2015/06/16 - 2015/06/16
3位(同エリア4件中)
クッキーさん
今回の旅では、ベギン会修道院を訪ね歩くのも目的の一つでしたので、ゲントへ行く前に、ブルージュから列車で1時間ほどのコルトレイクへ。
レイエ川のほとりでフランドル地方の他の町と同様に織物業で発展したコルトレイクは 今でも東南フランドル地方の経済の中心的位置にあります。
その起源はローマ時代に遡ります。古代にはコルトリアクムとして、ライエ川近くのガロ・ローマ文化の典型的な街道の交差地点として存在していました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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コルトレイクへは9:05発のICでお出かけします。
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もうすぐ出発。
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牧草地。
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コルトレイク駅。
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もっと小さな駅を想像していたのですが、なかなか立派な駅舎です。
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駅を出て、北東の方向へまっすぐ。
だだっ広いスカウブルグ広場の奥の建物は どこか宮殿風。 -
「歩き方」には全く情報がないコルトレイク。
きっかけは ももんがあまんさんの旅行記でした。 -
ネット検索しても ほとんど情報が出てこず、
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トリップアドバイザーでレストラン検索をして得た地図を持参したのですが、これが観光に役立つことが、今回の旅行でよくわかりました。
レストランのマークがたくさん並んでいる辺りが繁華街だと見当が付きます。
この辺りはランゲ・ステーン通り。 -
立派な塔のある建物は 聖マーティン教会。
帰国後に調べてみてわかったのですが、この時には どこにどんな建物があるのか全く情報もなく、ひたすらベギン会修道院を探していました。 -
その右横にあるレンガ造りの建物は、今思うと、ベギン会修道院の一部だったかもしれません。
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聖マーティン教会の正面入り口をやり過ごして。
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街角のマリア像。
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木々の上に頭を出しているのは 鐘楼。
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どこを どう彷徨ったのか、
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グーグルマップで見ていたカフェレストランに行き当たりました。
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その奥に、ようやくベギン会修道院の入口を発見。
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恐る恐るのぞいてみると、工事中の職人さんたちが忙しく働いています。
ここだけを目的に訪れたのに・・と思いつつ声をかけると、中に入ってもよいというお返事。
ベギン会ミュージアムの修復中だったようです。 -
博物館は、かつて会院長の建物だったもので、かつての修道女たちの暮らしぶりがわかります。
コルトレイクのベギン会修道院は、13世紀前半にフランドル伯夫人によって設立されました。 -
17世紀に再建されたバロック様式の家屋が40棟ほどあるそうです。
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切妻造りの家々。
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こちらの近代的な建物も修道会内のもの。
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ファサードにはマリア像が。
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どこからどこまでが敷地内なのか分かりません。
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小さな村の中を散策しているみたい。
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130人以上の女性が共同生活を送っていたこともあるそうですが、今は深い静寂と落ち着いた雰囲気に包まれています。
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緑の植え込みに縁どられた石畳の道。
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住人の方でしょうか。
どこか 映画の一場面のような雰囲気です。 -
聖マーティン教会の屋根が すぐ近くに見えています。
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こちら側に見えているのが聖母教会。
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内部には 白漆喰の礼拝堂。
ベギン会修道院の位置づけがよく分かります。 -
ベギン会修道院とは、十字軍によって男女比が偏った12世紀後半ごろから、現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクに当たるネーデルラント全域に、独身女性の共同体として設立されたもの。
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現在も多くが残り、個人宅や公営住宅となっていますが、そのうちの13件が世界遺産に登録されています。
ここコルトレイクの修道院もそのうちの一つです。 -
今回、アムステルダム、リール、ブルージュ、そしてコルトレイクと訪れてきましたが、それぞれに独特の雰囲気が感じられました。
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ベギン会の北側にどっしりと建っている石造りの大きな教会が聖母教会です。
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聖母教会の入口。
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聖母教会は1211年の建造。
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チャペルの聖カタリーナの像、教会内・北の袖廊にあるヴァン・ダイクの「キリスト昇架」は、教会所蔵の宝物だそうですが、見逃していました。
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こちらのステンドグラスは一般的なものですが、
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こちらのステンドグラスは異色です。
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現代アートのような趣。
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真ん中あたりに 人の姿が見えます。
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こちらもそうですね。
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聖母教会から歩いて数分で着いた二つの塔。
町を流れるレイエ川沿いに建つブルール塔。二つのとんがり屋根が可愛らしい感じです。
右の南塔は14世紀のフランドル伯の城壁の一部、左の北塔は15世紀の要塞の一部だったそうです。
17世紀になってルイ14世率いるフランス軍によって破壊されて塔だけが残りました。 -
第一次世界大戦後に再建された橋の石畳。
この雰囲気 好きですねえ。
時折 地元の方たちが行き来しますが、観光客らしい姿は見かけません。 -
北塔。
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北塔の奥に歩くと 川辺に出ます。
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レイエ川河畔。
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街角のパン屋さん。
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街角。
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広場に面した立派な建物は市庁舎。
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15-16世紀に拡張された後期ゴシック様式の建物で、ファサードはフランドル伯の像で飾られています。
もともとはコルトレイクの繊維会館で、その一部が市庁舎になっているそうです。
当時の豊かさがうかがえる建物ですね。 -
広場から見える聖マーティン教会。
立派な塔ですから街のどこからでもよく見えていました。 -
町の中心、グローテ・マルクトに建っているのは14世紀の鐘楼。
48個からなるカリヨンが設置されており、15分おきに時刻を知らせているそうですが、聴いた記憶は残っていません。
鐘が設置されているあたりには、ManteとKalleと名付けられた、鐘を打つ人形が飾られているそうなのですが、ちょうど逆光になっているので その辺りの様子は見て取れませんね。 -
塔の頂上には金色に輝くマーキュリー。
商業の神様だそうです。 -
これも世界遺産に登録されているベルギー鐘楼群の一つです。
他の鐘楼と違って赤いレンガなのがちょっと珍しいですね。
鐘楼の反対側はシンプルな壁面です。 -
聖マーティン教会の起源は12世紀、度重なる火災などで何度も再建や修復を繰り返して今の姿になったそうです。
外観は 街のあちこちから何度も見ましたが、この後のゲントに向かう列車の時刻が迫っていたので、結局中には入らずじまいでした。 -
駅へ向かう途中の街並みは、どこか既視感があると思ったら、ナミュールの街並みに似ていたような気がします。
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11:58発の列車でゲントへ向かいます。
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乗ったのは この列車だったかな。
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こちらの列車だったかしら。
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