2016/10/29 - 2016/10/29
610位(同エリア2099件中)
さらりんさん
日本最古のウォーキングルートと言われる山の辺の道、かねてから歩いてみたいと思っていました。足腰が丈夫なうちに実現しよう、と決心して、人気のルート「天理から桜井まで」の16キロを歩くことにしました。さすがに1日で歩ききる自信はなかったので、2日間に分けて歩きました。しかも、長柄と柳本の間は省略、最終目的地は桜井にはしないで、ちょっと手前の「金屋の石仏」としましたので、厳密に言うと16キロではありません、悪しからず。
さらに、京都へ移動し、比叡山にも行ってきました。タモリ倶楽部で、坂本から日本最長のケーブルカーで比叡山へ行き、ロープウェーと高低差日本一のケーブルカーで八瀬へ下りる、という番組がありました。私たちもそれに便乗することにしましたが、坂本の門前町にも興味があったので、タモリルートとは逆に、八瀬から坂本へというルートをとることにしました。
行程は次の通りです。
1日目:山の辺の道その1
羽田-《JAL》-伊丹-《奈良高速バス》-奈良-《JR桜井線》-天理
天理駅~石上神宮~天理観光農園~夜都伎神社~竹之内環濠集落~萱生町環濠集落~長柄駅までてくてく。
長柄-《JR桜井線》-奈良
奈良ホテル泊
2日目:山の辺の道その2
奈良-《JR桜井線》-柳本
柳本駅~黒塚古墳~長岳寺~櫛山古墳~景行天皇陵~桧原神社~玄賓庵~狭井神社~大神神社~そうめん処森正~平等寺~金屋の石仏~三輪駅までてくてく。
三輪-《JR桜井線》-奈良
奈良に戻って正倉院展を見ました。
奈良ホテル泊
3日目:奈良から京都へ
春日大社~興福寺~近鉄奈良-《近鉄》-京都-《嵯峨野線》-嵯峨嵐山~天竜寺
嵐山の保養所に宿泊。
4日目:比叡山見学
嵯峨嵐山-《嵯峨野線》-京都~七条-《京阪線》-出町柳-《叡山電車》-八瀬比叡口~ケーブル八瀬-《叡山ケーブル》-ケーブル比叡山~ロープウェー比叡山-《叡山ロープウェー》-比叡山山頂-《シャトルバス》-比叡山東塔~てくてく~西塔-《シャトルバス》-横川-《シャトルバス》-東塔~ケーブル延暦寺-《坂本ケーブル》-ケーブル坂本~日吉大社~比叡山坂本-《湖西線》-京都
京阪京都グランデに宿泊。
5日目:親戚の家に寄って《新幹線》で東京へ帰る。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JALグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
保養所の朝食です。なかなかボリュームがあります。
きょうは比叡山を歩き回るので、たっぷり食べておきましょう。 -
保養所をチェックアウトして、嵯峨嵐山を8:41発、京都に8:58到着。
今夜の宿泊地、ホテル京阪京都グランデに荷物を預けました。ホテルは京都駅の向かい側です。
その後、京阪線の七条駅をめざして歩きます。ホテルのフロントで七条駅までの道順を聞いたのですが、フロントの人に「七条駅まで歩くのですか?」と、驚かれました。電車を乗り継いだ方が早いのでは、というアドバイスをしてくれましたが、ウォーキング慣れしている私たちは、電車を待つ時間や、乗り換えに迷ったりするくらいなら、歩いた方が早いだろうと判断したのです。少しでも比叡山観光の時間をかせぎたかったので。 -
ホテル京阪京都グランデから1.2キロの距離を無事に15分ほどで歩ききり、七条駅に着きました。
七条 9:27発の京阪本線特急に乗り、9:35 出町柳に到着しました。270円。 -
出町柳 9:52 発の叡山電車、八瀬比叡山口行きに乗れそうです。予定より1本早いです。がんばって歩いた甲斐がありました。
260円。八瀬比叡山口で降りるときに、改札口ではなく、電車の中でsuicaをかざしたような記憶あり。suica利用はここでおしまい。 -
叡山電車の出町柳駅で資料をもらいました。
とても役にたちました。 -
最も重宝したのは「比叡山への交通時刻表」です。比叡山シャトルバスは本数が少ないので、バス時間をチェックしながら、観光の時間配分を決めることができました。
実は、事前にインターネット上で掲載されていた時刻表をプリントして持参したのですが、画像が粗くて文字がよく読めなかったのです。 -
叡山電車のスリーショット。
手前が私たちが乗る八瀬比叡山口行き、
まん中はイベント用貸し切り、
向こうが貴船口、鞍馬行き。 -
叡山電車のマーク。
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八瀬比叡山口駅に到着。 10:06。
なぜか、駅舎には「八瀬驛」と書かれています。 -
高野川にかかる橋を渡って、
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上り坂をのぼり、
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ケーブル八瀬駅に到着。
ここからはsuicaを使うことができず、窓口で切符を買いました。
ケーブル八瀬からケーブル比叡山まで540円、と
ロープウェー比叡山から比叡山山頂まで310円、合わせて850円。 -
ケーブル八瀬発 10:15 ケーブル比叡山着 10:24。
このルートは高低差が540メートルもあり、日本一だそうです。
タモリ倶楽部で放映されていたのを見たので、今回の楽しみのひとつでもあります。 -
いきなりぐんぐん登ります。
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もうこんなに登ってきました。
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わぁ、向こうに京都の景色が見えます。
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まん中で対向ケーブルカーをすれ違います。
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私たちは登っているわけですが、この高低差はおそらく、降りる方がコワイのではないでしょうか。
そういえば、タモリが、「ジェットコースターみたいだ。」と言ってましたっけ。 -
ギザギザが見えます。ケーブルが外れないための滑車です。
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眼下に広がる京都の風景。
たった9分で540メートル登りました。 -
次はロープウェーです。
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10:32発。
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3分で比叡山山頂駅に着きました。10:35。
