2016/12/17 - 2016/12/25
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いろいろ今の生活に考えるところがあり、どこか旅に出てリセットしようと思っていたところ、健康ヲタクの友人が、「サムイ島でデトックスを一緒にしようよ」と勧めてくれ、即決でGo。リゾートに一度も行ったことのない自分が、地元のスパでデトックス(ファスティング)を初体験。1週間も飲まず食わずなんて全くできそうな気がしませんでしたが、人生でいろいろ岐路に立つことがあり、ここは体からいろいろ悪いものを一掃しようと決意。
友人曰く、自分の人生を変えた2大ターニング・ポイントはこのファスティング/デトックスプログラムと近くの別の島(パンガン島)で受けた瞑想プログラムだったそうで(10時間瞑想をしていたらしい。。。)、デトックスは、フィジカルに健康的になれるのはもちろんのこと、それ以上に、マインドもまったく違ったものになる、とのことでした。かつ運が良ければ、スピリチュアルな部分にもいい影響が出るかもよ、とも。きっと君にとってデトックスは「ゲーム・チェンジャー」になると思う(なんだ、この殺し文句(笑))、という言葉に胸を躍らせ出発。
今年は、転職をして、長年希望していた仕事に就いたものの、予想以上に激務、毎日が洪水のように過ぎていくことに一時期精神的にも肉体的にもかなり追い詰められ、正直一時期はかなりひどいうつ状態でした。
そんなこんなで、どこかで一度立ち止まってじっくり自分の人生について考えたい、とここ数カ月で思うようになり、友人のデトックスへの誘いは、実際の所、渡りに船でした。
ただ、実際クレンジング(コーヒー・エネマ)やファスティングについてちらほら調べていたところ、その方法(特にクレンジング、、、。)に「自分でできるかしら。。。」と不安を覚えたことも事実。したがって、プログラムを始める当初は、わくわくと不安の入り混じったような気持ちでした。
毎日を日々綴ろうと思っていたのですが、、、割と規則正しい生活を送っていたので、デトックスのある1日としてまとめてみようと思います。デトックスって何するの?という方に参考になれば。
最後にデトックスで自分が得たもの等を書き記してみたので、そちらもご興味があれば読んでみてください。
Spa Resort Samui(スパ・リゾート・サムイ)
http://www.thesparesorts.net/samui
参加したデトックス・プログラム(7.5 day)
FIRST TIME CLEANSE(14,000バーツ)
http://www.thesparesorts.net/samui/retreats/detox_cleansing/first_time_cleanse
ファスティング+コーヒー・エネマ(腸のクレンジング)のプログラムです。
※私はスタンダードな7.5日プログラムに参加しましたが、3.5日のSemi-fast program(9,300バーツ)も存在します。
http://www.thesparesorts.net/samui/retreats/detox_cleansing/semi_fast
ただ、友人はそれでは全く足りないよ、、、と言っており、私もデトックスを終えてみて、1週間プログラムじゃないと意味ないなと思いました。というのも、ファスティング2、3日目は、実は、毒素が体内に回り始めてまだ排出されていない状態で、吐き気やだるさなど「クレンジングされた!」という感覚があまりないままの状態で終了してしまう可能性が高いからです。
吐き気やだるさは数時間で収まりますが、クレンズでリフレッシュ!を目指すのなら、間違いなく1週間のプログラムをお勧めします。ちなみに7日では足りない+滞在に余裕がある場合には、そのままクレンジングを続けることも可能です(追加料金は要りますが。)。友人は最長で23日(!)やったことがあるらしく、体が止め時を教えてくれるのだとか。
私は休暇を1週間以上取るのは厳しかったので、結局激ウマと評判のリゾートのレストランの食事をほとんど食べられませんでしたが(タイに来たのにタイフードほとんど食べられず。。。)、いろいろ初めての経験ができたので個人的には満足でした。でも、タイフードを満喫したい方で休みがあまり取れない方にはやはり不向きかも。。。
デトックス・プログラムは、オンラインで申し込みもできますが、私は現地のレセプションで始める当日から申し込みをしました。決済はカードでもできます。ただ、ヨガプログラムなどは現金で直接講師にお支払をすることになります。食事も400バーツ以上(だったと思う)でないとカードでは支払えないので、ある程度の現金は持っておいておいた方がよいでしょう。
私は現金をうっかり少な目に持ってきてしまったため、かなりパニックなことになりました。結局、5000バーツをクレジットカードで余分にデポジットしてもらい、そこからマッサージ、スチームルーム、レストランのジュース代などの支払いに充てていました。結局、3、4000バーツくらいで良かったかもな感じでした。
私は結局滞在していたラマイ・ビーチ付近以外の場所には行きませんでした。デトックスのアクティビティーがちょこちょこ入って来るので、遠出は結構難しいです。
<ある1日のスケジュール>
ビデオにしてる人がいたので→ https://youtu.be/2maf3bnOuu8
(ただし、肝心のコーヒー・エネマ(現地ではコレマと言っていた)については、やはり内容からかそれほど詳しく出てきてません。。。)
6:00 起床
7:00 ドリンク①
7:30~8:30 瞑想
8:30 カプセル①
8:45~10:15 ヨガ
10:30 ドリンク②
