ミャンマー３日目、パアン郊外の田んぼは水浸し…

2016/07/16 - 2016/07/16

宿の部屋は暑くて寝苦しいうえに、日が変わった頃から近くで時報のサイレンのようなものが鳴ってよく眠れませんでした
おかげで今日一日どうするか、ウトウトしながら考えてしまいました。
街や郊外の様子も判ったので宿の安ツアーへの参加は止めて、今日もバイクを借りてタイ国境ミャワディへの途中４０キロほどの所にある聖地タマーニャ山とその周りのカレン族の村々に行ってみる案が急浮上…
でも、タマーニャ山へ行く途中で出会ったオッチャンにより計画はさらに変更することに…

エリア その他の都市(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

６時
眠れない夜が明けて、通りも動き出します

ここのマーケットは８時過ぎから営業開始ですが散策します

ムスリム寺院の前には井戸も…

おばちゃんは朝から摘んでます

２００６はなんとなく解るけど７８６は？

肩に直撃の爆弾落とされました
上を見ると！

気を取り直して…

年季入ってます

まだまだ現役で頑張ります

ゴム紐売ってます
宿のツアーやめて、今日も自分でまわろうかな…

種無しです

この籠
作り付けなのね…

わき目もふらずバナナを売る大きさにひたすらカット
営業開始に向け大忙し

かなり広いマーケットです
下が店舗、上が住居でしょうか

７時前
街はまだ目覚めたばかりです

マーケットの中心から徐々に散歩範囲を広げて周辺に…

また宿の近くに戻ってきて
ゴメン、値段だけ聞いて買わずに
安いので後でこよっと
（他の場所で食べたので来なかったけど）

宿は角地にあり路地を挟んだ向かいのお店で朝食にします

2,000ﾁｬｯﾄでした

娘さんたちを立派に育てて…
昔、警察官でならしたというご主人は今は金勘定に忙しいようね。

宿に戻って…
８時半のツアーに参加するか迷ってましたが、昨日で様子も判ったし
自分でまわることにしました。
そして今夜の宿も替えることにしました。
寝苦しいしあのサイレンには参ります
ここが７ドルで空調がある新築のPART2が１５ドルなら御の字です

預けたバイクの鍵をもらってチェックアウトします。
バイクは宿の前にしっかり駐車してくれてました。

レンタルバイク屋さんに寄ります。
「宿のツアーに参加しないので、もう１日レンタルさせて」と今日の分6,000ﾁｬｯﾄを払って出発
結局、昨日は106キロも乗り回したんだ…

先ずは…
宿からほんの300ｍほどのサルウィン川のパアン港に。

港と呼ぶには少々気がひけます
モーラミャインからの船はここに着くのかな？
まさかねェ

満々と水をたたえながら流れるサルウィン川にしばし呆然
対面に奇怪な山

宿の廊下で２，３回すれ違ったフランス人２人もお茶してました

パアン港入り口には川に沿って仏教寺院もあります
シュエ・イェーニョー・パゴダ

派手すぎるけど
ありがたや…

朝のお勤めご苦労様です
「ほれ、ほれ　こっち見るんじゃなくて、ちゃんと差し上げて」

次から次へ…

１０キロ程のおなじみになった三叉路
また左折します

目指すは５０キロ程のタマーニャ山
大雑把な行き方はレンタルバイク屋さんのオッチャンに聞きました

ズェガビン山が近づいてきました

突き当りがズェガビン山のふもとにあるルンビニガーデンです
帰りに寄ることにして先を急ぎます

おっ、田植え！
これは見過ごせません
帰りじゃあ、きっと終わってるもんね…

懐かしい！
子供の頃、この紐がのびてる棒をたてる役でした。
紐には印がついていてそこに植えれば均等になります

写真撮ってると道で二人が話をしており、そのうちの一人のオッチャンが近づいてきました
いろいろ教えてもらいました。
カレン族の人達で800ﾁｬｯﾄで雇われているとか…
800ﾁｬｯﾄの言葉に耳を疑いました、時給かな？
それとも聞き間違い？

アレがこのオッチャンの車で「暇なので景色のいいカレン族の村に連れて行ってやる」
「車なら２５分で行ける」とのこと
タマーニャ山は遠いし、つまらないとのこと
謝礼はいくら？と聞くと
少し考えて「5,000ﾁｬｯﾄ」