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かなりひんやりしています。
見学エリアの東堂(とうどう)まではさらにシャトルバスを乗り継ぐ必要があるので、バス乗り場をめざして歩きます。 -
10:43のシャトルバスに乗ることができました。160円。
運転手さんが「800円のフリーパスを買わなくていいですか?横川(よかわ)まで行くならフリーパスを買った方がいいですよ。」と言ってくれたのですが、この時点では横川(よかわ)エリアまで見学できるかどうか、自信がなかったので、買いませんでした。 -
おー!琵琶湖が見えました。
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東塔(とうどう)に到着。
10:50 見学開始です。 -
比叡山、
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延暦寺。
拝観券は1200円。国宝殿見学を含みます。 -
牛の像。
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阿弥陀堂。
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中に入ることができました。
どなたか個人の方の法要をしているまっ最中でしたが、一緒になって「なみあぶだ~なむあみだ~」というお経をありがたく聞いてきました。 -
恵心僧都一千年、宗祖伝教大師御誕生一千二百年の旗。
桁が1000年単位ってすごいです。 -
東堂(どうどう)。
このあと国宝殿を20分間ほど見学しました。 -
戒壇院。
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根本中堂(こんぽんちゅうどう)。 12:00。
国宝です。 -
比叡山お参りのメインはここです。
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今年から約10年かけての大改修が始まるそうです。
建築用のカバーで少しおおわれていましたが、中を見学するにはなんのさしつかえもありませんでした。
根本中堂開創以来、現在に至るまで1200年もの間消えることなく灯されている「不滅の法灯」がありました。長い間灯され続けているせいか、周囲は黒くすすけていて、くんせいのような臭いがします。信長による焼き討ちなど、何度も災害に見舞われていますが、分灯されていたところから、再度分灯してもらうなどして、灯され続けているらしいです。
なんだかとても神秘的な感じがしました。 -
根本中堂を出て、ものすごく急な階段を上ると、
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文殊楼がありました。12:20。
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全景。
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その裏側。
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延暦寺会館へ。12:30。
事前に電話でランチを予約してあります。13:00の予約でしたが、30分前でも大丈夫でした。 -
眼下に琵琶湖が望めます。
すばらしい景色です。 -
比叡御膳と、
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会席弁当瑠璃をいただきました。
それぞれ2200円。 -
ランチの後、西塔まで歩いてみることにしました。13:00。
「延暦寺参拝マップ」(拝観料を払ったときにいただいたもの)によると西塔までは徒歩30分と書いてあります。シャトルバスだとたったの3分ですが。
西塔見学の後に、もし、時間があるようだったら、西塔から横川まではシャトルバスを利用して横川も見学しよう、ということにしました。
ちなみに西塔から横川までは、バスだと10分、歩いた場合はなんと90分かかります。
坂本ケーブルを使って「門前町坂本」も少しはブラブラしてみたい、という欲張りな願望もあるので、遅くとも、ケーブル延暦寺の駅を15:30に出る坂本ケーブルに乗りたいのです。
シャトルバス利用での比叡山見学にはバスの時刻表をにらみながらの時間配分が必要となり、なかなか大変です。 -
すすきが茂る、風情のある山道です。
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古びたお地蔵さん。(写真がボケていてすみません。)
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山道の下にドライブウェーが見えます。
森林浴をしながら歩く方が気持ちがいいな。 -
山王院堂。
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こんな山深いところにも防犯カメラ。
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浄土院。
西塔エリアに入ってきました。 -
石灯籠が続いていました。
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親鸞聖人ご修行の地。
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当時は建物があったのでしょうかね。
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にない堂。13:35。
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常行堂と、
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法華堂を渡り廊下でつないであります。
それをてんびんにして弁慶が2つのお堂を担いだ、という伝説から「にない堂」と呼ばれているそうです。 -
にない堂の奥には釈迦堂。
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東塔の根本中堂からは1.3キロですね。13:45。
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こ石標の側面に、
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指さしをしている手形の彫り物があって、かわいいです。
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これは椿堂だったかしら?
