モロッコ添乗員付ツアー①　雑貨天国マラケシュで買い物できず､､､

2017/03/09 - 2017/03/17

人生初の添乗員付団体ツアーで向かったのは北アフリカ モロッコ。
外履き用バブーシュが流行っているし、可愛い雑貨もたくさんあるみたい♪エキゾチックなイスラム建築にサハラ砂漠、迷路の街に青い街、世界遺産のオンパレード。

個人旅行が好きな私にとって添乗員付き団体旅行というのはやはりちょっと窮屈でした。それでもツアーメイトさん達にも恵まれ、特にトラブルもなく無事に帰国できたのですが、添乗員さんはちょっとイマイチ。観光ガイドに関しては、資料も見ずにスラスラ説明されてて感心したのですが、時間配分とかホテルでのちょっとした説明が不親切で気が利かない。格安旅行とは言え、これは旅行会社のアンケートに書かねば！なーんてのんきに思ってた帰国後７日目の金曜日。友達からのラインで衝撃が！利用した旅行会社「てるみくらぶ」でトラブルが発生しニュースになっていたのです。
週明けに公表された負債額を見て更にびっくり！何年も粉飾決算を繰り返していたようです。 確かに旅行代金の支払い期限が異常に短くて自転車操業感はプンプンしてたけど、まさかここまでとは(>_<)。
昨年12月末にJATAによる還付も行われたそうですが、被害にあわれた方々の心の傷が癒え、また旅行へ行きたいと思える日が一日も早く来ることを心からお祈りしています。　

ツアー最初の街はマラケシュ。
添乗員さんの「マラケシュは物価が高めです」って言葉と、まだモロッコ通貨に慣れていなかったこと、そして旅のはじめから荷物を増やすのはちょっとという思いで 財布の紐をぎゅっーと閉めていた私たち。でも、やはりお買いものはマラケシュが種類も多く洗練されてて楽しい。今から思うと、あの時買っておけば､､､がいっぱいなのです。ツアーメイトの女性の皆さんも同様の感想。これから行かれる方、もし可能であればマラケシュが最後の旅程がいいかも知れません。　※1dh＝11.7円(旅行時)

≪ 旅　程 ≫　　　
1日目： ＪＲ名古屋駅 → 関西空港(エミレーツ無料バス) → ドバイ
2日目： ドバイ乗継(添乗員合流) → モロッコ・カサブランカ → バスでマラケシュ
3日目： マラケシュ観光(サアード朝の墳墓群・クトゥビア・スーク) → アイト・ベン・ハッドゥ → ワルザザート
4日目： トドラ渓谷 → エルフードで４ＷＤに乗換え → メルズーガ
5日目： サハラ砂漠で朝日観賞 → エルフード → 古都フェズ
6日目： フェズ観光(王宮・ブージュルード門・メディナ) → シャウエン観光(グランモスク・カスパ)
7日目： ティトゥアン観光 → ラバト観光(ムハンマド五世霊廟・ハッサンの塔) → カサブランカ
8日目： カサブランカ観光(ハッサン２世モスク・メディナ) → 空路ドバイへ
9日目： ドバイ → 関西空港 → ＪＲ名古屋駅

エリア マラケシュ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス タクシー
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

3/9(木) 関西空港 23時35分発のドバイ行に乗るために、エミレーツから提供された無料バスは名古屋駅15時発。集合は更に早く14時30分(>_<)。早すぎ～。

予定より30分ほど早い18時に関空へ到着！
プライオリティ・カードで入ることが出来る大韓航空ラウンジは19:15まで。取りあえず滑り込んで軽食を頂きます。

チェックインまでもまだまだ余裕。
シャワーを浴びてさっぱりしようと訪れた『KIX エアポート ラウンジ』。

シャワーのみ利用だと15分間お湯が出て510円。タオルのレンタルはありませんが販売は有り。ドライヤーも貸してもらえます。
シャワー時間が15分では足りないかも､､､と心配したのですが、シャワーを使わない時は使用時間を止めることが出来たので15分で全然余裕♪のんびーり浴びても大丈夫だと思います。

