2017/02/10 - 2017/02/20
5位(同エリア80件中)
ottoさん
船中2泊目が明けて馬車で訪れたのはホルス神殿です。
午後はコムオンポ神殿~鰐の博物館を観光し、
船がアスワンへと遡上する間にガラベーヤパーティーを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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朝早く、船着場から馬車の溜まり場迄移動しました。
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どの馬車をゲットするか 馭者とセラーグさんの駆け引きが見ものです。
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2人づつ乗車して神殿に向かいます。
馭者は… -
時々振り向いて「この馬はナンバーワン!」と自慢気に指を立てて見せるのです。
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馬はたてがみを振り立てて猛スピードで駆けて行きます。
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通りの店は未だ開店前です。追い抜いて行こうとする馬車が迫ってきます。
そうはさせまいと鞭をくれる馭者、激しい競争が続きました。 -
そろそろ街が目覚めてきました。
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右側は長い塀を巡らせた居住区で前方に観光馬車が連なって走って行くのが見えます。
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目的地に到着したようです。20分くらい乗ったでしょうか?
ご苦労様でした! -
「フォト フォト」と叫んで半ば強引に撮影してくれるのは有難いのですが
チップをチャッカリ要求するので「ガイドさんがまとめて払っていますから」と
説明しました。 -
ホルス神殿です。
朝日に輝く神殿は赤土の壁面に彫刻が施された巨大な建物です。 -
ホルス神はエジプト神話に登場する最も古い神で ………
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天空と太陽の神として歴代ファラオが崇めた天空神と言われます。
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正面入り口には太陽のマークが
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入り口左側 に描かれたホルス神
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入り口右側のホルス神 共に隼の頭を持ち力強く杖をもっています。
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中へ入ります
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船に乗る人 担ぐ人
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ナイル川を渡る船の様子が
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かなりはっきり残っています。
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ホルス神に捧げ物をしている図
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当時の暮らしや祭事の貴重な記録です
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キリスト教の一派・コプト教が使っていた際に壊された部分もあるそうですが
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奥まった場所に置かれた頭部
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髪飾り。胸当てはもちろん高貴な身分を表しています。
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足元の床にも何やら意味あり気な彫り物があります。
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見上げる壁に赤い色を残したレリーフが見えます。
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一時は砂に埋もれていたと言われますからかなり摩耗してはいますが
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セラーグさんによれば
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トトメス3世の時代にあった神殿がプトレマイオス時代に建て直されたと言います
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コプト派キリスト教が使用していた名残も見られます
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天井の明かり取りたから抜けるような青空が覗いています。
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隙間なく彫られています
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日本のように湿気がないのでひ
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カビの心配はないのでしょう
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上ばかり眺めてないで目を下に転じてみれば
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氾濫するナイル川の7水位を測るための下り階段が…
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明るい所へ出てきました
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ホルス神はエジプト神話に登場する太陽と天空の神で力強い鷹を神格化し
王のシンボルとされました。太陽と月の目を持つ男性としてあらわされています。 -
ホルス神はオシリスと豊穣の女神イシスの子として生まれました。
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弟のセト神に惨殺されバラバラにされて打ち捨てられたオシリス神の
体は妻のイシス神の強大な魔力で集められ(男根以外)復活しました。 -
イシス神信仰は多少形を変えながら広く地中海沿岸一帯に広まったそうです。
外見は鳶の翼をもった女性としてあらわされます。 -
画面左下、川の水面下に小さくカバが描かれています
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水面下に描かれているのは河馬です。河馬は出産を象徴する動物として特別視されました。
イシス女神はオシリス神がなくなった後に処女懐妊でホルス神を生んだと言われます。 -
河馬の女神はトウエリス
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河馬や鰐は恐れられ尊ばれる存在だったとか....壁面のレリーフは
地震や氾濫で壊れたり一時期教会として使用したコプト・キリスト教
によって破壊された部分もあるそうです。 -
膨大な記録ですね。ヒエログリフに何と説明が書かれているのでしょう?