西塔エリアは東塔に比べると見学する人の数がぐっと少なくなり、静寂ないい感じです。 -
西塔発14:09のシャトルバスで横川(よかわ)をめざすことにしました。
西塔から横川まで580円もします。横川から東塔までの帰りは660円、ということを考えると、これは今から乗り放題800円のフリーパスを買っても、その方が得なので、急きょフリーパスを買うことにしました。
最初にシャトルバスに乗った時点で、フリーパスを買うか、あるいは、乗る旅に券を買うか、迷いました。運転手さんに、「横川まで行くならフリーパスを買った方がいいですよ」と言われた意味がやっとわかりました。ただ、その時点では横川まで行けるかどうか自信がなかったのでした。
難しい判断です。 -
シャトルバス停留所そばにあった弁慶のイラスト。
比叡山にはこのような劇画タッチのイラストがたくさんありました。 -
横川(よかわ)のバス停に到着したのが14:20。
5分ほど歩くと横川中堂があります。
石垣の上に建てられている舞台造りというもので、朱の木組みが実に色鮮やかです。 -
手すりの下部の黄色の横線がアクセントになっていますね。
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なかなか見栄えがします。
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次は元三大師堂(がんざんたいしどう、四季講堂ともいうそうです)をめざします。
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元三大師堂(がんざんたいしどう)。
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これはお札に描かれていた角大師(つのたいし)の影像。
このお札があるところには疫病が寄りつかなかったのだとか。
どこか愛嬌があります。 -
駆け足に近い状態で横川バス停まで戻りました。
無事に横川発15:00のシャトルバスに乗ることができました。
東塔に戻ってきた時刻は15:15。
次は坂本ケーブルのりばをめざします。 -
坂本ケーブルのりばの駅名はケーブル延暦寺といいます。
東塔シャトルバス停から下り坂を歩くこと7分で、ケーブル延暦寺駅につきました。 -
味わいのある駅舎です。
860円のチケットを購入しました。 -
いいながめです。
ここはスカイツリーより20メートル高い、654メートルだそうです。 -
竹生島は見えているのかな?
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乗車します。
-
15:30出発。
来るときは高低差日本一(540メートル)のケーブルカーでしたが、今度は長さ日本一(2025メートル)のケーブルカーです。
いよいよ出発、といってもたった11分間の乗車です。 -
鉄ちゃん、鉄子ちゃんが前に立ちはだかってしまいました。
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仕方がないので、横の窓から眺めます。
琵琶湖の湖面が、 -
あっという間に見えなくなりました。
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途中で、上ってくるケーブルカーとすれ違い。
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森の中をどんどん下りていきます。
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あっという間に、
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ケーブル坂本駅に到着。15:41。
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ケーブル坂本駅は小さな駅でした。
このあと、「石積みの町、坂本」歩きを楽しむことはできるでしょうか。 -
比叡山高校がありました。
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通りすがりに日吉大社があったので寄ってみました。15:50。参拝料300円。
少し変わった形の鳥居です。山王鳥居、あるいは合掌鳥居というそうです。 -
魔除けの象徴の「神猿(まさる)」だそうです。
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駆け足見学だったので、檻の中に本当に猿がいたかどうかは確認できませんでした。
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いたるところで猿をアピール。
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お猿さんついでに、もうひとつ、お猿の最中です。
夕食を食べたおそば屋さんの隣、鶴屋益光という和菓子屋さんで買ったもの。 -
西本宮本殿。
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次は東本宮本殿へ。
