2017/03/01 - 2017/03/04
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ふくろうの旅人さん
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世界の三大仏跡のうち、アンコール・ワットとボロブドールは既に訪ねました。そこで、今回は残ったバガン遺跡訪問を計画しました。シンガポール訪問のあとはいよいよミャンマーです。ミャンマーは、ヤンゴン編とバガン編に分けて書きます。以下は、ミャンマー旅行の予定表です。
1日目:ヤンゴン、シェダダゴン・パゴダ見学
(セドナホテル泊)
2日目:バゴー見学(セドナホテル泊)
3-6日目:バガンへ、バガン観光(タラーバー・ゲートホテル泊)
(写真は、シュエサンドー・パゴダより見た沈む夕日)
6日目:ヤンゴンへ戻る、ボージョーアウンサン市場とダウンタウン見学
(ベスト・ウエスタン・チャイナタウン泊)
7日目:スーレー・パゴダ、国立博物館、宝石博物館、カバーエー・パゴダ
見学、シンガポールを経由して帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目:
早朝4時半に起床して、5時半ホテルを出発、ヤンゴン空港へ。フライトは7:15AMだがトラブルを想定して早めにチェックイン。
ポイント1:
ヤンゴン国内線は昨年暮れに新しいターミナルがオープン。発券もすべてコンピューター化し、恐れていたトラブルはなし。座席も自由席ではなく、ちゃんと指定されています。 -
新ターミナル。驚く程綺麗です。左のエスカレーターを上がると搭乗ゲート。
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搭乗案内もきっちりしていて安心です。
ポイント2:
ミャンマー国内線はほとんどの便が午前中に集中しています。午後からは北部では特に気流が悪いからだそうです。また、突然のキャンセルが多いのも特徴です。代替え便利用も視野に入れ、朝早い便を旅行者は選びます。(我々の便も早いのはその為です)。 -
搭乗ゲート付近には、Cafeが2つ、コンビニもあります。
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利用したのは、エアーカンポーザ(KBZ)。旅行社の話では遅延も少なくミャンマーの国内線では最も安定しているそうです。因みに、ヤンゴン-バガンは
片道110$。 -
搭乗風景。飛行機はすべて「沖止め」で、汚いバスに数分揺られて到着です。
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機内の様子とCA。往復ともそうでしたが、CAはとても無愛想。
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バガンへのフライトタイムは1時間15分でしたが、機内食が出ます。多くの外人観光客がホテルのBox breakfastを持っていましたが、私は機内食が出るのを知っていたのでホテルでの朝食手配はしませんでした。
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バガン到着前。乾季なので土地が赤茶けて見えます。パゴダははっきり見えません。
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同じく着陸風景。回転しているプロペラが写真でははっきり見えます。
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バガン空港。本当に小さい空港です。
ポイント3:
バガン空港では、バガン入域料として25,000K払います。原則、米ドルは不可です。この時渡されるチケットは、幾つかのパゴダでは提示を求められます。必ず保管しておきましょう。 -
バガンのガイドのリン ティンさん。広島で3年ほど働いた経験があり、日本語は広島弁です。観光は基本的に私が立てたプランに沿ったものでしたが、プラス αを入れてくれました。ヤンゴンのガイド同様、とても満足できるガイドぶりでした。(彼の許可を得て写真を旅行記に入れています。)
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最初に行ったのは、ビューイングタワー。空港から10分とかかりません。外国人は5$です。
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13階から360度のバガン・パノラマが堪能できました。
ポイント4:
バガンでは気球があまりにも有名です。乾季はとても高く、会社によりますが350-400$と聞きました。さらに、事前予約・全額支払い・キャンセル不可が原則です。このあと出てくる高いパゴダからの眺めも素晴らしく、必ずしも気球に乗る必要性は無いと感じました。 -
展望台からの眺め。ひと回りして妻と共に思わず「驚嘆」のため息が出ました。バガン全体で2200を超えるパゴダ・寺院があるそうです。全てに番号がふってあります。
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同じく展望台からの眺め。右下に見える建物は、このタワーのオーナーのホテルです。このホテルに泊まったらタワー入場は無料。
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ナンダマンニャ寺院。壁画が綺麗ですが、写真撮影は不可。この寺院の中で「砂絵」を売っているおじさん(自分が描いたもの)がいました。ここの壁画をモチーフにしたものでしたがバガンでの最初の買物です。パゴダや寺院ごとに自筆の「砂絵」を売る人は多いですが、購入した「砂絵」は良い買い物と思いました。(17$)
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タンブラ寺院。地震でてっぺんが落ちてしまいました。ここも壁画が綺麗。
注:多くの方の旅行記で美しい写真が多く載っています。スマホで撮った私の写真はレベルが低いので観光の流れを示すための写真を各施設数枚のみ提示します。 -
パヤトンズー。パヤーがトンズー(3つ)の意味。個人的にはこの寺院の眺めは最も気に入った一つです。
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ミンナントウ村で地元の人の生活ぶりを見学。到着すると住民のおばさんが出てきて片言の英語でガイド。チップが重要な生活源らしい。写真は数家族が同居する住居。
