2016/10/09 - 2016/10/15
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ニシエヒガシエさん
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10/9(日)~10/15(土):4泊7日間でポルトガルに行ってきました!
一人旅はこれで4年連続・7か国目です。
■旅行スケジュール ※全てリスボン泊
10/9(日):日本出発
10/10(月):ドバイ経由~リスボン着・市内観光
10/11(火):ベレン周辺~リスボン市内
10/12(水):ポルト
10/13(木):シントラ~ロカ岬 ←★TODAY!
10/14(金):リスボン市内観光・出発
10/15(土):ドバイ少しだけ観光~帰国
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※度重なる悪天候と疲労でかなり参っていた4日目の朝、自分を前に進ませてくれたちょっとしたエピソードがありました。が、あまりにも個人的な内容なので一番最後におまけとして紹介します。ミスチルファンには見てほしいかもですww
4日目、いよいよロカ岬を訪れる日。
きのうまでビショ濡れだった靴も服も、奇跡的にすっかり乾いていました。先月の京都の豪雨の時は全く乾かなかったのに、本当にありがたい!ヨーロッパの乾燥気候万歳!!!\(^o^)/
今日も曇り空が目立ちながらも、きのうより晴れの期待が持てそう。
ホテルで朝食をすませた後、まずはロシオ駅にてシントラ行きの電車の切符を買う。ここではシントラのバスも含めたバス電車乗り放題の「Bilhete Train&Bus」というパスの購入がオススメ。ロシオ駅 駅
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シントラ行きの電車。
さて、出発! -
車内はこんな感じ。
意外と全然座れました。 -
途中の駅で何度も目にしたポケモンの広告。
“MADE IN JAPAN”is so great!!! -
ウトウト40分ほど寝ていると到着しました!
3日連続でまたまた世界遺産の街・シントラ!シントラ駅 駅
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電車はあまり混んでないように感じたんだけど、ものすごい人が降りました。
ベレンと同じく、世界中の旅行客が訪れる地のようです。 -
シントラ駅の外観。
なんてオシャレな駅! -
まずは周遊バス434番に乗り、街の中心地へ。
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バスの案内板。
停留所と時刻表がかわいらしい。 -
まず向かうはペーナ宮殿!
循環バスで15分ほど、宮殿前の停留所で降りたつもりがムーアの城跡前に。
この看板どっちが正解なんだろうか。。。? -
シントラはリスボン・ポルトと打って変わってこんな感じの山道がほとんどです。日本でいう軽井沢とか僕の好きな山中湖あたりが近いかと。
空気もひんやりしていて、ハイシーズンには良い避暑地だと思います。 -
と、山道を少し歩いていると、何やら頂上に見えてきた。。。!
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ここがペーナ宮殿の入り口。
入口からしてかなり可愛い造りです。
ここでチケットを買って、さらに山道を歩くこと5分ほど。
たどり着いた宮殿はもっとfantasyですよ~ペーナ宮殿 城・宮殿
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宮殿のふもとです!
第一印象はディズニーシーが突然現れたかのようでした!
カラフルな造りが本当にfantasy! -
左から黄色、グレー、赤とお城の色が違います。。。!
こんなお城ありますでしょうか!? -
イチオシ
真ん中に黄色も見えました。
さて、なんでこんなにカラフルなのかというと、イスラム・ゴシック・ルネッサンス・マヌエルなど各様式を寄せ集めているからだそう。
ここまで異文化を融合させているのはかなり珍しいですよね!
ちなみにこの建築の命を下したのは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城の建築を命じたルードヴィヒ2世のいとこ、フェルディナント2世とのこと。(もちろん地球の歩き方より引用w) -
少し上にあがってみた景色。
手前にチェスのルークみたいなのがありますが、ここは1つ1つ登ることができます。遊び心があっていいです! -
こちらが通路の様子。
右側が先ほどご説明しましたリーク型登り台。 -
入口らしきものがこれで3回目だけど、ここからが宮殿内部の入り口。
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入口の上にある像がすごいインパクト。。。!
