2017/02/24 - 2017/02/25
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miharashiさん
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2017年二度目の海外旅行は、以前から見たいと思っていた中国・雲南省・羅平の菜の花の開花時期に合わせ、マイル消化を兼ねて旅行を計画。雲南省に行くなら、ついでに玉龍雪山にも行きたいと思い、旅の最初は麗江から入りました。今回も天気予報を何度もチェックして、日程を決めたので、快晴に恵まれ、絶景の旅となりました。第四部は、羅平での菜の花観光のあと、昆明に戻る途中にある石林に二泊して、奇岩が林立する迷宮のような石林風景名勝区の中を散策したときの旅行記です。(表紙写真は、石林・望峰亭からの眺め)
旅程は以下の通り。
2月18日 羽田ー(ANA)ー北京ー(CA)ー麗江(泊)
2月19日 玉龍雪山1日ツアー (麗江泊)
2月20日 麗江市内見学 (麗江泊)
2月21日 麗江ー(LCC)ー昆明ー(バス)-羅平(泊)
2月22日 タクシーチャーターで菜の花鑑賞 (羅平拍)
2月23日 羅平滞在 (羅平泊)
2月24日 羅平ー(バス)-石林 (石林泊)
2月25日 石林風景区見学 (石林泊)
2月26日 石林ー(列車)-昆明 (昆明泊)
2月27日 昆明ー(CA)ー上海 (上海泊)
2月28日 上海ー(ANA)ー成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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石林風景名勝区は、昆明から南東に100㎞程のところにある景勝地で、2007年に世界自然遺産に登録された。総面積は1100km2におよぶ広大なエリアだ。隆起した石灰質の岩盤が浸食されて出来上がった奇岩の景観で知られている。じっくり見るには丸1日かかりそうなので、風景区のそばのホテルに2泊して、中1日で石林見学をすることにした。(写真は、奇岩の石柱群に囲まれた望峰亭)
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22日は天気に恵まれ、羅平の菜の花を堪能。一日で一生分の菜の花を見てしまったような気がした。翌日23日は一転して小雨が降る悪天候で寒く、ホテルで一日休養。次の24日は羅平から石林へ移動の日。泊ったホテルの朝食はアツアツの米麺を振舞ってくれた。2日目となるとトッピングにも慣れてきて、加減がわかるようになる。それにしてもここは日本人のツアー客が多い。従って朝食の出足が早い。テーブルを確保するのに苦労した。彼らは8時半に出発し、同じく石林に向かうという。
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米麺と蒸しパンと小松菜のいためものと果物とゆで卵。そろそろおいしいコーヒーが飲みたくなってきた。
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二日間宿泊したホテル(金源賓館)。ツアー客を受け入れているホテルらしく、個人で業者を通して予約した私達は、昨晩業者に現金で支払わざるを得なかった。ホテルにデポジットとして100元を支払っているので、チェックアウトの際ホテル代を支払っているという業者の領収書を手に入れるために、苦労した。たまたま日本人相手のツアーの日本語の話せるガイドさんが2人居合わせたので、通訳してもらって、助かった。個人客には勧められないホテルだった。ここから歩いて25分位離れたバスターミナルへ。外は今日も霧雨がふったり、止んだりの天気。一本道で迷わずに行けた。
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おととい泊ったホテルの主人が私達の代わりにバスのチケットを買っておいてくれたので、チケットは買う必要がなかった。バスは11時の定刻通りに出発。昆明行きのバスなので、ノートに中国語で石林で下ろしてと書いて、運転手にみせてから乗りこんだ。バスの窓からは菜の花がきれいに見えた。写真は鉄道の架橋。列車からも菜の花がきれいに見えそうだ。
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石林の少し手前でトイレと昼食休憩。10分から15分ほど休憩後、出発。隣に座っていた女の子が少し英語が話せたので、石林で下りたい旨を伝えておいて、着いたら教えてくれと頼んでおいた。恐れていた通り、バスは石林の町の中までは入らず、外れの路上で下ろされた。どうやら石林の町中や石林風景区に行くバス停で下ろしてくれたようだった。バスがいつ来るかわからず、待つものいやだったので、タクシーを拾って今日のホテルに向う(20元)。羅平のホテルの主人には石林行きのチケットを買うように頼んだのに、買ってくれたのは昆明までのバスチケット(値段も昆明までと同じ)だった。石林までの正規のバスルートはないのかも知れない。だまっていると、石林は通過されてしまう可能性があるので、羅平から石林にバスで向かう人は注意が必要だ。
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予約したのは石林風景区に一番近そうなホテル(Bosheng Holiday Hotel)。たまたまホテルに着いた時、レストランで昼食を済ませて出てきた日本人グループに出会った。日本人のツアー客が昼食に利用しているホテルのようだった。部屋は新しくて立派だったが、受付の人はまったく英語が通じないので、苦労した。夕方突然停電したり、カードキーがこわれて、電気が停止したりとトラブル続きのホテルだった。
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2月25日、私達の旅には珍しい曇りの天気。23日以降ずっと曇天続きだ。朝食も定番の米麺と野菜のいためものや蒸しマン。中国人の出足が早く、席を確保するのに苦労した。米麺は羅平のホテルのほうがおいしかった。
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入り口はホテルから1分。たまたま出会った女の人が日本語を話し、職員専用の入り口みたいなところから入ることができ、ゲートまでは歩いて5,6分。かなり楽にアプローチできた。駐車場があるので、ここに駐車した人向けの入り口にもなっているようだ。
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チケット売り場はゲートの左側にあり、大人は一人175元だが、60歳以上は130元だった。入園時刻はまだ8時半前だった(8時開園)。チケット売り場は公園入り口にもあるようだが、実際はゲート脇にもたった1つしかないが、チケット売り場があった。カートにも乗る必要もなかった。
