2016/09/25 - 2016/09/27
19位(同エリア206件中)
カスピ海さん
雄大という言葉を画像化したような山や川や雪山を見る散歩。国境越えも歩いて。街はとてもロシア的。牛をカローワと呼ぶ。(最初カローラときいた)
ロシア文化圏というものがユーラシア大陸には存在していたのか!
国立公園内のユルタのレストランにお邪魔してお茶をいただきました。あたかなおもてなし、ありがとうございます。
<旅程>
【1日目】9/25(日)
日本KIX 0:10→ バンコク ドンムアン3:50(40分早着) (タイエアアジア) スワンナプームへ移動 朝食 BKK 10:30→ カザフスタン アルマティ16:30・18:30→ キルギス ビシュケク 18:55 (エアアスタナ)
キルギス料理の夕食 ビシュケク泊
【2日目】9/26(月)
アラ アルチャ国立公園、山を見物・川沿いを散歩 市内中心部の広場、車で国境コルダイ(Korday)。歩いてボーダー越え。カザフスタン入国。乗り合いタクシーでアルマティ、タクシーを乗り換えて市内。ロシア正教の教会で儀式見学参拝、夕食後空港へ
【3日目】9/27(火)
ALA 0:15→香港 8:10 (エアアスタナ) 飲茶 HKG 15:05→KIX19:50 (HKエクスプレス)
<主な旅費>
航空券 AirAsia 16000円、AirAstana 88600円(Tripstaで)、HKexpress 14200円
宿泊 Southside Guest House Bishkek 30USD(agodaで) 空港送迎20USD
タクシー ビシュケク-アラアルチャ-ビシュケク国境まで 2000Kgs(約40USD) 、カザフ国境からアルマティ市 2500Kzt(約7.5USD)、車ターミナルから市内中心部500Kzt(約1.5USD)、市内中心から空港1500Kzt(約4.5USD)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジアX エア・アスタナ 香港エクスプレス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
PR
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バンコクからエアアスタナでアルマティ、そのあと乗り換えてビシュケクへ
間食 リンゴシュース、魚の形のクラッカー
あのね、CAさんはね、妖精みたいなロシア系のすらりっとした人や、強そうなモンゴルふう中央アジア黒髪美人。
パーソナルモニターもあって新しい機(帰りの往香港便はついていなかった)1列独占できるぐらいの混み方。
映画は、カザフスタンを舞台にしたものを見ました。遊牧民の英雄を研究するソ連時代の歴史学者が、迫害を受けたりするアルマティが舞台の話を、現代から回想して描いている。それぞれのエピソードが入れ子構造のマトリョーシュカ構成でむずかしかったです。思い返すと、ソ連のことも、帝政ロシアも、よく知らない。
おとなりのおとぎの超大国なのに。
中央アジアの概略には、ロシア学は要りますダー。それからロシア語も -
昼食 青いパパイヤとローストビーフのサラダ、チキンの甘酢煮込み黒オリーブ風味パスタ米添え、つけあわせインゲン 黄パプリカ、パン、チーズ、白ワイン、りんごのケーキミルクカスタード添えアップル アレキサンダー
青いパパイヤサラダは大根サラダのようで、リンゴ酢であえたやさしい風味が、いい味だなと思いました。パンもおいしい! おざなりの機内パンではなくて、おいしかった。チーズはオーストラリア産でした。 -
バンコクを飛び立って、ミャンマー上空からコルカタ、デリー、パキスタン上空と、ヒマラヤ南壁に沿ってずーっと飛んでいたのですが、雲がかかって見えず。
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山脈が西端で途切れるところ、アフガニスタンのあたりまで来て、ようやく雪山が見えました。
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右折して北上します
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山脈 うおーすごいな
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間食 ミートパイとコーヒー
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眼下に神々しい山の峰々
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アルマティで乗り換えた飛行機は夕日に向かって飛んで即着陸態勢で30分弱でキルギス ビシュケクのマナス空港に着きました。両国共に空港の雰囲気が旧共産圏ソ連的で、効率悪かろうがサービス皆無だろうが命令規則は絶対主義。公的機関ではまだ旧時代から続く雰囲気が残るのかなと思いました。
乗客にはインド系の人がいっぱい。翌日、山へ行ってわかるのですが、インド人観光客が結構いる。
もう夕暮れです。遠かったー(変なルートで行ってるからあたりまえ;)マナス国際空港 (FRU) 空港
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50ドル分キルギス ソムに両替して、迎えに来てくださったロシア系のおじさんの運転で宿へむかいます。
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ロシア開拓風の家が見え、
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ロシア人が造りました街並
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ゲストハウスに到着
ビシュケク市の南、閑静な住宅街。ロシア語が堪能な山好きのご主人パトリックさんとリビングにはお客さんのオランダからのカップル。未明にインド デリーへ向けて出発するそう。
部屋は広くて、右側に窓あり。家中、中央アジア諸国で買い求めたとおっしゃるキルトがいっぱい!