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↑の像をくぐると、またも宮殿内部ではなくて展望台兼広場に出ます。
赤い城も本当にキレイですね。 -
こちらがその展望台から見える景色。そして中央に見えるのが後で訪れるムーアの城跡です。
ミニマチュピチュ感! -
広場の横から出ている迷路のような道から、赤い城の周りを1周できます。
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赤いお城は一番上までは行けないものの、時計台の下には教会があります。
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教会はすごく小さいけど、美しい大好きステンドグラス様がいらっしゃいます。
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さて、周遊はおしまいにして、今度こそ内部に入ります。
黄色い建物が内部の入り口となっており、まずはおなじみの回廊があります。
今までのより比較的小さいけどキレイです。 -
回廊の庭!
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いかにも宮殿らしいお部屋。
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さて、しばらく部屋を通りすぎると、グレーのイスラム様式の建物に突入します。内部も全然造りが違って本当に面白いです!
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と、いつくか部屋を見ていると、今度はまた様式の建物(奥の黄色の建物)に!ここはスモール・ベルサイユ宮殿といったところでしょうか。
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建物の奥にはステンドグラスの部屋が。
ここまで姿や色を変える宮殿はなかなかないのではないでしょうか。
ここまでの4日間では最高のスポットとも呼べるほど、
本当に歩いていて楽しかったです! -
最後の黄色ゾーンを出ると、なんとカフェがww
この下にはレストランとギフトショップもあり、こういうところも面白いです、ペーナ宮殿。 -
カフェからの景色。
本当にカラフル。何度見ても、どの角度から見ても飽きない。
まだ午前中だったのですが、あまりに面白かったので、この時点でデジカメのバッテリーの1/3がなくなりました。。。 -
あまりにカラフルでファンタジーな宮殿なので、特に女性には是非オススメしたいです!
すでに予定時刻オーバーの上、またしても雨が降り始めたのでそろそろ出よう。
さらば、ありがとう!ペーナ宮殿! -
ちなみに宮殿ふもと~チケット売り場までの道はこんな感じ。
完全に森の中。 -
入口まで戻ってきました。
次はムーアの宮殿へ! -
山道を基に引き返している途中、霧で何とも幻想的なペーナ宮殿ショットがとれました。
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ペーナ宮殿から道を戻ること5分ほど。
ムーアの城跡の入り口手前の広場に着きました。 -
ムーアの城跡の入り口。
遺跡感があってワクワクします! -
中に入るとまずは5分ほどの山道を進みます。
都会から離れて自然いっぱい! -
ペーナ宮殿とは逆で、入口から5分ほど進んだところで城跡内部への入り口があり、ここで入場券を購入します。
ペーナ宮殿でムーアの城跡との共通チケットを購入していたので、そちらを使い、入場~。
歴史ある階段を上っていくと。。。? -
ムーアの城跡の全貌が姿を現しました!
ムーア人が7~8世紀によって築いた城壁がこのように残っております。 -
標高の高い城壁から右を見下ろすと、シントラの街並みが。
イギリス詩人バイロンが「この世のエデン」とたたえた、街と自然が見事に融合した世界遺産!素晴らしいです! -
街をアップで!
段々と丘になっている地形と一つ一つの建物の色が美しいです。 -
城壁のふもと側。
またパクリみたいな言い方して申し訳ないけど、まさにポルトガル版マチュピチュ。
※ポルトガルはスケールが本家よりいつも小さいのがミソ!w -
右側にずっと続いている城壁の階段。
これをひたすら上って、頂上を目指します! -
城壁の階段から後ろを振り返るとこんな感じ。
すぐ横から崖になっていて、街の景色をずっと見れるのがとても良いです! -
というわけで着きました、頂上!
頂上に特に何もないこの感じは、一昨年訪れたコトルの城壁に似ています。
この頂上から向かいの山をみると、、、? -
イチオシ
出ました、最高に可愛いペーナ宮殿!
山の頂上に突然そびえ立っているのがすごく幻想的で美しいです!
さて、ムーアの城跡も冒険しつくしたところで、早くも14時前。
夕方にはロカ岬に着けるように逆算し、急いで街の中心部へ戻ります! -
ペーナ宮殿から再び434番線のバスに乗り、街の中心部「Sintra Vila」で下車。
このあたりで、ずっと曇りだった天気に少しだけ日が差し始めました。
ロカ岬に着く時には晴れますように。。。! -
街ではリスボンやポルトと変わらず、イワシを焼く出店があり、王宮前すら煙たかった。。。!
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ここがシントラの中心部。
曇っていてわかりづらいけど、山の頂上にムーアの城跡が見えます。 -
そして山と向かい合っているここがシントラ王宮!
