公共交通機関で回る飛騨と上高地の旅☆(1)噂のガッタンゴーと平湯温泉

2015/06/12 - 2015/06/14

休みが土日のみの友人と、前年からガッタンゴーに乗りたいと計画していましたが、テレビで取り上げられたことで予約が埋まり、その年は断念。
冬を越し、新年度のガッタンゴー予約の時を向かえました。
せっかく飛騨まで行くのだから、ガッタンゴーだけでなく、温泉も入りたい、観光もしたいと、限られた日程も顧みず、希望はふくらむばかり…
でもガッタンゴーのある神岡は遥か彼方…
家から車？電車＋レンタカー？
複数案を検討して出た結論は、車は使わず、公共交通機関のみで回るというもの。
飛騨への公共交通機関旅は、徹底的な時間管理と、少しの体力を要します。
予想を裏切らないガッタンゴーの爽快さ、素朴な飛騨古川、素晴らしい温泉!
車を使わない旅ならではの山里・神岡の風景との出会い、バスでの熟睡…のおまけ付き。

（日程）
金曜夜：大阪駅発（JRバス）
土曜　：富山駅着→（富山地方鉄道バス）神岡営業所→（徒歩）→ガッタンゴー→（飛騨市巡回バス）→飛騨古川
　　　　→（JR）→飛騨高山→（濃尾バス)→平湯温泉
日曜　：平湯温泉→（アルピコ交通バス）→上高地→上高地散策→（さわやか信州号）→大阪

エリア 平湯温泉(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

ガッタンゴーには行きたいが、それだけだともったいないと貧乏性が出て、地図、時刻表とにらめっこ。
家から車だと時間に融通は効くが、友人は私の運転が信用ならないので嫌だそうです。
あーそうですか。
岐阜と言うと愛知の隣のイメージだが、地図でみると飛騨は富山からの方が近い!
時間説約のために富山まで夜行バスで行くことに。
このバス石川県内で頻繁に停車するので、目的地が富山の場合は眠りにくい…

22:30 大阪駅発（西日本JRバス　北陸ドリーム大阪1号）→7:00 富山駅着
富山駅発（特急バス　神岡・平湯温泉線）→神岡営業所（徒歩）ガッタンゴー

神岡営業所からガッタンゴーまで3km弱。
カラフルな家が並ぶ。

神岡中心街を抜け、途中から藤波八丁遊歩道という川沿いの景勝地を歩く。

藤波八丁 自然・景勝地

神岡城が見える。

緑と赤い橋のコントラストが何ともいえない。
景観が良く、長い距離も楽しく歩けた。

訪問時、この時間帯のバスはガッタンゴー会場に停まらないものだったので歩いたが、現在は停車するよう。

ガッタンゴーの会場、旧奥飛騨温泉口駅に到着。

ガッタンゴーとは、廃線となった旧神岡鉄道のレール上を、2台の自転車を金属フレームでつないだ乗り物で走るというもの。

ガッタンゴーは運行ダイヤが決まっており、希望日時を電話にて予約。
自転車車種が選べ、ハイブリッド車（電動アシスト機能付き）を選択。（2人3000円）
前年は普通自転車もあったので、ないのか聞くと、帰りが上り坂なので、帰ってこれる人がほとんどおらず廃止したとのこと。

レールマウンテンバイク ガッタンゴー (旧奥飛騨温泉口駅) 乗り物

駅舎内で自転車の操作等について説明を受ける。
10時　ヘルメットをかぶってスタート!

さっきの赤い橋が見えた。
いつ見てもきれい。

往路は下り坂でほとんどこがなくてもいい。

旧神岡大橋駅通過。

人の家の裏も通る。

トンネルもあり。

折り返し地点、旧神岡鉱山前駅に到着。
鉱山と街並みが見える。

帰りは上り坂!

神岡の町並み。
往時の反映を思わせる独特の景観。

上り坂はちと辛いが、看板が応援してくれる。

10：50　スタート地点である旧奥飛騨温泉口駅に帰着。

ゴール直前には職員さんが写真を撮ってくれる。
希望者は購入可。

爽快の一言。

駅舎に隣接した喫茶店あすなろで昼食。

あすなろ グルメ・レストラン

駅在りし日の物品が並ぶ。

ピザとコーヒーを注文。
ただ歩くのが面倒で、一番近くのこの店にしたが、これが大当たり。
おいしくて満足！

次は飛騨市巡回バスに乗って、飛騨古川へ。

飛騨古川に到着。
ガッタンゴーで疲れたのか、ここまでのバス車内では爆睡だった…
このバス、今は飛騨市営バスに変更となっている。

屋台の蔵があちこちに。
広くない範囲にこれだけたくさんあって引き手は足りるのだろうか…

まず町のはずれにある牧成舎という乳製品の店へ。

牧成舎 グルメ・レストラン

アイスを購入。

チーズ製品も買いたがったが、道中の気温を考え断念。

続いて古川中心部を散策。
水路のある落ち着いた町並み。

鯉が泳いでいる。
水路の脇に、鯉の餌が売っているので希望者は買って餌やりができる。

鯉はマルマルと太っていて、町の人たちに大切にされているのがわかる。

お寺が多い。

圓光寺

コロッケの店でコロッケをつまむ。

真宗寺

向かいにはさくら物産館という土産屋がある。

真宗寺 (飛騨市) 寺・神社・教会

こんなところにロボット兵。

飛騨古川は徒歩でも十分散策できた。
次はJRで高山に行き、濃尾バスで平湯温泉へ。

平湯温泉到着。
高山までの電車内、続くバス車内でも爆睡。
どんだけ寝るのか。
車じゃなくてよかった。

まわりの山々はまだ残雪あり。
空気が清々しい。

アルプス街道平湯 平湯バスターミナル 乗り物

本日の宿、つゆくさ。

入り口には鈴虫が飼われていて、リーンリーンと虫の音が響いている。

旅荘　つゆくさ 宿・ホテル

向かいにはバックパッカーやライダーが安く宿泊できる素泊まり棟もある。

あちこちにステンドグラスを配した素敵な宿。
こじんまりとした宿だが、あちこちに気配りが見え、かなり快適。

夕食がすごいのなんの。
山の幸中心に多種類。
宿泊費からは考えられないくらい豪華な食事で、大満足。

食後、宿の愛犬ちゃんに会いに。

ワンチャンと遊んだ後は、温泉に浸る。
露天風呂一つ、内装が凝っている内湯二つがある。
かなり鉄分の強い、茶色の湯で温まる。

快適な宿でゆっくり就寝。

翌日朝。
早起きしたので、寝ている友人をおいて、一人で平湯大滝へ。
もっと近いと思っていたら、平湯スキー場からかなり上ってきた。
立派な滝で見応えあり。

平湯大滝 自然・景勝地

鳥。

早起きしてよい気分。

続いて平湯民俗館へ。
お目当てはこちらにある温泉。

平湯民俗館 平湯の湯 美術館・博物館

男女別の露天風呂。

泉質は宿の湯と同様、鉄分の多いお湯。
虫が浮いていることがあるので、気になる人は入りにくいかも。
虫取り網も置かれている。

宿に帰り朝食。
朝から朴葉みそなど郷土料理が食べられてうれしい。
また来たくなる宿だった。

今日は上高地散策へ!