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<br />1988年9月17日、今日はドイツのハンブルク駅からデンマークの首都、コペンハーゲンへ向かう。<br />ハンブルグ駅に到着した時に、駅でハンブルグ発が朝の8時36分、コペンハーゲン着13時50分の列車があることを確認していた。<br /><br />これに乗って、午後の早い時間にコペンハーゲンに到着するつもりだ。<br /> 僕は一等ユーレイルパスを持っているので、(席があるのは当然なので)、予約の必要はない。<br /><br />その他に昨日、コペンハーゲン21時17分発、オスロ着午前7時1分の468列車のクシェット(簡易寝台)の予約を取っている。<br />このクシェットの予約料金が、21ドイツマルク。<br /><br />つまり僕の計画は、ハンブルグからコペンハーゲンへ移動し、軽くコペンハーゲン観光をする。<br />そうして、午後9時過ぎに、オスロへのクシェットに乗るつもりだ。<br /><br />この時期のドイツマルクは75円と考えているので、予約料金は1500円。<br /> 物価の高いヨーロッパで、ゆっくり身体を伸ばして寝れて、ホテル代が助かるのだから、クシェットの利用価値は高いよ。<br /><br />ハンブルグ駅前のホテルの部屋。<br /> 目覚まし時計を6時半にセットしておいたが、その前に目が覚める。<br /><br />いつもならば、すぐに起きだして準備を始めるのだが、連日の移動で疲れていたのだろうか、また寝入ってしまう。<br /> 再度目が覚めたのが午前8時直前で、本当にあわてる。<br /><br />この駅前のホテルには朝食が付いていたが、パンだけをつかんでホテルを飛び出す。<br />といっても、駅のド真ん前、駅の向かい側のホテルなので、時間に余裕はあるんだけどね。<br /><br /> 駅の両替所で、東京銀行の5万円のトラベラーズチェックをドイツマルクに両替する。<br />トラベラーズチェックのレートが「1.39」で、トラベラーズチェックの両替手数料が、トラベラーズチェック1枚あたり7マルク引かれる。<br /><br />結局、手許に残ったのが、689.75ドイツマルクだ。<br /> 5万円を両替したのは、この7マルクの手数料の衝撃を和らげるためだ。<br /><br />というのは、この手数料は7マルクは、トラベラーズチェック1枚にかかるものだからね。<br />ちなみに、現金のレートは「1.33」で、手数料無し。<br /><br />現金の5万円を両替すれば665マルクなのだから、トラベラーズチェックとの差は35マルク、2600円もある。<br />トラベラーズチェックのほうがぐっといいわけだ。<br /><br />ホテルでちょっと顔を見て、気になっていた東洋人の男性と、両替所でも会った。<br /> 話をすると日本人で、米国カンザスの大学に留学中だとか。<br /><br /> 彼は、僕とは逆方向で、ストックホルムから来て、今日はフランクフルトに行くのだという。<br />ストックホルムの話などを軽くして、「よい旅を!」と別れる。<br /><br /> 列車はハンブルグ駅を定刻に出る。<br />ちょっと楽しみだったのは、この列車は途中で海を渡る。<br /><br />途中のPuttgardenからRodbyまで、フェリーに乗るとトーマスクックに書いてある。<br />どうなるのか心配していたら、あっさりと列車のままフェリーに入っていった。<br /><br />列車が船に固定された後で、列車を降りて甲板へと上る。<br /> 海を眺めて、素晴らしい旅をしている自分に感動する。<br /><br />持っていたワインを飲んで、旅にもっと酔おうと考える。<br />すると、ここでも日本人の若者と会った。<br /><br />彼はウィーンでドイツ語を勉強しているとか。<br />なかなかノリのいい男なので、僕が持っていたワインを2人で回し飲みした。<br /><br />フェリーから海を見たが、また列車にもどり、コペンハーゲン駅へと無事に到着する。<br />ノリのいい「ウィーンドイツ語男」と、駅の立ち飲みバーでビールを飲みながら話をしたい。<br /><br />でも、ここはデンマークなので、ビールを飲むにはデンマーククローネが必要だ。<br />そこで、30ドイツマルク(2250円程度)を両替する。<br /><br />30ドイツマルクは114クローネに替わるが、手数料を20クローネも取られる。<br />クローネはだいたい20円なので、手数料が400円だよ。<br /><br />これは、ものすごいボッタクリだね(涙)。<br />でもビールは飲みたいので、泣く泣く両替する。<br /><br />コペンハーゲン駅構内で、歩いている別の日本人を発見。<br /> 声をかけて呼び止め、一緒にビールを飲みながら話をする。<br /><br /> 彼は北欧帰りだという。<br /> 北欧はとにかく物価もホテルも高いという話を叩き込まれたよ。<br /><br />さて、こうしてばかりはいられない。<br /> 夜にはここを出るのだから、コペンハーゲンを見なければね。<br /><br /> 酔っ払っているばかりではダメだ(笑)。<br /> 次々と新しい日本人の若者に会うから、ビールを飲んで話をしていれば、それでいいといえばいいけどね。<br /><br />でも、僕は一応旅をしているわけなので、名所を見るのは、義務。<br />そして、話のネタを作らなければならない。<br /><br />コペンハーゲンに来たら、見るものはただ一つ、それは人魚姫像。<br />しかも、人魚姫像とは、世界三大がっかりの一つだという噂だ。<br /><br />しかし、旅ではつまらないといわれているものをこそ、絶対に見なければならない(世界旅行主義)。<br />これは重要なポイントなので、見逃せない。<br /><br />だって、コペンハーゲンに行ったことがあるのに「人魚姫は見ませんでした」なんて絶対に言えない。<br />それじゃ、世界旅行者として成立しないからね(涙)。<br /><br />バックパックを駅のロッカーに預けて、身軽になって歩こうと考える。<br />このとき調べたら、コインロッカーが10DKK(デンマーククローネ)、荷物預かり所が15クローネだった。<br /><br />もちろん安いほうのコインロッカーにバックパックを放り込む。<br />そして、世界旅行者は人魚姫の像を見るために、コペンハーゲンの町を、ズンズンと歩き出しました。<br /><br /> 【旅行哲学】ヨーロッパの通貨がユーロで統一される以前は、ホント両替が大問題だったんだよ。<br /><br /><br />