無料で作れる『KIXカード』を提示するとラウンジ使用料が半額になります。
シャワーも半額になると勘違いしていて、受付のおじさんにならないと聞いてがっかり。「じゃぁ、シャワーとラウンジセットで使います」と言ったのですが「ラウンジとセットでもシャワーは半額にならないよ」と。じゃあ無理にラウンジ使うこともないかとシャワーのみ利用(510円)にしました。

が、後で気付いたのですが、ラウンジ利用する場合はシャワーは310円なるのです！30分ラウンジを利用する料金は半額で155円、両方合わせて465円！ラウンジ30分使えてこちらの方が安くなるのです(怒)。確かに半額になる訳ではないですが、誤解をさせる言い方、かなり不親切です。

エミレーツの座席指定は個人でしか出来なくなったので48時間前に自分でネットで行うようにとのてるみくらぶからのお達し。
友人と時間を合わせて48時間前にチェックインと座席指定を行うも、ほぼ選択の余地なし。３-４-３列の真ん中、4人掛けの端2人分を並びで取るのが精いっぱい。
後日ツアーメイトさんと話をしていたら、空港チェックインでも並びで座席が取れたとのお話。どうも、ネットで取れる座席と空港で取れる座席が分けられているようです。確かに、そうでなければあの残席は少なすぎでした。

※同じエコノミークラスでもチケット価格によっていくつかのクラスに分けられています。団体旅行に多い"Ｑ"クラスの場合、48時間より前に座席指定するには有料(たしか2,900円)でした。

ドバイと日本の時差は－５時間。
日本は真夜中でもドバイではまだ夕方。まずは夕食としての１回目の機内食。日本語・英語・アラビア語で書かれたメニューも配られました。フルーツジュースが定番のオレンジ・りんご以外にマンゴーとパイナップルがあったのが良かったです♪

到着２時間前を切って出された朝食は、後ろも前もお隣の座席の人とっくに出されているのに全然出してもらえず、ようやく出された時には選択の余地はなくお粥。もともとお粥頼むつもりだったから良かったけど。

05時45分ドバイ到着。口コミ通りターミナルへはバス移動。しかも、バスは最終目的地別に２台に分かれており、係員が持つパネルを見て乗り込みます。

15分弱バスに揺られ到着後は、Connections矢印に従って進みます。セキュリティ・チェックを終え、出発ゲートまで到着すると既に搭乗が始まっていました。

乗り継ぎ時間が1時間50分あったはずなのに何故こんなにギリギリ？と思いつつ、搭乗締め切りまではすこーし時間があったのでお土産屋さんを物色。
価格表示はUS＄とドバイ通貨(1AED＝30～32円)です。

大好きなウォーカーズのらくだバージョンも売ってました。
心惹かれましたが、ちょっと割高かなぁー。

今回のツアーは成田発と関空発に分かれており、関空発の人はドバイでようやく添乗員さんと合流。添乗員付きツアーと言いながらも、関空発の人は自力でここまでやってこなければなりません。

カサブランカに到着後の集合について話を聞いた後、キャッシングのことやSimについて質問するも「キャッシングはやったことがない」「Simは夜の自由時間に街中で買うならいいけど、空港での購入は控えてほしい」とのお答え。ん～、なんだか頼りない､､､

ドバイ⇒カサブランカ間の機体は、関空⇒ドバイのものより新しく快適。
パーソナルモニターも日本語表示に出来る上に、日本語の映画一覧も表示させることが出来てとっても見易かったです。見損ねていた映画「君の名は」を見ることが出来てラッキー♪

機内食は今回も２回(二度目の朝食・昼食)。メニューも配られていましたが何列か前で足りなくなったらしく結局もらえませんでした､､､

3/10(金) 12時過ぎ、無事カサブランカ到着！
添乗員さんからスーツケースが出てくるのを待っている間に近くの銀行(？)で両替するように言われ行きましたが「５万以上じゃないと両替しない」と言われビックリ。
友人と２人合わせてもそんなに要らないし、添乗員さんに事情を話して先に税関をでることを了解してもらいました。
税関を出るとツーリストインフォメーションの近くに３件銀行があり、一番レートが良かったのがバンク・ポピュレールで100円＝8.551dh。ＢＭＣＥ銀行と他1行は8.550dh。

