2016/12/18 - 2016/12/20
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鯨の味噌汁さん
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12月半ばのこと。
週末の忘年会が終わったら、なんとなんと、年内の予定がない。
あんまり大きな声では言えないが、野球の年末年始ってヒマなのだ。(⇒正月のテレビに野球選手が出てるのもそのせいですね)
かとゆって今から大掃除はイヤだし、旅に出るにも配偶者はカタギの勤め人であるから忙しい。
マゴの世話をしててもいいけどそんなのは正月にいくらでもでける。
しょうがねーなーと思いながらネットをぶらぶらしてたら、「マカオ3マンエン」なんてチケットが目に入った。
クリスマス前、チケットは安い時期だけど、ヨーロッパまで格安航空を乗り継ぐと20時間とかかかり、ジジイにはダメージが大きいし、うっかりすると座席で寝グソとかしそうだ(したことないけど)。
でもマカオなら5時間。
彼女に「ワシだけで行ってもいい?」と尋ねると、どうやら中国方面にはあまり興味がないらしく、「いいよー」との回答。
ワシ的にはマカオといえばポルトガル・フランシスコザビエル・鉄砲の3点セットである。
さらに言えばつぼイノリオの名曲「金太の大冒険」が忘れがたい。
「金太マカオに着く・きんたまかおにつく・きんたまかおにつく」ですね。
が、ここで「金太の大冒険」の話を始めると、そこは何しろ鯨の味噌汁であるから、最後までそのネタだけを引っ張りそうな気がする。
よって今回は自粛だ自粛。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
若いころ旅したバスク、それから9年前訪ねたポルトガルで、ザビエルに興味を持った。
ザビエルはバスクの城主の末っ子で、お父さんは滅びた小国の宰相だった。
パリで学びイエスズ会の結成に参加し、インド、ジャカルタ、マカオを経由して日本にやってきた。 -
さらに、ポルトガルは16世紀の大航海時代に最初に中国にたどり着いた西洋人だ。
マカオから出航した船は種子島に漂着し、日本に鉄砲を伝えた。ザビエルの日本上陸はそのすぐ後だから、キリスト教と鉄砲はほぼ同時にマカオ経由で日本に来たわけだ。
とゆうわけで、今年の年末は鯨家始まって以来の単独行、「マカオでザビエルハゲ満喫」いやいやちごうた、「マカオでザビエル気分マンキツ」旅行となった。 -
日曜日午後、快晴の成田を出発。「マカオ航空」なんてゆう、見るからに流行ってなさそうなヒコーキ会社。
三列シートの隣は、60半ばのおっさん2匹であった。
大外れだ。(向こうもそう思ってるに違いない)
こやつらと5時間並んで座るのか、諸行無常の響きあり。
「マカオ初めて?ひとりですか」
そのおっさんに話しかけられる。
「初めてです」
「マカオいいですよ、酒はうまいしねーちゃんは綺麗だ」
いつの時代の歌だよ!