10:30~11:00 朝のクレンジング(コーヒーエネマ)
11:00 カプセル② ブロス・スープ
13:00 ドリンク③
14:30 カプセル③
16:00 ドリンク④
17:30~18:00 夜のクレンジング(コーヒーエネマ)
17:30 カプセル④
19:00 ドリンク⑤
20:30 カプセル⑤
21:00 ブロス・スープ
23:00くらい 寝る前:フローラカプセル → 就寝
だいたい1.5時間おきにドリンクを飲んだり、カプセルを飲んだりクレンジングをしたり思ったより忙しいです。が、時間が気になって仕方がないというほどではありません。私は忘れっぽいので、基本的にタイマーをかけていました。デトックスの時間はかっちり決まっているわけではなく、だいたい朝は8:30~10:30くらい、夜は16:30~18:30くらいと結構幅があります。
オプションでヨガや瞑想のクラスがあるので、参加することも可能です。瞑想のクラスは無料。ヨガは300バーツで参加可能でした。説明は全て英語。。。
デトックスを始める3日前の日本にいるときからプリクレンジングとして、果物と野菜のみの食事を私は実践しました(というか、それをしろと友人に言われました。。。)。機内食も、なるべく食べないようにしました。
デトックスが終わった後も3日間は、果物+野菜生活。その後普通食に移りました。調子に乗っていきなり脂っこいものとかにがっつくと、トイレで倒れ込むことになるそうです(友人曰く、そういう人が過去いたらしい。)
デトックス関連のアクティビティーがないときは、私は友人と話をしたり(これが一番多かった)、マッサージを受けたり(種類によって260バーツ~600バーツ前後)テレビ室で映画を見たり、スチーム・ルーム(300バーツ)に行ったりしていました。が、リゾート地なので、普通の人は浜辺に寝そべったり、プールでもちろん泳いでいました。
【注】以下、ちと具体的に書きすぎたところもあるので、食事中にはあまり読まないほうがよいものも含まれます(汗)。でも、自分も具体的にはどうなのよ、、、ということが一番知りたかったりしたので、恥を捨てて(笑)書いてみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
起床。朝は、仕事をしたり、メールチェックをしたり。
私の場合は、到着したその日は、デトックスの説明ビデオを見せてもらい(スパ・リゾートの創設者がなぜこのリゾートを始めたのか、等説明するビデオ。全部英語。)夜にカプセルを飲み、食事をすることもできましたが、結局何も食べず就寝。次の日の朝7時からファスティングを始めました。1日目はコーヒーのクレンジングは夜の1回だけ。
私はリゾート内ではなく、リゾート近くのバンガローに泊まっていたので、朝7時ごろに友人と待ち合わせ、リゾートへ。 -
泊まっていたバンガロー。リゾートとの間に1軒別のホテルが入ってその隣なので、距離にして徒歩2,3分でリゾートに着きます。
1泊400バーツ。基本はリゾートの方にいるのであまり気になりませんでしたが、虫がちょっと出たり、お湯がそんなに出なかったり、最初はうーんという感じでした。ただ、住めば都でそんなに気にならなくなりました。 -
かなりベーシック。コンセントが部屋に1つしかないので扇風機を回してると充電ができないという危機(笑)。リゾートのコンセントを拝借してたことが多かったです。
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私が泊まっていたバンガローはこの中庭を挟んで左右に3、4軒建っていました。
サムイ島の天気ですが、私がいた1週間は、1日中安定して晴れていた日はなかったように思います。主に朝か夕方にかなり強いストームがやってきて、昼間は燦々とした太陽、といった感じで、天気はかなりめまぐるしかったです。
ただ、ストームも数十分で去っていくということもあると思うのですが、日本のような陰鬱な感じはあまりなかったです。むしろ、ストームのときにヨガや瞑想をしていたのですが、自然の雨音とかに耳を澄ませるのはかなり心地よかったです。これは、自分でも意外でした。
朝晩は、意外と涼しく、室内は常に扇風機を回した状態なので、私は日本からもってきたダウンを着て、首にもスカーフを巻いて寝ていました。
扇風機は回し続けていないと、蚊がいとも簡単に止まってしまうので必須です。そして、なるべく手足は布団等で覆って寝た方がよいです。それをしなかったがために、私の足は大変なことになりました(汗)おかげで旅行中ずっとかゆみに悩まされることになりました。蚊よけスプレーなどは現地でも販売していましたが、ムヒや軟膏などは持っているとかなり役立つと思います。私は、タイガーバームを毎日塗りたくって凌いでいましたが、持続性がなく本当に辛かったです。。。
ストームは、突然やってくるので、防水性のあるジャケットを1枚もっているとかなり役立ちます。ストームは1時間以内にだいたい止むのでたいがいの人は雨宿りをしていました。 -
朝晴れている場合はかなり気持ちいいです。雨上がりの燦々とした太陽も良かったです。朝日がまぶしい。友人は、バンガローとデトックスをするリゾートが離れていて、頭の切り替えができると言っていましたが、私はパソコンを持っていたりしていたので、この移動がときどき面倒でした。
ただ治安はかなりいいので、荷物はパスポートや現金などの貴重品を除いて置いておいても基本的には大丈夫でした。 -
リゾート犬たち。途中からなぜか私になついてどこまでもついてきました(苦笑)首輪はついているものの基本放し飼いなので、1日中勝手にうろうろしています。
