2017/01/29 - 2017/01/29
1373位(同エリア4231件中)
愛吉さん
1月19日のテレビ報道で、天皇皇后両陛下が上野科学博物館で開催の”世界遺産ラスコー展”に行かれた事を知りました。
それならば、私達も行かねばなるまいと上野に出掛けます。
テレビ報道が利いたのか、切符の購入から並び、又入場待ちに並びます、当然会場も込み合っています。
ラスコー洞窟は、フランス南西部ドルドニュー県にある洞窟で、先史時代の壁画が残る事で有名です、当然世界遺産にも登録されています。
この洞窟は、1940年9月12日に近くに住む子供達により偶然発見され、調査の結果約2万年前の後期石器時代にクロマニヨン人が描いたのものと判明します。
当初は洞窟その物を公開していましたが、劣化の進行により1963年以降閉鎖されています。
尚今回展示されるのは、ミリ単位で再現された実物大のレプリカです。
展示の仕方も洞窟ですから薄暗くし、ライトの照明も変化させ、線刻壁画も浮かび上がる方法がとられ、とても2万年前にかかれたとは思えない迫力です。
尚今回の展示会は、レプリカですから写真撮影が可能でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
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上野科学博物館。
ここで世界遺産ラスコー展が行われています。
入口はこの建物の右端、常設展、企画展入口に別れます。
行列が出来ているのが企画展ラスコー展の方です。 -
並んでラスコー展に入ります。
最初はラスコー洞窟の解剖。
洞窟の形状、どの部分にどの様な絵が描かれているかの説明です。
内部は複雑に分かれます。 -
洞窟はどの様な形状をしているのか。
洞窟を地中から掘り出したら、こんな形で内部にはこんな絵が描かれています。 -
こちらの洞窟はこうです。
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同上
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次にこの絵を残したクロマニヨン人について。
あまりにも現代人に似ているのに驚きます。成年男子の平均身長は178CMだそうです。
着ている物は動物の毛皮、簡単な針と糸を使います。
身を飾る装飾品も有りました。
尚彼等の祖先はアフリカ出身と考えられています。
彼等の人骨や洞窟内の遺留品から再現されました。 -
次はラスコー洞窟への招待。
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壁画は5っに分けて展示されます。
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2万年前に書かれた絵とはとても思えません。
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遠近法も使われ、現代に通じる芸術品と言えます。
黒の牝牛。
長さが2米ある最大の壁画、存在感があります。 -
バイソン、茶色の部分は毛が生え変る処です。
顔料で採色。 -
馬の群れですね。
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洞窟の上部、梯子を使って描いたと思われる泳ぐ鹿。
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馬の群れ
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壁画は、彩色画面と壁面に線を刻む線刻画面の二つの壁画を組み合わせています。
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隠れた線刻にライトを当てて浮き上がらせます。
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クロマニヨン人達が見た動物たち。
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当時生存したオオツノシカの骨格。
当時の主食はトナカイでした。
これでラスコー展は終了ですが、2万年前にこれだけの芸術作品を残した先輩に敬意です。
終
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