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見取り図。左のケートから入り、橋を渡り、右方向へ歩いて行くと大石林景区に入ることができる。
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橋を渡ったところには、世界遺産の文字が記された岩が。
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入り口近くの池。
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最初のスポットは石屏風。
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花越しで。
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次は石林勝景。石林風景区の中のハイライトとして知られているところ。観光客はこの石林の文字の前で記念撮影をすることになっている。巨大な石柱だ。
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民族衣装で記念撮影の中国人ツアー客。
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再びつつじの花越しに。
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これも巨大な石柱。
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石柱の間に望峰亭が見えてきた。
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拡大して。まだ空いている。
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これから望峰亭へと登って行く。
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望峰亭へ続く階段。
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望峰亭に上がってきた。幸い上には誰もいなかった。
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さっき通った石林勝景方面を見る。
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少し拡大して。
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カラフルな衣装と傘。
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望峰亭からのパノラマ(画像をクリックしてください)。
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上の右側のパノラマ(画像をクリックしてください)。360度剣のような石柱群に囲まれている。
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亭から見えた剣のような石柱群その1。
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その2。
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その3。
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その4。
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遠くの石柱群の中に人影が。あんなところにどうやって登ったのか?拡大してみたら右側の人が着替えをしていて後ろ向きで上半身裸になっていた。誰が見ているかわからないので、注意が必要だ。
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望峰亭から狭い階段を下って、さらに奥の方へ歩いてみた。
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いまにも落ちそうな奇岩。
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奇岩の下に咲く花。
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石の上にカラスのような鳥が止まって、しばらく動かなかった。
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石柱の後ろに望峰亭が隠れている。
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望峰亭の裏側に来た。
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こんなに狭いところを通る。
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隙間に挟まった石。
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奥に行くにつれ、だんだん方向がわからなくなってきた。風景区の外れの方に向かっているようなので、ここら辺で引き返すことに。
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このような隙間を抜ける。
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細長い石がはさまっているところも通る。
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こんなところも。
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気が付くと、望峰亭の近くに戻っていた。
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所々にこのような案内図はあるがおおざっぱすぎてわかりづらい。次は剣峰池にいきたかったので、表示通りに右に行ってみることに。
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するとまもなく剣峰池に出た。
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写真に見える鉄の柵のある木道を歩くと池の回りを一周できる。
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剣峰池を巡る歩道は奥が深く、このように狭い石柱の間も通っている。