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写真では大分暗いですが、朝日が海辺にきらきらと光っている光景は本当に美しく心が洗われます。
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レストラン入口。まだ朝早い時間は人がいません。
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デトックスカウンター。奥のホワイトボードに、ファスターたちの名前や何日目かがわかるようになっています。
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こんな感じでファスター(デトックスというかファスティングをしている人たち)はドリンクタイムにみんな集まってくるので自然と顔見知りになっていきます。ただ、私はガチシャイなので、あんまり他のファスターたちとうまくコミュニケーションできませんでした。。。
ファスティングをしているのは、この場所では30代半ば以上っぽい人がほとんど。中年、壮年な感じの人もかなりいっぱいいます。女性一人参加も意外と多かったです。私は多分一番若い部類の人間に入りました(当方アラサー)。
圧倒的に女性が多いのかと思いきや、意外と男性(というか中年のおじさん)も多かったです。カップルとかも。あと、リピーターも多いようで、私が話した数少ないファスターの人も4年連続で来てるの!と言っていました。
夕方はこの辺に施設のスタッフやドクターがいるので、気軽にファスティングやクレンジングの質問ができます(ただし英語)。彼らはとっても親切で、顔を覚えてくれると笑顔で「調子はどうだい?」といった感じで話しかけてくれます。日中もいろいろな場所でうろうろしているので、そのときどきでつかまえて相談をすることも可能です。 -
私はクリスマスのホリデーシーズンにがっつり入る前に現地入りしたので、最初の方はかなり静かな感じでしたが、24日あたりからホリデー客が一気に増え、なんとなく落ち着かない感じでした(ごったがえすというほどでもないけれど。)。でも、心静かに過ごしたい場合は、そういうホリデーシーズンは避けた方がよいかも。
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ジュースを作ってくれたカウンターのキュートガールズたち。タイの子たちはみんなおしゃれで化粧もばっちり(私、ずっとすっぴんだったよ・・・汗)。カラコンを入れてる子もいました。英語は、レセプションなどにいるスタッフは通じますが、デトックスカウンターやレストランのスタッフは簡単な言葉は通じますが、あんまり通じませんでした。でも、みんなにこやかでフレンドリーでやさしかったです。
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デトックス開始前にペーハーをこの紙でチェックします。口に含んでしばらく置いてみて、色が変わらなければ酸性。変わればアルカリ性。酸性のままだと、本当はデトックスに進んではいけないらしい。で、私はOKでした。ほっ。
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カプセルは実は3種類。ですが、袋は2つにしか分かれてません。一つはハーブのサプリメント、もう1つは下剤みたいなもの。下剤のカプセルの中には大変わかりにくいのですが、1粒だけ白っぽいカプセル(フローラ)が入っており、それは、夜寝る前に飲みます。カプセルの時間にはそれぞれのカプセルを3粒ずつ(計6粒)飲みます。ただ、私は空腹感が強かったので、ドクターと相談し、途中で下剤の方は2粒にしていました。
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スイカ味。味は、パイナップル、スイカ、ライムまたはミックスから選べますが、私はパイナップルとライムのミックスが甘すぎず爽やかで好きでした。中身は繊維質状のドロドロしたものにフレッシュジュースを混ぜたもの。カウンターの女性が、その場で目の前で作ってくれます。どれもフレッシュなフルーツ100%ジュースなので、おいしかったです。
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朝7:30から瞑想のワークショップが2階であります。この場所でござとクッションみたいなのを別の部屋からもってきてみんなで寝転んだり、座ったりしてやっていました。
無料。2回ほど出ました。インストラクターによって内容がかなり違います。参加人数は私の時は4,5人ほどでした。説明は英語なので、そっちに意識が行ってしまい、それがちょっとネック。
というわけで、私はその後、瞑想の達人の友人に瞑想を教えてもらいました。そのほうが落ち着いてできてよかったです。。。 -
ヨガをやっていたスタジオ。こんな感じの広々とした小屋のような半野外の建物でやります。開放感があり爽快です。エネマの前にやるとなかなか良いです。しかし、ヨガをスタジオでやったことが無い私は結構疲れました。てか筋肉痛。説明がすべて英語なので、意外とムーブメントや呼吸に集中できないこともあり、手首を痛めていたので結局2回ぐらいしか参加しませんでした。でも、手首が痛くなければ毎日参加していたかも。レベルは、私でも知ってるポーズがあったので、かなり初級な感じなんだと思います。7日参加割引とかも確かあったはずです。男性陣も意外と参加しています。
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ヨガの後、ちょっとだけまったり。この後はドリンクを飲んでコーヒーエネマ。