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はた織り風景。食品を含め色々なものを作っており自給自足の感が強い。
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村にある小さな診療所。医師は巡回で1週間に1回来るそうだ。
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昼食は「クイーン・レストラン」。(クイーン・ハウスとは異なるので注意。)
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外国人向きのレストランで欧米人が多い。野菜はミネラルウオーターで洗っているとのことで食べてもOKとガイドの弁。隣のテーブルにチリから来た家族がいて交流。日本経由で来たそうで、京都にも滞在したそうな。
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トマトサラダとミャンマー・ビール。トマトサラダは日本のそれとは味は異なるが美味しい。
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川エビ料理。バガンでは1回は食べましょう。臭みはなくこれも美味しいですよ。
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領収書。サービス料がついていないので、チップを払う。ここでもスイカのデザートのサービス。スイカが出たからという訳ではないが、バガンで食べたレストランでここが一番と思った。
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3連泊のホテルにチェックイン。タラバー門の近くの「ホテル・タラバーゲート」。
ポイント5:
バガンでのホテル選択。バガンには、オールドバガン、ニューバガン、ニャウンウーの3つの地域があります。オールドバガンは遺跡が多く観光に便利。リゾート風のホテルが多いですが、当然ホテル代は嵩みます。ニューバガンはレストランやホテルに不自由しません。
ただ、遺跡が少なく観光にはやや不便です。ニャウンウーは極めてローカルです。宿泊や食事を安く上げるには好都合ですが、設備は劣ります。それぞれの特徴を踏まえてホテル選びをして下さい。 -
ホテル、エントランス。リゾート風だが東南アジアのホテルに比べて設備は劣る。
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ホテルはすべてコテージ、部屋は広々している。
ポイント6:
蚊が多いです。蚊取り線香は持参したほうが良い。ただし、ホテルのサービスで1日1回蚊取りの薬を噴霧してくれます。 -
Twin bed roomはリクエスト。やはりDoubleが多いようだ。
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それほど広くはないがプールもあります。滞在2日目に泳いでみたが、水は恐ろしく冷たい。エグザスが恋しい。
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漆工房、ゴールデン・クックー。ミンカバー村にある。この村には、漆工房が多数あります。
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この店の5代目の実演。
ポイント7:
彼の説明だと漆器の生命は漆塗りや模様彫りを何回も重ねること。その回数によって概ね価値が決まるとのこと。マーケットで販売している漆器は触るとぺたっとしているので区別がつくらしい。 -
可愛い女の子のCarvingの実演。こんな姿勢を続けて腰を傷めないのかなあ。
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シュエサンドー・パゴダ。夕日見物の名所の一つ。この日の日没は6時10分だったが、1時間以上前から場所取りの観光客が殺到。ちょっと危険な場所に坐る観光客も多かった。
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パゴダから見た日没前の風景。
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ほぼ沈んだ夕日。表紙の続き。
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4日目:
昨日はお腹が少し疲れたので日本から持参した「うどん」と「カップラーメン」。朝食は、プールサイドのレストラン。といっても、レストランは一つですが。のんびりした時を過ごせます。 -
品数は多くはありませんが、卵料理をその場で作ってくれたり、様々なフレッシュジュースなどのサービスはきっちりあります。写真のように蠅避けに丸い籠がかぶせてあるのが面白い。
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ウエイターやウエイトレスものんびり立っています。シンガポール編のオーチャード・ホテルとは大違いです。
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この日の観光は妻の希望で「ニャウンウー マーケット」からスタート。朝一番に行くのがお勧め。とにかくあらゆるものを売っています。もちろんお土産の類も豊富でおそらく一番安く買えると思います(品質は別にして)。「豆腐」もありました。
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真ん中はアヒルの卵。
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モヒンガーの屋台。ホヒンガーはミャンマーで最もポピラーな料理で、ライス麺と魚のだしで作る。トッピングが野菜だけだと300Kくらい、肉や卵が入ると500Kくらいらしい。残念ながら食べる勇気は無かった。
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魚は、男たちが夜明け前からエーラワジ川で獲り、女たちがそれを市場で午前中に売りさばきます。
