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2016年夏にインド・ラダックを訪問しました。<br />目的はラダックのチベット文化に触れ、そしてストック・カンリ(6120m)の頂を踏むことです。<br />最も容易な6000m峰であるインドヒマラヤ山域のストック・カンリ登山でしたが、さすがに弾丸9日間の訪問はハード。<br />天候・体調・ガイド・フライトなど全て上手くいって無事に登頂できました。<br /><br />登山は現地の日系旅行会社にガイド手配を依頼。<br />技術的には容易であり、雪も少ない夏の終わりで結局アイゼンさえも使用せず。<br />ただ、高所順応できる行程ではないので、成功の可否は全てその対応にかかると思います。<br /><br />日程は下記のとおり。<br />9/3 成田深夜発~バンコク朝~デリー昼着、デリー観光<br />9/4 デリー早朝発~レー<br />9/5 レー滞在 カルドゥン・ラ(5000m)<br />9/6 ストック・カンリ登山1日目 ストック村ーマンカルモ<br />9/7 ストック・カンリ登山2日目 マンカルモーベースキャンプ<br />9/8 ストック・カンリ登山3日目 ベースキャンプー山頂往復<br />9/9 ストック・カンリ登山4日目 ベースキャンプーストック村ーレー<br />9/10 レー滞在、<br />9/11 レー早朝~デリー、デリー観光、デリー夜発~<br />9/12 ~成田早朝着

インド・ラダック紀行(2)~ストック・カンリ(6123m)登山

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2016/09/03 - 2016/09/11

95位(同エリア155件中)

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kodamash

kodamashさん

2016年夏にインド・ラダックを訪問しました。
目的はラダックのチベット文化に触れ、そしてストック・カンリ(6120m)の頂を踏むことです。
最も容易な6000m峰であるインドヒマラヤ山域のストック・カンリ登山でしたが、さすがに弾丸9日間の訪問はハード。
天候・体調・ガイド・フライトなど全て上手くいって無事に登頂できました。

登山は現地の日系旅行会社にガイド手配を依頼。
技術的には容易であり、雪も少ない夏の終わりで結局アイゼンさえも使用せず。
ただ、高所順応できる行程ではないので、成功の可否は全てその対応にかかると思います。

日程は下記のとおり。
9/3 成田深夜発~バンコク朝~デリー昼着、デリー観光
9/4 デリー早朝発~レー
9/5 レー滞在 カルドゥン・ラ(5000m)
9/6 ストック・カンリ登山1日目 ストック村ーマンカルモ
9/7 ストック・カンリ登山2日目 マンカルモーベースキャンプ
9/8 ストック・カンリ登山3日目 ベースキャンプー山頂往復
9/9 ストック・カンリ登山4日目 ベースキャンプーストック村ーレー
9/10 レー滞在、
9/11 レー早朝~デリー、デリー観光、デリー夜発~
9/12 ~成田早朝着

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
旅行の手配内容
個別手配

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  • ・ストック・カンリについて<br />ストック・カンリはヒマラヤ山脈の西端にある6000m峰です。レーから4日間で登頂するのが一般的。これは行程のパンフレットです。<br />1日目:ストック村(3565m)~Mankarmo(4480m):9.5km<br />2日目:Mankarmo~Base Camp(4980m):5.5km<br />3日目:Base Camp深夜発~ストック・カンリ山頂(6123m)往復:12km<br />4日目:Base Camp~Mankarmo~ストック村:14km<br />高所の割になかなかの強行です。<br />技術的にはBase Campから上に氷河・クレバスがあるため、ガイドやアイゼン技術が必要。<br /><br />私は高度障害には対応できましたが、高所での標高差1100mの直登でバテバテでした。<br />技術的に9月という夏の終わりの時期で、雪も溶けて容易、アイゼンさえも使用せず。<br />登頂は高度障害次第だと思います。<br />日程・体力・技術と最も簡単な6000m峰といえそうですが、何が起きるかはわからない高所ですので、用心して臨んでください。<br />