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レッツ・コーヒー・エネマ。ヨガ等をしない日は、8:30くらいに早目にクレンジングに行ってました。
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コーヒーエネマのやり方等は、初日の16:00にTVルームに行き、Dr.John(リゾートに常駐する医師、見た目は気さくなおじさん)がビデオを見せながら説明してくれます。その後、コレマ・ルームに行き、実際にバケツやチューブを見せながら説明をしてくれます。で、初めてのコーヒーエネマ体験へと突入。
うっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、初日に実際に自分のお尻に挿入するチューブと潤滑剤のキットを渡されます。コレマ・ルームには、滅菌用の消毒剤が置かれているので、毎回使用後シャワーで洗い流し、その後このスプレーで滅菌。それを毎回繰り返す感じです。
私は、特に問題ないと思いましたが、潔癖症の人は多少気になるかも。。。 -
「コレマ」とデトックス・カウンターの女性に言うとコーヒー・クレンジングの液体をバケツに入れ、コレマ・ボードとバケツをセットしてくれます。
左側に見えるのが体重計。
私が、デトックスをやったスパは完全セルフだったので、ナース等の付添いの人はいませんでした。クレンジングの片付けも最低限は自分でやります。 -
コレマ・ルーム(コーヒーエネマをする部屋)の廊下。こんな感じでずらーっと部屋が並んでいます。この部屋を使えるのは外部ゲストのみ。ただし有料です(1週間で1750バーツ)。リゾート内に泊まっている人たちは自分の部屋のトイレでクレンジングをしていたようです。。。私的にそれは結構微妙、だったので良かったです。
外部ゲストはこのときそんなにいなかった&エネマの時間は人それぞれなので、それほど混んでいるということはなかったです。
ドアが閉まらない部屋とかありましたが(!)、意外とエネマ中の音(というとちょい微妙ですが、まあ気になるのは事実)はほとんど聞こえません。ジャーという水の音くらい。なので、隣の人に音が聞こえてたらどうしよう、、、とか気にせずクレンジングはできました。 -
写真手前にちょっと物を置くスペースがあるので、そこに貴重品や脱いだ服を置いていました。写真右手にシャワーもあり、かつ石鹸も置いてあるので、クレンジング後シャワーを浴びることもできます。ただし冷水シャワー(汗)。というわけで私は、基本的に下半身だけ洗い流し、シャワーは普通にバンガローのもので入っていました(友人はいつもここでシャワーを浴びていたらしい。。。)。
蚊がいるので扇風機を回すのをお忘れなく。
クレンジング中、服は下は完全に脱がなければいけなかったですが、上半身は私はキャミだけ着ていました(うっかり汚れると悲惨なので。)。
やりかたとしては、バケツに入っているチューブ(最初はクリップで止めてあり液が漏れないようになっている)先端をコレマ・ボード(写真下に写っている和式便所の便器のようなボード)のドーム状になっている部分に開いている小さな穴に通し、各自持っている別のチューブをそれに合体させ、それをお尻に挿入して、チューブを止めているクリップを外すと液が体に入ってくるという仕組みです。お尻に挿入する部分は先端が丸くなっており、小さな穴が二つほど開いています。
液が体に入ってきたら仰向けになり、後は、バケツが空になるまで待つという感じ。潤滑剤はお尻に挿入するときにチューブに塗ったり、マッサージのために自分に塗ったり。
体勢としては、ドーム状になっている部分の横に足を掛ける部分があるのでそこに足を置き、仰向けに横になるという感じ。お尻はなるべくこの便器状の部分に近づけていないと、、、排出物がボードに乗っかってしまい大変なことになります。。。シャワーで後で流すのでまあ大丈夫ですが。
感覚としては、液体が入って来る感覚はあるにはありますが、それほど入ってくるという感覚はありませんでした。気づくと膨満感が出てくる感じ。
排出ですが、、、何度かやってみて思ったのは、なるべくコーヒーエネマの液を入れるだけ入れて我慢して排出したほうが効果が高いということです。ただときどきお腹が痛くなって耐えられないときがあるのでそういうときはむりせず排出していました。液体と共に、ときどき排出物が出てくる感じです。バケツが空になった後も5分くらいマッサージをしながらそのままでいた方がいいです。そのときが一番なぜか私の場合は排出されました(笑)それをしないと立った途端トイレに駆け込むことになります。。。
チューブは外れないのか?というのが自分の最大の疑問だったのですが、結論から言うと、実際1回私は外れてしまいました(汗)。でも、基本ちゃんと入れていれば管は外れないので、ご安心を。
クレンジングが終わったら管を体から抜き、シャワーで洗浄し(右側に見えるシャワーは強力洗浄シャワーなので、排出物はこれで洗い流す。)、スプレーで滅菌してしまいます。ボードが汚れていたらこれも洗って、あとは自分の体を洗ったら、完了。
排出物なので、匂いはやはり多少します(汗)。でも、ひどい匂いではないです。出てくるものも、繊維質のようなもので自分でいうのも変ですが、うわ、汚い、、、という感じではなかったです。下痢っぽくなってしまうのかと思いきや、そういうときもありましたが、固形物に近いものの時もけっこう多かったです。
最初の頃は、バケツの水の減り具合をじっと見ていましたが(笑)、友人にもっとリラックスしてやった方がいいよと言われたので、その後、タオルをボードに敷き、目をつぶるように。でも慣れるとこの空間、時間が体との対話タイムみたいな感じで、なかなかない経験でした。やる前はなんか大変そうと思っていましたが実際にやってみると、意外と簡単です。
