2017/02/13 - 2017/02/13
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ミズ旅撮る人さん
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ちょっと旅行記とは違う内容かもしれませんが、山形から宮城県への旅行の最中に、まったくの偶然で、今年(2017年)5月から営業運転を開始するJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」と遭遇しました。JR九州の「クルーズトレインななつ星」のような、超豪華列車です。
SLを訪ねて、雪深い山形から宮城にまたがる地域を移動していて、たまたま立ち寄った駅に見たことのない列車が入線して来たのです。
不思議な色合いの車体は、まるで新品の模型のよう。人が乗る平凡な列車とは格が違います。
ニュース速報のような、旅行記?ですが、ご覧ください。
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宮城県遠田郡美里町にあるJR東北本線の小牛田(こごた)駅。
ここに立ち寄ったのは、たまたま近くの公園にSLを訪ねて来ていて、駅に設置されている地図に、その公園の場所が書かれていないか見るためでした。
元々、ここに来る予定はなかったのですが、駅の真横からホームが見えたので、ちょっと撮影していました。 -
ホームの向こうには「リゾートみのり」の車両が停まっていました。「リゾートみのり」は、東北本線・陸羽東線の仙台~ 新庄間を週末に走る全車指定席の特別列車です。
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運転席の真下の逆三角形は、伊達政宗の兜をイメージした「アンティークゴールド」をあしらっています。
その下のラインは、沿線の稲穂をイメージした「メタリックゴールド」、車体全体には紅葉をイメージした「深緋(こひき)色」と「漆黒」を組み合わせています。 -
ここにいるのは、1号車と3号車の2両編成です。3月いっぱいまでは2両編成、4月以降は3両編成での運行となります。
運転日は、3月までは土日のみ、4月以降は金・土・日で、GW・お盆などの臨時運航日もあります。
ここで、妙なことに気が付きました。「みのり」の手前のホームに、運転士が2人歩いて来て、先端で止まったのです。
こんなに長い車輛の列車が、ここに止まるんだろうか。東北本線と石巻線、陸羽東線の乗り入れる駅ではあるものの、平日の昼間にそんなに長い編成が来るのか?妙な勘が働きました。 -
そして、間もなく、これが来たんです。
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なんだろう、これは。シルバーメタリックの色味のない車体。見たことがない。
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後ろに続く編成も、それぞれ奇妙な形の窓が付いています。これは、すごいものを見ているらしい。
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先頭車両のこのモザイク模様の窓の配置はなんだろう。格好よすぎて現実感がない。
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運転士さん、気持ちいいだろうねえ。窓も広くて見やすそう。
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あっ、後ろに誰か乗っている。試運転だから、いろいろ乗っているんだろうね。
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この車両は展望車になっていて、10両編成の先頭と最後尾に配置されます。
この窓の部分は、ラウンジになっていて、天井まで広がる窓が自慢になっています。
一番気になるのは、運転席は見えるのかということ。運転席が見えないと前方または後方の景色は見えないことになります。
昔、小田急線のロマンスカー20000形RSEとJR東海371系の車両は、運転席が透明ガラスだけで仕切られていたので、展望席からも前方が見えました。
「四季島」はどうなっているのでしょう。 -
これは2012年のRSEの先頭車両です。客席から運転席を通して前方が良く見えます。
「四季島」もこうなっているといいのですが。 -
おまけです。小田急ロマンスカーRSE「あさぎり号」です。この年に引退しました。
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こちらが、JR371系の「あさぎり号」です。
小田急線とJR線の相互乗り入れをする唯一のロマンスカーで、小田急の車両とJRの車両が担当していました。 -
これがJR371系の「あさぎり号」です。ちょっと新幹線に似た塗装で、目を引きました。この車両もRSEと同時に引退しました。
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「四季島」は、ホームの先端に達して停車しました。
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全面かるたのラッピングを施したキハがいました。にぎやかなラッピングですが、隣に「四季島」が来ては、色を失います。
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ここまで気動車として走って来た「四季島」は、ここで2号車から片側パンタグラフを伸ばして、頭上の電線に接触させました。
パシッと鋭い電気音がしました。
ディーゼルエンジンは、1・10号車に搭載されていて、2・3・8・9号車にはパンタグラフが付いています。
3泊4日のコースでは北海道登別まで行く事があり、北斗星やカシオペアで専用機関車が必要だったのとは違い、青函トンネルを含めたJR東日本・JR北海道すべての線路を自走できます。 -
見れば見るほど、異様な感じがします。この時点では、この列車の正体がわからなかったので、余計にそう思えるのです。
「ななつ星」や「或る列車」を初めて見た九州の人たちも、こんな感じだったんでしょうね。 -
停車時間は短かったです。運転士の交代に必要な時間だけといった感じでした。
何のアナウンスもなく、非現実的に見える車体が再び動き出して行きます。 -
3号車。うっかり2号車を飛ばしてしまいました。2号車と3号車は同じスイートで、1両に3室の個室があります。
全室シャワー・トイレ完備。定員6名。 -
4号車。2・3号車と同じスイートです。違いはパンタグラフがない事とバリアフリー対応くらいです。
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5号車は、かなり特徴的な外観をしたラウンジカーです。目立つ黒い部分には大きなドアがあります。
18名分の座席があります。定員34名の「四季島」ですから、これで十分でしょう。 -
6号車、食堂車です。こちらの座席数も18名です。
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7号車、この車両が一番豪華な「四季島スイート」と「デラックススイート」があります。
前者は2階建てで、1階が寝室、2階には掘りごたつがあります。後者はフラット仕様です。
因みに、2泊3日の「四季島スイート」の料金は70万円、「デラックススイート」で65万円です。もちろん2名1室での料金ですから、二人で140万円です(一人だと105万円)。 -
8号車。パンタグラフ付のスイートです。3室定員6名。
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9号車。パンタグラフが立っているのが見えます。スイート3室定員6名。
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10号車。1号車と同じ展望車。乗客用の昇降口がなく、隣の車両からのみ入ることが出来ます。展望スペースの座席は6名のみ。
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展望スペースの窓には、張り紙がしてあって、内部を見ることは出来ません。
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小牛田を出て、この列車はどこへ行くんでしょう。
冬の2泊3日のコースでは、上野を出発して白石・松島で観光後、青森まで行き、観光後、鳴子温泉で入浴して上野に帰る予定です。
青森から東北本線で南下して来て、小牛田で陸羽東線に入り、鳴子温泉まで往復するものと思われます。
今後、この小牛田駅は、「四季島」を撮影するスポットになることでしょう。 -
「四季島」のテールランプは、高い位置にちょこんと付いています。
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「四季島」の基点となる上野駅には、かつて北斗星などの寝台特急が発着した13番線の隣の荷物輸送用のホームを「四季島」専用のホーム13.5番線として整備することになっています。
「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」と名付けられたこのホームに至る前には、13番線に造られたラウンジ「プロローグ四季島」でくつろぐようになります。
この豪華な列車旅行は既に販売された出発分まで完売、5・6月分の平均倍率は6.6倍だそうです。
現在は2017年12月から2018年3月の予約を受け付けています。
これまでの最高倍率は76倍で、3泊4日の「四季島スイート」95万円だとか。日本にはまだまだ大金持ちがいっぱいいます。
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