2016/12/02 - 2016/12/09
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ペコちゃんさん
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旅の3日目は、プラハからチェスキー・クルムロフに移動し、夜はオーストリアのザルツブルクへ。
チェスキー・クルムロフは初めてなので、今回のツアーで楽しみにしていた街です。
チェスキーは、チェコ語で「ボヘミアの」という意味で、クルムロフは「川の湾曲部の湿地帯」を意味し、チェスキー・クルムロフ城やヴルタヴァ川に囲まれた旧市街が人気の観光スポット。
1989年に共産党支配を倒したチェコの民主化革命(ビロード革命)以降、街の景観の歴史的価値が再認識されて、建造物の修復が急速に進められ、街はかつての美しさを取り戻しました。
1992年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
写真は、展望台から望む「旧聖ヨシュト教会」と「チェスキー・クルムロフ城」の塔。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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<3日目>
プラハの早朝の冷え込みは一段と厳しく、多分、△5度位でしょう。
ホテル周辺の車も道路脇の草むらも、霜で真っ白。 -
今日は8時出発。
ホテルをチェックアウトしてバスに乗ると、バスの窓も霜で御覧の通り。 -
プラハから南部のチェスキー・クルムロフまでは、約2時間半。
プラハから郊外に出ると、少し雪が残っています。
途中、馬の放牧や真っ白な幻想的な林など、心に残る景色が続きました。 -
途中のドライブインで休憩・・・ここで売っていた缶ビールを見て、添乗員さんが ” これは、バドワイザーのオリジナルビールですよ ” ・・・バドワイザーの名称は、南ボヘミア州の「ブトヴァイス」(Budweis)に因んだもの。
日本で売られているバドワイザーは、米国のアンハイザー・ブッシュ社のビールで、このビールとは別のものです。 -
10時半にチェスキー・クルムロフに到着。
チェスキー・クルムロフの人口は1万5千人・・・それほど大きな町ではありませんが、観光客は隣接したドイツ・オーストリアなどから、年間100万人も来るそうです・・・勿論、日本人にも大人気。
駐車場から霜で真っ白な道を歩いていきます。 -
チェスキー・クルムロフの全体図。
街と城の建設は、ヴルタヴァ川沿いに13世紀後半に始まりました。
このヴルタヴァ川は、プラハ市内まで繋がっています。 -
チェスキー・クルムロフには、何カ所も絶景ポイントがあります。
まず一つ目のポイントが、駐車場からの坂道を登ってすぐのここ。
チェスキー・クルムロフ城の4番目と5番目の庭をつなぐ「プラーシュチョヴィー橋」からの旧市街の眺めです。
ここから見えるのは、街のシンボル、チェスキー・クルムロフ城の塔を中心に・・・ -
聖ヴィート教会とオレンジ色の屋根・・・
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街を抱くヴルタヴァ川の流れ・・・
約700年前の中世ヨーロッパの街が、そのまま残っており、まるで絵ハガキのような景色が目の前に広がっています。 -
続いてのスポットは、5番目の庭にあるアーチ型の窓からの眺望・・・オレンジ色の旧市街がよく見え、まるで絵ハガキのよう。
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メルヘンチックな美しさ・・・これらの景色を見ただけでも、チェスキー・クルムロフに来た甲斐があります。
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ガイドのオットーさんは長身で、見るからにチェコ人という感じ・・・ところが驚くほど日本語が上手で、日本の事情にも精通しています。
添乗員さんによると、オットーさんはチェスキー・クルムロフで日本語ができる唯一のガイドさんだそうです。
『世界ウルルン滞在記』や『世界の果てまでイッテQ!』などのテレビ番組にも出演したことがあるそうで、ベッキーさんの髪の毛が燃えてしまったことなど撮影裏話も披露してくれました。 -
チェスキー・クルムロフで面白いのがこれ。
「第4の中庭」を囲む建物は、パッと見たところは石造りの壁に見えますが、実はこの壁、漆喰の壁に描かれたフレスコ画の「だまし絵」なのです。
「本物を造るお金はないけど、何とかお城をかっこよく見せたい」ということでこうなったのだとか・・・気持ちは分からないでもないです。 -
ここは「第3の中庭」・・・やはり壁面に「だまし絵」が描かれており、窓のない場所に窓があります。
彫刻も、勿論「だまし絵」で、なかなか面白いですね。
チェスキー・クルムロフは城内だけではなく、街の至る所にだまし絵があり、「だまし絵の街」とも呼ばれています。 -
オットーさんのガイドの旗は「鯉のぼり」・・・日本では鯉のぼりは赤や黒・青ですが、チェコの鯉のぼりは緑です。
オットーさんのお蔭で、楽しい観光になりました。 -
チェスキー・クルムロフ城のお堀には、熊が飼われています。
この時期は冬眠中のクマに代わって、係の人が飾ったこのクマちゃん達が「ここにクマがいますよ」とのメッセージを、観光客に送っています。
14世紀に城の当主だったロジェンベルク家は、イタリアの名門貴族オルシーニ家との親戚関係を結びますが、オルシーニ家の名は「オルソ(熊)」が由来で、紋章にも3頭の熊が描かれていることから、城で熊を飼うようになったそうです。 -
チェスキー・クルムロフ城の塔は1階が博物館で、塔の上に登ると、素晴らしい街の風景が広がっていますが、残念ながら時間がないのでパス。
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だまし絵が続く城内の石畳を下って・・・
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「第2の中庭」へ・・・ここも、だまし絵。
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チェスキー・クルムロフ城の出入り口・・・通称「赤い門」。
この後は、歴史地区の旧市街に向かいます。 -
「赤い門」から「床屋橋」を渡って旧市街へ。
床屋橋の正式名はラゼブニッキー橋・・・橋のたもとに床屋があったので、16世紀頃から床屋橋と呼ばれているそうです。
床屋橋の先には旧聖ヨシュト教会、左にはチェスキー・クルムロフ城。 -
水車小屋に棲む伝説の河童「ヴォドニーク」・・・チェコにはヴォドニークという水辺の妖怪がいるそうです。
