ＡＮＡビジネスクラスで行く　キューバ＆メキシコシティの旅（メキシコシティ＆帰国編）

2016/12/23 - 2017/01/03

昨年に引き続き、年末年始のＡＮＡのヒューストン往復特典航空券が取れました（ヒューストン線ってあまり人気ないので取りやすいし）。中南米のどこに行こうかと考えたのですが、最近アメリカとキューバの国交が回復したことで、今後のキューバが大きく様変わりすることも考えられることから、今のうちにとキューバに行ってみることにしました。
ハバナへ向かうにあたり、乗り継ぎでメキシコシティに立ち寄る必要もあったため、どうせならメキシコシティにも３泊しようということになり、合計１２日間の旅行となりました。

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

さてメキシコシティーの最初の夜は、ホテルの近くのこちらのタコス屋さんで、本場のタコスを食べに行きましょう。

残念ながら英語メニューはないとのことですが、英語が話せる店員さんがいるので、おすすめをちょっと聞いてみましょう。

店員さんのおすすめビールがこちら。メキシコでは一番人気のビールとのことで、やっぱりおいしいですね。
実はメキシコは隠れたビール大国で、ヨーロッパのようなしっかりした味わいのビールが多く、種類も豊富なんです。

お通しのトルティーヤ。別に注文したワカモーレとともにいただきます。
お通しなのにうますぎて、とまらなくなります。ちなみに、どこのお店でもトルティーヤのお通しが出されますが、おかわり自由なのがいいですね。

まずはチキンのタコス。
上にのっているパクチーとの相性がとてもいいと思います。

こちらでポピュラーなタコスはどれ？と店員さんに聞いて注文したのがこれ。
ひき肉とタマゴのタコスだそう。
タコスと言ったらスパイシーな具材が多い印象ですが、こういう具材もタコスにするんですね。
食後は夜歩きをするような場所ではないので、早々にホテルに退散。

朝になりました。明るくなったので、ホテルの周りをちょっと散歩。
ちなみにこのホテルの周り、比較的治安のいいエリアとされていて、やたらと警察官や警察車両がうろうろしているんですが（３０ｍおきに警察官が立番している…警察官多すぎじゃね？）、逆にこのくらいやらないと治安が維持できないんでしょう。

ホテルの朝食ブッフェ会場で、朝食をいただきましょう。

まずは、定番メニューから。
種類も豊富です。

やっぱりメキシコシティのホテルなので、朝からタコスも置いてあります。
具材がならんでいて、自分で作るタイプ。

お客さんのオーダーに応じてカットフルーツをサービスしてくれるコーナーまでありました。
最近利用したホテルの朝食ブッフェの中では、最高の内容だと思いました。

朝食のあとは、今日は１日フリーなので、メキシコシティの街歩きに出かけます。
このホテルの界隈の治安面は、とりあえず大丈夫そうな印象ですが…

治安がよくないことで評判のメキシコシティの地下鉄駅にやってきました。
しかし、駅構内は異常に汚いわけではなく、車内に物売りはいましたが知らん顔をしていれば構ってこないし、警備員もうろうろしているので、日中の利用であれば問題はなさそうな感じ。

ですが、地元民ばかりなので、やっぱり東洋人はとっても目立ちます。
荷物や車内の乗客を見まわし十分な警戒をするほか、座席が空いていれば座るようにする、立つ場合も壁を背にして立つ、ドアの近くに立たない（発車間際に荷物をひったくられる手口が多い）ように、最大限の注意を払って乗るようにしてください。

地下鉄で面白いと思ったのは、この駅名表示。
イラストで駅名を表示するようになっているんです。

ちょっと光があたって見にくいですが、ソカロ駅の左側にシンボルマークが見えます。

ソカロ広場。
午前中は、買い物などでこの辺りをふらふらしていました。
ここは観光地エリアのため、例のごとく多数の警察官がウロウロしている
ので、ひったくりやスリ等に気をつけていれば大丈夫かと思います。

ランチは、宿泊しているヒルトンホテルに隣接したこちらのレストランで。
評判のレストランのようで、結構混んでます。

まずはお通しのトルティーヤと、アボカドのサラダ。

牛肉のタコス。
日本で食べるタコスは、具材にスパイスをきかせてあるものが多いですが、
こちらで食べるタコスは、かなりシンプルな味わいのものが多いように
感じます。
おそらく、店内に薬味やソースのコーナーがあったりするので、スパイシーな
ものが好きな方は、自分でやってちょうだいってことなんでしょう。