ここも外観は王宮にしてはかなり変わった造りでかわいらしい! -
王宮の入り口からの街の景色。
街の建物から山とムーアの城跡にかけて、太陽の光が差してきて美しい景色です。
さすが世界遺産の街! -
宮殿の内部。またしてもベルサイユっぽい部屋が。
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この王宮もペーナ宮殿と同じく、ゴシック、ルネッサンスなど複数の様式の部屋が混在しているようです。
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宮殿の最深部にある、壁一面のアズレージョが美しい「紋章の間」。
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天井はアズレージョと異なり、紋章だらけ。
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異なる路線で美しい天井と壁が見事に融合している。
元々ムーア人が残した建物を13世紀末に整備し、その後歴代の王が異なる趣向で増改築を繰り返したため、このようにいくつもの様式が混在した王宮になったとのこと。
一体感がないからこそのこの美しさは、なかなか世界的にも珍しいのではないえしょうか。 -
途中に小さな教会が。
ここも様式が異なりますね。
時間がなかったため、かなり駆け足だったけど、シントラ王宮も隅々まで冒険しました。 -
シントラを出発する予定時刻まであと1時間。
まだ昼も食べておらず、ベレンの時と同様空腹疲弊状態だったけど、
参考にしていたシントラ旅行者のブログで絶賛されていた「レガレイラ宮殿」がどうしても気になってしまい、ダッシュで行ってみることを決意。
残り1時間でどこまで行けるか、先ほどとは異なる345番線のバスに乗ります! -
バスで10分もしないうちにレガレイラ宮殿に到着。
時計は15時前。帰りのバスの時刻を見ると、15:30のバスにはどうしても乗っておきたい状況。。。!
30分で隅々まで周っていきます! -
と、なぜか宮殿前からではなく、裏まで回ったところが入口らしい。
こんなに急いでいる時に。。。
すっかりなれたシントラの山&坂道をダッシュ! -
目の前に宮殿が見えるのに、宮殿を背に疾走!
なんておどろおどろしい宮殿の造り。。。 -
こちらが宮殿(というか宮殿の庭)の入り口。
30分で回りまくる! -
ベルサイユとかには遠く及ばないまでも、ここの庭もものすごく広いです。。!
森の道を引き続きひたすらダッシュ! -
森の中をダッシュで冒険していると突然現れたこのドラクエ感のある建物。。。!建築経緯・目的は全く不明ながらテンションあがります!
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向かいにもダンジョン感のある建物?展望台?
上までのぼると、、、 -
こんな感じでガーディアンが見えます!
満足したので、ダッシュで森の奥に進みます! -
すると出ました!
庭探索の一番の目的だった井戸&洞窟!
真っ暗な階段をひたすら下ると、、、? -
井戸の最下層から上を見るとこんな感じ。
実際は上からの光だけが少し差しこんでいて、それ以外は真っ暗です! -
最下層の様子。
この後ろ側から洞窟が続いております。
RPGダンジョン感がハンパない! -
洞窟をしばらく進むと、謎の池に出ます。ここはどこ。。。?
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謎の緑の池。周りの岩と小さな滝とが融合してすごくファンタジーです。
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池の上は飛び石で渡ることができます。この探検感がたまらない!
写真では緑の地面のように見えますが、石の周りは全部池なので、落ちたらビショビショですよ~ -
こちらが飛び石からみた池&滝&洞窟。
何度も言うけどfantasy!! -
こちらが洞窟の様子。ガチで真っ暗の洞窟なので、スマホライトは必須です。
さっきの井戸やら池やらいろんな道をつないでいて本当に楽しいです! -
洞窟を駆け足で満喫した後、再び森を冒険します。
段々王宮側に近いづいてきたと思ったらまた別のガーディアン系建物が。。。
誰が造ったか知らないけど、本当に遊び心の絶えない庭で素晴らしいです! -
宮殿の手前には小さな教会が。
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中も本当に小さな教会ながら変わった様式で面白かったです。
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お馴染みのお気に入り・ステンドグラス殿。
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庭を駆けまわり、やっと着きました、レガレイラ宮殿!
これまたRPGゲームのラスボスのお城のような造りです! -
宮殿自体は見学可能場所が限られているのですが、ペーナ宮殿・シントラ王宮と同じく、複数様式が混在しているそう。
シントラ面白いですね~ -
時間との闘いだったレガレイラ宮殿も30分で無事制覇!