ちなみに、手荷物受取所の近くは100円＝8.330dhぐらいで少しレートも悪い。後から聞くと｢８万以上じゃなきゃ両替しない｣って言われ、仕方なくそうしたという方もいらっしゃいました(>_<)。両替は税関を出た後にすることをオススメします。

本当はキャッシングにしたかったのですが、クレジットカードをＡＴＭが吸い込まれたとの書き込みが他国に比べてとっても多かったのでやめときました。団体行動のツアーですから最初からみなさんに迷惑をかけるわけにはいきません。ちなみにＡＴＭは銀行の近くにありました。

カサブランカ空港の正式名称はムハンマド５世国際空港。
モロッコの玄関口ですが地方空港のような規模で、空港前にこんな瓦礫があったりします(笑)。
気温は28℃。日差しが暑い､､､

今回のモロッコ・ツアー９日間は乗客31名・添乗員さん・現地ガイドさん・運転手さんとその助手と総勢35名の大所帯。バスも当然大型です。
ご夫婦連れが最も多く、あとは女性同士のお友達、お一人参加の等々。

カサブランカからバスに揺られ３時間ちょい、マラケシュに到着。
写真は車窓からのマラケシュ駅。ガラス張りの綺麗な建物です。

途中、警察に先導される車列とすれ違いました。この日、現国王モハメッド６世がサッカーを観戦されるらしく、サッカー場周辺の警備が厳しくなっていました。
モロッコの警察官は撮影してはいけないらしく、下手したらスパイ容疑を掛けられると添乗員さんに脅されました､､､

こちらは王立劇場。まだ新しいそうです。

遠くに雪をまとったアトラス山脈も見ることができます。
明日は、あそこを超えてモロッコ南部の砂漠地帯へ向かいます。

予定より早くマラケシュに到着したとのことで、ジャマエル・フナ広場へ寄り道してもらえました。この『カフェ・グラシエ』はフナ広場を一望出来る人気カフェです。

カフェ二階からの眺めがこちら。
この景色を見るためには必ず何か注文しなくてはいけません。ミントティーにも興味はあったのですが、暑かったのでファンタ・オレンジ15dh(≒180円)を注文。
多分17時ごろだったと思いますが、眺めのいい席は既に占領されており、隙間からの撮影。残念ながら見られませんでしたが、これからの夕陽から夜景に変わる時間が一番綺麗だそうです。

夕暮れのクトゥビア。

街並みをバスの車窓から。のーんびり馬車も走ってます。
ビルの手前に同じ自転車が並んでいるのは、レンタサイクルかな？
マラケシュに連泊するなら良い足になりそう。

今日のお宿は「ホテル マラケシュ セミラミス」。

荷物整理している途中でアザーンが流れ始めたのですが、やたらとはっきり聞こえます。友達が確認すると、なんと窓が全開でした！泥棒さん、ウェルカム状態です。
夜出かけるのでセキュリティボックスを使おうとするも、前の人のパスワードが消えていないらしく使えません。フロントに確認すると有料(30dhだったかな)でした､､､

洗面台にバラの花びらが散らしてあるのはステキなのですが、タオルが黄ばんでいてイマイチ。蛇口とシャワーの切り替えがめちゃくちゃ固くてうまく出来ず、お湯の半分は蛇口から半分はシャワーから出ちゃうので水圧弱め､､､

ただ、WiFiは部屋の中でも快適に使うことができました♪部屋の鍵もカードキーだったと思います。

夕食後、疲れた体にムチ打って夜のフナ広場へお出かけ。
ホテルからタクシーで15分ほどで料金は50dh。

フナ広場は夕方より更に人が増えて、所々に大きな人垣が出来ていました。人垣の中央では音楽をやっていたり、パフォーマンスをやっていたり。どれも、こんなに人垣になるほどではって感じ。しかもこの人垣、９割以上男性のみ。夜だしちょっと怖かったです､､､

