1996/09/02 - 1996/09/04
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itaruさん
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民族衣装にジャンビアを腰に差した男たち、カラシニコフ銃を持った部族の兵、黒いアバヤを着こんで目だけを出した女性たち、人懐っこい子供たち。かつて「Arabia Felix」と呼ばれたイエメンを訪れたのは1996年のこと。空港に降り立った瞬間、それまでに旅したイスラム圏のどの国とも違うことを感じたもの。異文化というものをこれまでになく感じつつ、出会った人々は素朴でとてもフレンドリー。この国を離れた時、またいつか訪れたいと思ったものです。しかし、その後はテロ、内戦と治安が悪化し再訪の機会を得ることなく、時間だけが過ぎていく。一日も早く、混乱が収まり、人々が笑顔で平和に暮らせる日が戻ってほしい。そう思います
9月2日 成田15時55分発KE1便→ソウル19時40分発KE801便→バーレーン
バーレーン泊(トランジットホテル)
9月3日 バーレーン8時15分発GF540便→アブダビ13時15分発IY853便→サヌア
サヌア泊
9月4日 シバーム&コーカバン、スーラ観光
9月5日 マーリブ観光(タクシーチャーター)
9月6日 サヌア→タイズ(乗合タクシー)
タイズ泊
9月7日 タイズ→イッブ→サヌア
サヌア泊
9月8日 ワディダハール観光 サヌア18時30分発→アブダビ
9月9日 アブダビ1時50分発GF152便→バンコク(観光)22時30分JL718便→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ガルフ航空 イエメニア JAL 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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学生時代の長期旅行中、イエメンという言葉を何度か耳にした。「行った」「これから行く」……。かつて「幸福のアラビア」と呼ばれた国、古いアラブが残っているという。双子都市のシバームとコーカバンを取り上げたNHKのドキュメンタリー番組は異国情緒たっぷりで、非常に魅力的だった。ちょうどこの頃、地球の歩き方シリーズで「アラビア半島」も出版されるようになった。「行くなら今かな」。歩き方と「lonly planet」を購入、旅の計画をたてはじめました。
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ただ当時はエミレーツなどの中東系の航空会社は日本に未就航。エジプト航空やアエロフロートがサヌアへの格安航空券を設定していたけれど、乗り継ぎは微妙で毎日便があるわけでもなく非常に使い勝手が悪い。学生だったらそれでもいいのだけれども、休みが限られる社会人にはちと厳しい。ということで、世界の航空路線網のデータを網羅したOAGの時刻表を購入して、イエメンへのルートをあーでもない、こーでもないと検討。今ならネットで簡単に検索できるのだけれど、アナログで大変でした
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休みの日程、時刻表とにらめっこして導き出したのがアブダビ往復のPEX航空券(当時はイエメン行のPEX航空券は設定なし)にアブダビ-サヌアの往復航空券を組み合わせるというもの。サウジアラビアを経由する旅程も考えたのだけれど、相談した旅行会社の担当者に「トランジット・ビザが必要になるかも。やめた方がいい」と言われて断念。サウジ経由だとハドラマウト地方に直接乗り入れることもできたのですが……。
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航空券の料金は東京-アブダビ往復が16万円、アブダビ-サヌア往復が7万6900円。途中、バーレーンでの長いトランジット時間では航空会社がホテルを用意してくれる。「空港内のトランジットホテルと市内のホテルのどちらがいい」と聞かれ、一瞬バーレーンにも入国しようかと迷う。ただ、時間も短いし、夜間なので睡眠時間を重視。トランジットホテルで休憩、アブダビからはイエメンのナショナル・フラッグのイエメニアでサヌア入り。約30時間の長旅でようやくたどり着きました
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ジャンビーアを身に着けた男たちに圧倒されつつ、空港からダッバーブで旧市街へ。1ドル=122~127リアルで両替(当時は1ドル=108円くらい)。旧市街にある伝統的な家屋を利用したイエメンスタイルの宿Sultan Palace Tourist Hotelに1200リアルほどで宿泊。宿の屋上から眺めるサヌアの旧市街はまさにアラビアンナイトの世界でした
アル ジャミ アル カビール / グレート モスク 寺院・教会
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街の中心、タハリール広場の近く。近代的な建物はなく、水色のシャッターを持った小さな商店が並んでいる。ここでシバーム(コーカバン)行の乗り合いタクシーに乗り込む
タハリール広場 広場・公園
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シバームまでの所要時間は1時間ほどで乗り合いタクシーで100リアル。そして、岩山の上にあるのがコーカバン
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二つの街の高低差は350メートル、モスクの裏の道を通って登っていきます
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麓のシバームは農業と商業の街。周辺には耕作地が広がっている。
