2016/07/09 - 2016/07/15
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se-nenさん
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7/13(水) 朝方晴れ、のち曇り
八丈島で泊まった翌朝、東海汽船の船に乗るために港に行く。
これまで4日間は妻と二人旅だったが、ここで妻とお別れ。妻は仕事があるので一足先に家に帰る。自分はもう少し旅をする。
この日はこの旅で初めて青空を見た。今まで雨か曇りだったから。
港に9時前に着き、乗船手続きをする。八丈島から乗るのは20人程度。
2等船室は5人とか10人とかに分かれており、さらに1人ずつのスペースに区切られていて、寝転んだ頭の横あたりには隣の人との仕切りもあるので、安心して横になれる。
この5人くらいの区画に1人いるくらいの乗船率だった。
結構外国人の旅行者もいた。
船が出発する頃からデッキに出て離れていく八丈島を見る.南北に長い島の中程の港から出るので、しばらくは八丈富士を見ながら走る。残念ながら山頂には雲がかかっていて全容は見えなかったが、それでも久々の青空で気持ちよかった。
デッキにずっといると風が強くてしんどいので、船室で横になってテレビを見たりする。
船内に伊豆諸島の説明があった。御蔵島の山は851mもあり、八丈富士の854mとほぼ同じ。そんなに高かったら平地もないはずだ。
3時間弱かかって、12時くらいに御蔵島が見えてくる。港は北側にあるので、島の西側をずっと北上していく。切り立った崖がずっと続き、滝が流れていたりもした。島全体に雲がかかって天気は悪そうだった。
12:30くらいに港に入る。
宿のご主人が港に迎えに来てくれていた。さっそく車で宿に向かう。
集落への急坂を上り、途中に2軒ある食堂を昼食場所として教えてくれる。島にあるのはこの2軒だけ。
ドルフィンウオッチングを今日の午後にするか明日の午前にするか聞かれたが、今日すぐはしんどいかと思い、明日にすることにした。
宿にチェックインしてから歩いて昼食を食べに行く。
魚フライ定食にした。
後は時間があるので、ぶらぶら集落を歩く。観光協会の展示を見たり、郵便局・小学校・役場・ヘリポートを見たりする。いくらのんびり歩いても1時間強もあれば終わってしまった。
次に港に降りる道の途中にある展望台から海を眺める。イルカとか見えないかなぁとあちこち見たが、それらしいものは見えなかった。
宿に戻り、しばらく部屋でのんびりし、18時から夕食となった。
食堂へ行くと他の部屋の人も出てきた。他はみな女性で3人ともそれぞれ1人旅。常連のような感じだった。
宿のご主人も食堂でお酒を飲みながら話しをする。そのうち近所の友達のおっさんがやってきた。ギターを抱えている。食堂に入って一緒に飲み始める。
夕食が終わった後もみんな食堂に残り、ずっと話しをする。食堂にある焼酎は自己責任で自由に飲んで良いというので、置いてあった青酎をいただく。
ご主人さんと友達は昔イルカ保護の協会を立ち上げた2人とか、今は村会議員をやっているとか、歯医者に行こうと思ったら本土にいかないといけないから大変とか、いろんな話しを聞く。
部屋の湿度がすごくて、さらに出したつまみが2、3時間であっという間に湿気始める。
23時くらいまでずっと話しをし、寝る。
7/14(木) 晴れ
7時前に起床し、朝食を取る。
天気は良さそうだが波が荒れているらしい。朝6時くらいの船で八丈島に行く予定だった同宿者が、船が欠航となりもう1泊となる。このように伊豆諸島の旅はなかなかスケジュール通りにならないことが多い。
今日午前のドルフィンウオッチングをやるかどうか船長が迷っている。自分が初めてというのもあり、連れて行きたいとは思ってくれてたみたいだが、がんばって船を出してもしんどそうである。あまりわからない自分が希望を言うよりは船長に判断してもらった方が良いだろうと思い委ねる。
結果、取りやめとなった。まぁ船を出しても揺れがひどくてずぶ濡れになるともいうし、仕方ない。
さて、することがなくなったので朝食後も食堂で同宿者とお話し。父島に1年くらい住んだことがあるという人で、いろんな話しを聞いた。
父島はやっぱり大きな島で都会だとか、母島でトマトを作っていて売りに来るとか、自衛隊・海保の人の話とか。また5~6月に羽アリが大量発生し、それを食べる大きな帰るも大量発生するので、その時期は避けた方が良いとか。
泳ぐなら夏だけど、そうじゃなかったら9月から冬くらいまでがおすすめとか。5・6月に父島に行くのはよそうと思った。
さて、閑である。宿にウオーキングマップがあったので、それを片手に歩いてみる。島の西側を。
集落の外れくらいに水の湧く場所があり、そこで空のペットボトルに水を満たす。御蔵島の水を売り出すほど、御蔵島は水が豊富らしい。小さな島なのだけど。
しばらく歩いたところで、霧が漂ってき寂しい感じがしてきたので、集落の方に戻る。
集落にある土産物屋である「ふくまる商店」に寄ってみる。ツゲでできたイルカのカード立てを買う。御蔵島はツゲの生産で有名らしい。また、カブツという島の柑橘類のアイスを買って食べる。
今日は天気が良いから向かいの三宅島も見えた。また貨物船がやってきて、波に揺られながらも何とか岸壁に接岸していた。
宿に向かって歩いていると、ヘリが飛んでいくのを見かけた。島内の放送で橘丸は条件付きで入出港予定というのが流れてきた。
宿に戻り精算して出発する。港まで荷物を送ってくれると言うので身軽な格好で食堂に行く。今日の昼食はカレーとする。
宿のご主人に食堂の前で拾ってもらい、港へ。乗船手続きをする。
橘丸は無事に接岸した。ふと海を見るとすぐ近くをウミガメが泳いでいるのが見えた。
宿の人と同宿者の人が見送りに来てくれて、船に乗る。
下船してくる人は20人くらいはいたか。女性の姿が目立った。みんなイルカを見に来るのだろう。
乗船するのは10人くらい。
残念ながらイルカは見れなかったが、それなりに満足して島を去る。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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八丈港に接岸中の橘丸。今から御蔵島に向けて出港
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八丈島を出港
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八丈富士を左手に見ながら進む
八丈富士 自然・景勝地
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御蔵島の西側を船で走る。滝が流れているのを見つける。
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御蔵島の集落。山肌にへばりつくように建物が建っている。
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御蔵島に接岸した橘丸
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御蔵島の集落。集落の上の方から見下ろす。
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伊豆諸島が東京都に移管されて100年の記念碑。廃藩置県後相模県、韮山県、足柄県、静岡県とめまぐるしく変わって、明治11年に東京府に編入されたらしい。
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御蔵島ヘリポート。平地がないので山から張り出した形になっている。
御蔵島ヘリポート 空港ラウンジ
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島の食堂のうちの1軒「美々庵」定食・カレー類を出している。まともな食堂と言えばここくらい。
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ふくまる商店。土産物と軽食が食べれる。
ふくまる商店 グルメ・レストラン
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サクユリ。伊豆諸島のあちこちに自生している大きなユリ。
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島の西側の林道をしばらく歩いたところにある、鳥の尾という場所から集落を見ることができる。天気が良くて明るい感じ。
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御蔵島から見る三宅島
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