    ・ストック・カンリについて
    ストック・カンリはヒマラヤ山脈の西端にある6000m峰です。レーから4日間で登頂するのが一般的。これは行程のパンフレットです。
    1日目:ストック村(3565m)~Mankarmo(4480m):9.5km
    2日目:Mankarmo~Base Camp(4980m):5.5km
    3日目:Base Camp深夜発~ストック・カンリ山頂(6123m)往復:12km
    4日目:Base Camp~Mankarmo~ストック村:14km
    高所の割になかなかの強行です。
    技術的にはBase Campから上に氷河・クレバスがあるため、ガイドやアイゼン技術が必要。

    私は高度障害には対応できましたが、高所での標高差1100mの直登でバテバテでした。
    技術的に9月という夏の終わりの時期で、雪も溶けて容易、アイゼンさえも使用せず。
    登頂は高度障害次第だと思います。
    日程・体力・技術と最も簡単な6000m峰といえそうですが、何が起きるかはわからない高所ですので、用心して臨んでください。

  • レーから車で30分程度のストック村より出発です。標高3500m、出発は7:45。

    レーから車で30分程度のストック村より出発です。標高3500m、出発は7:45。

  • 荒涼とした風景の中、緩やかに登ります

    荒涼とした風景の中、緩やかに登ります

  • 沢の渡渉もありました。

    沢の渡渉もありました。

  • 急登はなく、ガイドとおしゃべりしながら進みます。<br />

    急登はなく、ガイドとおしゃべりしながら進みます。

  • 1日目の宿泊地、マンカルモ・キャンプ(4500m)。

    1日目の宿泊地、マンカルモ・キャンプ(4500m)。

  • マンカルモから山頂を望む。あの山頂に立つのは現実感がわかない。

    マンカルモから山頂を望む。あの山頂に立つのは現実感がわかない。

  • テントは常設されてます。中心にこのような大きめのテントがあり、食事・休憩所になってました。<br />宿泊は2-3人用テントがたくさん常設されており、設営する手間もありません。

    テントは常設されてます。中心にこのような大きめのテントがあり、食事・休憩所になってました。
    宿泊は2-3人用テントがたくさん常設されており、設営する手間もありません。

  • メインのテント内。食材や水が常備されてます。

    メインのテント内。食材や水が常備されてます。

  • 食事はカレーやチャパティみたいなものが中心。何度も飲んだ暖かいチャイが最も美味しかったです。

    食事はカレーやチャパティみたいなものが中心。何度も飲んだ暖かいチャイが最も美味しかったです。

  • 2日目はマンカルモ・キャンプからベースキャンプへ。<br />途中でめざすストック・カンリの山頂が正面に。<br />本当にあんなところ登れるのか~?

    2日目はマンカルモ・キャンプからベースキャンプへ。
    途中でめざすストック・カンリの山頂が正面に。
    本当にあんなところ登れるのか~?

  • 5000m近くで咲く可憐な花。植生は乏しい山でしたが、貴重な存在です。

    5000m近くで咲く可憐な花。植生は乏しい山でしたが、貴重な存在です。

  • ベースキャンプ付近、標高5000m程度でマーモットに遭遇。

    ベースキャンプ付近、標高5000m程度でマーモットに遭遇。

  • 愛くるしいマーモット、お腹どっしりしてます・・・笑

    愛くるしいマーモット、お腹どっしりしてます・・・笑

  • ベースキャンプには2時間で到着、11時前です。<br />体調も順調。<br />眠りの浅い睡眠中は低酸素になり、朝起きると頭痛程度ありますが、意識して腹式呼吸をゆっくり繰り返すことで徐々に軽快します。<br />順応までできない日程では、この呼吸法が特に大切と思います。

    ベースキャンプには2時間で到着、11時前です。
    体調も順調。
    眠りの浅い睡眠中は低酸素になり、朝起きると頭痛程度ありますが、意識して腹式呼吸をゆっくり繰り返すことで徐々に軽快します。
    順応までできない日程では、この呼吸法が特に大切と思います。

