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2016年月10月3日(月) ~1日目~<br /><br />今回は、8日間でアゼルバイジャンとジョージア(グルジア)とアルメニアの3ヶ国を旅しました。<br /><br />初日はアゼルバイジャンから入国したのですが、空港に着いて早々ボッタくられてしまいました。<br /><br />空港から市内へ行くのにバスのチケットを買うため、BakiKARTの券売機に並んでいると、1人の現地人が話しかけてきました。<br /><br />男:「§ωΘαπд?○×?」<br />私:「ん?」<br />男:「?§ЩΦ♯~ΔΨ¶ΩЖ??」<br />私:「え?」<br /><br />恐らくアゼルバイジャン語だと思うのですが、何を言ってるのか全然分かりません。<br /><br />空港で買うバスチケット(カード)はチャージできないタイプで、1回買ったらそれきりと聞いていたのですが、日本のSuicaみたいにカードを先に買ってから料金をチャージするような感じでした。<br /><br />私の順番になると話しかけてきた男が突然割り込んできて、男の持っているカードを券売機に挿入。<br /><br />今度は私に金を入れろという仕草をしてきました。<br /><br />訳も分からず20マナト(約1,230円)を入れるとお釣りが出てきません。<br /><br />何とすべてその男のカードに取り込まれてしまったのです。<br /><br />私は「お釣り返してよ !」と訴えました。<br /><br />すると後ろに並んでいた数人のお客さんが、心配そうに話しかけてきました。<br /><br />私は「20マナト払ったのに全部この男に持って行かれた!」、「お釣りが返ってこない !」と叫びました。<br /><br />その間にも券売機に並ぶお客さんはどんどん増えていきます。<br /><br />私を騙した男が私の腕を引きバスの方に誘導するので、バスの中でお釣りを返してくれるかも知れないとも思い、ここでのやり取りは諦めて仕方なくバスに乗り込みました。<br /><br />バスは前の扉から乗車し、男は私の分も含めて読み取り機に2回カードをかざしました。<br /><br />空いている窓側の席に座るとその男は私の隣に座ってきたので、まくし立てるように「さっきのお釣り返してよ 」、「市内へ行くのに20マナトも掛かるなんておかしい 」と、訴えました。<br /><br />修羅場は続きます。<br /><br />するとさっき券売機で私の後ろに並んでいた男性が通路を挟んだ隣に座り、改めて事情を聞いてきました。<br /><br />でもその男性も英語が話せないので、英語が話せる友達に携帯から電話して私に携帯を渡してきました。<br /><br />私はつたない英語でその電話の向こうの方に事情を話しました。<br /><br />地球の〇き方には市内まで1.5マナトと記載されていたのですが、電話の向こうの方によると10マナトだと言われました。<br /><br />7倍近く値上がった事に一瞬疑問を感じましたが、嘘を付いているようには思えません。<br /><br />いずれにしても10マナトはボッタくられているのでそれを説明し、電話を貸してくれた男性に携帯を返しました。<br /><br />そして電話の向こうの方が電話を貸してくれた男性に私の事情を説明してくれて、私を騙した男に詰め寄ってくれました。<br /><br />騙した男は渋々ポケットから10マナトを出し、私に返してくれました。<br /> <br />私は今まで、それはもう数え切れないほど何度も海外でボッタくりの被害に遭っています。<br /><br />1件1件の被害額は少ないですが、悔しさはつのるばかりでした。<br /><br />騙されたお金は1度も戻ってきた事はありません。<br /><br />それが今回初めて戻ってきたのです。<br /><br />何だかレベルアップした気分で嬉しくさえなりました。<br /><br />それもこれも、全ては携帯を貸してくれた男性のお陰です。<br /><br />本当にありがとうございました。<br /><br />バスを降りた後も、親切な男性は私が明日必要とする列車の切符売り場に連れて行ってくれたり、道を歩く時も紳士的に誘導してくれたり、最後まで私の事を気にかけてくれました。<br /><br />私が切符を買っている間に風のように消えてしまいましたが、あなたの優しさは一生忘れません。<br /><br />サグオルン(ありがとうございます)

