2016/09/12 - 2016/09/12
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chiaki-kさん
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よく知られていることだが、バガンは世界遺産では無い。(2016年当時)
1997年のユネスコ世界遺産委員会で世界遺産登録が一度審議された経過はあるが、1975年の地震の後の修復がずさんだったことと、遺産の敷地内にゴルフコースやリゾートホテル、さらにはおかしな展望台まで建てられたことなどで見送られた。世界遺産の目的は観光開発では無く、「顕著な普遍的価値の保全」、つまり「価値のある不動産の現状を維持すること」であることから、バガンの世界遺産登録がこれからどうなるのかは、ひとえに2015年11月のミャンマー総選挙で誕生した新しい民主政権の肩にかかっている。
トップの写真はティリピサヤ・サンクチュアリー・リゾートから眺めたエーヤワディー河と対岸の山。よく見ると山頂に金色のパゴダが輝いている。Googleで調べると Tant kyi taung という名のパゴダだそうだ。
*2019年7月に「バガン」は世界遺産に登録されたので、日本人が言う「世界3大仏教遺跡」は全て世界遺産になりました。
2024/03/06 一部修正
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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9/12
5:30 ティリピサヤ・サンクチュアリー・リゾートを出発。20分ほど照明の全く無いバガンの道を空港方面へ走って到着したのはバガン・ビューイング・タワー。正確に言うと Aureum Palace Hotel & Resort Bagan の中にある施設で、入場料は一般客が5$で、宿泊者は無料らしい。 -
写真はタワー最上階からの眺め。眼下には高級そうなヴィラが散らばっている。
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畑の向こうにはボツボツと仏塔が見える。この後の写真はバガンタワーから眺めたバガンの風景が続く。
なお、問題のゴルフ場は↑のヴィラの奥の林の中に隠れるように造られていた。 -
中にはこのようにライトアップしているものもある。
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聖地ポッパ山の頂上にある寺院の明かりがわずかに見える。
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乾季であれば、この方角から朝日が拝めるのだが・・・残念。
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だいぶ明るくなってきた。リゾ−トホテルの池やプールが目立つ。ちなみにこのホテルのオーナーは軍事政権とは仲良しだったようで、2006年に遷都したネーピードーにも Aureum Palace Hotel&Resort という名のリゾートホテルがある。
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昨日、一番で行ったシュエズィーゴン・パゴダ。
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タビィニュ寺院(左)、アーナンダ寺院(右)。
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UPです。アーナンダ寺院は今日午後行く。
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ミンガラー・ゼディ(中央左)、シュエサンドー・パゴダ(中央右)。
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UPです。行かなかったがミンガラー・ゼディはバガン王朝最後のパゴダ。
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スラマニ寺院(手前)、ダマヤンジー寺院(後ろ)。
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UPです。後述するがスラマニ寺院の損傷はかなり激しかった。
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タビィニュ寺院。後ろの建物は考古学博物館。
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外観の写真は取り忘れてしまったが、このバガンタワーの入場料はOpen当時10$だったが、閑古鳥が鳴いてしまったので5$に値下げした模様。ちなみにこの朝タワーで行き会った人は殆ど日本人、それもツアー参加者のようだった。
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閑古鳥発見! では無くバガンタワーの庭にいた鳥さん。名はわかりません。潮来メジロさん、毎度すみません。
と、言っていたら潮来メジロさんのカンボジア旅行記中に、それらしい鳥を発見してしまいました。
”和名インドハッカ(別名:カバイロハッカ、英名:Common Myna)です。東南アジアに広く分布しています。”
これでよろしいでしょうか? -
遺跡に囲まれたリゾート。まさかパゴダは壊していないと思うが、確かに現状維持にはほど遠いものがある。
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8:00 ホテルに戻って朝食タイム。写真はティリピサヤ・サンクチュアリー・リゾートのレストラン。ブーゲンビリアの花が綺麗。
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朝食はブッフェスタイル。料理の種類はあまり多くなく、期待したフルーツもスイカ、バナナ程度。コーヒーはミャンマー産かと思われるが苦みの強い、CUPの底に粉末が残るものだった。まあ、この中ではチャーハンが一番良かったかな。
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料理のほうは少々ガッカリモードだったが、レストランからの眺めはバッチリで、小舟の行き交うエーヤワディー河や、金色のパゴダをいただく山々が見える。
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縦構図で一枚。
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ブーゲンビリアは、雄しべのような小さな白い部分が花で、ピンク色の綺麗な部分は花を取り巻く葉(包葉)。
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プルメリアは、ちょっと花びらが小さめ。
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ティリピサヤ・サンクチュアリー・リゾートにはバンガローが18棟。我々のバンガローはB-01棟だが、1棟に2部屋ある。
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快適なリゾートだった。
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10:00 ホテル出発。車窓から見えたのはダマヤンジー寺院。
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ダマヤンジー寺院のすぐ隣にあるのがスラマニ寺院だが・・・
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8月の地震で大きな被害が出てしまい本堂は立ち入り禁止。
