冬の北陸へ　～青春18きっぷで降りる旅 vol.8越前大野編

2017/01/09 - 2017/01/09

金沢編　http://4travel.jp/travelogue/11210976　からのつづき。
旅の2日目は早朝金沢を出し福井駅へ。福井駅からローカル線、越美北線に乗換え越前大野駅で下車。城下町、大野を街歩き。名水湧くところに美味い酒あり。越前名物のおろしそばと地酒を堪能。せっかくなので越美北線の終点まで行ってみることに。本日の旅は乗車時間は短く、テーマどおり降りる旅となりました。

【旅程】
・2017年1月8日（土）
岡山駅6：14（山陽本線）7：46姫路駅8：09（山陽本線・東海道本線・湖西線・北陸本線）11：15敦賀駅11：40（北陸本線）12：46福井駅13：13（北陸本線）14：43金沢駅（バス）兼六園、金沢21世紀美術館　＜宿泊＞ホテルトラスティ金沢
○2017年1月9日（日）　
金沢駅6：57（北陸本線）8：23福井駅9：08（越美北線）10：04越前大野駅（街歩き）13：46（越美北線）14：19九頭竜湖駅14：38（越美北線）16：03福井駅16：12（東尋坊・三国編 http://4travel.jp/travelogue/11216699 につづく）

【乗車メモ】
○本日の列車乗車距離　204.6km
○本日の列車乗車時間　4時間40分
○青春18きっぷお得額　普通運賃3,590円－1日分2,370円＝1,220円

エリア 大野(福井)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

金沢編　http://4travel.jp/travelogue/11210976　からのつづき

金沢駅から普通列車で約1時間30分で福井駅に到着。

福井駅 (福井県) 駅

列車出発まで45分あるので、駅近くの喫茶店で朝食にします。ゆとり珈琲店は福井発祥の喫茶店とのこと。

珈琲所 ユトリ珈琲店 AOSSA店 グルメ・レストラン

モーニングサービスの時間中は飲み物をオーダすればトースト、ゆで卵、サラダなどが付きます。サラダとスープはセルフサービス。これで400円はお得。

福井駅9時8分発、越美北線（九頭竜線）のディーゼルカーに乗り込みます。

山々には霧がかかっています。雲海に浮かぶ大野城が見えるのではと期待が高まります。

越前大野に近づいてきました。残念ながら雲海は消えていました。

越美北線のディーゼルカーのドアは半自動。扉は手で開けます。

ホームに降り立ちます。文部省唱歌「故郷」の音楽が流れています。

駅の中に鐘楼があります。

越前大野駅の駅前のモニュメントは冬の装い。

越前大野駅 駅

ひとかき運動。雪国に住んだことありますが、こういう取り組みは嬉しいですね。

「良縁の樹」がある春日神社。根っこが結ばれているスギとケヤキの大木があり、パワースポットとされています。

袖壁がある町家。

風情のある街かど。

美濃街道であった五番通り。城下町建設時に町割りがされ、碁盤の目状に道が通っています。

格子戸がある町家。

重厚な町家に沿った小路。

16の寺院がある寺町通り。

寺町通り 名所・史跡

寺の門前にも歴史を感じる町家があります。

天井絵が見事な誓念寺。

門の扁額にセイロン文字が書かれている浄勝寺。

寺町から、城下で最も賑わった七間通りへ。七間本陣で昼食。

七間本陣 グルメ・レストラン

ここのそばは、三間盛（1～2人前）から十間盛（4人前）まであります。おろしつゆの三間盛を地酒といただきます。地酒は七間通りにある花垣の純米。そばとの相性は抜群。そばの量はやや多めですが、あっと言う間に完食。

七間本陣 グルメ・レストラン

花垣に立ち寄り、お土産に酒を購入。店の前には名水が湧き出ていて飲むことができます。

山元醤油味噌醸造場で、「はまなみそ」を買いました。冬期限定のおかず味噌。これがあればご飯は何杯でもいけます。

越前大野は織物産業の街として栄えていました。織物の検査をしていた織物組合の建物跡を再生、食事処「はいから茶屋」が営業しています。

武士屋敷と町人屋敷の境となっていた芹川用水。

武家屋敷旧内山家へ（入場料200円）。

武家屋敷旧内山家 美術館・博物館

内山家は幕末期に大野藩の財政再建に尽力した家老の内山七郎右衛門良休と弟の隆佐良隆を輩出。座敷の掛け軸は松平春嶽筆の詩幅。

武家屋敷旧田村家へ（入場料200円）。

庭の築山は大野城を守っていた土塁の一部。

明治22年に建てられた裁判所の建物は移築され、民俗資料館として利用されています(入場料200円)。

大野市民俗資料館 美術館・博物館

野良着なども展示されています。忠臣蔵四十七士の羽織は本物と思いきや、仮装大会で使用されたものとの説明。

大野にはいたるところで水が湧いています。城主の御用水と使われていた御清水（おしょうず）。名水百選に選ばれています。少々寒かったですが、ごくごく飲みました。

御清水 名所・史跡

大野城は冬期閉鎖（山には登れます）につき、街から眺めるだけにしました。

街の中心部（結いステーション周辺）から15分程度歩き、越前大野駅に戻ってきました。駅に到着すると間もなく雨が降ってきました。越美北線の終点、九頭竜湖駅行きの列車に乗ります。

越前大野駅 駅

雨の中、山間の鉄路を進みます。

柿ヶ島駅を過ぎるとトンネルが多くなります。九頭竜川を２回渡ります。

終点の九頭竜湖駅に到着。終着駅の哀愁が漂っています。

九頭竜湖駅 駅

九頭竜湖駅は「道の駅九頭竜」の中にあり、立派な駅舎です。駅内の事務所で「到着証明書」をいただきました。

駅横には物産館があり、土産物や農産物などが売られています。アンモナイトの化石も売っていました。

約20分の滞在で折り返しとなる、福井駅行きの列車に乗ります。

トンネルと鉄橋を駆け抜けます。下り坂なのか、気のせいなのか、帰りは速く感じます。

越前大野駅では駅員がスタフを運転手から受け取っていました。越前大野駅と九頭竜湖駅の間は全国のＪＲで3箇所しかないスタフ閉塞区間の一つであることを後で知りました（2017年2月時点）。かなりマニアックな話題ですみません。

九頭竜湖駅から1時間25分で福井駅に到着。福井駅で北陸線に乗換え、芦原温泉駅に向かいます。（東尋坊・三国編 http://4travel.jp/travelogue/11216699 につづく）

この旅行記へのコメント （2）

• わんぱく大将さん 2017/02/27 01:30:21

  なかなかの

  Islanderさん
  
  正直、町並み期待していなかったのですが、う〜ん、なかなかいいですねえ。
  
  　大将

  Islanderさん からの返信 2017/02/27 23:33:30

  RE: なかなかの

  大将さん
  
  越前大野は名水の町でもあり、造り酒屋も何軒かあります。変に観光化されておらず落ち着いた雰囲気です。
  
  Islander