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鮮やかな緑色の帽子と燕尾服がトレードマークのヴォドニークは、水車小屋に棲んでいて、靴を作るのを生業にしながら、人間に悪戯をしたり、時にはいいこともしてくれるのだとか。
日本の河童とは、まったくイメージが違いますが、手足を見ると何だかそれらしい気もします・・・チェコに河童がいるとはね~。 -
石畳が続く旧市街。
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お土産屋さんの飾りも味があります。
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坂を下りて行くと「旧聖ヨシュト教会」の塔が見えます。
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人魚かな、と思わせる面白いドアノック。
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街の建物も「だまし絵」。
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宝石屋の前で、オットーさんが宝石について説明。
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チェスキー・クルムロフには宝石屋が多く、緑色の石「モルダバイト」が有名・・・モルダバイトは約1,450万年前に、隕石の衝突で出来たそうです。
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「エゴン・シーレ文化センター」は主にエゴン・シーレの作品を展示する美術館で、建物はビール醸造所を改修し、ギャラリーにしています。
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エゴン・シーレ(1890~1918)はオーストリアの画家ですが、なぜここに美術館があるのかというと、エゴン・シーレのお母さんがこの町の出身で、エゴン・シーレも、一時チェスキークルムロフに住んでいたことがあります。
エゴン・シーレは28歳という若さで亡くなったため、作品数は多くありませんが、その強烈な印象的な絵は記憶に残るものです。 -
旧市街で最大のスヴォルノスティ広場。
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広場の南側にあるペスト記念塔は、ペストの終焉を記念して1716年に建てられました。
塔の上には聖母マリアがいます。 -
広場に面したレストランとホテル。
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広場ではクリスマス・マーケットが開かれています。
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広場北側の建物は、16世紀にルネッサンス様式で建てられた市庁舎。
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壁面には4つの紋章が掲げられており、右はシュヴァルツェンベルク家の紋章、左はエッゲンベルク家の紋章、真ん中の上はチェコの紋章 (ボヘミヤライオン) 、その下はチェスキー・クルムロフの紋章です。
シュヴァルツェンベルク家やエッゲンベルク家は、この町を支配した貴族の名前です。 -
どこを切り取っても絵になる街。
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スヴォルノスティ広場からパルカーン通り沿いに進むと、展望台があります。
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中世から、そのままタイムスリップしたかのような美しい街並み。
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旧聖ヨシュト教会とチェスキー・クルムロフ城の塔。
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聖ヴィート教会。
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ゴシック様式の教会は、1407年に建設が始まり、1439年に完成。
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ゴシック様式の天井。
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主祭壇には、この教会の守護聖人である聖ヴィートとマリアが描かれています。
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バロック様式の説教壇と左翼の祭壇。
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パイプオルガン。
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スヴォルノスティ広場の近くにあるホテル「スヴァンベルスキー ドゥム」のレストランで昼食・・・アヒルのようなユニークな絵が目印です。
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可愛いような、不気味なような鶏の絵が面白い。
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メインはマスのバター焼き。
南ボヘミアではマスの養殖が盛んだそうです。 -
チェスキー・クルムロフは、どの角度から写真を撮っても絵になる、本当に素敵な街です。
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ヴルタヴァ川沿いの絶壁に建つチェスキー・クルムロフ城も美しい。
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最初に絶景を楽しんだ「第5の中庭」と「第4の中庭」を繋ぐ「プラーシュチョビー橋」・・・下から見上げると迫力を感じます。
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ヴルタヴァ川を見ながら駐車場へ。
チェスキー・クルムロフの観光が終わり、この後は、バスで約3時間走ってオーストリアのザルツブルクに向かいます。
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