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1975年の地震でも被害が出たが修復に石を詰めたり、セメントを流し込むなどの、ずさんな修復だったため、今回の地震でその部分が一気に崩れてしまった模様。世界のニュースで紹介されたあの土煙が舞い上がるシーンはここで撮影された。
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山門は無傷なのに・・・・
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修復にあたる作業員の皆さん、手まで振ってくれたのはうれしいが、仕事してね。
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なんと救護所まで設置してあった。
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参道のお土産屋さんは閑古鳥かと思ったら、結構な参拝者がいたのでホッとした。
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ライトエース・トラックに鈴なりでやってきたのは地元の子供たち。定員は乗れるだけ。
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こちらはエルフ・トラック。こうやって修復しているところを見せるのも良い社会勉強かも。
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次にやってきたのはダマヤンジー寺院。写真は山門だが、この上部の崩れは地震以前からのもの。
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ダマヤンジー寺院は1167年、父と兄を殺し王位を奪ったナラトゥ王が罪滅ぼしのため建立しはじめた寺院だが、3年後に自分も暗殺されてしまったので工事は中断、未完成の寺院として放置されていた。夜になると幽霊が出るといううわさも。
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それでも信仰心の厚いバガンの人々の手で、維持されてきた。
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未完成の寺院なので壁や天井もそのまま。けもの臭がすると思ったら・・・
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天井にはこうもりの巣が。
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次にやってきたのはオールドバガンの近くにある Taungbi 村。ドライバーさんの住んでいる村とのこと。ちょうど自転車に乗った小学生が帰ってきた。制服がかわいい。
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小学生は半ズボンだったが、中学生はロンジーが制服。なお、ミャンマーの皆さんは写真を撮られるのが大好きなので、そのまま顔出しさせていただきます。
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民家の中はこんな感じ。
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高床式の家が多いが水害用というより暑さ対策のためらしい。
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床下は暑さがしのげるし、物も置ける。テーブルに乗っているのは働いている娘さん用の昼食とのこと。
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一番若いメンバーさんが、ちょっとお味見。おいしかったそうだ。
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村の雑貨屋さん。柱にはアウンサン将軍の写真が。
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タウンビー村のニャン。
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ワンコ
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モーモー
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そしてオッさん。
村には電気こそ来ているが水道やガスは無い。道路はご覧の通りで雨が降ればドロドロ。住宅は簡単なつくりでプライバシーも無い。仕事もそんなには無い。でも、村民の表情に暗さは無い。今日も一日無事に過ごせたことを仏に感謝し、明日も無事に一日過ごせるよう仏に祈る、そんな毎日が続けば良いと思っているようだ。
欲はなく、決して 威張らず、いつも静かに 笑っている・・・これは宮沢賢治の「雨にも負けず」のフレーズだが、この村の皆さんはまさにそんな生活を送っているようだ。日照りの時は 涙を流し、寒さの時は オロオロ歩き、みんなに デクノボーと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず、そういう者に、私は なりたい。 -
昼食は近くの中華料理レストラン。お料理はこんな感じ。
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ゴハンの上にみんな乗せちゃいます。お味は・・まあまあでした。
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ここでバガンの乗り物について少しご紹介。
バガンというかミャンマーでは日本の軽トラックが大活躍。このハイゼットの荷台に座席を取り付ければ8人程度乗れる乗り合い自動車に大変身。我が家のサンバーでもやってみようかな(^^;; -
TAXIです。トヨタ車のようだがエンブレムが少々あやしい。
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そして馬車。料金は交渉制ですが1人1時間8000K程度。
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一人参加のお二人さんが乗車したが、後で感想を聞くと、車では入れないような景色の良い場所を廻ってくれたようで、乗ったほうがよかったかな。
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昼食後、ホテルに戻って4時まで昼寝。お天気は回復基調で夕日に期待。写真はホテル内にあるパゴダ。青空を見るのは久しぶり。
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パゴダの中にはちゃんと仏様がいらっしゃいました。
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午後の観光再開。最初はアーナンダ寺院へ。北参道から入場。
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最初の仏像は拘楼孫仏。仏の説明は修行が足りないため出来ません。
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やさしいお顔です。
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東の仏像は拘那含牟尼。
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ちょっとつり目でいらっしゃいますね。