クレンジングをやり終わった後の爽快感ですが、1回目が私は一番あったかなあ。2,3日目は毒素が体を回っているので、、、突如気持ち悪くなったり、あんまり爽快感は得られませんでした。でも、4日目あたりから、確実に体がクレンズされた(私的には体が透明になっていく感じ。)感覚がありました。爽快感というよりは、そういうことが徐々に実感できるといった感じです。
ちなみに女性向けに、、、ですが、生理中でもクレンジングは可能です。実は、うっかりものの私は、そういうスケジュールをあまり考慮しないで日程を組んでしまい、あわやがっつりその期間に入り込んでしまうスケジュールを組んでしまい、、、ガーンと思ったのですが、現地のファスティング・ディレクター(Dr.ジョン)に聞いたところ、OKと言われたので、特に日にち移動をさせず現地入りしました。結果、ファスティングをしていると、体が飢餓状態と認識するのか(ある意味ダイエットと同じような効果があるのか)、生理になりませんでした。というか普通に食べ始めた途端、生理になりました。体ってやっぱりよくできている。。。
やり方を聞くとまあ確かにできないことはないかもという感じですが、わずらわしそうなのでやっぱり時期は考えた方が良いかもです。 -
このざるは、排出物を見たい方(!)のために置かれているのですが、これを置くと排出物を自分できれいにしなければいけなくなるので、、、私は使用していませんでした。
この写真だと足を掛ける部分がよくわかるでしょうか。
潤滑剤と自分のチューブは名前を書いたビニール袋に入れ、所定の保管場所に入れておきます。で、次回また自分のものを使うという感じ。 -
目盛がついていて、コーヒーが減ってくのがわかります。お腹をマッサージしながらやるとよいと言われていたので、おなかを「の」の字でマッサージしながらやると確かに排出が促進されました。
クレンジングをする前に、アンプク・マッサージというマッサージをやってもらうのも効果的です。お腹をマッサージしてくれるのですが、これがなかなかよい。
そういえば、私はひどい便秘に悩まされていたのですが、、、デトックス中は当然ながらそういったことからはストレス・フリーでした。そんなこと人生初めてかも(笑)
私は、がんばれるときは、このバケツ半分くらいの液体を体にため込むようにしていました。バケツはいつも自分専用のものを使います。 -
爽快感に浸りながら浜辺を歩く。
そういえば、このリゾートはAA(アルコール依存症の互助会)のミーティングもやっていて、時間になるとアルコール依存症の人たちがリゾートに集まってきます(すでに長い間アルコールを口にしていない方がほとんどなので、そういう目的のミーティングであるということに最初全然気づきませんでした。)。
特にこの時期は、クリスマスシーズンということもあり、アルコールが出回る時期でもあるので、Dr. John曰くそういった人々に「安全な場所」を提供しているのだとか。集まってくるのは、ゲストというよりは、サムイ島に住んでいる欧米人の方も結構いるという話でした。
こういう楽園にも、そういう問題があるんだというのは、なんだか皮肉のようでもあり、ちょっと複雑な気分になりました。 -
リゾート内にはもちろんプールもありました。自分は入りませんでしたが。。。
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トイレは結構たくさんあり、みな清潔です。
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レストラン内1階。頼めば2階にもオーダーを持ってきてくれます。
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結局食べる機会はなかった(悲)おいしそうなケーキたち。
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デトックスカウンターへの道。左手には、デトックス関係の本が置いてあるライブラリーコーナーも。
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昼間お天気がいい日は海の色が本当にきれいなエメラルド色になります。2階テラスから。
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クレンジング後は、ちょっと一仕事(笑)な感じなので、だいたいレストランのラウンジでココナッツジュース(60バーツ)を飲んで涼んでいました。そのあと、ブロス・スープ(具なしの野菜スープ)を飲んだり、友人と話したり。天然のココナッツジュースは半端なくおいしいです!ブロス・スープは、夜が特に身に染みておいしかったです。
ココナッツ・ジュース以外にも、キャロットジュース(キャベツやセロリとのミックスもあり)、グリーンジュース(まじで苦い)、リバーフラッシュジュース(黄色の複雑な味がするジュース)等も飲むことができます。高くても100バーツくらい。 -
キャロットジュース。セロリとのミックスは胃に優しく、2日目の毒素が回ってなんとなく気持ち悪かった時も飲んだらちょっと楽になりました。
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グリーンジュース。ほんとに苦いです。全部飲めたことが奇跡。
