2012/10/28 - 2012/11/06
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itaruさん
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ハリケーン「マシュー」が猛威をふるってアメリカやカリブで大きな被害が出たというニュースを聞くと、2012年のハリケーン「サンディ」を思い出します。チリに行くはずが、乗り換えのNYで飛行機が欠航して閉じ込められてしまったという……(泣)。滅多に経験できない(したくない)長期の休みを振り返ります。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この時の計画はJALでNYに飛び、マイレージを使ってエア・カナダでトロント経由でサンチャゴに飛ぶというもの。JALが到着するのはJFK、エア・カナダはラガーディアということで、まずはシャトルを使って移動します。到着は午前、出発は夜ということでまずは荷物を預けて、バスと地下鉄を使ってマンハッタンへ。地下鉄アストリア駅で一枚。この時はまさか、この後に起きることなど想像もしてませんでした。
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まず向かったのはタイムズスクエア。時間が微妙だし、マチネでミュージカルでも観れればって思っていました。
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で、選んだのがチャップリン。なんだかんだで長時間フライトで疲れているから、分かりやすいもの(ある程度ストーリーが分かっているもの)を選んだわけです
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ミュージカルも堪能したし空港へ向かおう。って、時に撮ったタイムズスクエアです。まだ雨は降ってないし、風も吹いてません。ところが、空港に着くと様子がおかしい。「何時に飛行機が飛ぶことになった」という説明に歓声を上げる人々。そしてエア・カナダの出発ゲートにいくと、キャンセルの文字が。え~って、プチ・パニック。慌てて預けた荷物をピックアップ(最初は明日取りに来いと言われたけど)、空港近くのホテルリストをみて電話で予約(安いはずのレッドルーフイン)も200ドル超。まいったなあ、と思いつつタクシーで宿へ
タイムズスクエア 散歩・街歩き
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冷静になってみれば、JALのCAは「ハリケーンが心配ですね」と話していたし、エア・カナダのグランドスタッフは「早い便に変更できますよ」って言ってたんだよねえ。それなのに……。宿で電話しまくりです。ブッキングで予約したサンティアゴのホテルも、本来なら手数料がかかるはずが特別にキャンセルチャージなしでキャンセルできました。そして、ガラケーで四苦八苦しつつ翌日のNYのホテルを確保。100ドルちょっとで、トイレ、シャワー共同の部屋。まあ、ホテルの高いNYでは仕方ない。ただこの時はチリに行くというわずかな可能性に欠けてたんですけど。写真は10月29日、お昼のNYです
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淡い期待とは裏腹に状況は悪化しました。雨、風は強くなっていく。この後も少し粘りはしましたが、結局、エア・カナダはキャンセル。幸い自然災害なので手数料(手数マイル?)なしで返マイレージをしてもらえました。大変だったのが、チリの日系旅行会社に手配を頼んでいたイースター島への手配分。返金まで8か月もかかってしまいました
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ちなみに宿を変えたのは(高いのが一番ですが)チリに向かうためのエア・カナダの出発空港がラガーディアからニューアークに変わったから。ただ、この時はすでに地下鉄など公共交通機関は止まってしまっていたのでタクシーでの移動になりました。もっとも、雨は結構降っていたけど風はそれほどではなかったのですが。
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実際にはハリケーンは直撃。夜になっても雨は降り続け、風もかなり強くなります。NYに進出しているGo!Go!CURRY!も臨時休業です
ゴーゴーカレー 和食
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とはいえ、日本で台風を経験しているから大したことないんです。でも、ニューヨークって自然災害には弱い街です。テレビでは各地の被害のニュースをやってました。そんなこんなでいるうち、午後7時か8時くらいかな。ホテルが停電です。真っ暗。写真のように地区一帯が闇に包まれました(42ストリートより下、レキシントンアベニューより東)。まあ、そのうち元に戻る、なんと思ってましたが甘かったですね
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お腹もすいてきたなあ、と思って宿の外に出ると灯りが。停電しているのは一部の地域だけか。ならば、夕飯を求めてさまようか
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で、やってきたのがコリアンタウン。そこそこリーズナブルな値段なので助かります。ちょっとホッとしました。が、宿に戻ると真っ暗。トイレに行くのも一苦労です。
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ハリケーン一過というのでしょうか。街にはそこそこの被害が
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人通りもほとんどありません
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強風で標識が倒れてます。っていうか、こんな強度でいいのかな
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紀伊国屋にはこんな張り紙が……。
そのほかブックオフも臨時休業でした -
高層ビルの上部が一部崩れそう。ってこともあり、ここから先は危険ということで立ち入り禁止になってました。
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駐車していた車が……
セントラルパーク 散歩・街歩き
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車の持ち主は、泣きですわ(@д@)。
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かなり太い木もぽっきり折れてしまっています
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こんな強風は想定外だったんでしょうが
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セントラルパーク周辺です