スークに向かうと、女性客も増えて一安心。
ランプ屋さんは、明かりが灯ってとっても綺麗♪

明日も観光でスークにくる予定だったので、この日は下見がてら見るだけで何も買いませんでした。でも、後から思うとこれが大失敗(>_<)。

フナ広場には食事の屋台もたくさん出ていて大賑わい。ホテルで夕食を食べた後でなければ何処かに入りたかったなぁ。
フレッシュ・オレンジジュース屋さんも沢山並んでいて、料金はどこも4dh。美味しそうでしたが、これまたお腹タプタプで飲めませんでした。残念､､､

帰りのタクシーもすんなり拾え、ホテルまで40dh。
渋滞で来た時の倍ぐらい時間かかったのに、料金はこちらの方が安くて申し訳なかったです。

3/11(土) ホテルで朝食を頂いた後 08時30分に出発。
まずは、昨日のフナ広場そばにある世界遺産『クトゥビア』へ。

メディナ(旧市街)の西にそびえ立つ、高さ77ｍのミナレットはマラケシュのシンボル。
併設されたモスクがメッカに対しての位置が正しくないとの理由で壊され、その基礎部分だけが今も残されています。

近いのに暑いからとバスで向かったのは『サアード朝の墳墓群』。
サアード朝(1549～1659)代々のスルタンが葬られている大墓廟群で世界遺産です。

｢３つのミフラーブの間｣。
王族たちの墓が安置されているお部屋です。
ミフラーブとはメッカの方向を示す壁のくぼみのこと。イスラム教徒の人たちはメッカの方向を向いてお祈りするのでモスクには必ずあります。
でも最近はスマホのアプリでメッカの方向が分かるらしいですよ(^0^)。宗教もＩＴ化。

家臣のお墓は屋外にあります。こちらのモザイクも綺麗です。

一番の見どころ「12円柱の部屋」。
見学する場所が狭く、交代で見学します。なかなか順番が回って来ませんでしたが見てみて納得。ものすごーく繊細で綺麗！！去りがたかった気持ちが分かります。私ももう少し見ていたかった～

中央のお墓がサアード朝の黄金王アフメド・アル・マンスールのもの。

天井の端まで細かい模様が施されています。

タイルもすてき。

トイレ休憩と言われ、連れて行かれたドラック・ストア(？)。
トイレのあと、実演販売に強制参加。
チューブ状のクリームをみんなの手につけて回っている途中、クリームが飛んで私のスカートにべったり､､､紙を使って綺麗に取ってくれたのでこれは良しとしましょう。
次はバラの香り付オイル。同様に手に塗って回っている途中に今度は帽子の上にボタリ。「そのうち蒸発するから大丈夫」と言われ、謝罪の言葉なし。
皆さんお買いものされてましたが、私は被害を受けただけのお店となりました(>_<)。

さー次はスークでのお買い物！

昨日 目を付けといたあれとあれを〇〇dhまで値切って買おう♪なーんて思っていたら、まさかの団体行動。嘘でしょーーー、買い物出来ない､､､

イヤフォンから流れる説明を聞きながら、はぐれないように皆のあとを追いかけるのみ。

あ、かわいい。

アクセサリー見たいよ～

ランプもみたーーーい。

でも素通り。通り過ぎるだけのスーク巡り。こんなのってあり？？？？

スーク巡りの最後に辿り着いたのは、ランチ会場。
リヤドを改装したと思われるレストランで、雰囲気はとってもステキ☆

まずはモロカン・サラダ。大皿で出てくるので、欲しい分を各自で取り分けます。
私はどれも好きな味でした。

カレー風味のチキンのタジン。美味しかったのですが、ちょっとパサパサで沢山は食べられないかな。

デザートはシナモンがかかったオレンジとミントティー。
シナモン嫌いな私は、少しでもかかっていないオレンジを探しながら頂きました。オレンジだけの方が絶対に美味しいのに何故余計なものをかける？！。

ランチの後、フナ広場まで戻って20分だけ自由行動。み、みじかい､､､
ダッシュでお目当ての店まで行って値切り交渉。友達とお揃いでチュニックを購入。欲しいものは沢山あったのに全然買えませんでした(>_<)。
でも、まだ旅は始まったばかり。この先お買いものはいくらでも出来るよね～とこの時は思ったのでした､､､

午後からはオート・アトラスを超えてモロッコ南部へ移動します。