イングランド7泊9日。今回はイングランドの西の端っこへ。コーンウォール地方への旅。3日目①、ペンザンス、ミナック・シアター編。2016/Nov.-Dec.

2016/11/26 - 2016/12/04

初めてコーンウォールの方へ行ったのが2006年12月。
あの時は、Falmouthという小さな町だけに行った。
英国人に聞くと、コーンウォールの方は食べ物が美味しいし
景色も良いから、英国人にとっては人気の観光地だという。
その時は、用事があったので行かざるをえなかったというのが正直なところ。
コーンウォールに関しては、なんの知識もなかった。
B&Bのおばさまのお話では夏がシーズンなんだろうなぁという感じを受けた程度。
食べ物が美味しいだなんて10年前は全く信用せず(笑)
ロンドンから電車で5時間以上。
一人でどう時間をつぶそうかと思いあぐねていたが
車窓からの風景は何となく、いつもの北へ行く景色とは違った。
5時間以上、窓の外に流れていく風景だけを眺めていたその時間が、
あっという間に過ぎてしまったことを鮮明に覚えている。
そして、数年前に、「About Time」という映画をたまたま観る機会があった。
主人公の故郷がコーンウォールで、
劇中、しばしばその地方の素晴らしい景色が観られる映画だった。
その息をのむような素晴らしい景観に魅了され、
いつか、またコーンウォールの方へ行ってみたいと思うようになった。
そして、今回、コーンウォール行を計画したのであった。
本当は夏に行くのがいいのだろうけど、
予算と休暇取得の都合上、冬に決行することになったのが
ちょっと残念ではあるが…。

コーンウォール地方の端っこ、
ペンザンスに朝到着。
コーンウォール滞在一日目は、
Minack TheatreとLand's Endへ。
まずはMinack Theatre。

エリア ペンザンス(イギリス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

11/28
おはようございます。
ペンザンス行の車窓から。

車掌さんが
昨日頼んでおいた朝ご飯を持ってきてくれました。
ベーコンサンドと紅茶。

もうすぐペンザンスに着くのかなぁ。
車掌さんにペンザンスに着いても
電車はすぐに出るのでさっさと出て行ってねっと言われたので
ちゃっちゃと用意しなあきません。

一晩かけてペンザンスに到着～。
大体時間通り。

英語の下は
コーンウォール語かな？

とりあえず本日のお宿へ。
『Artist Residence Cornwall』

朝だったので、荷物だけ置かせてもらう。

本日の予定は、
ミナック・シアター
ランズ・エンド
バスの時間までちょっとあるので、

ちょっと、町に出てみましょう。

アンカー、デカっ。

やや、こんなところにもダーレクが!!!

Exterminate!
ワレハ、ウリモノデハナイ!

本日はミナック・シアターからランズ・エンドまで
ピクニックの予定。
そこで、ランチの調達。
コーンウォールで一番古いらしい
『Warrens Bakery』

お目当てはこれ。
この巨大な餃子もどきが
『コーニッシュ・パスティ』

このコーニッシュ・パスティとは…
「コーニッシュ・パスティ」は
「原産地名称保護制度(PGI)」に認定されているため、
定められた材料を使い伝統にのっとった製法で作られたものでないと
その名を名乗れないのである。
2002年にコーンウォールで設立されたコーニッシュ・パスティ協会によると、
その呼称を名乗れる条件とは～
・アルファベット「D」の形をしていて、端の部分はねじって波のような形に閉じられていること。
・ひき肉状、あるいは適当な大きさに切った牛肉を、パスティ全体の12.5%以上含むこと。
・ジャガイモ、スウィード、玉ねぎを少なくともパスティ全体の25%の分量にすること。
・上記の材料は生地で包む前は「生」の状態であること。
・人工香料や添加物を加えていないこと。
・商品として販売する場合には、コーンウォールで作られたものでなければならない。

っと、こんな感じの規定をクリアしたのがこれ。
これを本日のランチに買っていきます。

ペンザンスから
バスに揺られて約1時間。
ミナック・シアターの入り口。

駐車場(バス停)みたいなところから
こんな道をてくてく歩いていく。

おおお～
海が見えてきた～

だんだん近づいてきたねぇ。

←ミナック・シアターこっち。

シアター入りました。
海～。

「ミナック・シアター」とは。
ポースカーノ湾に面した断崖絶壁に、
海と接する形で舞台と客席が造られた劇場。
この劇場をを建設したのはロウィーナ・ケイド(Rowena Cade)さん。
1931年から1983年に亡くなるまで、
劇場の土台から柱、装飾、デザイン、彫刻などを
ひとりでこつこつと造られたそうな。

結構、急な崖。

海に吸い込まれそう。

こちらが舞台。

これぞ正に崖っぷち。

こんなところでお芝居みたら
感動するよね、絶対。
荒波の日に
テンペストとか観てみたいわぁ。
お能とかも観てみたい！
波音をバックにあのお能の音楽は絶対合う！

舞台から眺める客席。

ちょっと見え辛いけど
座席の背中に過去の演目が彫ってある。

彼女がここを作った人。
ロウィーナ・ケイド/Rowena Cadeさん。
すごいとしか言いようがないっす。

ペンザンス、ランズ・エンド編に続く…。

この旅行記へのコメント （2）

• M-koku1さん 2017/06/04 17:19:50

  ペンザンスに　海賊はいませんでしたか？

  Kaytaroさん
  
  沢山のいいねをありがとうございました
  
  またまたロンドンで　テロがありましたね
  イギリスがいくら好きでも　
  何となく行き辛い感じが　ありますね　
  
  ペンザンスというと　
  ペンザンスの海賊たちを　思い出してしまいます　
  
  この町の印象は　ほとんど残っていません
  ミナック・シアターにも　
  行きませんでした　
  惜しいことをしました・・・
  
  素敵なところですね！
  
  一度観劇してみたい劇場です
  
  ではまた
  Ｍより

  kaytaroさん からの返信 2017/06/12 12:38:12

  RE: ペンザンスに　海賊はいませんでしたか？

  M-koku1さま
  
  メッセージありがとうございます。
  先週一週間、北欧へ行っており
  お返事が遅れまして申し訳ございません。
  
  こちらこそ、たくさんのいいねをいただきありがとうございます。
  
  テロは本当に憎しみしかないので
  とにかく、悲しいとしか表現できないです。
  
  ペンザンスという町はとっても小さい町で
  印象的とは言い難いところですが
  ちょっと足をのばせば
  素敵なところがたくさん。
  海賊には会いませんでしたが(笑)
  おすすめです。
  夏が良いみたいですけどね。
  ストックホルムでTVをつけたら
  たまたまコーンウォールが舞台のドラマが放送されていました。
  ドラマですのでコーンウォールの景色がとっても素敵に撮れていて
  また行きたいなぁっと思いました。
  
  M-koku1さんも
  たくさんの旅行記をUPされていて
  いろんなところに行かれていてうらやましいです。
  また拝見させていただきます。
  
  ではでは
  kaytaro