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シュエズィーゴン・パゴダ。アナンダー寺院と並ぶバゴンの見所。台座は3層で仏陀の袈裟を表しています。
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同じく、シュエズィーゴン・パゴダ。このパゴダには他では見られない長い回廊があります。
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このパゴダの見所の一つは美しいレリーフ。残念ながらだいぶ剥げ落ちていますが。レリーフは仏陀の輪廻を示し、彼は547回輪廻したそうです。
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地震の時落下した塔の傘の部分。
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この小さな水たまりを覗き込むとパゴダのてっぺんが見えます。綺麗に見えたら天国へ行けるそうです。我々夫婦は幸運にも天国組でした。
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グービヤウッジイ寺院。レベルの高い壁画で有名。
ポイント8:
バガンのパゴダや寺院では壁画が多く見られますが、半分は撮影禁止。良く見るために懐中電灯は必需品。 -
ティーローミンロー寺院外観。2層構造を持つ。
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5人の息子から王を選ぶとき傘を用いた謂れがあり、選ばれた王がそれを記念して建立。仏像の両側に傘が立っています。
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立派な仏陀の壁画。かなり大きいです。
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柱にかなり完全な姿で残るオリジナルな彫刻。
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はたを織る首長族のおばさん。若い人はこんな首輪は近年あまりつけないそうです。
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ナッタウ僧院。唯一のヒンズー教の寺院。
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装飾はかなり凝っていて立派。残念ながら工事中で中は見られず。
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昼食は、エラワージ川を眺める「River Front」。最近できた外人向きのレストラン。
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レストランからの眺望。外国人向きの割には価格は手頃でした。欧米のレストランのように若いウエイターが何度も「Are you OK?」と聞きにきました。
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バガンの最も有名な寺院の一つアーナンダー寺院。ここは観光客でいっぱいで、山道の両側には土産物店もいっぱい。
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庭から見たアーナンダー寺院。
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小さな池に映る寺院。写真スポットとガイドが案内してくれました。確かに素晴らしい!
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当寺院には、仏像が東西南北に向いて4つある。そのうちの南に向く仏。見る角度によって笑っているように見えるが。
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角度によっては、真面目に瞑想しているようにも見える。不思議だな~
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未完のダマヤンダー寺院。
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建立した王は邪悪で王位に就くために父親や兄弟を暗殺。自らも在位4年で暗殺されため未完となる。コウモリが多く住み、夜には幽霊が出るという話。
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二体の仏像。仏像が並んでいるのはバガンでは珍しい。
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夕食は、人形劇見物を兼ねて「ナンダ」で。ミャンマーカレー・プレートを注文。
(13,000K)中央はココナツライス。カレーは2種類、具はチキンとポークを選択。そのほかに、スープ(右に少し見える)とデザート(焼きバナナ)が付く。
ポイント9:
我々は6時すぎの予約。しかし、人形劇は席が埋まらないと始まりません。多くは夕日を見てやってくるので6時半で十分。なお、食事を取ったら人形劇は無料。 -
写真は悪いですが、人形劇はこんな感じ。技術は結構あります。
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同じく、人形劇の一場面。
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5日目:
ダマヤッズィカ・パゴダ。3層の建物の1階が五角形なのが特徴。 -
建物に工夫が有り、「とい」(しろいもの)が作られています。
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このパゴダの近くの高台から撮った風景。どこでも絵になります。ここでイスラエル人の女性二人組に会い、少し話をしました。一人は日本に行ったことがあるとか。仏教に興味を持っているようです。
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ローカナンダー・パゴダ。川沿いの高台に立つパゴダ、ローカナンダーは港という意味。地元の人には人気があるパゴダの一つ。仏陀の聖歯が収められている可能性がある?
