2016/12/24 - 2016/12/24
227位(同エリア470件中)
まりも母さん
つくば市北郷にある、国土地理院の大きなパラボラアンテナ。
2016年12月末で運用が終わり、翌2017年3月までに解体されると聞きました。
直径32メートルもある超巨大パラボラアンテナは、その大きさでつくば市のランドマークのひとつでありました。
解体される前に 是非近くで見て、写真を撮ろう、と 出かけたついでに 敷地内の科学館も見学してきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
運用終了と解体のニュースは、新聞で読みました。
あの 大きくて大迫力のパラボラアンテナが無くなってしまうのは寂しいなぁ~と、買い物ついでに見に行ってみました。 -
手前の車の大きさと比べると その大きさがなんとなく判りますでしょ。
直径は32m。高さ36m。
国土地理院の敷地内にあります。
1998年に建設され、18年間運用されてきました。
VLBIとは、超長基線電波干渉法と訳される 頭文字ですが、
数十億光年離れた星から届く電波を、地球上の複数のパラボラアンテナで同時に受信する事で
地球のプレートの動き、自転速度の変化、国土の正確な緯度・経度の測定などを監視してきました。
東日本大震災で、宮城県塩釜あたりが60cmずれた、というのもこのアンテナで観測して判った事です。 -
最初は、近くで写真だけ撮って、買い物に行くつもりでしたが、
ダンナが、見学できる施設があるよ、と 言うので、せっかくだから、そちらも見てみる事にしました。
国土地理院の入り口ゲートには つくば市の 他の国の施設同様に 警備員さんが居て、来訪の目的を告げると通してくれます。
今日は、「科学館の見学です」と言うと、駐車場を案内してくれました。 -
駐車場の先に、VLBIアンテナが見えます。
あれ?さっき写真に撮った時と向きが変わっています。
このパラボラは、可動式で、たまに向きや角度を変えますが、こんなに巨大なのに、その動きは結構早くて、水平方向に1周でも2分かからないそうです。
大きさは 日本最大級ですが、動きはスムーズで早く、動いている所はなかなかの見ものなのです。 -
パラボラアンテナの近くは立入禁止なので、遠くから眺め、まず、庭園部分の「地球ひろば」の見学施設から見る事にします。
「電子基準点」全国に1300箇所ほど設置された 観測基準点
形状はいつくかあるそうですが、これは94型というもの。
上部のアンテナでGPS衛星からの電波を受信し、内部に受信機と通信機器が入っています。 -
測量用航空機「くにかぜ」(初代)ビーチクラフト機
1960~1983年まで使われていました。
上空からの撮影と航空磁器測量が行われていたそうです。 -
現在は三代目のくにかぜⅢが運用されています。
現在はセスナ機で、充実の機材を搭載して 災害時の緊急撮影などにも使われているそうです。
初代は、老朽化の為にくにかぜⅡに変わりましたが、技術や機材の進歩などに伴い、航空機の大きさの必要性も変わってくるのでしょうね。 -
「日本列島球体模型 」
1/20万の球体に日本列島が描かれています。
地球の丸さも感じられるようになっているのですが、
左端のある沖ノ鳥島からは本州は全くみえない丸みの向こうになるのですね。 -
球体模型はこんなお山型になっています。
茶色い所はユーラシア大陸。
この上に立つと、高度300kmの宇宙空間から日本列島あたりを眺めている事になるのだそうです。 -
庭園方面から建物を見ます。
この建物が、“地図と測量の科学館”入館無料です。
裏から、館内にはいってみます。 -
1階の広いロビーのラウンジ。
フロアーには「日本列島空中散歩マップ」
ここに入ってくると、受付のお姉さんにパンフレットを渡され、赤青の3Dメガネを使うマップの見方を説明されました。
赤青のメガネを目にあてて、マップを見ると、日本列島と近海の海底地形が立体に見えてすごい面白い!!
