そうめん流し、三度目の正直

2016/08/18 - 2016/08/21

２０１４年、「決してぶれない南薩の宿」を投稿。それを含め、２０１６年までの３年間で５回、「すべて葬儀か法事」で薩摩の南端・指宿に行った。お金は正直母親の遺産におんぶとなったが、故郷に初めて家族を連れていけたのでまあ良しとさせてもらおう。
さて、薩摩には「唐船峡」という、鹿児島県人なら知らぬ人はいない…あまりいないそうめん流しの名所がある。そこに家屋を連れて行きたいと思うのが人情。しかし２０１４年１１月は４時頃到着したら何「本日の営業は終了しました」。ただ山道ドライブしただけかーい！ならばと２０１５年、しっかり時間も調べて今回は大丈夫！って羽田で飛行機５０分送れかーい！そんで家族のトイレピットインで空港バスに１本乗り遅れ、余裕で着くはずの指宿行き列車も逃し、そうめんならぬ企画が流れる。
だったら前泊してやろうやないかい、ってのが今回。リベンジ唐船峡！！

エリア 指宿(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の工程は３泊４日。
初日は桜島にある父親の墓参りをして指宿入り。

時間節約のためフェリーで昼食をとることにする。
鹿児島中央駅そばの地下に、惣菜バイキングができるスーパーがある。これがまた種類豊富で安い！たとえば小パックにカット野菜やポテトサラダを盛り付けたやつが８８円。首都圏のスーパーなら余裕で１９８円（税別）はする…オーマイガー、写真も取らなきゃ店名すら覚えてねえ。たしか駅横のビルの地下だったと思うが。

約３年ぶりの旅行記、肝心ポイント押さえそびれ。頭が錆びているということか。

でもって、墓参りを終えて指宿入り。
宿泊はここ「こころの湯」。

以前１回泊まって、温泉がいいのはわかっていた。日帰り温泉施設があり、宿泊者は自由に利用できる。
また食事無しで素泊まりで利用できるのもありがたい。前はシングルユーズ、今回は家族４人で泊まれる部屋。バリエーションも豊富である。

さらに前回は気づかなかったのだが、ここは観光のアクセスがいいのである。歩いて５～６分のところに、「なのはな館前」という始発のバス停がある。ここから１本で指宿市の中心街や砂蒸し温泉施設、さらに長崎華や唐船峡などの観光スポットに１本で行ける。また山川駅前や役場前なども通っていて、生活の足にもなっている。
クルマがなくてもバスの営業時間内だったら、そんなに不便は感じずにすむ…おっと、ローカルだから時間帯によっては本数だけは要注意。

さあて２日目。実は指宿連泊は人生初である。自分は生まれも育ちも鹿児島市だから、連泊するならなじみがあり飲み仲間も多い鹿児島市になる。しかし家族にとってはただの街。見どころ多い指宿にウェイトを置くのが自然であり、親心というものであろう。

まずは「フラワーパーク」をめざす。夏休み期間だが、平日の金曜日、人はかなり少ない。
敷地は広く、施設内を一周するバスが出ていて、乗るしか選択肢がない。まあその広さ、乗って初めてわかる。ウォーキング好きなら歩いて回れないことはないが、木陰も少なく暑さで汗まみれになること間違いない。ちょうちょも飛んでるが大きい蜂もまた目の前をよぎってく。

で、旅から帰っていちばん印象に残っているのが、なぜかここ。

そしてこの旅のハイライト、そうめん流し・唐船峡。ここは平日なれど夏休みだけあって、昼前でもすでに行列。ただしキャパが大きく回転が速いので、それほど待たされることはない（土日はまた別か？）。

横浜の職場では周りに合わせて「流しそうめん」と言っているが、正直ピンとこない。やっぱり「そうめん流し」！そしてそうめんは回ってないとね♪

麺つゆが旨いので、かなりイケちゃいます。

３日目。法事を終えて鹿児島入り。宿はサンロイヤルホテル。
嫁と娘２人はトリプル、私と妹はそれぞれシングルユース。鹿児島中央駅から送迎バスがあり、玄関に到着するとホテルマンがさっとカートを持って出迎えてくれる。自分としてはちょっとゲレード高めのホテル。

なにぶん鹿児島市の中心街のホテルで、トリプルや４人以上で泊まれる部屋のある宿は少ない。夕食不要となるとなおさらである。
前年は４人用の和室があり値段も割合安い「アクアガーデン福丸」に泊まった。そこからは徒歩３分で子ども時代に住んでいた家にも行け、お気に入りだったがキャンセルがでなかった。

このサンロイヤル、一人当たり１００００円を超える。繁華街の天文館や駅前からは夜だとタクシーで帰る距離にある。しかし夏休みでもあるし男性風呂からの桜島の眺めは素晴らしいので良しとしよう。