列車が船に乗ってコペンハーゲンに到着@コペンハーゲン/デンマーク(円のトラベラーズチェックをマルクに両替する)

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1987/09/07 - 1990/05/05

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みどくつ

みどくつさん


1988年9月17日、今日はドイツのハンブルク駅からデンマークの首都、コペンハーゲンへ向かう。
ハンブルグ駅に到着した時に、駅でハンブルグ発が朝の8時36分、コペンハーゲン着13時50分の列車があることを確認していた。

これに乗って、午後の早い時間にコペンハーゲンに到着するつもりだ。
僕は一等ユーレイルパスを持っているので、(席があるのは当然なので)、予約の必要はない。

その他に昨日、コペンハーゲン21時17分発、オスロ着午前7時1分の468列車のクシェット(簡易寝台)の予約を取っている。
このクシェットの予約料金が、21ドイツマルク。

つまり僕の計画は、ハンブルグからコペンハーゲンへ移動し、軽くコペンハーゲン観光をする。
そうして、午後9時過ぎに、オスロへのクシェットに乗るつもりだ。

この時期のドイツマルクは75円と考えているので、予約料金は1500円。
物価の高いヨーロッパで、ゆっくり身体を伸ばして寝れて、ホテル代が助かるのだから、クシェットの利用価値は高いよ。

ハンブルグ駅前のホテルの部屋。
目覚まし時計を6時半にセットしておいたが、その前に目が覚める。

いつもならば、すぐに起きだして準備を始めるのだが、連日の移動で疲れていたのだろうか、また寝入ってしまう。
再度目が覚めたのが午前8時直前で、本当にあわてる。

この駅前のホテルには朝食が付いていたが、パンだけをつかんでホテルを飛び出す。
といっても、駅のド真ん前、駅の向かい側のホテルなので、時間に余裕はあるんだけどね。

駅の両替所で、東京銀行の5万円のトラベラーズチェックをドイツマルクに両替する。
トラベラーズチェックのレートが「1.39」で、トラベラーズチェックの両替手数料が、トラベラーズチェック1枚あたり7マルク引かれる。

