譲る。その際、隠居所として建てられたのが出雲大社ということになっている。<br />また、因幡の白兎の伝説も有名。隠岐の島からワニの背中に乗って海を渡ってきた白兎は、兎に利用されたことを怒ったワニに皮を剥かれてしまう。そこへ通りかかった大国主命が蒲の穂を使って兎の傷を治してやった、という伝説の地がこの海岸ということになる。でも、白兎神社の土台石に菊の紋様があることを考えると、こうした神話も皇室とまったく無関係ではないような感じがする。<br /><br />鳥取砂丘にはお昼前に到着。結構日差しがキツかった。駐車場から階段を上がると砂丘が見渡せる。<br />砂丘は浜松にも中田島砂丘というのがあるが、鳥取の方がとても広いし、砂そのものが綺麗なような気がする。<br />この日は天気も良くて景色も綺麗だったが、中国人が多かった。<br />砂丘に隣接して「砂の美術館」がある。この日はドイツ関連の作品展だった。<br />グリム兄弟、赤ずきんちゃん、ハーメルンの笛吹おとこ、などの像が砂とは思えない出来栄えで展示してあった。<br /><br />鳥取から天橋立までは日本海沿いにひたすらドライブするだけ。山陰自動車道が工事中で、完成部分は無料で通ることができた。途中、国鉄時代の鉄橋で日本一の高さを誇った餘部鉄橋を通るが、廃線になって取り壊しの途中だった。<br /><br />天橋立は大阪万博の時に来ているので45年くらい、時が経っている。<br />飛龍観という展望台にもその時に来ている筈だがまったく覚えていない。今回ここを再訪して、松島、天橋立、安芸の宮島という日本三景すべてを2度づつ回ったことになる。<br />6月1日の泊りは北野屋というホテル。部屋に温泉露天風呂があってお風呂は良かった。<br />2日は京都へ向かうだけの日で時間があるので天橋立を貸自転車で傘松山公園まで往復した。<br />天橋立は海に突き出た砂州なのに真水が湧く「磯清水」という井戸がある。途中の海岸は松が植わっていて海の色も綺麗だった。<br />傘松山の下には天照大神が伊勢へ移る前にお祀りされていたという籠神社がある。元伊勢というそうだ。<br />傘松山からの天橋立には、「股覗き」というのはこっちが元祖、みたいなことを書いてあった。<br />天橋立から京都へは高速道路が一部工事中という程度で、一般道を走らなければならないので結構遠かった。<br />途中の道の駅も産地直売所みたいなところだったがそこでお蕎麦の昼食。<br />レンタカーは京都駅近くで返却。明日はお寺を回るだけなので徒歩の旅だ。<br />京都の泊りは駅構内にあるグランディア京都というところにしてみた。いつもの都ホテルよりも豪華だった。でも何か落ち着かなかった。安らぎを求めるなら都ホテルの方が良いような気がする。<br />夕食は石塀小路にある「まめ茶」へ行った。5000円の懐石だがとても美味しかった。すぐ隣の祇園で15000円の懐石を食べるよりもコストパフォーマンスは最高だった。<br />石塀小路はねねの寺「高台寺」から入るのが分かり易い。高台寺の参拝はもう終わっていたが、ここは前回も参拝している。<br /><br />旅の最終日はいよいよ苔寺訪問だ。嵐山までは電車で行きそこから徒歩で天龍寺へ。天龍寺は前回嵐山へ来た時には、あまりにも人が多過ぎたのでパスしてしまったお寺だ。なので今回初めての訪問になる。今回の旅行も宍道湖以来ずっと晴天だったがこの日だけは雨に降られた。でも苔寺を訪ねるには雨が似合うと思いませんか。<br />天龍寺から竹林を通って渡月橋へ出て、そこの近くで昼食。<br />この辺は自転車で走って以来、地理が分かるようになった。<br />渡月橋から苔寺までバス。苔寺周辺にも鈴虫寺とか竹の寺があったが苔寺の予約時間が決まっているので後回し。結局、鈴虫寺の講話は聴けたが、竹の寺は中へ入る時間が取れなかった。<br />苔寺(西芳寺)は一度は行ってみたい寺だった。でも庭の拝観だけ、というのはできない。事前に申し込んで写経をしてから初めて拝観できる。写経と込みで最低90分掛かる。<br />この日は雨も降ったので、苔も適度に水を含み実に綺麗だった。効率ばかりを追求してきたサラリーマン人生だったが、ここでの90分は全然もったいないとは思わなかった。<br /><br />中国地方と東北地方は40年にわたる僕たちの「旅の足跡」から抜け落ちていた場所だったが、去年は青森県の白神山地から男鹿半島をまわって東北地方で行ってないところは山形県だけになった。今年はもう一方の行っていないところ、ということで山陰地方になった。宍道湖の夕陽は日本一だそうだ。確かに綺麗ではあったが、長崎県の西海国立公園に落ちる夕陽とか、男鹿半島の桜島リゾートからの夕陽もなかなかのものだった。出雲大社をスタートして宍道湖、鳥取砂丘、天橋立、そして京都までがレンタカーだったが、距離のわりに短時間で走れるというのも一つの発見だった。でも逆に言うと、わざわざ立ち寄ってみたい観光地や自然環境が少ない、ということかもしれない。でも一応これで中国地方で行ってないところは岡山県だけになった。<br /><br />京都は別の旅行にしても良かったのだが旅費がもったいないので一緒にした。石塀小路の懐石は祇園ほど高くないのに味は負けてなかった。苔寺は写経をしなければならないが、その分人が少なくて綺麗な庭園をゆっくり見てまわれる。僕にとっては京都で気に入った寺の一つになった。京都には毎年行くようになったが、次回は鞍馬方面で川床料理を食べてみたいものだ。<br />