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池の上に聳える剣のような石柱。地震で上の剣の部分が折れて池に落ちたものも少なくないとか。
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水面に映る同じ剣峰。
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縦のパノラマで上下を合成。
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同上。
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古生代後期の地殻変動で海が隆起したことにより、サンゴなどの化石が見られるという。
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剣峰池を後にして、再び望峰亭の方向に歩く。写真はその途中にあった双鳥渡食と言われる石。2羽の鳥が嘴でつつきあっている様子に見える。
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同上。
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次に現れたのが、象据(実際は足偏)石台(Elephant on a platform)。
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象は意外に小さかった。
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千年亀の石。左側が亀の頭だそうだ。
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道を尋ねたおじさんがわざわざへこんだ石を叩いて音が出ることを教えてくれた。真似をして叩いてみたら金属音がした。あとで石鐘と呼ばれていることを知った。
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望峰亭の下に来た。これで三度目。ここから蓮花池に向かう。
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途中でいまにも落ちてきそうな岩の下を通る。
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上記の岩を横から見たところ。危なっかしい。
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階段を下り、大石林景区を出る。
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蓮花池に出た。中国の大きな楽器の前で記念撮影。
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蓮花池のパノラマ(画像をクリックしてください)。青空でないのが残念だ。
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蓮花池には錦鯉がいっぱい泳いでいた。
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蓮花池の向かい側は小石林景区の入り口になっていた。こちらのほうが人が多い。入り口から近くほぼ平坦な道で歩きやすいからか?
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地図上では北が入り口で小石林景区は入り口に近い。最初に見学する人もいるし、大石林景区を見てから、最後に周る人もいると思う。どちらかというと最後に周ることをお勧めする。
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さっそくツアー客のあとについて小石林景区の中に入る。
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いづれも微妙なバランスで岩が乗っている。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。規模は大石林景区より小さいが、奇岩が横に並ぶ風景は絵になっている。
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このように整備された道を行く。
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石林が並ぶ一画。手前には桃のようなピンクの花が咲いていた。
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歩いていると変なところから女の子二人が出てきたので、私達もその道に入ってみたら、広々とした緑地に出た。本来は入って行けないところかもしれない。
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急いで記念撮影。すぐに元の道に戻った。道があったのに崩れていたので、危険なので、クローズしたのかもしれない。
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桃の花?が色のない世界に彩を添えている。
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緑地の奥のほうには桜がほぼ満開の状態で咲いていた。
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緑地の向かい側にはアシマ(阿詩ま)の石柱のある池があった。アシマとは、この地方の少数民族イ族サニ人の伝説上の美しく勇敢な少女の名前で、その石柱がアシマの姿に似ていることから、アシマと呼ぶようになったとか。
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アシマと同じ格好をして記念撮影をする中国人観光客が多い。
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池の周囲のパノラマ(画像をクリックしてください)。中央やや右の石柱が有名なアシマの石柱。
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イ族サニ人の少女に似たアシマの石柱。アシマが民族衣装と帽子を身に着けて花かごをしょい、顔をやや上向きに遠くのほうを見つめている姿に似ているといわれる。
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ガイドさんの帽子がイ族の帽子。
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池の先にレストランと土産物屋のある一画があったが、めぼしいものがなく、引き返えす途中で撮影。