…何でもマカオは歴史的に太平天国の乱、じゃなくて「男性天国の乱」であって、カジノで遊んでそっちでも遊んで、助平にとってはウハウハでハレヒレらしい。
なるほど。このオッサンたちはその路線なのね。
でもってワシも同類に見られたのね。ウハウハでハレヒレなのね。
でもカジノ行くつもりないしなぁ。ワシなんて人生そのものがバクチなのに、いまさらカジノもない。
しかし「男性天国の乱」については、せっかく先達からのご指摘でもあり、前向きに検討したいと考えております。 -
珍しくウトウトしてるうちに着陸。午後8時、外はすっかり暗い。気温は20度、日本の9月の陽気だ。ジャンパーとセーターを脱いでバッグにしまう。Tシャツ一枚の観光客もいるぞ。
空港のキャッシュディスペンサーでお金を降ろし、タクシーで一泊だけ予約しているホテルへ。 -
ちなみに、2泊目から路地裏の安ホテルだけど、夜に自力でたどり着く自信がなかったので大型ホテルを選んだ。
それでも直前特価でバカ安だったんだけどね。 -
ホテルのエレベーターで確認するとスポーツジム、プールなんぞもついてる。おおお、サウナもあるではないか。
さっそくgoogle先生に「マカオ サウナ」でお伺いをたてると、なんとなんと、マカオのサウナはおねーちゃんがハラヒレハレホレなサービスをしてくれる、と書いてあるではないか。
とゆうことは、金太の大冒険8番を歌うのみならず、実行に及ばなくてはいけないとゆうことであろうか。
しかも合法の商売であるから、大きなホテルにはサウナがテナントで入居してるんだそうな。
(ちなみに後で調べたら、このホテルはフツーのサウナであるらしい。だったら行けばよかった。) -
つまりあのおっさんたちはホテルのカジノでひと勝負、その後サウナで金太の大冒険、てなもんや三度笠に違いない。
ああ羨ましや妬ましや、お前らみんな腎虚で死んでしまえーーー、と天に向かって叫ぶ鯨の味噌汁(57歳汚物系ハゲ)。
しかし天に向かって叫んでも虚しいので、メシを食いにホテルを出る。
夜10時を過ぎても外は賑やかだ。
中国からの団体客が多いらしく、おじさんおばさんが賑やかに喋りつつ集団単位で目の前を通過してゆく。
路地裏をグイグイ入ってゆくと、屋台が並んでいる一画に出た。ジモピーと観光客が混じって、すごい勢いで麺だのメシだのワンタンだのを食っている。しかも全員が機関銃みたいにしゃべってる。おー何だか中国だぞ。
漢字メニューだから注文はラクだ。
まずはビール、それに麻婆豆腐、揚げニラ餃子。どっちもうまい。ハフハフしながらシアワセにひたる。 -
こりゃ太るな、でも歩けばいいか、いざとなればサウナで絞れる。
イヤだがしかし。サウナで別なところを絞られても困る。
イヤイヤ。よく考えたら特に困らないけど、夫婦別行動になった途端ソレってあまりに無節操ではないか、人としていかがなものか、ワシはサルか。
などと「きんたまかおにつく」勢いで懊悩するマカオ初日の夜なのだった。 -
明けて月曜日。
8時、ホテルをチェックアウトし、セドナ広場を目指して歩き出す。ここはマカオ観光の中心であって、2日目以降の安ホテルも広場の近くに取っている。 -
ぶらぶら歩いていると、運良く路地裏のホテルにたどり着き、荷物を預かってもらう。
身軽になってセドナ広場まで戻り、セントポール天主堂跡まで歩くことにする。 -
方角的にはセドナ広場のナナメ上であるから、慎重に方向を定めて歩き出すが、なぜか30分経っても到着しない。
そのうち観光客がいなくなり電気工事店が集まってる地帯を抜け、海っぱたに出てしまった。
さいきん方向音痴に磨きがかかってきた。向かうところ敵なしといえり。 -
が、ここで慌てる必要はない。
時間は売るほどあるし、さらに今回は「マカオパス」とゆうバスのプリペイドカードをコンビニで買っていた。
要は来たバスに乗り込み、セドナ広場に戻ればよいのである。
ちなみにマカオは石を投げればセブンイレブン・サークルKのどちらかに当たるので、そこに入って
「マカオパス!」
とだけ叫び、130MOP(マカオパタカ)を差し出せばカードを発行してくれる。(ただし扱っていない店もある模様)。
1MOPは15円見当だから、まぁ2000円。