出雲から京都まで山陰の旅

14いいね!

2015/05/31 - 2015/06/03

1235位(同エリア3663件中)

0

31

今回の旅行は日本海沿いに出雲から京都まで北上する旅にした。日本一と言われる宍道湖の夕陽を見て、鳥取砂丘を見て天橋立に出てから京都へ入る。京都では苔寺を見たいと思い、事前に予約した。
羽田にも前泊したので4泊5日の旅になった。

羽田の宿泊は国際線ターミナルにある羽田ロイヤルパーク。
新しいホテルでとても綺麗で良かったけれど、この夜、震度4の地震があり結構揺れた。
翌朝はANAで米子鬼太郎空港へ。空港から近い江島大橋は車が天に登って行くような急坂のCM(ダイハツTANTOのCM)に使われた「べた踏み坂」というのがあるので立ち寄ってみたがCMのような急坂には撮れなかった。

ここからは最初に出雲大社へ行く。関東では秦野にある相模分院に初詣しているが、出雲の本殿へ行くのは初めて。
昨年建て替えられたばかりで人も多かった。全体的に明るい感じで、それほど荘厳な感じはしない。大国主命の隠居所としては小さい気がした。
出雲大社の近くに日御碕というのがあるので立ち寄る。海の色が綺麗で景色も良かった。

この日は、日本一の夕陽といわれる宍道湖の夕陽を見たいので夕食なしのホテル泊りにしてホテル一畑を予約した。
宍道湖の夕食は「なにわ本店」という料理屋さんへ行ったが、ここの3500円のミニ会席は品数も多く美味しくてとってもお得だった。
夕陽を見るには天候次第だが、この日は雲が多いながらも夕陽を見られる状態だった。夕食を早く済ませて絶景ポイントへ。県立美術館に車を置いて湖畔を歩く。嫁ケ島を入れるとなかなか絵になる。
この日の日没は19時14分。残念ながら雲が晴れることはなく、雲間からの夕陽となった。
それでも旅行3日前までの天気予報では松江あたりは雨の予報だったので、この天気でも夕陽が見られただけ良かった。

翌朝、ホテルから宍道湖を見るとシジミ採りの船がたくさん出ていた。
この日は白砂が美しい白兎海岸を通り、鳥取砂丘に寄ってから天橋立までのロングコース。
白兎海岸と白兎神社は日本神話に基づいたもの。古事記によれば、そもそも出雲大社そのものが大国主命(おおくにぬしのみこと)の隠居所ということになる。大国主命は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の娘を妻にするのだが、天孫降臨で高天原から降りてきた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に国を譲る。その際、隠居所として建てられたのが出雲大社ということになっている。
また、因幡の白兎の伝説も有名。隠岐の島からワニの背中に乗って海を渡ってきた白兎は、兎に利用されたことを怒ったワニに皮を剥かれてしまう。そこへ通りかかった大国主命が蒲の穂を使って兎の傷を治してやった、という伝説の地がこの海岸ということになる。でも、白兎神社の土台石に菊の紋様があることを考えると、こうした神話も皇室とまったく無関係ではないような感じがする。

鳥取砂丘にはお昼前に到着。結構日差しがキツかった。駐車場から階段を上がると砂丘が見渡せる。
砂丘は浜松にも中田島砂丘というのがあるが、鳥取の方がとても広いし、砂そのものが綺麗なような気がする。
この日は天気も良くて景色も綺麗だったが、中国人が多かった。
砂丘に隣接して「砂の美術館」がある。この日はドイツ関連の作品展だった。
グリム兄弟、赤ずきんちゃん、ハーメルンの笛吹おとこ、などの像が砂とは思えない出来栄えで展示してあった。