ヘイダル・アリエフ国際空港からバクー市内への道のりは一悶着あり、バクー駅構内は工事中でした。

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2016/10/03 - 2016/10/03

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chikana

chikanaさん

2016年月10月3日(月) ~1日目~

今回は、8日間でアゼルバイジャンとジョージア(グルジア)とアルメニアの3ヶ国を旅しました。

初日はアゼルバイジャンから入国したのですが、空港に着いて早々ボッタくられてしまいました。

空港から市内へ行くのにバスのチケットを買うため、BakiKARTの券売機に並んでいると、1人の現地人が話しかけてきました。

男:「§ωΘαπд?○×?」
私:「ん?」
男:「?§ЩΦ♯~ΔΨ¶ΩЖ??」
私:「え?」

恐らくアゼルバイジャン語だと思うのですが、何を言ってるのか全然分かりません。

空港で買うバスチケット(カード)はチャージできないタイプで、1回買ったらそれきりと聞いていたのですが、日本のSuicaみたいにカードを先に買ってから料金をチャージするような感じでした。

私の順番になると話しかけてきた男が突然割り込んできて、男の持っているカードを券売機に挿入。

今度は私に金を入れろという仕草をしてきました。

訳も分からず20マナト(約1,230円)を入れるとお釣りが出てきません。

何とすべてその男のカードに取り込まれてしまったのです。

私は「お釣り返してよ !」と訴えました。

すると後ろに並んでいた数人のお客さんが、心配そうに話しかけてきました。

私は「20マナト払ったのに全部この男に持って行かれた!」、「お釣りが返ってこない !」と叫びました。

その間にも券売機に並ぶお客さんはどんどん増えていきます。

私を騙した男が私の腕を引きバスの方に誘導するので、バスの中でお釣りを返してくれるかも知れないとも思い、ここでのやり取りは諦めて仕方なくバスに乗り込みました。

バスは前の扉から乗車し、男は私の分も含めて読み取り機に2回カードをかざしました。

空いている窓側の席に座るとその男は私の隣に座ってきたので、まくし立てるように「さっきのお釣り返してよ 」、「市内へ行くのに20マナトも掛かるなんておかしい 」と、訴えました。

修羅場は続きます。

するとさっき券売機で私の後ろに並んでいた男性が通路を挟んだ隣に座り、改めて事情を聞いてきました。

でもその男性も英語が話せないので、英語が話せる友達に携帯から電話して私に携帯を渡してきました。

私はつたない英語でその電話の向こうの方に事情を話しました。

地球の〇き方には市内まで1.5マナトと記載されていたのですが、電話の向こうの方によると10マナトだと言われました。

7倍近く値上がった事に一瞬疑問を感じましたが、嘘を付いているようには思えません。

いずれにしても10マナトはボッタくられているのでそれを説明し、電話を貸してくれた男性に携帯を返しました。

そして電話の向こうの方が電話を貸してくれた男性に私の事情を説明してくれて、私を騙した男に詰め寄ってくれました。

騙した男は渋々ポケットから10マナトを出し、私に返してくれました。

私は今まで、それはもう数え切れないほど何度も海外でボッタくりの被害に遭っています。

1件1件の被害額は少ないですが、悔しさはつのるばかりでした。

騙されたお金は1度も戻ってきた事はありません。

それが今回初めて戻ってきたのです。

何だかレベルアップした気分で嬉しくさえなりました。

それもこれも、全ては携帯を貸してくれた男性のお陰です。

本当にありがとうございました。

バスを降りた後も、親切な男性は私が明日必要とする列車の切符売り場に連れて行ってくれたり、道を歩く時も紳士的に誘導してくれたり、最後まで私の事を気にかけてくれました。

私が切符を買っている間に風のように消えてしまいましたが、あなたの優しさは一生忘れません。

サグオルン(ありがとうございます)

旅行の満足度
2.5
ホテル
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配

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