2008/04/22 - 2008/04/27
5位(同エリア24件中)
エスペラさん
2008年4月。6年ぶりにパキスタンを訪れた。今回の目的は、この地でさまざまな支援活動に取り組んでいる、督永忠子さんの30年来の悲願であった、母子健康管理センターの開所式が行われるからだった。
4月21日、日本を出発。パキスタン行きの飛行機は、おもに北京経由とタイ経由があり、もっとも時間の短い北京経由が約13時間。週2便が出ている。
機内食は2回出たが、2回目が酢豚的な変な食べ物。たぶん、羊だとは思うが、イスラム教の人たちは豚を食べないので、交換してくれという人がたくさんいた。
到着は、現地時間の21:30。督永さんの息子のベヘラームさんが空港まで迎えに来てくれた。イスラマバードの中心にある、督永さんが経営するラベンダーホテルに宿泊。
翌朝、8:15にホテルを出発し、再び空港へ。北部地域のギルギット行きの飛行機に乗る。この飛行機は1日2往復しているが、目的地のギルギットが谷間にあるため、少しでも現地の天候が悪いとすぐに欠航となる。欠航した場合は、陸路で18時間かかるそうだ。ちなみに、この年の秋に再度ギルギットを訪ねたが、往復ともにバスとなり、なかなか大変だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
PR
-
イスラマバードのラベンダーホテル。
現在はもう営業していない。 -
パキスタンでは衛星放送でインドのテレビ番組が受信できる。厳格なイスラム教国のパキスタンからすると男女が一緒にいたり、女性が肌を露出したりしている「破廉恥な」映像が多く、悩みの種のようだ。
-
また今回も天気が荒れるんでないかしらんと戦々恐々としていたが、水不足の原因みたいな晴れ男(うち一人、督永さんは女性)が3人もいたため、若干遅れただけで出発。
右手にはずっと7000メートル級の山々が続くが、雲が多く、山頂が見える山は多くない。 -
-
-
やがてぐるんぐるんと旋回しながら、高度を下げていき、ちょうど45分ほどでギルギットに到着。空港では、現地で開所式に向けて最後の調整を行っていた督永忠子さんが出迎えに来てくれていた。
ギルギットはどうですと聞かれたので、こんなに便利のいいところなら支援とかいらないんじゃないですかねぇと言うと、えらい怒られた。
ギルギットでの宿泊は、現地では中の上くらいという、グランドコンチネンタルホテルだった。 -
部屋の中はこんな感じで、なかなか高級感がある。
唯一いやだったのは、シャワーが便器のすぐ隣にあること。仕切りのカーテンや浴槽のようなものはなく、シャワーを浴びると便器まで水浸し。なんとなーく不潔な感じがずっとつきまとった。という話をしたら、督永さんからはお湯が出るだけいいやないかとまた怒られた。 -
-
ホテルのすぐ前は、インダス川の支流であるギルギット川が流れている。
-
ごらんの通り、川からちょっと離れると、すべて岩と砂の山々だ。
-
ギルギットに到着後、開所式に間に合わないということでセンターの掃除をやらされたが、そのあたりの写真はまた後ほど。
ぐたぐたになった後、小一時間ほど、周辺の観光地を見せてもらった。
まず行ったのが、なんとかいう磨崖仏。カールガーだっけか?
バーミヤンをはじめとして、近隣ではどんどん仏教遺跡が破壊される中、貴重な磨崖仏だが、実家のそばの黒髪山にある不動明王みたいな、しょぼくさい感じ。 -
よってもいまいち・・・。
-
ギルギット川の上流へ。
キャンプ場みたいなところについたら、案内してくれた人のプライベートリバーサイト(?)だそうで。
この人は、実はパキスタンの超大物。川の音だけしか聞こえない、この静かな場所が大好きなんだ、とかいいながら、ミネラルウォーターのペットボトルを、ポーン。 -
手を広げている人が、この辺の持ち主。
-
-
車に乗って、街のほうに向かっていると、スイカを食べないかと。
-
お店の横では、流水を利用してジュースを冷やしている。
ドライバーが笑いながらそのプールをかき混ぜているので、何かと思ったら、マスみたいな魚も一緒に冷やしてあった。
しばらく見ていたら、冷凍のマスをここで解凍している模様。 -
-
お店の前の風景。
-
-
ギルギットの中心には吊り橋が架かっている。2本並んでかけられていて、それぞれ一方通行となっている。この写真では、手前側が新しい橋で、少しだけ幅が広く、人もこちらを歩いて渡る。
-
橋の上はこんな風。板は左右の角材で押さえられている程度で、歩くとばたばたと動き、なかなかスリル満点。
ちょうどメンテナンスしている人がいたが、ボルトを手で回して締めているだけだった。
さり気なく撮っているが、実は多くの国で橋は重要な軍事施設で、撮影禁止だ。ここも軍がかけたもので、市内でも最も重要な軍事施設の一つで、撮影していることに気づかれれば、捕まっても文句は言えない。固定式の機銃などもあり、かなりびびりながらの撮影だった。
吊り橋になっているのは、何かの時には落とせるからだということだった。 -
パキスタン男子はよく手をつないで歩いている。別に何か特別な関係ではなく、ただのなかよしだとのこと。
逆に、男女が手をつなぐことはあり得ない。 -
肩をくんで歩く人も多数。手をつながなくても、日本に比べると、密着して歩いている人が多い。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
エスペラさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
616円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
24