1990/09/24 - 1990/09/24
169位(同エリア274件中)
マローズさん
豪快な滝群を間近に見ながら水煙を浴び、激流を遡る沢のぼりは魅力あるもの。装備なしで遡行できる場所の中で関西随一の景観と規模、コースの面白さを誇るのが、琵琶湖に注ぎ込む鴨川(上流域は八池谷)の源流、八ツ淵の滝(滝群の総称で「八淵滝=やちのたき」とも言う)で、八つの滝と淵を主体に大小21の滝で構成されており、「湖国百選・水編」にも選出されている。
前半部は沢登り経験者用の直上コースと初心者用の巻き道コースに分かれており、後者は危険箇所がないものの、丸太で組んだ橋を細い針金を掴んだまま、横歩きする箇所もあるため、観光気分で辿れるようなものではない。
私は念のため、フェルト底のウェディング・シューズと、膝下まであるウェットスーツのような素材の防水ソックスを穿いて万全を期した。
アプローチについてはあまり記憶にないが、JR湖西線の近江高島駅から蛇谷ヶ峰登山口である江若バスの「畑」行の路線バスに乗車し、その手前の「黒谷口」か、もう一つ手前の「鹿ヶ瀬道」で降車したと思う。前者は鴨川の本流沿いを遡るが、降車は支流の川を何本も横断しながら、ガリバー村を過ぎて登山道に入り、40分ほどで本流コースに合流する。どちらも道標は整っている。
第一の滝、魚止滝は落差5mほどの主瀑とそれ以下の小滝群で構成されている。
第二の滝、障子滝(旅行記表紙写真)は落差10mだが、瀑布の幅が広く、水量も多く豪快。右岸に沢登り経験者用の梯子が掛っているが、ある程度近づいて鑑賞してから登山道に引き返す。
第三の滝、落差数mの空戸(からと)の滝までは深いゴルジュ(両岸の岩壁が迫った狭い峡谷)となり、淵と釜が連続しており、その少々手前で巻き道と直上の遡行コースは合流する。
第四の滝、大摺鉢は滝の落差は小さいが、滝壺が擂鉢状になっている。
第五の滝は規模の小さな小擂鉢だが、その上流には落差15mの滑滝(滝名ではなく、「川床が滑らかな滝」という意)が滑るように流れている。
第六の滝、屏風の滝は両岸が切り立っていたか?
第七の滝、貴船の滝は八ツ淵の滝最大の滝で落差自体は20m以下(登山地図や文献によって落差数値は大きく異なる)だが、水量が多く、轟音を轟かせており、体感的には30m以上の滝のように感じられる。
第八の滝、落差8mの「七遍返し」の滝壺に昔、一斗樽を投げ込んだところ、中味の酒だけがなくなり、樽が七度、浮き沈みを繰り返したという。
しばらく小滝群が続いた後、シャクナゲで知られる「オガサカ道」に出るが、降雨になり、山全体が霧に包まれる中、比良登山リフトとロープウェイの山上駅のある北比良峠へと上がった。
駅に着くと雨も上がったので、風を直接感じられるリフトの方に乗り、霧で真っ白くなった琵琶湖を見下ろしながら、山麓駅へと下って行った。
以前の旅行記でも触れたように、リフトとロープウェイ、「リフト前」バス停からJR比良駅までの路線バスは廃止されているが、現在の市販の登山地図等には北比良峠から比良駅までのコースが掲載されている。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄
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写真では伝わらないが、激流上の傾斜のある梯子橋だけに、やや緊張した。
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谷中、無数の小滝が懸かっている。
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魚止滝だったか
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上流の障子滝に向けて
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岩盤を滑るように流れる滝
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滑り過ぎ
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傾斜が緩く長い滝。大擂鉢だったか?
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杣橋のような木橋
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滝を横断しながら遡行して行く。大擂鉢と小擂鉢の間位だったか?
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足元で激流が飛沫を上げる。
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もうすぐ核心部
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爆音の貴船の滝
八ツ淵の滝 自然・景勝地
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貴船の滝の上部。手前の木と比較しても滝の大きさが分かる。
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最後の激流
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ガレ場のような箇所を流れる
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皆、レインウェアを着用したが、私は折り畳み傘をさして峠へ登ったような記憶がある。若さ故。
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一般的なリフトより勾配が急な比良登山リフト。それだけに好天時は展望も良かった。
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琵琶湖と曇り空が一体化している。
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