ホルスの叔父であり父を殺されて敵となる忌まわしい神・セトの悪行かな? -
ホルス神の頭冠は上ナイル7の支配者としての「ヘジェト」と下ナイルの支配者
としての「デジェト」を合わせた二重被りになっています。 -
入り口に立つ左右一対のホルス神に挨拶して
見学終了です。 -
帰りは朝市ルートを通って行きます。
馬車から落ちそうになりながら必死で腕を伸ばして撮影を試みました。 -
カラフルなエジプのの衣類が無造作にぶら下げて売られています。
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台の上ではなく地べたに並べてあります。
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玉ねぎ、ジャガイモなど野菜が売られています。
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人参、トマトもどっさりと
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キャベツやレタスも無造作に積み上げられています。
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食事で提供されている野菜はとても美味しいです
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ぶつかりそうな対向馬車は器用に行き交って走り抜けます。
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中々賑わっています。
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現地の人たちは向こうに見えるモスクで一日5回の礼拝をするのでしょう
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果たしてこの雑踏を抜けられるのでしょうか?
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「儲かりまっか?」 「へえ、ぼちぼちでんな」
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皆さん明るい表情です
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イスラム圏の女性は身体を露出しないのですがエジプトでは
かなり早い時期からシースドレスといわれる筒形のドレスを
身に着けていました。 -
黒い服が目につきますね。
黒いドレスは見たところ年配の既婚に好まれているように思いましたが.... -
東南アジアでみた「トクトク」のような7オートバイを利用した乗り物
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雑貨類も売られています
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衛生用品
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どんな所で作られているのか価格はどれくらいか知りたかったのですが
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買い物を楽しむ人々の様子がまじかに見られて興味深い体験でした・
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やっとのことで市場を抜けました.
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帰船しランチはデッキでバーベキューパーティーです。
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焼肉などの他に和食のサービスとして唐揚げ、蕎麦もありました。
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食後はゆったりとナイルの川風に身を委ねりラックス。
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日差しが強くてサンデッキでお昼寝はできませんでした。
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〃
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部屋に戻るとクジャクの形に折った大判のタオル・アートがベッドの上に!
ヨーグルト、リンゴ、キウイを頂きました。 -
お昼寝タイムです
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14:30 船はコムオンポに着岸しました。
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プトレマイオス時代に建築が始まりローマ時代のアウグストス時代
に完成したコムオンポ神殿を観光します。 -
鰐の神とホルス神の2神に捧げられた2重構造の神殿です。
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見えにくくなっていますが関係する神々のレリーフです。
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中央 円盤を頭部に掲げているのはイシス女神
左 鰐の頭を持つソベク神
右 ホルス神 -
右端、鰐の姿をした「ソベク神」は集めるもの、種子の主人
農耕地の守護神、豊穣の神で元々湿地帯だった穀倉地帯・
ファイユーム地方で信仰を集めました。
河に流されたオシリス神の体のパーツを拾い集めるのを
手伝いホルスとセトの戦いでホルスを助けたのですが
鰐は凶暴なのでセト神側の悪神とも言われたりします。 -
色を残す壁画
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2重構造の建築
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入り口も2つあります
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「世界最古のカレンダー」?
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珍しい出産の場面のレリーフ
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壊された石を他の建造物に利用した建築業者もいたそうです。
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コプト教の祭壇のようですが...
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大ホルス神
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壁面のレリーフは地震や氾濫によって一部剥落しています
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2神のための2つの入り口が堂々と聳えたっています
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神殿はプトレマイオス時代(BC332-32)に建造されたのですが
後のローマ時代に(BC30-395)最も外側など増築されているそうです。 -
鰐の博物館に入ります。
有料で撮影できます。 -
ダムを造ったのでナイル鰐は絶滅したそうですがこうして
ミイラにして姿を留めているのですね。 -
胎児や卵もミイラにしてあります。
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2012年 神殿の脇にオープンした博物館です。
動物をミイラにする風習は古代エジプトでは一般的だったそうです。
鰐の神への捧げものだったと考えられます。 -
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アマルコ2号が待っています
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船に帰ってホッと一息、シャワーしてさっぱりしました。
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夕食後ガラヤパーティーが催され、賑やかに夜が更けていきました。
アスワン地方の民・ヌビア族の音楽、踊りを楽しみました。 -
別のツアーに帯同している現地ガイドさんも交えて
輪になって踊りゲームをしました。
…衣装も決まっていますね。
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