韓国、歩いてみれば。ソウル編

2010/01/01 - 2019/12/31

自由に海外に出かけられなくなって、１年以上が経ってしまいました。気ままな韓国歩きの旅もいつ再開できることやら…。そこで、少し前から最近まで、歩いて撮ったありのままの韓国の姿をご紹介します。今回は首都のソウル。日々進化を続けている大都市の姿は、大きく変わってきていますから、すでになくなってしまった風景があるかもしれません。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: 大韓航空 アシアナ航空 エアソウル
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝鮮戦争で行き場を失った人たちが暮らすようになったケミマウルの「家壁画」です。家々をキャンバスに、アーティストの手によって作品が描き始められたのは１０年ほど前。路上美術館として話題となりました。【西大門区弘済洞ケミマウル　2016年】

急な斜面に建つ家々。狭い坂道を縫ってマウルバスもやって来ます。

家壁画に一貫したテーマはありません。これもアーティストの作品なんでしょうか？家と絵の色合いの感じは好きなんですけど。

ここの家主は、毎夜毎夜、ワイングラスを傾けていたりして…
このようなタルトンネは、ソウル市内にいくつかありますが、この先どうなっていくのでしょうか。

千戸市場の唐辛子専門店です。唐辛子にはランクがあり、中国産は安く、天日干しされた国産のものが最も高価とされています。手に取って品定めしてから、店の機械で粉にしてもらいます。【江東区 千戸洞千戸市場　2010年】

うわぁ～。冷凍された豚の頭をおばさんがバーナーで炙っている！豚の頭は、祭事などで縁起物として供えられますが、果たしてこの頭はどんな使い方をされるのやら…。ここも千戸市場。

５月の陽光を浴びたイチョウの緑葉が清々しいです。樹の下では、日本家屋を改装した韓定食の店が新装開店の準備中。ソウルの街路の多くはイチョウなんですよね。夏には大きな葉が広い木陰を作り、秋にはたわわに実をつけて落とします。【鍾路区三清洞　2010年】

路地裏のイタリアンレストラン前、ポツンと置かれた椅子に目が留まりました。誰かが座るのを待っているようで。【鍾路区三清洞　2010年】

雑貨屋の店先に吊るされた、豚の貯金箱です。ペコペコのプラスチック製で、2000ウォンほど。豚は富の象徴で縁起が良いとされています。豚の腹を小銭で満たしてやろうと、思わず買ってしまいました。【鍾路区桂洞　2010年】

白くのべっとした建物。シンプル イズ ベスト！何階建てなんでしょう?窓の配置が好きですねぇ。【鍾路区花洞　2010年】

看板にパンダが描かれてる店…。中華料理ではありません。ここはなんと「イカランド」。意外にも海鮮の店なんですね。こういうセンスが韓国らしくて好きなんです。【蘆原区上渓洞　2018年】

リヤカーがひと仕事終え、路地裏で休んでいました。日本の日常生活の中では、ほとんど見かけなくなりましたが、韓国ではまだまだ現役。年配の人たちが引っ張って、野菜や果物の運搬、古紙や鉄くず回収に活躍している姿をよく見かけます。【蘆原区上渓洞　2018年】

夕暮れの清渓川（チョンゲチョン）にゆったりとした空気と時間が流れていました。以前はこの上を高架道路が走り、せわしく車が行き交っていたとは思えません。初めてソウルを訪れた時、撤去される前の高架道路を走る車内から、食い入るように街を眺めた記憶がよみがえってきます。【鍾路区昌信洞　2018年】

清渓川の起点、清渓広場にあるシンボルの「Spring」は、高さ２０メートルもある巨大なオブジェ。巻貝をイメージしているとか。でも、どうなんですかね、これ…。【中区太平路　2016年】

高層ビル前の広場で見かけた広葉樹の群れ。とんでもなく密集しているようですが、これも設計者の意図するところ。葉が生い茂れば、大都市のど真ん中に緑鮮やかな森が現れるんでしょう。夜の木立には幻想的な雰囲気が広がっていました。【中区南大門路　2011年】

ソウル駅の北側を東西にまたぐ、「ソウル路７０１７」は、高架道路を改修して作られた歩行者専用の高架橋です。夜になるとライトアップされ、幻想的に。学生が片隅に置かれたストリートピアノを奏でていました。【中区蓬莱洞　2019年】

ソウル駅近くの高架橋から南大門方向を望む、ソウル市内の中心部です。市場めぐりや路地裏歩きで出会う光景とは対照的ですが、ビル群の中に鎮座する南大門の姿は、ソウルを象徴する景色として気に入っています。【中区南大門路　2019年】