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シベリア鉄道の旅

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1994/06/11 - 1994/06/19

829位(同エリア827件中)

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雷人さん

 まず新潟港まで行きウラジオストーク行きのフェリーに乗り込む。ほぼ貨客船。中国の船とは違いフルコースの食事付、また歌劇団のショータイムも無料で見られました。早朝ウラジオストークに到着。シベリア鉄道の発車は夜なので学生のK君と市内観光へ向かう。市電のようなトラムを利用して市内を回る。国が混乱していて軍人さんが両替商をやっていた。まともに食事をするようなところもまばらで共産大国が崩壊した直後で前途多難な感じだったので韓国製のカップラーメン等をたくさん買い込んだ。すっかり辺りが暗くなり駅に向かう。学生君とは指定席の車両が随分離れているので別行動に・・・しかしこの時、騒動が起きた。彼は分解した自転車を持ち込んでいてこれでヨーロッパをサイクリング旅行しようと計画していたのだが女車掌から猛烈なクレームとなり超過荷物代として300US$払えというのだ。そんな理不尽な・・・出発の時間となり自分の車両へ向かい乗り込んだ。車両は2段のベット×4のコンパートメント。中国でいうと一番上の軟臥一等の作り。他の乗客はロシア人ばかりだが意外と和気あいあいで問題なし。食堂車で例の彼と再会。追加料金を払わなかったら動き出した列車から自転車は外へ投げ捨てられてしまったとのこと。残念、無念、酷いなー。この食堂車も最初のうちは機能していたが直に食料の在庫が無くなり閉店休業になった。手持ちの食料(カップ麺)や停車駅でおばさんが持ち込んでくるピロシキなどで凌いだ。途中イルクーツクで途中下車しバイカル湖を見に行ったがモスクワまで一週間風呂も入れず食料も尽き厳しい旅となった。モスクワにやっと着き駅構内の食堂でやっとまともな食事にありつく。店員の態度は恐ろしく冷たかったが・・・当時食堂のおばさんもほぼ公務員、最悪不愛想、仕事しない、酷い物だった。国全体が病気になり運営も限界だったと思う。この時期のロシアは貧しかったが生活の質は良かった。明るいうちに仕事を切り上げ大型犬と川に散歩に来て戯れる人が沢山いた。ソ連が崩壊し自由主義国になって良かった。

旅行の満足度
2.0
観光
2.0
ホテル
1.5
グルメ
1.0
ショッピング
1.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
ユーラシア旅行社

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