すぐ横の出口・バス停に向かいます。 -
本当に他の王宮とは全然違う風貌。。。!
夜は怖そうですね。
さらば、レガレイラ宮殿!バタバタだったけど、来て良かった! -
ちょうどきた435番線のバスに乗り、そのままシントラ駅へ!
この1時間の行動と運は神ってました! -
予定通り、16時前にシントラ駅に到着。
駅前で謎のパイとシントラ名物お菓子・ケイジャーダときのうに引き続きペプシを買ってバス停に向かいます。 -
ここがロカ岬行きのバス停。
シントラ中心部に向かうバス停とは逆側に位置します。
ここでシントラ~ロカ岬~カスカイスを周遊する403番線のバスを待ちます。 -
バスの掲示板。
「403 Cabo da Roca」。
これがこの旅の一番の目的地に向かうバス。 -
16:10 403番のバスが来ました。
いよいよロカ岬に出発です!
天気はまだ曇り空ながらも晴れ間がところどころ見えている。。
日没までに晴れてくれ~! -
バスの中で空腹を少しでも満たすため、ミートパイとコーラをガブ飲み。
シントラ~ロカ岬はバスで40分程度。
いよいよこの半年ずっと夢見ていたロカ岬にたどり着く時が。。。
旅で一番楽しみにしている場所に向かう途中の気持ちの高揚は、やはり特別なもの。。。
初めての一人旅でパリ⇒モン・サン・ミッシェルを移動した時や、昨年エアーズロックに向かった時を思いだしながら、その時と同じく、ウォークマンのBGMは「Worlds end」。
「そうどんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って」 -
16:50 いよいろたどり着きました、最終目的地:ロカ岬!!
ロカ岬 海岸・海
-
ついにその姿を現しました。。。!
天気はまだ曇り。
真ん中だけ青空がのぞいていて、かなり幻想的な景色になっていました。
ここが世界の西の果て、ロカ岬。。。!
何か特別なものがあるわけではないけど、やっとたどり着けた喜びとひたすら広がる海の広大な景色に感無量でした。
日没まであと2時間ほど。
あとは何とか天気が回復して、世界の果てに沈む夕日をこの目で見てみたい。そう強く願いました。 -
潮風が吹く道を真っすぐ歩いて、岬の果てに到着。
こちらがシンボルマークの石碑。
上部には十字架を司り、中央には詩人カモンイスの詩が刻まれている。 -
「AQUI・・・ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA」
「ここに地果て、海始まる」
広大なユーラシア大陸の最果てを示す言葉。 -
岬の風景。
周りにはひたすら草原と崖と海のみ! -
海に向かって右側の道。ここから果てしなく崖が続いています。
-
こちらは途中にあった謎の石碑ww
正体は不明 -
こちらは左側に続いている崖と道。
こっちの方が景色が良さそうだったので、向かってみることに。 -
数分道を歩くと、目の前には巨大な崖が!
Tomorrow never knowsのPVを思い出させるすごい迫力!
ちょうど右側から太陽の光が差してきて、素晴らしい景色になりました。 -
アップでもう1枚。
恐ろしいことに、特に行き止まりの標識もないので、チャレンジングな観光客は岩の先まで行っておりました。。。
落ちたら即死だと思いますので、自己責任でお願いします!w -
ここで晴れたり曇ったりを繰り返す空を見ながら海風をひたすら浴びる。日没までまだ時間たっぷり。思えばこの旅で唯一のんびりできた時間かもしれません。しばらくのんびりした後、バス停近くの観光案内所まで一旦戻ります。
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反対側に見える崖と海の風景。雲がひたすらどこまでも続いています。
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岬から見下ろした海の様子。
打ち返す波の威力がハンパじゃないw -
さて、こちらがロカ岬の観光案内所。
ここに来てどうしてもやりたいことがあったのです。 -
案内所に入り、
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ちょっとした発行手続きを行います。
さてさて何が出てくるのでしょうか。。。? -
これは「最西端到達証明書」。
つまり「あなたは世界の西の果てにたどり着きました」という証明書!
日付も名前も入れてもらえるので、すごくメモリアル感があります!
良い旅の記念ができました。 -
さて、再び岬の方へ。
日没まであと1時間ほど。。。
一向に太陽は雲に覆われたまま。。。
とにかく晴れることをひたすら信じました。 -
だんだんあたりも暗くなってきて、寒くなってきて、波の威力も増してきました!