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リバーフラッシュジュース。甘いですが、ガーリックの味とかもするので、正直味が複雑すぎ。。。まずくはないんですが。
ファスティング中は食べ物がドリンクしかないので、あまり選択肢がありません。基本これを回してく感じ(笑) -
ドリンクタイム・アゲイン。
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夜(といっても私はたいてい4時代にいっていました)のクレンジング。
クレンジングですが、だいたい私は30分ほどで終わっていました。でも、他の方たちはもっと長居していたようです。。。こちらの写真では、チューブの先に黒いクリップがついてるのがわかるでしょうか。
スチーム・ルーム(サウナ)にそのあと行ったことも。スチームルームは、私が行ったときは、昼はタイガールが集結+シャワー浴びてた、夜は、おじさんたちが数人いたと言った感じでした。
欧米人の方たちの場合、スチーム・ルーム内で黙っていると変だとあとで気づいたのですが、眼鏡をかけていなかったので、私は最初それに気づかず、話しかけられてから、ああと思いました。
私が入ったときは、トランプ大統領に熱狂するおじさんと、日本に8回ぐらい来たことがあるオーストラリア人のおじさんとかがいました。
クレンジング後にやるとかなりさっぱりしてよいです。私はマッサージよりもこのスチームルームのほうがお気に入りでした。その後に飲むココナッツジュースが最高すぎでした。 -
夜クレンジングのあとは散歩をしたり、外で話をしたり。
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紫色の空。
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夜のブロススープ。ドリンクを飲んでから1時間ほど空けてスープを飲まなければいけなかったため、このスープにありつけるのはだいたい21:00。
空腹感ですが、1、2日目は特に困難なことはなかったのですが、3日目から食べ物を見るとお腹が減りました。。。特にチキンを食べたい衝動に駆られました。
といっても、日本にいるときは、食べずにはいられない=すぐに食べ物に手が伸びると言った感じでしたが、サムイ島では、確かに何か食べたいとは思うけれど我慢できないほどではないといった感じ。このブロス・スープとデトックスドリンクでなんとなく空腹感はしのげた感じでした。 -
夜は、晴れていればテラス席がやはりお勧めです。夜になると、星空が見えてすごく美しい。空が東京よりもなんだか球体がより強く感じられました。ものすごくいっぱい星が見えると言う感じではなかったですが(意外と街の光が強い)、それでも、東京とは違った空が見えます。オリオン座がきれいでした。
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最後の7日目の夜と8日目のフィニッシュの朝にはこのフローラ・ドリンクを渡されます。あんまりおいしくはないです。
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8日目の朝。デトックス最終日の最後のクレンジングはぬるま湯です。なぜか終わったときはちょっとさみしかった。。。最終日には、注射器に上記のフローラウォーターを入れたものを手渡されるので、それを自分のチューブにつなぎ、お尻に注入して、30分ほど待ち、デトックス終了です。→食べ物を食べてよくなります!
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こわごわ最初の食べ物を口にしました。本当はパパイヤのほうがよかったらしいですが、私はマンゴーを食べてしまいました。近くに八百屋さんがあるので、そこでカットしてもらいました。40バーツくらい。レストランでこぎれいに出してもらうより多少安いです。
そして、食べた瞬間、ちょっとだけお腹がピリピリしました。本当に体がセンシティブになってる。。。と感じた瞬間。でも、気持ち悪くなったりとかそういうことは特になかったです。 -
一度ものを食べ始めるとやっぱりお腹がすく。というわけで、大好きなソムタムサラダ(青パパイヤのサラダ)をいただきました。めっちゃうまかった。
このあと、すぐ日本に帰国せねばならなかったので、私は、ベジタリアンラザニア、野菜の胡麻和え炒めみたいなもの、生春巻きを買い込み、空港や飛行機で食べていました。むしろ買い込みすぎた。。。でも、最後の最後にレストランのおいしい料理が食べられて幸せでした。
デトックスは、修行感が結構あるのかなと思っていましたが、食べ物についてストイックになる以外は、リゾートを満喫できるので、思っていたほどの修行感というか、いろいろ我慢しているという感覚はないです。むしろ、このアップリフティングな環境により楽しんでデトックスをできるという感じでした。 -
ダイエット目的でデトックスをやりたい!と思っている方もいらっしゃると思いますが、、、私の場合ほとんど体重に変化はありませんでした(汗)。
ただ、友人は、1週間デトックスをしてそのあとちゃんとした食事を食べ、運動すると体重が落ちるよとのこと。友人は若干武勇伝で、一時期100kg近くあった体重が、64kg くらいまで落ちたことがあると言ってました(といってもこれは7日間ではなく、20日間くらいデトックスをやってたときの話だと思いますが。。。)
早速若干暴食気味の私はあまりそれを実感できず(当たり前)。他のファスターでも6kg体重が落ちたわ、とか言ってる人もいたので人それぞれなんだと思います。 -
さて、では最後にデトックスを終えて思ったことなど。
デトックスを終えて、私は変わったか?