博物館やお店に行く時間はなかったので、工芸品を見ることができてよかったですSouthside Guest House ホテル
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これはタジキスタンより
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これと、
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これはウズベキスタン
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お客さんがはく用のフェルトのスリッパは、キルギス製で、
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これもキルギス
「中央アジア各国は、ちょっとずつ違うというところがおもしろい」とおっしゃっていましたが、ほんとうにそうですね。似ているけどなんか違う。私たちでいうところの日中韓みたいなものか? -
教えてもらった クルーズ というキルギス料理レストラン。歩いて5分程
船のモチーフの碇や羅針盤の飾りが2階についていたので、間違いないんだろうなと思いつつ、店名の文字が読めないので、歩いている人に「クルーズと書いてますか」と聞いた
入ると店員の女の子はみなボーダーのセーラー調のユニフォームに白い帽子をかぶっていて、ここ船なのね、と合点がいった。 -
ベシュバルマクBeshbarmakという郷土料理が食べたいと言うと、入ってすぐのダイナー風エリアから奥のレストランエリアへ通されました。
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なんとなく、昭和中期の応接間や狩猟用ロッジの風情
でも、これが伝統の日常なのだと思われ。
クルーズ色刷新、どこから見ても山荘風です^ ^ -
ポットで出てきたチャイ(インドのあれでなくてお茶の意味)
店員のはきはきかわいい女の子おすすめ、キルギス特産のハーブを入れてくれていて(緑のクレソンほどの枝)、甘いよい香りがする。
はきはきしていても、ロシア語しか言ってくれませんから、ハーブの名前おぼえられず。 -
夕食 ベシュバルマク スープ付き、チャイ
モツも一緒に細かく刻んだお肉(羊?)とネギを塩味でゆでたミートソースをかけた素麺のような極細麺
そして、気付いてしまいました。これは、西安の悪夢の泡獏パオモーの原形である、と。だって材料と味付けが同じだから。
参考→http://4travel.jp/travelogue/11106048 最後の写真 羊肉泡獏
でも、こちらの細麺は何の違和感もなく、パスタ風盛りつけもまったく無理がなく、スープも旨味栄養たっぷりで文句なく、生臭さはあるものの大丈夫な範囲。西安モーは丼にレンゲで春雨が入った中華色部分がよけいなことをしていたのか。あの、硬いナンをちぎるという工程を経なくても、充分豊富にある麺をなぜ使わなかったのだ? 千年以上も。
春雨を投入するぐらい、致命的なことではないと思うのだけど、食べる側の私が、世界の都長安であると思い込んで食べたからかな。こういう西域麺のバリエーションだと思えばイケたのだろうか。
ともあれ、ベシュバルマクは狩猟用ロッジ風でイケます。 -
お隣もはやっているファストフード
(あとで迷子になってタクシー呼んでもらった。みんな親身になって助けてくれて、温かい心を感じました。おせわになりました。ありがとうございます) -
通りの角にはポップな、おSUSHIやさん
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はやっているピザ屋さん
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治安は安全なんですが、夜が暗いので、そこが戸惑う
中央アジアでは夜は真っ暗になるのですね。 -
ぽつんとあかりが見える小屋は、なんでも屋キオスク
このあと迷子った。例えるなら旅館からお風呂に行くときは表示を辿って行けるのに戻る時にわからなくなる初歩的なミスで、寝ていたところパトリックさんに玄関開けてもらうはめに。ごめんなさい。
肝心のどのおうちがゲストハウスだったか、ちゃんと見てなかった。。しっかりしなちゃい、私。 -
夜、不思議な光景を目にしました。
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月がすごく明るく感じて、目が覚めて窓の外を見ると、楕円形だったり満月だったりいろいろな形に変化して見え、寝ぼけているんだろうなと目をこすると三日月なのですが、煌煌と光が反射して明るく見えていた。
写真がぶれたようですが、これぐらい光っている分量が多くて、反射鏡が近くにあるのか、本体と虚像と複数の月があるように重なって丸く見えていたのです。なんだここ?!
