広州へ06★広州★歴史さんぽ　～南越王宮博物館（南越国宮署遺址・秦代造船遺址）～　後半

2016/11/03 - 2016/11/04

所用のため、広州へ。

1日目は単なる移動日だったので
広州到着後は特に予定ナシ。

広州は私にとって特別な町。
18歳の時、短期留学で初めて訪れた
中国の町が広州でした。
その時から広州は大好き♪

今回は半日しか時間がないですが
ホテルに荷物を置いてから
とにかくあちこち歩き回りました。

さてお次はどこに行こう？
普段はお天気のいい日に博物館はあまり
行きたいとは思わないのですが、
広州都城隍廟のお隣に南越王宮博物館があり
まあこんな機会にしか行かないかな？と
思い、行ってみました。

私、超テキトーな性格なのですが
貧乏性のせいか（入場料タダだけど）、
博物館とか美術館とか入ると、
端っこから端っこまで見ないと気が済まない
タイプで、いったん入ってしまうとすごく
時間がかかるんです…(^^;)

今回こそはサラッと見学しようと思ったのに
ココ、王宮址をそのまま博物館にしていて、
かなり面白くて端から端まで見てしまい、
博物館があまりにも大きかったのもあって
結局2時間も滞在してしまいました。



★★　広州出張記　11/3～11/4　★★
01★深セン羅湖区★和諧号（城際列車）に乗って深セン駅から広州東駅に出発！
http://4travel.jp/travelogue/11185536
02★広州★広州東駅から地下鉄でホテルへ　～広州東駅・公園前駅・国民政府旧址・迎商雅蘭酒店～
http://4travel.jp/travelogue/11185797
03★広州★路地裏さんぽ　～越華路・旧倉巷～
http://4travel.jp/travelogue/11185836
04★広州★食在広州！遅めのランチはひとり飲茶＠點都徳　そして　広州都城隍廟にお参り
http://4travel.jp/travelogue/11186064
05★広州★歴史さんぽ　～南越王宮博物館（南越国宮署遺址・秦代造船遺址）～　前半
http://4travel.jp/travelogue/11186714
06★広州★歴史さんぽ　～南越王宮博物館（南越国宮署遺址・秦代造船遺址）～　後半
http://4travel.jp/travelogue/11191773
07★広州★路地裏さんぽ　～廣東財政廳旧跡・昌興街・三・二九起義指揮部旧跡・小東営清真寺・万木草堂（邱氏書室）・文徳楼～
http://4travel.jp/travelogue/11192305
08★広州★路地裏さんぽ　～文徳路・万福路・西横街・木排頭・泰康路水母湾・部前東～　夕食は同僚と広州酒家で
http://4travel.jp/travelogue/11194992
09★朝食 ＠ 迎商雅蘭酒店　と　ブッフェランチ ＠ ダブルツリーbyヒルトン広州
http://4travel.jp/travelogue/11195226
10★広州★激混みの広州駅切符売場　そして　和諧号（城際列車）に乗って広州駅から深セン駅へ
http://4travel.jp/travelogue/11195432
11★深セン羅湖区★深セン駅到着！地下鉄とバスで帰宅
http://4travel.jp/travelogue/11185821

エリア 広州(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

◎　秦漢ー明清レンガ陶磁器標本

こちらは磁器。

福の柄でそろえてます。

こちらは鳥の柄でそろえています。

お次の建物は…

◎　広州古代井戸陳列展示館

古代の様々な井戸を実物を交えて紹介。

他に比べて小さい建物だったので、大したことないと思いましたが、すごいです。

井戸や地層を横から見たり上から見たりできます。

◎　南漢レンガ井戸

◎　南越国飲用水レンガ井戸

深さ14.3mで漢代の井戸では今のところ一番深い井戸だそうです。

◎　地層

◎　南漢排水路　と　南漢レンガ井戸

◎　南漢国二号宮殿東回廊柱礎

現在は芝生が敷かれ、四角く盛り上がっているところが柱礎だったところのようです。

周りにとても中華な住宅を見つけました。

お次は…

◎　陳列展示館
南越国は、紀元前203年に、秦の軍将趙佗が、嶺南（現在の広東、広西、海南、ベトナム北部一帯）にたてた国で、首都は番禺。これより、広州は2000年余りに及ぶ嶺南での政治、経済、文化の中心的地位を確立することになりました。

中でも南越国宮署遺跡は、番禺城の中心に位置しており、ここからは宮苑、宮殿宮壁などの遺跡が発見されています。また、大量のレンガ、瓦、石などの建築材料や木簡、陶文などの重要文物も出土されています。

◎　南越国王宮の模型

これ、こんな昔からあったんですね。今とは素材が違いますが…今も排水路の蓋でこういう形の（グレーチングというらしい）ありますよね。

◎　特大方形レンガ
中国で発掘された中で一番大きな方形レンガだそうです。

これ、一瞬ネズミかと思ったら、熊だそうです。

◎　熊がモチーフの空洞レンガ

こんな感じで使われていたらしいです。

◎　「万歳」の文字の瓦当　（軒丸瓦の先端の円形部分）

◎　人の形の図案の入った瓦

これ、南越国時代の粟らしいんですけど…あまりにも小さすぎてわかりません…

◎　梅花鹿の角　（南越国）

◎　緑釉建築装飾　（南漢）

古代建築における蹲獣と垂獣の位置。

◎　龍の頭の形の垂獣　（南漢）

◎　龍の頭の形の垂獣　（南漢）

◎　獣面レンガ　（南漢）

◎　龍の頭の形の鴟吻

なお、鴟吻というのはこれです。

金のしゃちほこポジションにいるようです。

◎　黄釉の鴟吻　（南漢）

窓からの眺め。

お次の展示は名城広州二千年

◎　陶屋模型　（東漢）
裏庭の豚までちゃんと再現されているとは…

◎　魚の文様のレンガ　（東晋）

◎　湖田窯青白磁器獅子型マクラ　（宋）

これで寝ると、寝返りうつのが大変そうな気がしますが…

◎　三彩瑠璃塔

◎　青花褐彩魚紋小皿　（明）

お魚さんが❤

◎　広東神社址

ちょうどこの博物館の位置にその昔、永漢公園という公園があり、1938年に日本軍が広州にやってくると、広東神社に変わったそうです。

◎　広東神社　鉄印章　（1912～1949年）

◎　靖国神社と書かれた容器の蓋

◎　昭和19年製の銅鐘

永漢公園の写真

広東神社のあった永漢公園は、第二次世界大戦後、漢民公園となり、新中国成立後は人民公園となり、動物園として使われていました。1958年には児童公園と名前が変わりました。1990年代になって、児童公園で南越国宮苑や宮殿址が見つかり、2003年に児童公園を別の場所に移転させ、考古学の発掘が行われました。

◎　深セン酒店と書かれた急須　（1912～1949年）

◎　蒋介石のセラミック製彫像　（1912～1949年）

こんな感じで見終わったのが17時15分。閉館が17時半だったので、体感を促す放送が流れ始めたので、博物館を出ました。