ＳＬレトロみなかみ号、乗車の旅

2017/01/07 - 2017/01/07

久々に旧型客車列車に乗りたくなり、ＳＬレトロみなかみ号に乗車してきました。
ＳＬには馴染みが薄いのですが、旧型客車には愛着があります。
通称”旧客”。
米子から福知山まで７時間か８時間、乗り通した事があります。
エアコンもなく、扉は開けっ放し、床は木造、椅子は狭く、長時間停車・・・ｅｔｃ。
あれから約３０年。今となってはイベント列車か大井川鉄道でしか乗れなくなりました。

水上から高崎までの約２時間、懐かしい”昭和”に浸りながら旧客にコトコト揺られてきました。
ほぼ乗り鉄旅行記ですが、ご覧頂ければ幸いです。

エリア 水上温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

水上までＪＲで行けば早いのですが、芸がないのと
もう１つの理由で東武・ＪＲ・バスと乗り継ぎ、
水上駅を目指します。
もう一つの理由は後ほどご紹介します。

最初は北千住から出発です。

写真は、間もなく廃車になると思われる東京メトロ車両

快速で東武動物園前までやってきました。

こちらが乗車してきた快速電車。
日光を越えて会津地方まで行きます。

こちらも間もなく廃車予定の東武車両。
日比谷線の車両改革の一環で巻き添え的な感じかしら？

次は久喜。

東武動物園前から２駅、東急車両に乗車。
東京に赴任した当時、田園都市線で毎日乗車してた電車。
こちらもいつまで元気に走ってくれるのでしょうかね。

久喜からは途中、館林で乗換、終点の伊勢崎へ。

館林から乗り通してきた東武の普通電車。

伊勢崎の駅舎。
立派な高架駅。

今日は雲一つない快晴の良い天気。

伊勢崎からは、ＪＲで高崎に向かいます。

こちらは伊勢崎折り返しの電車。
この電車には乗らず・・・

２１１系で高崎到着。
もう、首都圏で見なくなりました。
八王子辺りに行けば会えるかな。

高崎からは、上越新幹線で一駅、上毛高原へ向かいます。

Ｍａｘとき３２１号。
一駅とは言え、上越新幹線に乗るのは何年ぶりなんだろう。
たぶん、十数年は乗っていない。

１６分で上毛高原到着。
新幹線は快適で早いですな。

駅名と新幹線の側面。

そこそこの降車がありました。
温泉旅館が近くに多くあるからなんでしょうね。

上毛高原からは路線バスで水上駅を目指します。
料金は６２０円。

車窓では雪が積もっていました。

２３分の乗車で水上駅到着。
時間は１４：２０

もう一つの理由は、水上駅の到着時間でした。
ＪＲで来ますと、１４：５０着となり、ゆっくりとできないのでね。

水上駅舎。

ちょっと歩くと旧客が見えました。

あたりは、”撮り鉄”の皆様たくさんでした。

水上駅周辺の街並み。

同じく街並み。
駅前には、お土産屋さんが何軒かあり、繁盛していました。

雪積るホーム。
快晴も良いのですが、雪降る景色もまた格別なのかも。

こちらは、広場に展示してあるＳＬ。

引き込み線に停車していた今回のＳＬ：Ｃ６１

丁度出て行くところでした。

客車と連結するためホームを目指します。

やっぱしＳＬの汽笛は良いもんですな。

蒸気を吐き出し、真っ白。

黒い車体が、蒸気で白くなります。

いい写真が撮れました。

駅前広場？的なところは、このように雪積もり。
真っ白で眩しい。
久々の雪の中をズボズボ歩いてみました。

駅舎に戻り、乗車です。

改札から見る旧客。
手前に自動改札が無ければ、昭和の風景。

懐かしい旧客編成。

ちょっとワクワクですな。

雪が良きアクセントになってます。

最後部の車両。

この編成で一番古い車両。

昔の普通列車を思い起こさせてくれますわ。

ほんと昔見た風景の様です。

振り返っても撮影

そしてＳＬ。
推進運転で客車と連結。

連結して・・・

プシューっと言った瞬間・・・

煙だらけ～。。

そして数分後、何もなかったように平然とたたずむＳＬ。

生き物のようですな。

機関士さん。

結構若い方が運転されているようです。
伝統は守り続けて欲しいもんです。

客車へ乗車。

この入口の雰囲気、好きな方にはたまりまへんわ。

一番古い車両の座席。

車内は綺麗にされています。

その車両の名前は「スハフ３２－２３５７」

私の乗車車両は写真の「オハ４７」

車内は少し近代化。
それでも、雰囲気は楽しめました。

あの長時間乗車の記憶が、ほんの少し思い出させてくれました。

窓枠は新しく変わっていました。
座席の色やシートピッチはそのままでした。

そして、発車時刻となり、長い汽笛と共にゆっくりと出発。

車内放送時のチャイムがこれまた懐かしい。

車内では動き回らず、じっくり車窓と乗り心地を楽しみました。

渋川で約１４分の停車。

ホームに出てきました。

再び最後部車両。

夜汽車の雰囲気が出てきました。
ただ１つ残念なのは、車両側面の赤ランプ。
これは、扉が閉まった事を示すランプ。
昔は全てが手動でなかったものですが、今は「閉」のみが
自動となり、このようになってしまいました。
まぁこれも時代の流れですな。

ＳＬ側。

ライトがこれまた良いですな。

普通列車を先に行かせます。

こちらは１１５系。
これも昭和を思い起こさせる電車ですな。

入り口の白熱ランプが良い色を出しています。

さー、発車の時間となりました。
汽笛と共にゆっくり発車です。

夕暮れの車内。

温かみのある照明ですな。

そして、高崎到着。
約２時間のＳＬ＆旧客の旅は終了です。

僅かな時間でしたが、良き雰囲気を楽しめました。

ＳＬと旧客、いつまでも元気に昭和を乗せて走り続けて欲しいものです。

高崎で夕食を済まし、再び来た道を戻ります。

写真は伊勢崎駅の東武普通電車。

太田からは「特急りょうもう」に乗換、北千住へ。

そして旅終了。

何十年かぶりに乗車した旧客には感慨深いものが有りました。
色々な部分がリノベーションされていて、昔と同じようには
いかなくとも、乗れるだけでもこれまた幸いかなと感じました。

１００％、乗り鉄旅行記でしたが、ご覧頂きありがとうございました。