-
空と雲を遮るものが何もないため、ところどころある曇り空の隙間から太陽の光がこんな感じで差しこんできます。
「太陽に覆いかぶさった分厚い雲を難なく突き破って消える」といったフレーズそのもの。
晴れていたら逆に見ることができない、とても幻想的な光景!
ポジティブにそんなこと考えているw -
ところどころ青空は見えるけど、太陽は相変わらず全然見えない。。
日没まであとわずか。
一瞬でも良いから、晴れた景色と、太陽が夕日に変わっていく姿を見たい。。。
神様、お願いします。。。!
ずっとそんな気持ちだった。 -
全然晴れる気配はないけれど、アメリカ大陸まで何も遮ることなく海と空が広がっているのであれば、夕日が沈む瞬間は下から見えるはず。。。!
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と思っていたら、きました!
空と海の間から夕焼けが! -
アップしてみました!
この地の夕日に天気は関係ないのですね!素晴らしい! -
世界の西の果てから見る、沈んでいく夕日。
空は相変わらず曇っていたため、ほんとにわずかな光でわずかな時間だったけど、忘れられない思い出になりました。 -
19時すぎ、日没の時間。
ロカ岬の到着から2時間待ち続けた果てしない青空と太陽の光は、結局まともに見ることはできず、最後に夕日が隙間から少し見えただけ。結果だけ見れば残念なもの。
でも憧れの地ロカ岬で、太陽の訪れをずっと信じていたこの2時間は決して無駄なものではなかった。元々天気予報で雨だった昨日はポルトの観光にあて、シントラも十分に観光した上で、日没まで余裕を持ってこの地にたどり着くことができた。自分にできることは全部やり切ったのだから、何も悔いはない。
自分にとっては、諦めずにずっとその瞬間を信じれたことが何より大切だったと思う。この地を訪れたことで生きる意味がわかったとか、自分が変わったとかそんなことは決してないけれど、最後まで信じ続け、最大限努力すること。万事に共通して大切なことを体験し、実感することができたと思う。
今日一日頭で流れていた「ヒカリノアトリエ」のフレーズ、
「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡 下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう さぁ空にかかる虹を今日も信じ歩き続けよう」
壁にぶつかったらこの言葉をこれからもずっと信じていきたいと思った。
ありがとう、ロカ岬、この旅の最終目的地。本当に来れて良かった。
19:15カスカイス行きの403番線のバスに乗車し、この地を後にしました。 -
20分ほどでロカ岬⇒カスカイス駅に到着。
あたりはすっかり真っ暗。
本当は海がずっと続くリゾート地のカスカイスながら、もう夜なので、素通りしてリスボンでのTODOを優先!カスカイス駅 駅
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カスカイス⇒リスボン(カイス・ド・ソドレ)の電車。
さて、帰りますか! -
シントラで買ったケイジャーダ。
あまりの空腹だったため、車内で食べることに! -
ケイジャーダはチーズを使ったお菓子だけど、とっても甘くて美味しい!
疲弊したこの時間には本当にありがたかった。。。!! -
ロカ岬を訪れることができた安堵感と疲労からか、終点のカイス・ド・ソドレ駅に着いたことに気づかず、1つ手前のアルカンタラ・マール駅まで戻ってきてしまう。。。
4月25日橋のライトアップが美しかったので、駅から撮ってみたけど、建物や周りの明かりが邪魔でうまくとれず。。。 -
予定だいぶオーバーの21時前にカイス・ド・ソドレ駅に到着。
実はロカ岬の時点でもうデジカメの電池が全くなかったため、メトロのバイシャ・シアード駅経由で一旦ホテルに戻ることに。カイス ド ソドレ駅 駅
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ホテルでデジカメの充電と休憩をすませ、22時前にポルトガル最後の夜を精一杯満喫すべく、再度出発!
最後の夜はこれしかないと決めていた、ファドのお店を目指します。
写真は夜間ライトアップされているロシオ広場。 -
ロシオ広場をもう1枚!
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ファドのお店に行く前に、おととい行ったコルメシオ広場のライトアップがどうしても見たくて来ました!
勝利のアーチのライトアップ -
広場全体も綺麗にライトアップされています
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広場のすぐ手前の波止場には楽器を演奏している人や、地元の若者が集まっていて、夜間もとても素敵な場所でした!
