釜山の路地裏とタルトンネをてくてく歩く。

2019/11/25 - 2019/11/27

釜山は韓国第２の大都市ですが、ソウルほど再開発は進んでおらず、どこか懐かしい港町。甘川文化村(カムチョンムナマウル)をはじめ、路地裏やタルトンネ巡りが思う存分楽しめます。旧日本家屋もちらほら残っていて、のんびりウロウロ、心の洗濯におすすめです。その一方で、歴史について考えさせられる日本の痕跡も、しっかりと残っています。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チェジュ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

幹線道路をトンネルで貫く細い路地。建物の一部がトンネルに食い込んでいる驚きの光景!その昔この道は線路で、電車が走っていたと聞きました。【東区ポミル洞】

街角のシュポ（スーパー）は、庶民の生活に欠かせません。ちょっとした日常雑貨・食料品がそろっています。昼間っからお酒が楽しめるところもあります。店先の自販機では、コーヒーや柚子茶が一杯400ウォンほどで、体を温めてくれます。【東区ポミル洞】

タルトンネの典型的な光景です。斜面に建てられた家々の間には、小路と階段が網目のように張り巡らされています。上へ上へと昇っていく曲がった階段を見かけると、おもむろにシャッターを切ってしまいます。【西区アミ洞】

１５年くらい前からでしょうか、韓国のあちらこちらで、トンネの家々や塀に絵を描く光景は見慣れてきました。こちらの家の壁は、家やビルなど街路をデザイン。このセンス好きですね。【東区ポミル洞】

甘川文化マウルを一望する高台周辺は、カフェや雑貨屋などが軒を連ね、にぎやかな観光地と化し、年中国内外からの観光客が絶えません。小さなマウルバスもぎゅうぎゅう詰め。それにしても壮大な景色ですね。喧騒と歓声が渦巻いていましたが、いつまでも眺めていたかったです。【沙下区カムチョン２洞】

釜山に残～る日本家屋①
３階建てのしっかりとした造りですね。

釜山に残～る日本家屋②
これは立派。堂々としています。しゃれた窓の格子も当時のものでしょうか。

釜山に残～る日本家屋③
化粧品専門店として使われている建物。店先にはUFOキャッチャーが並んでいますが…

釜山に残～る日本家屋④
高層アパートを背にして仲良く並ぶ小さな家。近い将来無くなっているかな。

釜山に残～る日本の痕跡
タルトンネの広場に置かれた石灯籠または神社の鳥居の一部でしょうか。さらに、釜山の南西部には、その昔日本人の墓苑が広がっていたそうで、日本人が引き揚げた後、墓石などはタルトンネの家の敷居や石垣に再利用されています。散策中、あちこちの石垣に、漢字が彫られた墓石の一部が使われている姿を見かけました。何とも複雑な心境になります。