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途中の門です。なかなか良い感じ。
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南の仏像は迦葉仏。
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こちらの仏様もやさしいお顔です。でも・・・
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真下から見上げると少し怖い感じに。
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西の仏像はおなじみの釈迦牟尼。お釈迦様ですね。
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お釈迦様はインド人ですから彫りが深いです。良いお顔です。
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下におわす仏さまは金箔まみれになっています。
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アーナンダ寺院の外観。大きすぎて一枚には収まらない。
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塔の補修は地震より前から行われている。
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てっぺんにはためくのは仏教の旗。
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バガン最後の観光はエーヤワディー河クルーズ。運が良ければ河上から夕日がみられるかも。
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港では重い角材の陸揚げ作業中。よく見ると作業員の皆さんは素手。大丈夫?
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では、乗り込みます。テーブルの上に飲み物と漬け物のようなものがおいてあるが、現地ガイドのRさんからは絶対食べてはダメとの指示が。
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出航。
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豪華客船が停泊中。
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客船の後ろにはパゴダが。なんともバガンらしい光景。
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今は雨季、シーズンオフなので、豪華客船クルーズはお休み中。
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川岸風景その1 合成洗剤は使わないでね。
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川岸風景その2 フルチンか〜い。
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川岸風景その3 土手が崩れている。 河の色が茶色になる訳。
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川岸風景その4 坊さんも川岸で涼んでいます。あ、スマホで撮られちゃった。
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川岸風景その5 泳いでる。 このあと手を振ってくれた。
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笑顔をありがとう。
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船頭さんは、浅瀬でも進めるようなエンジン直結のスクリューを操作して、舵をきっている。
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さて、かんじんの夕日は・・・
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う〜ん、いまいちかな。
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では、ちょと細工を。(夕日モードで撮影)
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これで精一杯。
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Uターンしてバガンの仏塔群を眺める。
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シュエズィーゴン・パゴダ。
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バガンタワー。
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ティーローミィンロー寺院。
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そして終点の港近く、金色に輝くのはブー・パゴダ。
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夕食のレストランは操り人形劇を鑑賞しながらのミャンマー料理。写真はビルマの竪琴の前奏。
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料理は1人1枚の大皿に盛られてくる。まるで韓国料理の”九節板(クジョルパン)”みたい。お味のほうはまあまあといったところで、ちょっとオイリーなミャンマー料理も少し飽きてきた。
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人形劇が始まった。ストーリーがわからないのでチンプン。
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ブレてしまったが、この方が操る人形が一番見事だった。
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ときどき脇からこんな女の子が顔を出す。これも演出らしい。
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終劇の後の顔見せではこんなシーンも。
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デザートは焼きバナナなのだが、目の前で焼くパフォーマンスがついていた。
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と、いうことで2日間のバガン観光は、これで終了、あとはホテルに戻って寝るだけ。バガンはヤンゴンに比較して雨が少ないという情報があったので、一縷の望みをかけて9月のツアーを申し込んだが、ついに2日間とも朝日・夕日は拝めなかった。まあ、お天気は運次第だから仕方無いのだが、もし機会があれば乾季のバガンを訪れて、朝靄の中を昇る朝日、仏塔を赤く染めてエーヤワディー河西岸の山に沈む夕日を拝んでみたいものだ。
これで「2016年 ミャンマー旅行記3:バガン2」は終了です。本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
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