2016/12/10 - 2016/12/11
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ダイスケitさん
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毎年一回、2010年まで単身赴任していた山口県宇部市に遊びに行っている。目的は、当時参加していた宇部歩歩会の忘年ウォークイベントに参加するため。宇部歩歩会は、当時勤務していた会社の社員・OBがメンバーのウォーキング同好会で、月一回の日帰りウォークと12月に実施する一泊二日の忘年ウォークを例会としており、これまでに200回を超えるイベントが行われてきている。昔の仲間と旧交を温めることと、関東には余り知られていない九州のローカルな名所を歩いて回ることが楽しくて、定例行事としての参加となっている。
今年の忘年ウォークの行程は、1日目の阿蘇湧水巡りウォークと2日目の熊本市内ウォークだ。その主な行程は、以下の通り。
1日目:宇部~山陽自動車道~九州自動車道~東九州自動車道~大分自動車道~黒岳の麓の男池湧水~大観峰~昼食~阿蘇神社~湧水巡りウォーク(約10km)~阿蘇リゾートヴィア泊
2日目:ホテル~熊本城~熊本市内ウォーク~水前寺公園~水前寺江津湖公園~熊本城(合計約10km)~九州自動車道~山陽自動車道~山口宇部空港
この宇部歩歩会の過去のイベントでは、雲仙岳麓の島原市内の湧水巡りに参加しており、地元の人が大事に管理・使用する湧き水の光景を見て回るのが面白かったのを記憶している。今回の阿蘇山の麓の湧水巡りも非常に楽しみで、また、4月の地震で被害の大きかった熊本城や水前寺公園の現在の姿を見るのも興味深いところだ。
また、湧水巡りではないが数年前に、熊本県山鹿市で八千代座を訪れて、昔の芝居小屋が復活するまでの話と小屋の中を見学したことも印象深く憶えており、つい先日のテレビ番組「海老蔵でござりまする」で勧進帳で弁慶演ずる市川海老蔵の登場する八千代座の場面には、思わず膝を乗り出して見入ってしまった。歌舞伎愛好家には良く知られているであろう八千代座ではあるが、一般の人間には九州の片田舎の古い芝居小屋のことにはほとんど関心がなかったのを、興味深く教えてくれた忘年ウォークなのだ。他にも、神風連の乱の秋月、有田焼の里、同じく山鹿の燈籠祭り、水と木の町日田、唐津・呼子、久留米等、関東から見るとメジャーでない名所も印象深い。
これまでに一番思い出深いのは、「別府八湯巡りウォーク」。別府市内にある異なる種類の温泉の銭湯を、ウォーキングしながら次々に入浴するイベントだった。1時間歩いて入浴。また1時間歩いて入浴。これを2日間にわたり、次々と8個所の銭湯入浴を繰り返す。12月だったが、湯冷めすることもなく、坂道の多い別府の市街地をふうふう言いながら歩き、温泉入浴。非常に楽しかった。九州に近い住民でないと出てこない発想だろう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
金曜日朝、羽田を発ち昼過ぎに山口宇部空港に到着。出迎えてくれた友人夫妻と宇部ANAクラウンプラザホテルで昼食を摂る。これも毎年恒例の行事となっており、年一回の交遊だ。その後、昔の後輩の職場を訪ねて暫し歓談。夜は、その後輩と居酒屋で午後の続きを楽しんだ後、近くのビジネスホテルに宿泊。
土曜日朝にホテルに迎えの車が来てくれて、ここから忘年ウォークのイベントがスタートする。宇部から参加メンバー15人が車4台に分乗して九州へ行き、一泊二日を楽しむことになる。
ドライブをすること約3時間で、大分県の九重連峰東端にある黒岳麓の男池に到着。この男池は湧水量が豊富なことで有名(だそう)で、山口県からポリタンクをいくつも持って水を汲み取りに来ている人がいた。ただ、残念なことに、写真が残っていない。どうも、翌日に撮影可能枚数がオーバーになってから、最初の部分が削除されていたようだ。女房から借りてきたコンデジは使い慣れていないので、勝手が判らない。
次に着いたのは、この写真の大観峰。阿蘇北外輪山の最高峰であり、阿蘇カルデラやそのカルデラ壁、そして中央火口丘である阿蘇五岳をはじめ、九重連山も一望することができる、900mを越える天然の展望台だ。
正面に見える阿蘇五岳は人が寝ている姿に見えて、左から顔・胸・足先の形をしており、お臍の辺りから噴煙が上がっていると言われている(笑)。 -
カルデラの連なる壁の様子が良く判る。
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「大観峰」の大きな石碑。
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大観峰から南側に見える阿蘇連山を堪能した後、途中のドライブインで昼食を摂って、次に目指すは阿蘇神社。
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14時半頃に阿蘇神社に到着。駐車場から神社に向かう時に、赤牛を見つけた。赤牛はこの辺りの名産の和牛とのこと。
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阿蘇神社の楼門は、昨年4月の熊本地震で崩壊しており、修理中のブルーシートが掛けられていた。復旧には10年以上掛かるようだ。
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境内には入ることが出来ず外から見るだけだったが、この神殿は無事だったように見える。
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楼門のすぐ後ろの拝殿も大きな被害があったというので、これがその倒壊した拝殿らしい。
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遠くからお参りを済ませて、早速湧水巡りがスタート。まずは、阿蘇神社前の神の泉。