  • 周囲を散策して時間をつぶしました。<br />夕食を夕方に食べて就寝。でも高度のためか、熟睡はできずに出発の深夜を迎えました。<br /><br />

    周囲を散策して時間をつぶしました。
    夕食を夕方に食べて就寝。でも高度のためか、熟睡はできずに出発の深夜を迎えました。

  • 午前0時に起床、しばらく頭痛で動けませんでしたが、呼吸で軽快して0時半に出発です。<br />暗闇の中、ガイドについて登ります。2時頃に氷河を横断。さらにガレ場の急登が続きました。徐々にペースダウン・・・。稜線に出る前に日の出を迎えました。

    午前0時に起床、しばらく頭痛で動けませんでしたが、呼吸で軽快して0時半に出発です。
    暗闇の中、ガイドについて登ります。2時頃に氷河を横断。さらにガレ場の急登が続きました。徐々にペースダウン・・・。稜線に出る前に日の出を迎えました。

  • 朝焼けに染まる山々。しかし疲労困憊、シャッター押すのがやっと。

    朝焼けに染まる山々。しかし疲労困憊、シャッター押すのがやっと。

  • 稜線に出て6000mを超えると頂上直下の急登に。<br />5歩進んでは止まるペース。give upが出かかるが、ガイドは励ましてくれた。<br />高山病ならば下山すべきだが、疲労であれば登れると判断したようだ。

    稜線に出て6000mを超えると頂上直下の急登に。
    5歩進んでは止まるペース。give upが出かかるが、ガイドは励ましてくれた。
    高山病ならば下山すべきだが、疲労であれば登れると判断したようだ。

  • 8:45ストック・カンリ(6123m)登頂!<br />こんなに辛い登山は記憶にない・・・でもこれほどの感動も初めて。<br />本当泣けてくる。ここまで引っ張ってきてくれたガイドに感謝である。

    8:45ストック・カンリ(6123m)登頂!
    こんなに辛い登山は記憶にない・・・でもこれほどの感動も初めて。
    本当泣けてくる。ここまで引っ張ってきてくれたガイドに感謝である。

  • タルチョはためく山頂で。登頂したのは10人程度はいたか。

    タルチョはためく山頂で。登頂したのは10人程度はいたか。

  • カラコルム方面の山々、同定したいところだがその余裕はなかった。

    カラコルム方面の山々、同定したいところだがその余裕はなかった。

  • ヒマラヤ方面。ヒマラヤとしては6000m超えた程度では丘みたいな頂であるが、私にとっては大きな壁を超えた気がする。

    ヒマラヤ方面。ヒマラヤとしては6000m超えた程度では丘みたいな頂であるが、私にとっては大きな壁を超えた気がする。

  • タルチョがはためく山頂というのも、絵になる光景だ。

    タルチョがはためく山頂というのも、絵になる光景だ。

  • 登ってきた稜線。登る時は景色よくわからなかった。<br />9時半、喜びをかみしめながら下山開始。<br /><br />しかし、疲労困憊で歩けず、とにかくゆっくり。ベースキャンプまで6時間を要してしまい、15時半に到着。

    登ってきた稜線。登る時は景色よくわからなかった。
    9時半、喜びをかみしめながら下山開始。

    しかし、疲労困憊で歩けず、とにかくゆっくり。ベースキャンプまで6時間を要してしまい、15時半に到着。

  • 深夜に歩いた氷河、このようなクレバスもある

    深夜に歩いた氷河、このようなクレバスもある

  • クレバスは数メートルの深さであった。明るければ超えるのも容易であるが。

    クレバスは数メートルの深さであった。明るければ超えるのも容易であるが。

  • ベースキャンプで死んだように眠りこけた。<br />翌日はゆっくり時間をかけて下山。昼過ぎにレーの街に戻った。<br /><br />これにて4日間の弾丸登山は終了。

    ベースキャンプで死んだように眠りこけた。
    翌日はゆっくり時間をかけて下山。昼過ぎにレーの街に戻った。

    これにて4日間の弾丸登山は終了。

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