こちらはエビとセロリのタコス。
日本のタコスとは違い、こういうテイストのあっさりしたタコスも
悪くないなと感じます。

締めは濃厚なプディングで。
満足いたしました。

私の隣のテーブルに置いてあった料理を見ると、なんとイモムシの素揚げみたいなヤツが乗っててビックリ。
実はこれグサノっていう、メキシコでは有名な料理なんだそうです。

さきほどのソカロに戻って観光の続きです。
警察官はいますが、人も多いので、十分に注意を。

テンプロ・マヨールという遺跡＆博物館に行ってみます。
こちらは遺跡。私たち考古学者じゃないので、ま、こんなもんかなって印象。

博物館は、こういった独特な収蔵品が充実していました。
アステカ文明に興味のある方は、これかなり楽しめそうな感じです。

次は、メトロポリタン大聖堂です。

ここは中南米でも最大規模の教会なのですが、おもしろいことに、教会の屋上をぐるっと一周するツアーがあるとのことなので、せっかくなので参加することに。

こんな階段を上っていきます。
メキシコシティは標高が高いからか（２，２００ｍ）、こんな階段でも息が切れてしんどいのなんの。

こんな感じで、教会の屋根裏をガイドさんの先導でぞろぞろとついていきます。
ちなみに説明はスペイン語だけなので、サッパリわかりませんが…

それでも、教会の上から眺める景色はなかなかですね。
ツアー終了後は、もう夕方なので、ソカロを後にしホテルに帰ります。

さて今日の夕飯。
またタコスって感じるかもしれませんが、メキシコシティのタコスはそれぞれのお店で全く違う顔があって面白いと思ったので、今日はちょっと趣向を変えて、ホテルの目の前の公園にある屋台で、タコスを持ち帰ってホテルでいただくことにしました。

屋台のタコスはこんな感じ。
いやこれ、とってもうまかったです。
タコス専門店に全然負けてない。

さて、翌日はホテルに頼んでおいたテオティワカン遺跡ツアーに参加します。
写真はガイドのおじさんの、途中に立ち寄った土産物屋でのひとコマ。
英語とスペイン語を、器用に使い分けて説明しています。

最初はグアダルーペ寺院に到着。
神父さんが、集まった人に聖水を撒いています。
やっぱりニューイヤーなんで、かなりの人だかり。

旧聖堂。こちらは外観だけ。
なんでも、地盤沈下の影響で建物が傾いてしまっており、修復中とのこと。

そんなわけで、実際にお参りしたのは、こちらの新聖堂になります。

ミサが行われていますが、えらい混んでいます。
ガイドさんいわく、メキシコは９割の国民がカトリックの信者だそうで。

ご本尊のグアダルーペの聖母ですが、メキシコ国旗のほうが目立っちゃってます。
でもよく見ると、メキシコ国旗の真ん中の図案って、ワシが蛇をくわえている絵なんですね。

グアダルーペ寺院を後にしてから、４０分ほどのドライブでテオティワカン遺跡に到着しました。
写真は月のピラミッド。中腹まで行ってみます。

段差が急で、踊り場もないので、コケたらえらいことになりそう。
しかもここも標高が高い（２，３００ｍ）ので、このくらいの
階段の昇り降りでもけっこうしんどい…

月のピラミッドの中腹から。
とても広大な遺跡であることが分かります。
ちなみに、ガイドさんいわく、月のピラミッドの頂上は落書きをしたヤツが
いたらしく、立ち入り禁止になってしまっていました。何だかな…

向こうに、最も大きい太陽のピラミッドが見えます。
時間もまだあるし、ここまで来たからには、あそこの頂上まで
行ってしまいましょう。

っと、その前に、アイスを一口。
季節的には乾季ですが、天気も良くかなり汗ばむ陽気なので
アイスがうまいです。

さてさて太陽のピラミッドへの階段はこちら。
う～んやっぱり、頂上までけっこう距離がありそうな。

それでも２０分ほどで一気に登り切ってやりました。
先ほどまでいた、月のピラミッドが見えますね。
この後、近くのレストランで昼食休憩となり、昼食後は１時間ほどのドライブで、ホテルに戻ってきました。

さて、ホテルに戻ったはいいのですが、この日は１２月３１日。
こちらもニューイヤーで、閉店している店が多く、店を探すのが一苦労。
こちらはようやく見つけたレストラン。
とりあえずビール。

さて、こちらでもワカモーレの食べ比べ。

メキシコに来てから食べてみたかった、サボテンを使ったサラダです。アボカドの間に散らしてある、褐色の棒みたいな形をしたヤツがサボテンです。
少し粘りがあって、見た目も食感も茎わかめみたいな感じでしたね。私は嫌いじゃないです。
食後はやはり早々にホテルに退散。