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パゴダから見たエーヤワディ川。小舟が行き来しています。
ポイント10:
小舟で川からパゴダを見物するのも一興です。夕方、夕日を見ながらというのが人気。舟はチャーター制で1時間弱で10000-15000K。我々も乗るつもりでしたが、妻が少し体調を崩し実現せず。 -
境内の鐘を担ぐ二人の兵士。太ももの刺青は、バガン朝時代の兵士の特徴。
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アベヤダナ寺院。珍しく女性(王妃)が建立したもの。王妃はインド出身とされ、その影響を受けた壁画が美しい。
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意匠を凝らした形の異なる窓も特徴がある。
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バガン朝と戦い、敗れたマヌーハ王が幽閉された「ナン・パヤー」。
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中央に4本の四角い柱があり、ヒンズー神の見事なレリーフが見られます。
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マヌーハ王が寄進した「マヌーハ寺院」。ナン・パヤーの隣に建っています。
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狭い空間に鎮座する仏像。一節では、幽閉されたマヌーハ王の心情を表しているとか。
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境内のマヌーハ王とその后の像。何となく二人共寂しげです。
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この日の昼食は、全くのローカル・レストラン。同じ、トマトサラダでも味はクイーン・レストランとは段違い。でも価格もメチャ安い。ここで食べたハンバーガーは、妙な匂いがし何かの肉が混じっていると思います。
ポイント11:
ミャンマー人はビーフは余り食べません。観光客の評判は硬いというものだそうです。チキンがお勧めです。 -
スラマニ寺院。スラマニは貴重な宝石の意味で、建立した王がここでルビーを発見したのが「いわれ」です。てっぺんは地震で落下しました。他で見られない壁画で有名。
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お釈迦様の壁画ですが、上にヒンズーの鬼が乗っています。ヒンズーと仏教の融合(?)が見られます。
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象の壁画。象はミャンマーでは重要な役割を演じてきた動物です。(パゴダを建立する場所の決定など)壁画に多く描かれています。
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河童の壁画。バガン広しといえ、河童の壁画はここだけです。
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バヤーンガーズー仏塔群。5基から成りますが美しい佇まいです。残念ながら内部の壁画を見学する時間はありませんでした。
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この仏塔群の修復のために寄進した日本人の碑文。
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木にぶら下がっているのは「はたおり鳥」の巣。夜になると蛍を捕まえ、巣が光ります。
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払い下げられたこんな日本のバスが重宝しています。
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タラバー門に向かって右の街の守護神の妹。タラバー門は、城壁に残る唯一の門。
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タラバー門に向かって左の街の守護神の兄。この兄は横暴な王に火刑にされたので
お祈りの時でもロウソクは使わないそうです。 -
タラバー門を超えた所に建てられた新しい王宮。立派な建物ですが、ガイドの話では観光客は殆ど来ないそうです。
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6日目:
バガン空港のエアカンポーザのチェックイン・カウンター。こちらはヤンゴン空港と異なりすべて手作業。航空券も手書きで自由席です。 -
空港のお土産店。3件ありました。値段はチェックしていませんが、結構品揃えはありましたので、最後の買物にどうぞ。
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預けた荷物は、ポーターが写真のカートで引っ張って飛行機まで運びます。
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帰りの機内食。
ポイント12:
バガンからヤンゴンへの直行便はほとんどありません。我々のフライトもサンドウエという海辺の空港を経由します。サンドウエからヤンゴンの間も機内食が出ました。
最後に:
3大仏跡をすべて訪ねましたが、それぞれに良いところがあり甲乙はつけがたいです。しかし敢えて言うと、その規模からバガンに軍配を上げたいと思います。なぜバガンが世界遺産でないのか不思議です。観光にはインフラ整備が不十分ですが、これからこの国は急速に発展するでしょう。皆さん、ぜひミャンマーを訪ねて下さい。
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