鳥取から天橋立までは日本海沿いにひたすらドライブするだけ。山陰自動車道が工事中で、完成部分は無料で通ることができた。途中、国鉄時代の鉄橋で日本一の高さを誇った餘部鉄橋を通るが、廃線になって取り壊しの途中だった。

天橋立は大阪万博の時に来ているので45年くらい、時が経っている。
飛龍観という展望台にもその時に来ている筈だがまったく覚えていない。今回ここを再訪して、松島、天橋立、安芸の宮島という日本三景すべてを2度づつ回ったことになる。
6月1日の泊りは北野屋というホテル。部屋に温泉露天風呂があってお風呂は良かった。
2日は京都へ向かうだけの日で時間があるので天橋立を貸自転車で傘松山公園まで往復した。
天橋立は海に突き出た砂州なのに真水が湧く「磯清水」という井戸がある。途中の海岸は松が植わっていて海の色も綺麗だった。
傘松山の下には天照大神が伊勢へ移る前にお祀りされていたという籠神社がある。元伊勢というそうだ。
傘松山からの天橋立には、「股覗き」というのはこっちが元祖、みたいなことを書いてあった。
天橋立から京都へは高速道路が一部工事中という程度で、一般道を走らなければならないので結構遠かった。
途中の道の駅も産地直売所みたいなところだったがそこでお蕎麦の昼食。
レンタカーは京都駅近くで返却。明日はお寺を回るだけなので徒歩の旅だ。
京都の泊りは駅構内にあるグランディア京都というところにしてみた。いつもの都ホテルよりも豪華だった。でも何か落ち着かなかった。安らぎを求めるなら都ホテルの方が良いような気がする。
夕食は石塀小路にある「まめ茶」へ行った。5000円の懐石だがとても美味しかった。すぐ隣の祇園で15000円の懐石を食べるよりもコストパフォーマンスは最高だった。
石塀小路はねねの寺「高台寺」から入るのが分かり易い。高台寺の参拝はもう終わっていたが、ここは前回も参拝している。

旅の最終日はいよいよ苔寺訪問だ。嵐山までは電車で行きそこから徒歩で天龍寺へ。天龍寺は前回嵐山へ来た時には、あまりにも人が多過ぎたのでパスしてしまったお寺だ。なので今回初めての訪問になる。今回の旅行も宍道湖以来ずっと晴天だったがこの日だけは雨に降られた。でも苔寺を訪ねるには雨が似合うと思いませんか。
天龍寺から竹林を通って渡月橋へ出て、そこの近くで昼食。
この辺は自転車で走って以来、地理が分かるようになった。
渡月橋から苔寺までバス。苔寺周辺にも鈴虫寺とか竹の寺があったが苔寺の予約時間が決まっているので後回し。結局、鈴虫寺の講話は聴けたが、竹の寺は中へ入る時間が取れなかった。
苔寺(西芳寺)は一度は行ってみたい寺だった。でも庭の拝観だけ、というのはできない。事前に申し込んで写経をしてから初めて拝観できる。写経と込みで最低90分掛かる。
この日は雨も降ったので、苔も適度に水を含み実に綺麗だった。効率ばかりを追求してきたサラリーマン人生だったが、ここでの90分は全然もったいないとは思わなかった。

中国地方と東北地方は40年にわたる僕たちの「旅の足跡」から抜け落ちていた場所だったが、去年は青森県の白神山地から男鹿半島をまわって東北地方で行ってないところは山形県だけになった。今年はもう一方の行っていないところ、ということで山陰地方になった。宍道湖の夕陽は日本一だそうだ。確かに綺麗ではあったが、長崎県の西海国立公園に落ちる夕陽とか、男鹿半島の桜島リゾートからの夕陽もなかなかのものだった。 出雲大社をスタートして宍道湖、鳥取砂丘、天橋立、そして京都までがレンタカーだったが、距離のわりに短時間で走れるというのも一つの発見だった。でも逆に言うと、わざわざ立ち寄ってみたい観光地や自然環境が少ない、ということかもしれない。でも一応これで中国地方で行ってないところは岡山県だけになった。

京都は別の旅行にしても良かったのだが旅費がもったいないので一緒にした。石塀小路の懐石は祇園ほど高くないのに味は負けてなかった。苔寺は写経をしなければならないが、その分人が少なくて綺麗な庭園をゆっくり見てまわれる。僕にとっては京都で気に入った寺の一つになった。京都には毎年行くようになったが、次回は鞍馬方面で川床料理を食べてみたいものだ。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー ANAグループ 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

この旅行記のタグ

14いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

マイルに交換できるフォートラベルポイントがたまります。
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

鳥取の人気ホテルランキング

PAGE TOP

ピックアップ特集