2016/09/03 - 2016/09/11
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kodamashさん
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2016年夏にインド・ラダックを訪問しました。
目的はラダックのチベット文化に触れ、そしてストック・カンリ(6120m)の頂を踏むことです。
最も容易な6000m峰であるインドヒマラヤ山域のストック・カンリ登山でしたが、さすがに弾丸9日間の訪問はハード。
天候・体調・ガイド・フライトなど全て上手くいって無事に登頂できました。
登山は現地の日系旅行会社にガイド手配を依頼。
技術的には容易であり、雪も少ない夏の終わりで結局アイゼンさえも使用せず。
ただ、高所順応できる行程ではないので、成功の可否は全てその対応にかかると思います。
日程は下記のとおり。
9/3 成田深夜発~バンコク朝~デリー昼着、デリー観光
9/4 デリー早朝発~レー
9/5 レー滞在 カルドゥン・ラ(5000m)
9/6 ストック・カンリ登山1日目 ストック村ーマンカルモ
9/7 ストック・カンリ登山2日目 マンカルモーベースキャンプ
9/8 ストック・カンリ登山3日目 ベースキャンプー山頂往復
9/9 ストック・カンリ登山4日目 ベースキャンプーストック村ーレー
9/10 レー滞在、
9/11 レー早朝~デリー、デリー観光、デリー夜発~
9/12 ~成田早朝着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
・ストック・カンリについて
ストック・カンリはヒマラヤ山脈の西端にある6000m峰です。レーから4日間で登頂するのが一般的。これは行程のパンフレットです。
1日目:ストック村(3565m)~Mankarmo(4480m):9.5km
2日目:Mankarmo~Base Camp(4980m):5.5km
3日目:Base Camp深夜発~ストック・カンリ山頂(6123m)往復:12km
4日目:Base Camp~Mankarmo~ストック村:14km
高所の割になかなかの強行です。
技術的にはBase Campから上に氷河・クレバスがあるため、ガイドやアイゼン技術が必要。
私は高度障害には対応できましたが、高所での標高差1100mの直登でバテバテでした。
技術的に9月という夏の終わりの時期で、雪も溶けて容易、アイゼンさえも使用せず。
登頂は高度障害次第だと思います。
日程・体力・技術と最も簡単な6000m峰といえそうですが、何が起きるかはわからない高所ですので、用心して臨んでください。 -
レーから車で30分程度のストック村より出発です。標高3500m、出発は7:45。
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荒涼とした風景の中、緩やかに登ります
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沢の渡渉もありました。
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急登はなく、ガイドとおしゃべりしながら進みます。
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1日目の宿泊地、マンカルモ・キャンプ(4500m)。
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マンカルモから山頂を望む。あの山頂に立つのは現実感がわかない。
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テントは常設されてます。中心にこのような大きめのテントがあり、食事・休憩所になってました。
宿泊は2-3人用テントがたくさん常設されており、設営する手間もありません。 -
メインのテント内。食材や水が常備されてます。
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食事はカレーやチャパティみたいなものが中心。何度も飲んだ暖かいチャイが最も美味しかったです。
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2日目はマンカルモ・キャンプからベースキャンプへ。
途中でめざすストック・カンリの山頂が正面に。
本当にあんなところ登れるのか~? -
5000m近くで咲く可憐な花。植生は乏しい山でしたが、貴重な存在です。
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ベースキャンプ付近、標高5000m程度でマーモットに遭遇。
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愛くるしいマーモット、お腹どっしりしてます・・・笑
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ベースキャンプには2時間で到着、11時前です。
体調も順調。
眠りの浅い睡眠中は低酸素になり、朝起きると頭痛程度ありますが、意識して腹式呼吸をゆっくり繰り返すことで徐々に軽快します。
順応までできない日程では、この呼吸法が特に大切と思います。 -
周囲を散策して時間をつぶしました。
夕食を夕方に食べて就寝。でも高度のためか、熟睡はできずに出発の深夜を迎えました。 -
午前0時に起床、しばらく頭痛で動けませんでしたが、呼吸で軽快して0時半に出発です。
暗闇の中、ガイドについて登ります。2時頃に氷河を横断。さらにガレ場の急登が続きました。徐々にペースダウン・・・。稜線に出る前に日の出を迎えました。 -
朝焼けに染まる山々。しかし疲労困憊、シャッター押すのがやっと。
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稜線に出て6000mを超えると頂上直下の急登に。
5歩進んでは止まるペース。give upが出かかるが、ガイドは励ましてくれた。
高山病ならば下山すべきだが、疲労であれば登れると判断したようだ。 -
8:45ストック・カンリ(6123m)登頂!
こんなに辛い登山は記憶にない・・・でもこれほどの感動も初めて。
本当泣けてくる。ここまで引っ張ってきてくれたガイドに感謝である。 -
タルチョはためく山頂で。登頂したのは10人程度はいたか。
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カラコルム方面の山々、同定したいところだがその余裕はなかった。
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ヒマラヤ方面。ヒマラヤとしては6000m超えた程度では丘みたいな頂であるが、私にとっては大きな壁を超えた気がする。
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タルチョがはためく山頂というのも、絵になる光景だ。
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登ってきた稜線。登る時は景色よくわからなかった。
9時半、喜びをかみしめながら下山開始。
しかし、疲労困憊で歩けず、とにかくゆっくり。ベースキャンプまで6時間を要してしまい、15時半に到着。 -
深夜に歩いた氷河、このようなクレバスもある
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クレバスは数メートルの深さであった。明るければ超えるのも容易であるが。
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ベースキャンプで死んだように眠りこけた。
翌日はゆっくり時間をかけて下山。昼過ぎにレーの街に戻った。
これにて4日間の弾丸登山は終了。
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