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正直、NYでハリケーンの直撃を経験するとは……。
とはいえ、停電は復旧しないので宿は真っ暗。当然、携帯の充電もできない。形態が使えないと情報収集もできないので、街中のファーストフードで少し充電させてもらったりもしました。ついでに宿の支払いも、カードリーダーが使えないので現金払いのみ。とりあえず、ここの宿は脱出しないと……。 -
ってことで、携帯で日系の旅行会社を探しました。とりあえずNY脱出しようかと。郊外に行くバスはすでに動いているらしいけど、かなり混乱しているのでお勧めしないとのこと。一方、2日から高速鉄道のアセラが動き出すらしい。ということで、翌日10月31日からのNY2泊を確保してもらうとともに、2日からはフィラデルフィアに出ることを決定。何しろNYは宿が高いですし
てなことで、バッタバッタした1日を終え、肉を食べようと思いアメリカンなレストランで夕食。隣の席のヨーロッパ(ドイツだったっけ)から来たおじさんと閉じ込められたって話をしてました。ふう -
10月31日になると一部の地下鉄など動き出すなど、少しずつ都市機能が回復してきました。もっとも水没した4号線はバスで振替輸送と混乱は続きましたが……。
それでも博物館や美術館も開館し、ミュージカルも再開しました。
でもって、半額チケットで観に行ったのが、リバイバル公演をしていたアニー。
古典的でファミリー向けってこともあり、これは分かりやすかった。
結局、このPLAY BILLにあるようにNY滞在中に4つのミュージカルを観劇しました -
11月1日は再開したメトロポリタン美術館へ。閉じ込められたのは災難ですが、NYだったので都市機能が少し回復すれば観光すべき場所があるっていうのは不幸中の幸いでしょうか。
メトロポリタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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再開した紀伊国屋で歩き方の米国編を買い、Go!Go!CURRYで夕食です
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3つめのミュージカルはWICKED。チャップリン、アニーは割引チケットでミュージカルを観てましたがこのWICKEDは割引チケットがなかったので劇場で定額で購入。
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オズの魔法使いの西の悪い魔女、に焦点をあてたミュージカルは日本でも劇団四季が公演した人気作。スケールが大きく、ストーリー展開もよかったですね。もちろん歌も。個人的にはこれが一番良かったですね。
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ということで、NYを脱出してフィラデルフィアへ。まず訪れたのがクライストチャーチ墓地。写真はベンジャミン・フランクリンの墓です
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カーペンターズホール
カーペンターズホール 文化・芸術・歴史
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1774年に英国の植民地政策に対抗するため第一回の大陸会議がここで開かれました
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アメリカで最古の職業組合の建物で現在も集会場として使われているそうです
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フランクリンコート。ベンジャミン・フランクリンが所有していた軒続きの建物で郵便局や博物館になってます
フランクリンコート 建造物
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オールドシティにあるエルフィスの小路。ほんの100メートルくらいでしょうか
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アメリカ最古の住宅街だそうで、博物館とギフトショップ以外は今でも人が住んでいるそうです
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ちょうどハロウィンの時期でした。いつの間にやら日本でもハロウィンがポピュラーになりました
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夕食は英国植民地時代から営業するシティタバーンで
シティタバーン アメリカ料理
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暗いのは停電だからではありません。当時の雰囲気を醸し出すためです
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料理は植民地時代に食べられていたもの
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アメリカの料理は大味で、ん~というものが多いんですが、雰囲気もあったからかまずまずという感じでした
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スタッフの衣装も当時のものを再現しています
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翌日の朝食は近くのスーパーでジャンバラヤ
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で、フィラデルフィアといえば独立宣言の街。その宣言をする際に鳴らされたのがリバティベル。ということで、ここは外せません。ただ、ひびがはいってしまい、その鐘の音を聞くことはできませんが
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1776年の7月6日にトマス・ジェファーソンによる独立宣言が採択された独立記念館
独立記念館 現代・近代建築
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こちらの見学はツアーのみ。観光案内所で整理券をもらう必要があります
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独立戦争時の海軍提督でアメリカ海軍の父と言われるジョン・バリー
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インディペンデンス国立歴史公園には多くの像があります
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植民地から独立時の遺構も
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最初の星条旗(13州の星とストライプ)を縫ったとされるベッツィ・ロスの家。
ベッツィ ロスの家 博物館・美術館・ギャラリー