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コーカバンに向かう途中、地元の子供たちに声をかけられて記念撮影。少しピントと構図がずれてしまったのはご愛嬌。デジカメと違って、画像を確認できないからね
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ジャンビーアを持った地元のおじさん
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シバームが農業と商業の街なのに対し、コーカバンは軍事の街。シバームが外敵に襲われると人々はコーカバンに避難した。今でも1年に1度、2つの街は集まって互いの無事を確かめあう。高校生ぐらいの時だったろうか、ドキュメンタリー番組で見たその姿。とても印象的で、イエメンへの旅を思い描くようになったものです
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コーカバンの街、子どもたちがサッカーに興じていたことを思い出す
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堅固な要塞のようなつくりのイエメン風の建築。1000年以上の間軍事を担ってきた街というのが良くわかる
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イチオシ
イエメンでは多くの子供たち(大人たちも)に声をかけられた。笑顔がホントに魅力的。みんな今はどうしているんだろうか、内戦に巻き込まれてなければいいのだけれど
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日差しは強いけれど、高地で乾燥しているので暑さはあまり感じない。出会う人たちは異国の旅人に気軽に声をかけてくれる
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アラビア半島というと、不毛の砂漠というイメージを抱きがち。そんなステレオタイプの考えとはまるで違う光景が目の前に広がっている。幸福のアラビア。石油はないけれど、豊かな文化、心を育む土壌はある
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特別な観光スポットがあるというわけではない。今も人々が生活する街にお邪魔して散策する。それが楽しい
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コーカバンからシバームへ。きつい登りと違い、下りは楽なもの。まだまだ時間はある。サヌアに戻る前に再び乗り合いで15分ほど距離の山岳の城塞都市スーラに移動します
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堅牢なつくりの住宅群。イエメンらしい高層建築を見ていると中世のイスラム都市に迷い込んだよう
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だんだん陽も傾いてきた。博物館(50リアル)など訪ねつつ、街を歩く
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ここでも異邦人は子どもたちの興味の的
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家に招かれしばし談笑(ってほど、会話は成立しないけれど)。兄弟の写真を1枚
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そろそろサヌアに戻る時間。乗り合いを探そうと思うけど、車が来そうな気配がない。「もう時間が遅いからチャーターになるよ」との声。仕方ないか、500リアルでチャーターすると
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チャーターが決まると、どこからか人が集まってくる。普通の住民の車のチャーターだから、彼らにしたらサヌアに行くなら乗って行こうか、みたいなものなのでしょう。今は何とな彼らの思考も理解できるけど、当時は面食らったなあ
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旅行記グループ
1996年、イエメン
この旅行記へのコメント (2)
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- ほいみさん 2017/06/15 09:03:28
- 幸福のアラビア
- 初めまして。
イエメン、素晴らしいですね。
私も2007年に行きましたが、その後は政情不安で「行けない国」のひとつになったままの様です。もう一度行きたい国のベスト3に入っているのですが。
フィルム時代の写真を堪能させて頂きました。デジカメになって高画質で劣化も無くなりましたが、写真の有難さも半減した様な。
残りのイエメン編も拝見させていただきます。
ほいみ
- itaruさん からの返信 2017/06/17 02:08:29
- RE: 幸福のアラビア
- ほいみさん、書き込みありがとうございます
> イエメン、素晴らしいですね。
> 私も2007年に行きましたが、その後は政情不安で「行けない国」のひとつになったままの様です。もう一度行きたい国のベスト3に入っているのですが。
内戦状態という現況、悲しい限りです。イエメンの人たちって、人懐っこくで優しくて。自分も優しい気持ちで旅ができたような気がします。
> フィルム時代の写真を堪能させて頂きました。デジカメになって高画質で劣化も無くなりましたが、写真の有難さも半減した様な。
確かにデジカメになったことで、とりあえず写真を撮っておこうという感じになりました。以前は撮りたい写真だけ撮っていたのに。失敗しても何度でも撮り直しができるので、1枚の写真にかける意気込みが以前ほどにはなくなった気がします
> 残りのイエメン編も拝見させていただきます。
ありがとうございます、今後もよろしくお願いします。
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