結局、手許に残ったのが、689.75ドイツマルクだ。
5万円を両替したのは、この7マルクの手数料の衝撃を和らげるためだ。

というのは、この手数料は7マルクは、トラベラーズチェック1枚にかかるものだからね。
ちなみに、現金のレートは「1.33」で、手数料無し。

現金の5万円を両替すれば665マルクなのだから、トラベラーズチェックとの差は35マルク、2600円もある。
トラベラーズチェックのほうがぐっといいわけだ。

ホテルでちょっと顔を見て、気になっていた東洋人の男性と、両替所でも会った。
話をすると日本人で、米国カンザスの大学に留学中だとか。

彼は、僕とは逆方向で、ストックホルムから来て、今日はフランクフルトに行くのだという。
ストックホルムの話などを軽くして、「よい旅を!」と別れる。

列車はハンブルグ駅を定刻に出る。
ちょっと楽しみだったのは、この列車は途中で海を渡る。

途中のPuttgardenからRodbyまで、フェリーに乗るとトーマスクックに書いてある。
どうなるのか心配していたら、あっさりと列車のままフェリーに入っていった。

列車が船に固定された後で、列車を降りて甲板へと上る。
海を眺めて、素晴らしい旅をしている自分に感動する。

持っていたワインを飲んで、旅にもっと酔おうと考える。
すると、ここでも日本人の若者と会った。

彼はウィーンでドイツ語を勉強しているとか。
なかなかノリのいい男なので、僕が持っていたワインを2人で回し飲みした。

フェリーから海を見たが、また列車にもどり、コペンハーゲン駅へと無事に到着する。
ノリのいい「ウィーンドイツ語男」と、駅の立ち飲みバーでビールを飲みながら話をしたい。

でも、ここはデンマークなので、ビールを飲むにはデンマーククローネが必要だ。
そこで、30ドイツマルク(2250円程度)を両替する。

30ドイツマルクは114クローネに替わるが、手数料を20クローネも取られる。
クローネはだいたい20円なので、手数料が400円だよ。

これは、ものすごいボッタクリだね(涙)。
でもビールは飲みたいので、泣く泣く両替する。

コペンハーゲン駅構内で、歩いている別の日本人を発見。
声をかけて呼び止め、一緒にビールを飲みながら話をする。

彼は北欧帰りだという。
北欧はとにかく物価もホテルも高いという話を叩き込まれたよ。

さて、こうしてばかりはいられない。
夜にはここを出るのだから、コペンハーゲンを見なければね。

酔っ払っているばかりではダメだ(笑)。
次々と新しい日本人の若者に会うから、ビールを飲んで話をしていれば、それでいいといえばいいけどね。

でも、僕は一応旅をしているわけなので、名所を見るのは、義務。
そして、話のネタを作らなければならない。

コペンハーゲンに来たら、見るものはただ一つ、それは人魚姫像。
しかも、人魚姫像とは、世界三大がっかりの一つだという噂だ。

しかし、旅ではつまらないといわれているものをこそ、絶対に見なければならない(世界旅行主義)。
これは重要なポイントなので、見逃せない。

だって、コペンハーゲンに行ったことがあるのに「人魚姫は見ませんでした」なんて絶対に言えない。
それじゃ、世界旅行者として成立しないからね(涙)。

バックパックを駅のロッカーに預けて、身軽になって歩こうと考える。
このとき調べたら、コインロッカーが10DKK(デンマーククローネ)、荷物預かり所が15クローネだった。

もちろん安いほうのコインロッカーにバックパックを放り込む。
そして、世界旅行者は人魚姫の像を見るために、コペンハーゲンの町を、ズンズンと歩き出しました。

【旅行哲学】ヨーロッパの通貨がユーロで統一される以前は、ホント両替が大問題だったんだよ。


旅行の満足度
4.0

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