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家の中では当時の生活が再現されています
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ただベッツィ・ロスが本当に最初に星条旗を縫ったのか、真偽は定かでないとか
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当時の衣装を着た女性が裁縫を実演したりしてくれます
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庭に猫のオブジェ
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リバティー・ベル・センターを通って
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独立記念館に戻ってきました
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ツアーではレンジャーが熱心に説明してくれます。もちろん英語ですが
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独立宣言が採択、署名された会議場
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こちらではパーティーなどが開かれたようです
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歴史を感じさせるピアノ?
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お昼はマックでいただきます
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で、次に向かったのは……。
フィラデルフィアといえばロッキーでしょうロッキーの像 モニュメント・記念碑
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ロッキー3でつくられた像が観光名所になるなんて
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像があるのはフィラデルフィア美術館の大階段の横。映画でロッキーが階段を駆け上ったのは印象深いです
フィラデルフィア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロッキーの足型。もはや実在の人物。フィラデルフィアの英雄です
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大階段からの風景
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美術館内に日本建築があったので一枚パシャリ
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アメリカに多い騎馬警察
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で、夕食はサラダと肉
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アメリカンフードでがっつり
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フィラデルフィアからNYに戻り、向かったのは自然史博物館。ちょっと迫力ありますね
アメリカ自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ホントはモアイに現地であうはずだったのに
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古生物関係の標本にはちょっと興奮。思わず写真を撮ってしまう
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かなり原始的なやつですね
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ごっつい骨格
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プレシオサウルスとか、だっけ
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マンモスかな
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トリケラトプス?
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こういう骨格観ると鳥に近いというのも納得できる
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ステゴサウルス
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Tレックスだったっけ
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巨大なアパトサウルス
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尻尾が印象的
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で、最後はジュークボックス・ミュージカルのジャージー・ボーイズ。。「The Foue Seasons]という、60年代から70年代のグループを描いたもの。彼らのヒット曲で構成されています。結構年配の観客が多かったです
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意外と聞いたことのある曲もあってびっくり。1年後だったかな、映画化もされました
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で、NY最後の夕食はタイ料理。とりあえずトムヤムスープ
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美味しくいただきました
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最後の宿はあらかじめ予約していたJFK近くのハワードジョンソン。結局、この宿だけはキャンセルしなかったんですんけど(笑)。周りは普通の住宅街。ここから空港に送ってもらいました(最初はハリケーンの影響でガソリンがないから送迎できないといわれてたんですが)
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おまけ)乗るはずだったAir Canadaの搭乗券。Lagurdia-TorontとToronto-Santiago。最後の1枚はフィラデルフィア往復のアムトラックのEチケット
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