うち30MOPはデポジットで、使用後返してくれるそうな。
路線バスは3.2MOPとか4.2MOPとか細かく刻む料金で、おまけにお釣りをくれないので、1泊以上滞在するならこのマカオパスは激しくお勧めしたい。
とゆうか、5日間いて死ぬほどバスに乗ったけど、乗客のほとんどはこのパスを使っており、現金は観光客がたまにいるくらいだった。首都圏におけるスイカなみの利用率ではないか。
もっともバスだけで100MOPも使いきれるわけない。が、これもまたスイカと似て、あちこちで買い物できるから、余ったらコンビニでコーラでも買えばいい。 -
とゆうわけで来たバスに乗ったら、「あれよあれよ」と北上し、中国との国境が終点だった。
これはいかん、と気合で乗り換えると、今度も「あれよあれよ」で東の端のフェリー乗り場が終点だった。
マカオは小さな半島であるから、行き先を外しても20分も乗れば端っこに着く。便利といえば便利だ。
ユーラシア大陸だとこうはいかず、ウラジオストクに行くつもりでバスに乗ったら、リスボンに行っちゃうことだってありおりはべりいまそかり。
「あれよあれよ」が重なり、いくらワシでも少しは考える。(⇒「マカオでワシも考えた」)。
「このままだとバスに乗り間違えて2日目が終わってしまうではないか」
かくはならじ、と、ツーリストインフォメーションに行って、キレイなお姉さんに語りかける。
「アイ・ワント・るーとまっぷ・オブ・ばす」
「ルートマップはないけど、これならある」
と、ペラの一枚地図をくれた。
バス停ごとに路線番号が細かい字でびっしり書いてある。
何だか暗号みたいだが、ないよりマシだ。
今いる場所と目的地の番号が共通なら乗ればいいわけだ。 -
何とか解読し、ようやくにしてセドナ広場に戻る。午前8時に歩き始めたのにもう正午を回っている。三国一の効率の悪さだ。
正午過ぎのセドナ広場は朝と打って変わり、芋を洗うような大混雑であった。
お客のほぼすべてが中国人で、しかも団体で、しかも賑やかだ。
中国からの国境越えは1日30万人だそうで、それがこの狭い場所に集中するわけだから混まないわけがない。 -
でもってその人の流れが広場からドドドドと聖堂跡まで続くのである。人混みに流されていれば何はともあれ聖堂跡に着くからバスより確実だ。
てこてこ歩くうちに聖堂跡に到着。 -
あの一枚ペラで建ってるヤツですね。
ちなみに横から見るとこの感じ。
大きさ・厚さとも道頓堀のグリコ看板を思い出す。思い出さなくていいけど。あっちは大阪の象徴、こちらはマカオの象徴ですね。 -
ちなみに、そこまでの道筋に一番多いのが薬局。
次になぜかスニーカーショップ。
それから貴金属店と時計店。
中国人がマカオで買いたい品物が優先して並べられていると思われる。 -
鯨の味噌汁の調査によれば、当地における中国人観光客とマカオ現地人の判別法は、足もとを見れば分かることになっている。
観光客はなぜだかジジイもババアも嫁も婿も子供までみんなピカピカのスニーカーなのだ。
これに対し地元民はサンダルだったり革靴だったりボロなスニーカーだったり。
でも観光客はお約束でピカピカのスニーカー。なぜだか知らんが全員がピカスニー。(⇒勝手に省略) -
ちなみにワシも、この旅ではスニーカーを履いてきていた。
だがこのスニーカー。
長年ワシの足の脂を吸い続けた結果、黒魔術みたいに匂う。
ヒコーキでは酸素マスクが降りてきたくらいである。(うそ)
が、そのスニーカーをマカオで新調すれば、ワシも立派な観光客ではないか。(何が立派か知らんけど)
とゆうわけで早速スニーカーショップをのぞいてみる。
すると。 -
ぎょ。ぎょぎょ。ぎょぎょぎょぎょーーーーー。
なんとワシが履いてるスニーカーの5倍とかのお値段なのであった。
でもってそれが飛ぶように売れていくのであった。
うむむむむ。中国人の購買力、おそるべし。
ABCマートの店頭で、2980エンのパチモノを購入する鯨は、「中国人の観光客の方々」にはぜんぜん敵わないのであった。
せせせせせ、責任者出てこい!!
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