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先ほどの西本宮本殿とどこがどう違うのかわかりませんが、こちらは国宝なんだそうです。
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東本宮の楼門だったと思います。
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日吉大社はこれでおしまい。
20分の駆け足見学でした。16:10。 -
るるぶやインターネットによると、
坂本は「石積み(穴太衆積み:あのうしゅうづみ、と読む)のある門前町」というキャッチフレーズでした。タモリも「坂本はなかなかいい町だ」と言っていたので、どんなにかにぎわっていて、楽しい町歩きができるのではないか、と期待をしていたのですが・・・
夕方4時過ぎ、という時間のせいか、歩いている人はほとんど、というか、全然いない実にひっそりとした町でした。 -
こんなに寂しい町で夕食にありつけるのかしら、と心配になりましたが、本家鶴喜そばはオープンしていました。
ほっ。 -
夫はそば焼酎と、
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鴨南蛮そば。
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私は湯葉そばをいただきました。
歩き疲れた体がやっといやされました。 -
これが穴太衆積み(あのうしゅうづみ)なんですかね。
-
公人屋敷。もう閉まっています。17:00。
-
どこかしら伝統的な建造物が、
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あちこちで目につきました。
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セブンイレブンのロゴと看板がモノトーンだったのが印象的でした。
きっと町並みに合わせているのでしょう。 -
比叡山坂本駅に到着しました。
ここからJR湖西線で京都へ戻ります。 -
ホームで電車を待っていると、遠くに比叡山の山並みが見えました。
山頂から少し下の所に、ポツンと灯りが見えます。あれはおそらく、昼食を食べた延暦寺会館でしょう。 -
比叡山坂本発 17:14、京都着 17:31。320円。
-
京都駅構内の伊勢丹でビールとつまみを買いました。
ホテルで、旅の終わりを祝して乾杯をしました。
乾杯のあと、お茶を飲みたいと思ったので、ホテル備え付けの伊右衛門の粉末茶をマグカップに入れて、やはり備え付けのポットでお湯を沸かそうと思ったら、水がないことに気がつきました。フロントに電話で聞いてみると、なんということでしょう!
「1階ごとに自販機があるので、それを利用するか、コンビニでご自分でお買い求め下さい」とのこと。宿泊料金がツイン1泊37100円もするのに!ですよっ。
そういえば、シャワーキャップや化粧水(サンプルのような安っぽいものです)などのアメニティはチェックインの時にフロントで自分でピックアップする必要があるのです。
あまりのひどさに開いた口がふさがりませんでした。次に宿泊することはもうないでしょう。 -
『比叡山横断チケット』について書いてみたいと思います。
今回の旅行のプランをたてたとき、私たちのとったルートは比叡山横断チケットのルートとほぼ重複しているので、比叡山横断チケットを買おうかどうか、とても迷いました。
まず、メリットについて。
●切符をいちいち買わなくてすむので、便利。
●経費が安くなる(だろう)。
次に、デメリットについて。
●私たちにとっての京阪線の開始駅である七条駅で、時間をかけずに、すんなりと横断チケットを買うことができるか?なぜなら、少しでも早く比叡山について、比叡山滞在の時間をかせぎたかったので。
●比叡山シャトルバスの料金が800円もするのですが、バスの本数が少ないので、何回利用できるか不明である。ひょっとしたら、1回しか乗らないのではないか。だとしたら、800円はもったいない。
●坂本から京都に戻るときは横断チケットを利用できるが、京阪線だと乗り換えの必要あり。それよりはJR湖西線利用で乗り換えなしで、1本で行きたい。おそらく疲れきっているだろうから。
●比叡山拝観料も含まれている、というが、国宝殿拝観料も含まれているかどうかわからない。
ということで、横断チケットは買いませんでした。
さて、結果は?
●比叡山横断チケットを利用したらとしたら、
横断チケット3300円 + JR利用分(比叡山坂本から京都)320円 = 3620円
●今回の合計、
七条から出町柳 270円
出町柳から八瀬比叡口 260円
ケーブル八瀬から比叡山山頂 850円
シャトルバス1回目 160円
延暦寺拝観料 1200円
シャトルバスフリーパス800円
ケーブル延暦寺からケーブル坂本 860円
JR利用、比叡山坂本から京都 320円
合計 4720円
あらあら、横断チケットより1000円以上余計にかかってしまいました。
国宝殿拝観料500円とさらに払ったとしても、横断チケットの方が安かったですね。
これはがんばって横断チケットを買うべきだったようです。
おしまい。
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