真上から立体で見る国土の 今まで登った山や知っている地形を見るのが 大変興味深かったです。
「この山のここに こんな爆裂火口があったんだ~?」
「長崎ってやっぱり平地がほとんど無いんだね~。」
そして、日本海溝の深さにはびっくり!深いことは知識として知ってはいますが、海底は見る事ができませんから、こんな風に落ち込んでいるんだ~!と。
特に北海道沖の滑り台のような落ち込み方、足元見ながら歩くと 自分が落ちそうな感じ~。
ダンナと私、ここだけでかなり遊べましたよ。すごく面白かったです。 -
2階展示室へ上がってみます。
階段ホールの壁に古地図と現代地図のパネルが。
右に明治10年代の東京中心部の地図。
鹿鳴館のあった頃の地図です。 -
左には 平成10年代の地図。
比べてみると面白いですね。
あ~ここはこれに変わったんだ~、と。
これ、見比べていると、時間が経つのを忘れますね。 -
企画展 「水害を考える」の特別展示室。
2015年大規模な水害に襲われた茨城県常総市の資料から 過去の水害のパネル展示がありました。 -
「常設展示室」へ入ります。
地図や測量、古地図などの展示があり、子供たちがクイズなどで楽しみながら学習できるようになっている展示も多くありました。
今日は、親子連れの見学者が多いです。
これは、航空カメラからの図化機の展示。
いまでこそ、3Dプリンターもありますから、データを立体化するのも容易になったのでしょうが、フィルムカメラの時代は、大変だったでしょうねぇ。 -
地図の展示スペース近くに、地図記号のパネルが。
案外、きちんと知っている記号が少ない。
え~山の地図にこんなハイマツ地、笹地なんて区別あったかなぁ??見たこと無いような・・・。 -
で、「2万5千分1地形図で使われなくなった主な記号」
あれ?銀行の記号って、昭和30年図式で無くなってるの?
見たことあると思うのだけど・・・。
どうやら、1万分の1地形図ではその後も使われていたようです。 -
2階展望室前からパラボラアンテナを見ます。
あれが無くなるのはやっぱり、残念だなぁ。
パラボラの隣にあるのは、「測地観測塔」高さ45m
実は、このコンクリート製の塔の真下に点名「筑波原点」の一等三角点の原点があるのでした。
登山で山頂に登ると、三角点を探し、「三角点タッチ」というピークに至ったという儀式(?)を行いますが、その三角点の原点がここだったのですね。
かつては都内にありましたが、東京では高層ビルなどで視界が遮られてしまう事から
昭和54年(1979)国土地理院の本院がつくばへ移転された時一緒に移ったいう事です。
ただ、現在はVLBIによる高度な測定技術の進歩により、筑波原点もモニュメント化しているようです。 -
VLBIアンテナの模型がありました。
回転用のレールとタイヤが下にあるのですね。
ここには
「1分間で180度の回転は 他に類を見ない駆動速度」と書かれています。
実際、初めて動いているのを見たときは、その速さに驚きましたねぇ。 -
2階から空中散歩マップのある1階フロアーを。
伊能忠敬の顔出しパネルもありましたー。
1階には、他に地図のギャラリー、売店・休憩室も。売店では、オリジナルグッズ、地図や地理関係の書籍が色々。
かなり専門的 マニアックな本もありました。ブラタモリの本も。
地図や地形マニアには さぞ楽しい科学館だと思います。
私たちも 思ったよりずっと 楽しめましたよ。 -
こちらが“地図と測量の科学館”の入り口。
月曜日(休日の場合は翌日)12月28日~1月3日は休館
9:30~16:30 入館・駐車場無料 -
測量の日キャラクターのマッピーくん。
測量の日は6月3日 -
「星がつたえる大地の動き」
知らない人が見たら、この巨大なアンテナは何?と思われるので、書いてあるのでしょうね。
研究学園都市のハイテクの象徴でもあったと思われるVLBIアンテナ。
こちらの運用終了後は、すでに石岡測地観測局に新設 2016年5月から運用されているアンテナにお仕事は全て移ります。
石岡のアンテナは直径たったの13m!
それでも、アジア最高性能のVLBIアンテナなのだそうです。 -
夕方、国土地理院の脇を通りましたので、ライトアップされたアンテナの写真を撮りました。
夜は青とオレンジのライトに照らされるVLBIアンテナ。 -
お役所なので、12月28日で御用納め。
アンテナ稼動は、12月29日午前2時で終了しているようです。
国土地理院のサイトによれば、最後の稼動は、12月31日16:30~17:30のようです。
ライブカメラはこちら
http://www.spacegeodesy.go.jp/vlbi/ja/antscan/index.php
18年の長い間ご苦労さまでした。そして、ありがとう つくばVLBIアンテナ!
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