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小石林景区の入り口に戻るとき、僅かな石で上の大きな石柱を支えているところに遭遇。地震があったらすぐにも崩れそうだ。
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上記の上にあるのが写真中央の一番背の高い石柱。
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蓮花池にかかる橋を渡り小石林景区の向かい側に来たところ。
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奥も大きな石柱が並び石柱の傍らにこんな花が咲いていた。
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情人谷(The Lovers Valley)と呼ばれるところ。伝説によると前述したアシマとその恋人Aheiが楽器を奏で愛の歌を歌いあったといわれる谷だそうだ。近づいてみると左側の岩の緑の蔦が食い込むように絡み、右側にも少なからず蔦が伸びていた。
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4時間近くも歩き周ったので、出店でパパイアと蒸し饅頭を買って食べた。
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おいしそうだったので思わず買ってしまった蒸し饅頭。日本のとちがって中身がない空洞になっている。値段は3個で10元。2個では売らないので、一つはミルクでできた白い蒸しパンにした。いずれもほんのり甘くおいしいかった。
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最後に、大石林景区に戻って、小さ目の石が点在するところを通り、一番高いところにある獅子亭へ。だれもいない閑散としたところだった。
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獅子亭からのパノラマ(画像をクリックしてください)。ここからは公園の全体が見渡せた。
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望峰亭を少し拡大して。
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右側の針峰群を拡大して。
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この時刻(1時少し前)には、昆明や羅平からやって来た観光客で望峰亭があふれていた。私達が上った時は朝早かったので(9時ごろ)、ほとんど人がいなかった。
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あんなところに人がいる。
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石林がどのようにしてできたかを解説している表示があった。海底から地殻変動で隆起し、雨水によって石灰岩が浸食されて今のような地形が形成されたことが記されている。
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当初の予想ほど長くはなかったが、それでも5時間近くにわたり、石林の中を歩きまわったことになる。青空ではなかったが、それほど気温は低くなく、雨にも会わずに見学でき、メインの観光地としては最後の観光を順当に終えることができた。明日は昆明まで移動。その次の日は上海まで飛び、一泊して上海の夜景を楽しむ予定だ。(第五部に続く)
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この旅行記へのコメント (3)
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- takacyan-4444さん 2018/03/15 21:14:26
- 教えて下さい。
- 細やかな旅行記録で大変参考になりました。石林のバス停を調べていたら、こちらの旅行記を見つけました。
来週3/18に昆明空港→東部バスターミナル→石林風景区、観光後バスで羅平(泊)を予定しています。
そこで【恐れていた通り、バスは石林の町の中までは入らず、外れの路上で下ろされた。どうやら石林の町中や石林風景区に行くバス停で下ろしてくれたようだった。バスがいつ来るかわからず、待つものいやだったので、タクシーを拾って今日のホテルに向う(20元)】
との記載が有りましたけど、降ろされたバス停では簡単にタクシーが拾えたということでしょうか?
私達も石林風景区→石林バス停(東部ターミナル↔️羅平?)→羅平バスターミナルを予定しています。
よろしくお願いいたします。
- miharashiさん からの返信 2018/03/16 00:00:18
- Re: 教えて下さい。
- miharashiです。私達の逆のコースを考えていらっしゃるようですね。残念ながらそれは難しいかも知れません。というのは、昆明―羅平間のバスルートには、石林は含まれていないようだからです。羅平から石林に行くときに、石林までの切符を頼んだのですが、買えたのは昆明までの切符でした。その切符を見せて、運転手に石林で下ろしてもらうように頼んだので、バスは石林で停車してくれたのでした。ですから、石林で羅平行のバスに確実に乗れるという保証はないと思われます。昆明から羅平に行くバスも、石林の街には入らずじまいでした。
従って、旅程としては、まず昆明から石林風景区までバスで行き、その後は、石林(石林西は不可)から羅平までは鉄道で行った方が良いかも知れません。ただし、石林発は昼間の12:30発が最後なので、石林を見てからその日のうちに移動するのはかなり難しいでしょう。石林の見学も最低半日はかかるので、できれば石林にも1泊されることをお勧めします。なお、石林―羅平間に定期バスが全く走っていないと断言することもできないので、あくまでも参考としてお考えください。
- takacyan-4444さん からの返信 2018/03/16 07:56:11
- Re: 教えて下さい。
- takacyan-4444です。
早速の返信、ありがとうございます。
風景区観光を10~15時、タクシーで石林駅へ出て羅平駅の鉄道移動も考えていたのですが、最終が12:30では無理なのが分かりました。
それと、空港から東部ターミナル駅への地下鉄が止まっていたのも気になって、現在の運転状況を調べましたがわからなかったです。
3/17に昆明空港周辺のホテルに予約して有りますので、ホテルで二点の件を確認してスケジュールを見直してみます。
ありがとうございました。
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