‐実際の所、サムイ島では友人が言っていた「ゲームチェンジャー」というほどの実感は得られませんでした(爆)。
でも、体が健康的になった感覚は確実にあったと思います。本当に体から何かが抜けていく感じ。上記にも書きましたが自分が「透明になっていく感覚」がありました。
便秘は上記にも書いたように少なくともサムイ島にいたときには解消されました。ずっと排出していたので、ウェストも一時的に細くなりました。
肌荒れも全くなかったです。肌つるつる。
思ったのは、デトックスそのものが良いというより、リゾートのストレスフリーな環境、温暖な気候、優しいスタッフ等、そういったことがホリスティックに自分にポジティブな影響を与えていたように思います。 -
あと、もう1つこの旅で忘れられないのは、友人との「会話」でした。
この滞在中、ひたすら友人と「人生で方向性を見失ったときどうしたらよいか」とか「本当の幸せをつかむには」とか、人生談義をしていたのですが(我ながらよく何時間も話していたもんだと思う(笑))、そういう深い話をできたこともすごくこの滞在では意義深かったなと思います。本当に話しながら内省をひたすらしていた時間でした。
一人で行ってもそれはそれで得るものはきっとあったと思いますが(次回ぜひ1人で参加したい。)、やはり友人とこの滞在を一緒にできたことは、この滞在をまったく別の経験にしてくれたと思います。そういう意味で、この場所を、そして、この新しい世界を紹介してくれた友人には感謝です。
あと、いろいろなものから解放されていたからか、自分を一度まっさらにして前を向いて物事を考えることができた気もします。まさにしがらみから自由になる感じ。
そして、毎日デトックスするだけというシンプルな生活をしていたからか、絡まってしまっていた悩み、日常が、徐々にシンプルになっていった気がしました。思考そのものも研ぎ澄まされるというか、自分が思うことを自分が思うままに表現できるようになった気がしました。
サムイ島に来るまで、もっぱら自分が悩んでいたことは、「自分の情熱を注ぐべきこと、やりたいことがまったくわからない」ということでした。30代というターニング・ポイントにあたる年齢になり、何かわからないけれども常に焦りだけがあり、何も見えないまま日々を過ごしていました。仕事に忙殺されている間は、何も感じないけれど、家に一人でいるとき、ふと「なんで私はいまここで生きているんだろう」と思うこともしばしば。これはいかんなと思っていました。
「これからの人生で一番恐れている事態は?」
「一番ハッピーだと思える瞬間は?」
この質問を友人にされて、何も考えず、
「あれをやればよかったかもしれないと思いながら、鬱状態になること」
「自分が書いたもの、撮った写真を通して伝えたいことが読み手や見ている人に伝わること、自分の苦しかった経験を活かして、同じように苦しんでいる人たちを癒してハッピーになってもらうこと」
と答えていました。
どちらの2つも、本当に深く考えずさらっと出てきた答えでした。
答えは案外シンプルで、どこか遠くにあったものではなく、むしろ自分の中のどこかにあった答えだけれど、なぜか見つけ出せなかった答えでした。
この旅で得たものは「本当の自分の声」だったのかもしれないと今振り返って思います。 -
友人との会話で心に残っていること‐
どうしたら、許せないと思っている人を許すことができるのか?
友人:
「自分がハッピーだったら、相手に対しての「怒り」というものが消えて行って、どうでもよくなるんだ。20歳になったとき、バックパックを担いで、この島にやってきて、ファスティングをし、そのあと、パンガン島で瞑想のサイレントプログラムに参加した。ここに来るまで、僕は、心の中に「穴(ホール)」があったと思う。どうしても埋まらない穴がね。
でも、ファスティングと瞑想のプログラムを終えて、その穴が満たされているってことに気づいたんだ。そのとき、怒りにとらわれている必要はないんだと気付いて、絶縁状態だった父に会ってみようと思うことができたんだ。だから、「let it go」をしたいと思うのなら、自分がハッピーだと思えるものを追いかけ続けることをあきらめてはいけないよ。それこそが、実は周りの人をハッピーにすることにもつながるんだから。」
「自分の「幸せ」を追及し続けるのは簡単じゃない。大きな犠牲を払うことも確かだよ。僕は、結局20歳で旅を終えて母国に帰ったとき、もう大学へ戻るということは自分の選択肢にはない、ということに確信を持ったんだ。自分がやるべきことは大学では見つからないってね。もちろん、家族は大学をドロップアウトすることに反対したし、今でも大学くらいは出ておけばよかったって思うこともある。そのあとにチャレンジしたこともうまくいかなかったことはいっぱいあったよ。
でも、あのまま母国に残って普通のビジネスマンになっていたら今の自分が感じるような「本当の幸せ」はきっと感じられなかったと思う。こうあるべき、とかこうでなければ、という固定観念を超えたところに多分「本当の幸せ」というのはあるんだと思うよ。だから、周りの人や「世間」には理解されないことだってもちろん多い。でも、それであきらめてしまえば、それまでだよ。」
世間とか、周りの人の期待とか自分はあまり影響されないタイプだと思っていたけれど、知らず知らずのうちにそれでも潜在的にしっかり生きなければ、とか、自分のキャリアを築いていかなければ、とか気づいたら自分の本当の幸せを追い求めることをこの数か月忘れてしまっていたような気がします。
ときに日本では自分の幸せを追い求めることは、「自己中」と片付けられがち。自分のことばかり考えていて、他人をないがしろにするなんて、というのが大概の反応だと思います。むしろ日本では、自分よりも他人を優先することが「自己犠牲」として賞賛されることが多いように思います。私も最初はそうあるべきと思っていました。
でも、最近、自分が不幸な状態で他の人たちを幸せにするって多分ある意味矛盾なのではないかという気がします。自分の幸福の追求と他人への思いやりというのは本当に両立しえないものなのだろうか?自分が幸せだからこそ、本当の幸せを他の人に届けることができるのではないか?