ほんとうは幻覚を見たのでしょうか。月が勝手に高速で満ち欠けを繰り返す不思議な夜 -
これです 満月化しようとしているところ
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~~~ 翌朝 ~~~
シャワーはお湯がちゃんと出ます。安心 -
ポーチがあって、中庭へ行ける
もうこちらのおうちはすべてインテリアのセンスがよい!!
ぜんぶ奥様の趣味だそう。西&北欧風+中央アジア エッセンス -
庭にリンゴの木があって、まわりがとてもよい香り
1つ実をもいで、おみやげにくれました。うれしい! 感激(^ ^)/ -
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朝食 いろいろ出してくれていて、自分で好きなだけ取るDIY方式
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オートミールのようなミルクの麦粥 (別キッチンで作って持ってきてくれた)
ロシア民話などで出てくるあれでしょうか。おいしいし、細かい柄がすてきな器はウズベキスタン陶器だということで、よりいっそうエキゾチックでおいしそうに見える。
中にジャムを入れてもおいしいということで、やってみました。 -
もう、わすれられない味
あまくないヨーグルトにシリアルとジャムとバターと入れると近いものができると思う。あとはウズベキスタン焼の窯元に器を買いに行けばOK^^ -
リンゴをもらうなんて、グリム童話的なできごと、とほくそ笑んでいたけれど、ひょっとして、グリムが採取した話は、中央アジアで聞きかじった話のドイツ西欧リメイク版?
シンデレラは中国娘だとも聞くし、ロビンフッドだって、このへんにいそう。
楽しい滞在をありがとうございます。
しかも、山へ行く旅程とタクシーの運転手さんの交渉もしてくださって、ほんとうに感謝です。国境越えの時短アドバイスも極めて的確でございました。 -
9時15分、出発
運転手さんはロシア系の若い男の子アレックスさん。がっちりしていて琴欧州みたいに綺麗な顔立ちです。(朝青龍文化圏は出ました) -
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長くずっと続く並木道を南へ、山の方へ向かいます。
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市内からもう山が見えていて、さすが、国土の95%が山のキルギス
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途中で寄ったガソリンスタンドからも絶景山脈
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特徴のあるきれいな双山 ズーム
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車でロシアン ポップス♪ わりとかんじのいい曲ばかり
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レトロなかわいらしい車が多い
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向こうの山の上の辺の道、白く光る氷河? 氷河?
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さわやかキルギス高原
ときどき馬や牛がいます
ゲートで国立公園入園料500Kzsを支払うと鉄製車止め門扉が自動で開きます。 -
途中で写真を撮って降りたり、すてきなドライブ
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アルペンなかんじの山が、
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近づくほどに、さらに奥の山が、幕が開くかのように登場して、
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道がまわりこむと新たな表情で、容貌をあらわにする雪山
どんどん遠くへ行きたくなる心理がわかりました -
第2ゲート到着 10時半ごろ
車はここまで。もっと山を見たい人は、歩いて行くだー
降りたら、寒いっ! はおりもの必須
だって、ここでもう2000m。雪山山脈は富士山よりも高い4000m超級。
ビシュケク市内から40~50分なので、そんなに標高ある感じがしなかったですが、高いんですアラ アルチャ自然公園 国立公園
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1時間ほどの舗装道のコースを行きます
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と、ゲルがあって(こちらではユルタ)なかをのぞいて見ますと、
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お茶をしている2人のご婦人が、どうぞどうぞとテーブルに招いてくれました
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ナンの蓋の下にもナン! 濃厚フレッシュ生クリーム、赤い木の実のジャム マリンカ(だったっけ) ザクロぽい
ちぎったナンにつけていただきます。お い し い -
レストランだったのですね。帰りにのぞくと女性達はいなかったですが、団体用のビュッフェの食事の準備をしている様子でした。
肖像タペストリーは英雄マナス王。チンギスハーンじゃないです -
ユルタは、モンゴルのゲルにくらべて天井も高くて大きいです。
大広間といったかんじ -
お茶にも赤い木の実のジャムをたーっぷり入れてくれて、甘酸っぱい味になって(五味子茶のようなロシアンティーのような) あったまるー
キルギス スタイルの帽子をかぶせてくれて、ベストも着せてくれて写真を撮ってくれました。
ありがとうございます -
御頭さま マルコポーロと呼んでいました。一緒に記念撮影。山神ぽいですね。悪魔じゃないです。やさしそうだし、道をきいたら教えてくれそうな。山には山の生き物が棲んでいるわけだ
(*マルコポーロ羊という山岳の野生種があるそうです) -
お邪魔しました
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雪の山にズーム
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一応標識はありますが、読めないですが、ま、進んで行けばなにかに着くでしょう