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すぐ近くにある、これも神の泉。勢いよく水が噴出している。
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土産物屋や食堂が並ぶ通りを歩いて行くと、次々に湧水が出現し、ユニークな名前を見ていると興味深い・
これは「金脈の泉」。飲むと、お金が貯まるのかな(笑)。 -
「菓恋水(かれんすい)」。
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地中から、直接真上に噴出している「仲町湧水」。
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「酒杜(さかもり)の水」。それぞれ由来の書かれた案内板があったが、余り詳しくは見ていない。
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ここはいたる所から水が湧き出て、可愛い水車を回していた。
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ウォーキングが進んで、商店街から外れてくると、このような素朴な湧水も出現してきた。水が噴き出て、アーチ形に小川に注ぎ込んでいる。
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田畑の中の道を進む。横には、阿蘇山の噴煙が見える。
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民家の庭にも、湧水を利用する設備がある。
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畑の真ん中にも、噴き出る水。
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曲がり角に、豪快に噴き上げている湧水が見えてきた。
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まるで自噴する石油のようだ。
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地面にパイプを突き刺して、そのパイプの先から更に天に向かって豪快に噴き上がっている。
1分間に何リットルだろうか。数千リットル? -
何故だか、横には河童とマーライオン像がある。
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河童は男と女の2体だが、少々エロチックな雰囲気だ。
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日本庭園風の湧水も、畑の横にあった。
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素朴な神社があり、寄り道をしてお参り。
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湧水群は終了したが、本来の目的のウォーキングは続いていて、折り返し点は阿蘇駅だ。
駅前にあった、「巨大カルデラ火山とつながりを楽しむ阿蘇ジオパーク」の案内板。 -
ここでは、トナカイの替りに名物の赤牛がクリスマスのデコレーションとなっている。
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阿蘇駅舎。
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ホームには電車がいたが、熊本地震で熊本市方面へは途中で不通区間があり、折り返し運転をしているようだった。
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阿蘇駅の横にあった道の駅。「阿蘇世界農業遺産」の看板が見えている。
この日宿泊のホテルで、このイベント参加メンバーに世界遺産の講演(説明)を1時間ほどすることになっていて、その中に世界遺産・無形文化遺産・記憶遺産・農業遺産・日本遺産の違いを説明するので、この一枚を利用しようと考えて撮っておいた。(PC持参で来ているので、撮影⇒PC取り込み⇒パワーポイントへ挿入、は簡単に出来る) -
阿蘇神社~阿蘇駅~阿蘇神社の約10kmのウォーキングを終えて、宿泊の阿蘇リゾートグランヴィリオホテルに到着したのは、18時過ぎだった。
ホテルのフロント横の売店では、くまもんが歓迎してくれている(翌朝の撮影)。
この後、温泉入浴⇒バイキングの食事⇒200回記念の回顧と世界遺産の講演で、阿蘇山中の夜は更けていった。 -
翌朝(2日目)、朝食時には阿蘇外輪山が麓に湧く雲海の上に見事に浮かんでいた。
このホテルはゴルフ場も併設していて、手前にはゴルフ場のグリーンがある。 -
ゴルフ場に見える煙は、温泉の湯が排水溝に流れていて、その湯気が立ち昇っているのだ。
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ゴルフ場を少し下ってから、振り返ってみたホテル。
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この日の朝はかなり気温が低下していたので、葉っぱに霜が付いて面白い模様が出現していた。
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外輪山に日が当たってきたが、雲海は依然として消えていない・
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この日はコンペがあるようで、グリーンではパットの練習をしている人がいた。
9時頃に、熊本市に向けて車4台が出発。
2日目は熊本市内(熊本城周辺。水前寺公園周辺)のウォーキングとなる。
(続く)
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