さて、今日はメキシコシティから、乗り継ぎ地のヒューストンに移動します。
ホテルのショーファーカーにて、空港に向かいます。
市街地に近い空港で、渋滞もなかったので、３０分ほどで空港に到着。

インテルジェットというＬＣＣのチェックインカウンター。ヒューストン行きのチェックインを行うところで、事件が発生。
係員から「ＥＳＴＡの登録情報見せてください」と言われて、登録情報が記載されたハードコピーを持ってくるのを忘れていたことに気が付き、真っ青になりました…スマホでアメリカ入国管理局のサイトからＥＳＴＡ登録済み画面を引っ張り、係員に見せて、なんとかチェックイン終了。
ＡＮＡの米国行き便に搭乗する場合、事前にＡＮＡの予約システムにパスポート番号等を入力しておけば、勝手にＥＳＴＡの登録情報を引っ張ってチェックインしてくれ、ハードコピーを持ってこなくても乗れてしまうので、すっかり油断していました。
反省です。

オンタイムでヒューストンへ。
約２時間のフライトになります。

インテルジェットの機内はこちら。
このタイプの中型機でしたら、３－３の座席配置が一般的ですが、３－２の余裕ある座席配置になっています。

ＬＣＣといえば詰め込み型の狭いシートのイメージがありますが、インテルジェットのシートピッチは広く、足元にもこんなに余裕が。

なんとビールとスナック菓子までごちそうしてくれました。
短距離路線なのに太っ腹です。

そろそろヒューストンに着くはずだけどな…と思って窓の外を見ると、なぜか空港を通り過ぎてしまっています。
この後、大きく旋回して無事にヒューストン国際空港に到着しました。

この後乗り継ぐＡＮＡ便は明日の出発なので、今日は近くの空港ホテルで一泊。
同日乗り継ぎは、ヒューストンへの到着遅れ等で乗り継ぎができなくなる危険が大きいと判断し、安全策をとってヒューストンで１泊する日程にしたのですが、これが後で奏功することに。

近くのタコス屋さんで、最後のタコスをいただきます。
以前にヒューストンに来た時もメキシコ料理をいただいたのですが、ここヒューストンはメキシコ移民が多く、メキシコ料理（テキサス州のメキシコ料理ということでテクスメクスと呼ぶらしい）はかなりの本気モードでうまいんです。

帰国の日となりました。
ホテルの無料シャトルで、ヒューストン国際空港に到着。
連休最終日の１月３日に日本到着となる便なので、混雑しているかと思ったのですが、そうでもないですね。

ヒューストン周辺の雨雲レーダー。
実はこの日の早朝、私たちがまだホテルにいるときに激しい雷雨があって、なんとしばらく滑走路が閉鎖になっていたそうなんです。

私たちの搭乗機は到着しているのかなと思ったのですが、ちゃんとスポットに待機していました。ところが…

やっぱりＡＮＡ便の出発が遅れる旨のアナウンスがあり、フライト表示を見ると、ほかの便も軒並み出発遅れとなっています（ＡＮＡ１７３便はＯｎ　Ｔｉｍｅと表示されていますが、実際は１０時３０分に出発時刻変更となっています）。

結局、予定より３０分ほど遅れて搭乗時刻になりました。
ＣＡさんに聞いたところ、できるだけ乗り継ぎ客を待ったために出発が遅れたとのことですが、それでもこの便に乗り継ぎができなかった方が３０名ほどいたそうです。
やっぱり、前日にヒューストンに到着しておいて正解でしたね…くわばらくわばら。

さてさてお楽しみの機内食タイム。
まずは前菜から。

和食のメイン。
やっぱり日系のエアラインはいいなってしみじみ感じる瞬間です。

こちらは洋食。ワインが進む内容です。

面倒なので、チーズも甘いものもみんな一緒にもらってしまいました。

さて食後、時差調整のため睡眠をとらないこととし、往路で見た「君の名は」を、復路でもう一度鑑賞。
あまり私は機内エンタメ利用しないのですが、機内で好きなお酒を片手に見る映画もなかなかいいですね。
見終わったら、飛行機はもうこんなところまで。

ＣＡさんから、軽いお食事はいかがですかとのことでしたので、こちらを。
いつも帰国便でいただくＡＮＡチキンカレー。

続いて、一風堂の味噌ラーメン。
機内食を含め、今回の旅行もおいしいものをいろいろいただきました。
おかげで、帰国後に体重計に乗ったところ、すごいことに…
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。