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えっ、なに? (おたがいに)
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かわいい
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森をぬけて
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雪山見えた
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険しい切り立った感伝わりますでしょうか
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道がついているから登って行くということなんでしょうね、登山家のみなさんは
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途中で川がでてきます
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こんなふうに川沿いの遊歩道を歩いて行く(振り返って撮ったところ)
山登りは苦手な人でも、ぜんぜんゆるい散歩道で安心 -
ところどころベンチあり。座って休憩
流れは結構急で、川の音が大音量 -
相当激流
雪山から流れる雪解け水なんだ! -
橋もあって(足下ちょいとおぼつかないが)
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流れや風を満喫できます。雪山に登れない人は、これでも充分
ときどきハイキングの集団に出会いますが、それ以外は景色ひとり占め -
奥山ズーム
見て見て、縦に走る雪の滝、氷河ヶ滝? -
開けた河原のようなところに出ました。川の合流地点だそうです。
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そこから奥を見ると、またさらに別の雪山ピークが顔を覗かせて、おいでと言ってくるけれど、きりがないので、ここを一応の終着点として戻ります。
海で島かげが見えるとおもしろいように、歩いて行って、山の間から遠くの山が見えると、本能的に芽生える旅心を刺激して、どんどん遠い距離を行ってしまう、という体験ができてよかったです。疲れなんてわからない。高い山の招く力にただただ応えたい。 -
帰りもまた景色が違って見えてたのしいな
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いいね、山
第2ゲートに戻ると、待っている運転手さんたち同士で情報交換やおしゃべりをしていました。 -
12時半過ぎ、山をあとにして、ビシュケク中心部へもどります。
また40分程走って、 -
広場ですこし降ろしてもらう
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尊いアラトー広場前
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旧ソ連の街づくり 広くて大きい
四角い建物は博物館だそう
銅像は、レーニンかだれかだったのを、郷土の偉人に差し替えて マナス王アラ トゥー スクエア 広場・公園
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ロシア時代風建物を必ず配置しましょう
車に戻って -
大統領府
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小京都のような小キエフとか小モスクワとかが中央アジアに点在していたり?
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ロシア町家 1階が店舗
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思っていた以上に街並がきれいで、砂漠ぽくない
雪解け水の恩恵を受けた都市だったのかビシュケク -
現行高層住宅
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いかにも工場、シンドラーのリストに出てきそうな老舗の旧ソ連邦
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民家
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国境コルダイKordayに着きました。市内から20分程
アレックスさんとはここでお別れです。
待っていてくれて建物を紹介してくれて、いっぱいお世話になりました。ありがとうございます。料金はメーターでOKということで2000Kzs(約40USドル すこしオーバーしていたがまけてくれた)
カザフスタンへ歩いて行きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2016/10/03 21:28:25
- 弾丸でも行ける参考になる旅行記!
- カスピ海さん
こんばんは、ムロろ〜んです。
キルギスへ行かれた旅行記を拝見しました。
特に交通不便でフライトがデイリーではないエリアなところを弾丸で旅するって本当にすごいと思いました。
ゲーム感覚?というよりはよくぞ調べたなぁ〜って思いました。
きちんとキルギスの観光ができる時間もあるし、値段もきちんと詳細に書かれているので参考になりましたよ。
一番驚いたのがラウンジのステータス(プライオリティパスのこと)お持ちなのに、トランジット先のタイで朝食をいただいたりしていたことです。
私ならラウンジで入り浸っているかなぁ〜って(^_^;)。
ムロろ〜ん(-人-;)
- カスピ海さん からの返信 2016/10/04 19:54:09
- RE: 弾丸でも行ける参考になる旅行記!
- ムロろ〜んさん
こんばんは
メッセージをいつも、いつも書いてくださって、ありがとうございます。
キルギスは、宿のご主人からのアドバイスに全面的によりました。
国境抜けを時短して山を見に行く時間を捻出しよう作戦で、登山家だということで、さすがの司令官技と思いました。
そして、バンコクで、ラウンジへの愛が足りませんでしたか〜?
ラウンジマイスターの
ムロろ〜んさんにすれば、あなた、なにしてるの〜でしょうか。
(香港でも同じようなことをしています^^)
もっと愛せるように次回までに
ムロたんの旅行記で学習だー、ですね。(^○^)v
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