大切なのは、今、ここで、自分がハッピーになるために最善を尽くすこと。
そして、それは、誰かから与えられたハッピーではなく、自分の中にある「声」を聴くことでしかわからない。とってもシンプルだけれど大切なことをこの旅は思い出させてくれました。 -
「君の本当の幸せを追求することを阻むものは何?」
この質問も単純な質問でありつつも、はっとさせられる質問でした。
思えば、未来にばかり、目が向いて、何が起こるかわからずただ「恐れ」だけを抱いて自分はフリーズしてしまっていた気がします。そんな状態だと、自分自身も「ベストな自分」にはなれない。そうすると、また自己嫌悪に陥り、さらにフリーズしていく…その悪循環の繰り返しでした。
「君は、いろいろ考えすぎるところがある気がする。考えることは必ずしも何かを前進させることにはならないこともある。余計な考えが出てくることもあるしね。いろいろと考えるよりとにかく行動したらいいんだよ。
行動していれば、あ、これこそ自分が求めたものだ、とか、あ、やっぱりこれは違うとかわかってくるから。もし違うと思ったら別のことをすればいい。失敗をしてもたいがいのことは「世界の終り」というわけじゃない。だから、考えるよりもとりあえずアクションが大事だよ。」
このアドバイスを聞いて、正体の見えない来るべき「何か」におびえるより、確実に目の前にあるこの瞬間をハッピーにするための「アクション」をすることこそが、本当の幸せにつながる、と今では思います。
思えば、この旅に乗ったのも、何か考えてと言うより、とりあえずやってみたことのないことをやってみようという半ば「思いつき」からでした。 -
デトックスの終盤、毎日、「エネルギーが内側から満ち溢れていて、本当に何でもできてしまう気がする!」ととってもうれしそうな友人とは対照的に、自分はというと、正直「クリアな澄み切った心」や「未来の自分へのはっきりした展望」のような境地には全然達しておらず、この旅から帰ってきて、もし何も得ることができなかったら私はどうすればいいのだろう?とか、「元の生活」に完全に戻ってしまって、日常のノイズに埋没し、自分をまた見失ってしまったらどうしよう、とかいろいろ考え始め、正直若干鬱になっていました。
そのときに言われた一言。
「君はなんでも「期待」しすぎてるんじゃない?もっと何も期待しないで何かをやってみたら?」
自分では「期待」をしているわけではないつもりだけれど、確かによく考えていると私は何にでも、「これをしたらきっとああなる」ということを無意識に考えてしまっていたところがあったと思います。デトックスをすれば、世界観がきっと変わる、とか、体重が劇的に落ちるとか・・・。
そして、それと違った「結果」が出ると、異様に落胆する、あるいは、全部だめだったんだと思ってしまう。。。でも、これって期待するから生まれるネガティブな感情で、起こったことをありのままに受け止めればもっと楽になれるのでは?という友人のアドバイスでした。やるからには、何かを、とつい求めてしまいがちだけれど、今あるものを、感じることを大切に最大限楽しめればそれでいいんだと思えました。 -
そして、若干いろいろもやもやしながら、日本に戻ったわけですが…。
どういうわけか、成田空港に降り立ったとき、何か変わっている自分を感じた気がしました。言葉ではうまく表現できないけれど。当初エスケープしていた南国から現実に自分は戻ってしまう、と思っていたのですが、なぜだか羽田空港を出た時とは違う自分を感じた気がしました。
今更ながら、ボディーブローのように、心にも「デトックス効果」が?!
「また、鬱になったらどうしよう?」と質問した私に、「ここに来ればいいんだよ。鬱になるよりここでデトックスしてるほうがハッピーでしょ?(笑)」といたずらっぽく言っていた友人。
でも、サムイのリゾートは本当にコミュニティーというか家族のような場所だと思いました。自分を忘れてしまったら帰れる場所。そういう場所が一つでもあると思えることは、結構ラッキーなことだと思います。
この旅で、確かに私は何か「新しいもの」や「すばらしい未来へのアイディア」を得ることはできなかったかもしれません。実際に「何かが見えた」、「ブレイクスルー」という感覚とはちょっと違った気がします。
それよりも、本当の自分に立ち戻る、だったり、よりシンプルにベーシックなコアな自分に再び出会えた、というほうが近いように思います。
今度は一人でもっと他のファスターたちとコミュニケーションできるようになりたいな、と早速次の滞在に思いを馳せてしまいました。いろいろ激動の1年を静かに振り返ることができたいい旅でした。
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