-
暗くてうまく撮れませんでしたが、4月25日橋とキリスト像もライトアップされていて綺麗です。
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ほぼ1日曇ったけど、やっと月が出てきた!
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寄り道して良かったです。
ではファドのお店を目指し、歴史あるアルファマ地区へ。 -
ヨーロッパの街は普通の通りもライトアップが美しくて本当に素敵です。
-
カテドラル前の坂道。
カテドラルのさらに奥まで行くと、暗くて少し怖い道が続くのですが、そこにファドのお店が集中しています。 -
数あるファドのお店の中でなんとなくで入ったのが「CLUBE DE FADO」さん!
かなり繁盛していて、もちろん予約もしていなかったため、少し待ちましたが、無事入店させてもらえました! -
入口~待合スペースの様子。
日本だったらよほどの高級レストランじゃないとここまでの造りはできないのではないかというくらい店内の装飾や造りが美しい。 -
ファドは店によって決まった時間からスタートし、30分食事⇒ファド⇒食事の繰り返しとなるシステムのよう。
まずは今日も1日お疲れ様でした!のスパークリングワイン! -
昼もミートパイとケイジャーダだけだったため、もう空腹を通り越していた身体に浸み渡る、安定の魚介のスープ!
エビのダシいっぱいで心身ともに回復させてくれました。 -
店内はこんな感じ。
かなり賑わっていて、観光客<地元の人というイメージ。 -
ちなみにこちらも初日同様、グラスワインのシステムがなく、ボトル1本いただきました。。!w
-
メインでオーダーしたのはチキン料理。
味付けがかなり甘いソースだったので、少々くどさを感じながらも、満腹にしてもらいました。 -
料理を食べていると照明が変わってファドがスタート!
だいたい食事と食事の合間に一人の歌い手が3曲計15分くらいを歌っていました。感想として単純に演奏も歌もすごく上手い!マイクとか一切使わないのに声量がハンパじゃない!さすが海外の音楽文化は別格です。
哀愁漂う民謡音楽とお酒に酔わせてもらいました! -
結局ワインを空けつつ3組の演奏を聴いて、夜中の12時過ぎまでファドを堪能しました!
最後の夜にふさわしい楽しい時間でした! -
お店を後にして、ほどよく酔いつつ夜中になっても賑やかなリスボンの街を歩く。
かなり疲れきっていたけど、明日でこのポルトガル旅行も終わりと考えると本当にまだまだ寝たくない気持ちでした。。
初日以外なかなか天候に恵まれない旅だったけど、心が腐らぬように、残された時間を精一杯楽しもうと誓いつつ、最後の夜を終えました。 -
【おまけ:4日目エピソード#0】※完全にミスチル的な内容です(笑)
前日雨に濡れて心も身体も疲弊しきっていた4日目の早朝。
天気予報によれば今日も曇りで、ロカ岬まで天気が悪かったらどうしようと、ネガティブな不安や考えばかりよぎっていたその時、ふとたまたま聴きたくなった、Mr.Childrenの新曲「ヒカリノアトリエ」。朝ドラ「べっぴんさん」の動画をネットで探してOPまで飛ばして聴いてみる。すると、、、
あれ?この曲。。。。!?
「100万回のうちたった一度ある奇跡 下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」「空に架かる虹を今日も信じ歩き続けよう」「太陽の防腐剤心の中に忍ばせる(※当時は「太陽」という歌詞だと勘違いしていましたwでも「大量の」より「太陽の防腐剤」の方がなんか良くないですか!?w)」
という言葉の一つ一つが、もう心が折れかけていた自分を優しく励ましてくれました。。
「ああ、こういう時自分を支えてくれるのはやっぱりミスチルだな。。。」と改めて実感し、早朝から感無量になりました。
この4日目、シントラ~ロカ岬を旅する間、ずっと頭の中でこの曲を流し、歌い続けて、曇り空が続く中でも希望を捨てずに歩き続けることができました。前に進むきっかけを与えてくれたことを本当に感謝しています!ありがとう、ミスチル!
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この旅行記へのコメント (1)
-
- motsuboさん 2016/12/05 10:18:28
- 朝ドラのテーマが
- 脳内に響き渡りました。
端って旅情を掻き立てますね。いつか、訪れたく思います。
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