ブリュッセルへUKIYO-Eを見に行こう　２　浮世絵鑑賞

2017/01/29 - 2017/01/29

2016年は、日本とベルギーの友好150周年だったそうです。両国でいろいろな記念イベントが行われました。去年の暮れ、ベルギー在住の友人にブリュッセルで浮世絵の展示があるけど見に行かない？と誘われました。ブリュッセルに行ったことのない夫と見に行くことにします。ブリュッセル観光とおいしいものが目的になってしまった感がありますが、今日はいよいよ浮世絵を見に行きます。

これはそのパンフレット。展示では、パートごとの説明はフランス語、オランダ語と英語、作品ごとの説明はフランス語、オランダ語でした。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5

• 旅行の手配内容: 個別手配

泊まったホテル　シルケン　ベルレモン　Hotel Silken Berlaymontの部屋。

週末だったせいかとても安くて朝食付きで一泊二人65ユーロ。ユースホステルよりも安いです。こんなに安くていいの？無料の小さいお水が一本（ベルギーらしくSPA)とコーヒーセットまでありました。

お部屋は古くなってきていますが、全然問題ないです。

窓から見た中庭。

丸い天井があるところがレストランです。

朝食時。

この丸いカウンターが冷たいものが並ぶカウンター、この写真の右手のところに卵、ソーセージなど温かいものなどが並ぶコーナーがあります。

自家製っぽいスモークサーモンや燻製の魚、チーズもいろいろな種類があり、本当にいい内容の朝食です。

ここはロビー。

この階段を登って渡り廊下を通ってレストランに行きます。
わたしたちの部屋に行くには（別館？）、この階段の横にある地下へ続く階段を下りて渡り廊下を通って行きます。

金曜日から月曜日まではホテルの駐車場に25ユーロで駐車できると聞いていたのですが、ホテルの前に空いた駐車スペースがあって、レセプションに聞いたら無料で停められるということでした。ラッキーでした。

ホテルのレセプション。

最初の日、ブリュッセルの地図をもらいました。
人数分もらわなかったので、前日グランプラスのツーリストインフォメーションに行ったときそこで地図をもらおうとしたら1ユーロでした。その地図は字が大きくて見やすかったのですが、やはり人数分地図はもらうべきでしたね。

Shop & Travel in Belgium ショップ＆トラベルという無料の冊子も（日本語もあり）おいてありました。この冊子はファッションの記事もあってなかなかよくできています。

ホテルをチェックアウトして美術館にでかけます。
ホテルから歩いていける距離です。

ここは欧州委員会の本部ビルです。本当は美術館と本部ビルは違う方向ですが、この建物のほうに行ってしまいました。せっかくなのでちゃんと見ます。

EUの旗が掲げられています。

EUの旗にある黄色い星は、12個と決められているそうです。
ここに掲げられる旗の数は加盟国の数なので増えたり減ったり（初めて）します。
イギリスは出て行っちゃうんですね。

このEU本部の建物はBerlaymont　ベルレモンという名前です。

だからホテルもそういう名前だったんですね。
知らなかったわたしは、最初、Barclaymont（そんな単語ないですね？）バークレイモントだと思ってました。

ベルレモンというのは、もともとここにフランスの女子修道院があったそうですが、その修道院の名前から来ているそうです。

Brussel Schuman　と書いてあります。
このSchumanというのは、欧州連合の父、フランスの首相、外相だったロベールシューマン Robert Schuman（1886－1963）から名前が付けられました。

ロベールシューマンは、ルクセンブルグで生まれドイツで教育を受け、アルザスロレーヌがフランス領になったときにフランス国籍を取得、その後フランスの政治家となり、欧州連合の建設に貢献した人物です。

作曲家のロベルトシューマン(Robert Schumann)と名前が似ていますが、このシューマンはSchumann、ｎが二つです。

今、調べてSchumanのなぞが解けました。

美術館のあるParc du Cinquantenaire サンカントネール公園が見えてきました。

サンカントネール門は、1880年のベルギー独立50周年を記念して1904年から1905年に建てられた門です。（時間がかかっていますね。）

この門の上に登れるそうです。

門に続く建物両側に美術館があります。

向かって右側がUkiyo-Eの展示のMusee du Cinquantenaireサンカントネール博物館です。

左側には軍事博物館があります。

ここは入り口ではなくて、ぐるっと建物を回ります。

並んでいる人がいないのですぐ入れそう。

ここが入り口です。

日曜日の午前中は、空いていたのでしょう。すぐにチケットも買えて、すぐに入れました。
入場料は15ユーロです。
本当は2月12日まででしたが、好評につき、2月18日19日、25日26日と3月4日5日は展示しているそうです。

中では、浮世絵の作成を紹介する映画もやっていました。
この浮世絵展は、サンカントネール博物館が所有するものを展示していたようです。

葛飾北斎　富嶽三十六景　凱風快晴。

去年、ジヴェルニーのモネの家で見た猫の浮世絵に再会。

歌川広重　浅草田甫酉の町詣。

ミュージアムショップにノートがあったので買いました。3ユーロでした。

歌川国芳　金魚づくし。

やっぱりかわいい。

作品はフラッシュをたかなければ撮影OKです。

会場はこんなかんじでした。

着物を着ている日本人女性や合気道をならっているベルギー人なのか袴姿のベルギー人男性も目にしました。

最後にDimitri Piotという浮世絵の手法でイラストを描く人の展示もありました。

展示を見終わって外に出るとまだ晴れていました。この公園には散歩の人やジョギングをする人がたくさんいます。

ホテルの前に駐車した車に戻ります。
きれいなものをたくさん見て美味しいものを食べて、充実した週末でした。
ブリュッセルの人が親切で街がとてもきれいだったのが心に残ります。

この旅行記へのコメント （1）

• カッツェさん 2017/02/20 20:31:16

  浮世絵

  こんばんは。
  猫と金魚の浮世絵、かわいいですね。nekochanさんは海外に住んでらっしゃるんですね。また、素敵な情報、楽しみにしています。
  カッツェ