2016/10/10 - 2016/10/10
5534位(同エリア13521件中)
アリヤンさん
人生なんでも「楽あれば、苦あり」です。
今回の大和路サイクリング、行きはヨイヨイ帰りはコワイでした。
友人宅でゆっくりしてお土産に色んな野菜やら果物をいただき(農耕と果樹は友人の趣味)、自転車は満載。
荷物が10キロもなかったのが30キロくらいにもなってしまった。
「これでアノ榛原の峠を越えて遠い伊賀まで帰るのか!?」っと当方にカワイソウと同情して、「アリチャン、車で送ったろか?」とのオファー。
20キロ増えた荷物での峠越えを想像しただけでゲッソリ、無事帰れるか??と内心大いに恐れていたので、
「ありがとう!!送って、オクッテ~!!」
となった。
ただ家まで送ってもらったらユーラシア横断(できるかどうかは疑わしいし、紀伊半島一周サイクルでさえ怪しい)を目指す訓練にならんので、「アノ榛原の峠の頂上まででエエわ」と逆オファー。
ということで出発した。。。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- バイク
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-
友人宅でしばし歓談。
彼の趣味は畑。
自宅横に150坪くらいの畑を持ち、他に近鉄沿線に2,300坪くらいの畑も耕している。
訪れるたびに自作の野菜など一杯いただくのですが、今回はなすび、かぼちゃ、サンド豆、ミョウガなどをいっぱいいただき、その上に庭になっている柿をすきなだけ採って持って帰れときた。 -
しかし熟した柿はまだ少なくあちこち回って黄色く色づいた柿を採る。
-
「柿くえば、鐘が鳴るなり法隆寺」とあるように「奈良」といえば「柿」である。
重たいほど採って袋に詰めたが、さらに「種なし柿」もあるといって袋一杯に暮れた。
野菜と柿2種類を自転車に積むと、それまでの3倍くらいの重さになる。
内心「平坦な部分は平気だが、榛原峠を一気に300mほど上らねばならない。上ってしまえばあとは100mほど下りるからその先は良い。あの榛原峠がホントに越せるかなあ???」と心配してしまう。 -
その姿を見かねたか、
「アリチャン、途中まで送ったろか?」
と来た!
思わず「ありがとう!とにかくアノ榛原の峠さえ超えればあとはつるべ落としやから、榛原まで送ってくれればとても有り難い!!」
と叫んでしまった。
彼の愛車の軽トラの荷台に荷物とお土産と自転車を載せた。
現金なもので自転車なんぞ軽々と持ち上げることができた。 -
天理から始まっている「名阪国道」(一般国道だが高速と同じで自動車専用道路)にのってどんどん東へすすんだ。
自転車ばかし乗ってて急に車に乗ると、その速さにある種感動さえ覚える。
あっという間に針インターチェンジまで来た。
そこで「榛原はどの辺や?どこをどう行ったらええんか?」
当方は根っからの方向音痴。
彼も方向音痴。
でもこの辺りは自転車で回ったことのある当方にちょっと地理勘があるように思える。
名阪国道から出て山間の道を走ることになった。
当方「このまま伊賀の近くまで行ってくれんかなあ。。。」
彼「アリチャン、お腹がすいた。昼時やからどこかでメシでも食べよか」
ただ今ホント山の中の道です。
食べる所なんぞ全くない!
そこで「月ヶ瀬コッチ」という標識を見る。
「そうだ、月ヶ瀬は観光地だから、そこまで行けば伊賀にも近いし食堂もあるだろう!」
ダブル方向音痴コンビである。
月ヶ瀬が地図上でどこにあたるか?さっぱりつかめていない。 -
方向音痴の勘でアッチや、コッチやと指示して走ってもらうが、、、
「アリチャン、榛原はいったいドッチやねん。」と言いながら「ホンマコレデエエんやな!」
など言いながら当方正直(あんまり道には自信ないけど、、、アッチやコッチやと指示した手前、今更「ココはどこ?ワタシはダレ?」ってなこと言えないし、、、
何やかやで月ヶ瀬に向かった。 -
そして奇跡的に月ヶ瀬梅林で有名な月ヶ瀬にたどり着いた。
そこには「湖畔の里 つきがせ」という物産店とレストランがあった。
そこでランチをして一服。
テラスからの眺め。
ここは月ヶ瀬梅林で有名なところで、大きな名張川に渡る橋が目印だ。 -
橋の向こう側が月ヶ瀬梅渓。
ここらは三重県と奈良県と京都府が入り乱れている地域で、タイ北部の「ゴールデン・トライアングル」みたいなところ。 -
イチオシ
ちょっとづつ位置をずらして月ヶ瀬梅渓を眺める。
-
この川は名張川でかなり幅が広い。
こんな山奥なのになぜこんなに幅が広いのか?
てっきりこれはダム湖だと思っていた。
地図では名張川となっているが先の山城の近くにダムがあるのでやっぱりダム湖だった。 -
イチオシ
湖畔の里 つきがせ。
-
ここらならば、よく車や自転車で来たことがあるから大丈夫、と言って友人には帰ってもらった。
彼も方向音痴なので、どこをどう帰ったらいいのかしきりに方向音痴の小生に聞いてくる。
土産物店のまえに簡単な地図があって、来た道を戻れば名阪国道の小倉インターがあると書いてあったので、そっち方面に行くよう指示した。
お互い方向音痴なので、この後両方ともかなり苦労することになった。
ま、彼が去ったあとゆっくり荷造りした。
そして頂いた奈良のいちじくを味わう。
もらった柿とかぼちゃが重いので、しっかり荷物のヒモをしばった。 -
荷台の上に山積みの柿2種類とかぼちゃとサンド豆。
リュックは荷台の横にぶら下げた。
さあ、これで出発だ。
多くのオートバイ・ツーリング隊や行楽ドライブの人たちをしり目に愛車を転がした。 -
これからは下り坂ばっかり、と思っていたが、アニハカランヤ!
上ったり、下ったり、上ったり、下ったり。 -
川釣りを楽しむ人々を横目に見ながら、コッチとらはあえぎあえぎ自転車を進める。
上りは歩き、下りは乗る、を繰り返して行った。 -
こんな橋を超えると伊賀だった。
-
あえぎあえぎ約2時間。
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イチオシ
やっと家にたどり着いて柿のビニール袋を下すと、ナントッ!
ずくずくだった。
種なし柿というのは「ずくし柿」だったのだ!
半分ほどつぶれてジュースでずくずく。
エライ目にあいました。
疲れたなんて言うひまもなくズクズク柿を仕分けして、友人のお勧めの冷凍ずくし柿にした。
シャーベット状になった柿はうまいのです。
かくて、当方の一泊二日の大和路サイクリングは終わりました。 -
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