「バイクは道端のあの家の軒先に置いておけばいい」
あそこは話していたもう一人の家で彼は弟とのこと
怪しげなオッチャンでしたが乗ることに…

走り出して2〜300ｍの所に…
小学校

小学校には寄らず対面の右側に入ります
カレン族のバイブルスクールだそうです。
シャローム！

代かきしてました
その向こうは田植えです
水が少ないようでホースで水を引いてます

オッチャンは車でその上を通過したもんだからホースに穴が開いて水が勢いよく飛び出します
横にあった木の板でごまかして「ゴメン」と…

オッチャンでは抽象的ですので紹介すると…
数年前までここで先生をしていたMR Myat
先ずは寄宿舎…

建てて１００年ほどの教会

校長先生の家
「お〜い！」と呼びます
「ただ寄っただけだから、呼ばなくっていいって…」

今度は講堂のような所へ…

食堂だそうです
「いいから、いいから、こっちへ」と
皆さんに
「日本からきた」と紹介され大歓迎…

そのうちTHA SHA校長先生（仮名）もやって来て…

「食事していって」と…

カレン族の学生24人が寄宿生活して学んでいるそうです。
先程、入り口で代かきや田植えしていたのはここの学生で月〜金は勉強、週末はワークだそうです

食事当番なのか数名が食事の準備…
米を挽いてました

教室も見せてもらいます

しっかり勉強しろよ〜！
プーセンポン村の
バイブルスクールを後にします

数分走ると山の切通し
MR Myatの説明では
日本軍が切り開いた道だそうです

また突き当りがあり
タマーニャ山やミヤワディ方面は右の南方面ですが
左折します
なお行くつもりだったタマーニャ山にいた高僧は数年前に亡くなって、それ以降タマーニャ山は衰退したとのこと
ホントかねえ
なんせMR Myatはクリスチャンだから…
この辺りの村はドリアンが売りなのか街道にドリアンの屋台が目立ちます

ちょっと寄り道…
パアン市内で食べる予定だったドリアン
ここで食べよっと

食べきれません…

街道をさらに進んで…
右の門をくぐります

これまでのルートを簡略図で示すと…

右側の山のふもとにコウカッタンCAVEが見えますがやり過ごして…

車をこの家の庭に停めます
着いたの？

いえいえ
車では行けないそうです

辺りは川から水があふれたのか
一面水浸し

「MR Myat、待っちくりぃ〜！」

渡り切った所が村の入り口？
門があります

200ｍ位の橋を渡って対岸に
袂の左側に病院？
ナースセンターです
妹さんが勤務しているとのこと。
「よ、呼ばなくていいって…」

橋を渡った先はレッカナー村という所だそうで、宿でもらった手書きの地図にも載ってました。
でも目的地はまだ先とのこと

おっ！小学校…
いつの間にかMR Myatは民家に。

アラ〜どこからかバイク借りてきちゃいました…

バイクで走ること数分
右に左に曲がって…
なんか門を通過します
村に着いたようです

カレン族の村

巨大なバンブーハウスがありました

そんなに古い建物ではありません
せいぜい１０年ってとこかな？

村の集会所にしては大規模です

村人はいることはいるのですが静かです

集落の周りはこんな感じ

精米所では機械がまわってました

50年以上前
わが集落にもありました…

さらに別な村にも借りてきたバイクで…

風光明媚です

さすがに借りてきたバイクでは行きません
徒歩で…

MR Myat曰く
「パアンは雨季に限る」
乾季だとどんな感じだろう？

コッカメイ村
この景色を見せたかったのね…

MR Myat、バイクを返します。

また休憩小屋がある橋を渡って車に戻ります

このあとMR Myatはお父さんに習ったという小学校唱歌の「花」や「さくらさくら」「赤とんぼ」とかを歌いながらパアン市内を回って
パアン大学とか各所を案内してくれました。

このホテルで自分の用事もしたけど…

この旅行記へのコメント （4）

• がまだす＠熊本さん 2016/10/05 16:11:39

  凄くいいですね〜パアンは。

  今年の3月初旬ですが、
  バンコクからメーソート→ミャワデ−パアン→モーラミャイン（船）→ヤンゴンまで陸路で旅をしました。
  アルデバランさんの旅記を懐かしく拝見しました。
  格別に近年まで入境できなかったパアンですが、絶景が多くてこれまで旅した中でがも格別素敵な秘境地でした。
  次回はこのルートをなぞりながら、インド・ネパールへ抜けてみたいと考えております。
  年寄りの冷や水（火遊び）かもしてませんけど（爆）

  アルデバランさん からの返信 2016/10/07 07:33:17

  RE: 凄くいいですね〜パアンは。

  がまだす＠熊本様　こんにちわ
  
  書き込みありがとうございます。
  パアンどうかな？と期待していきましたが
  予想にたがわず素晴らしいところで魅了されました。
  時期も良かったようですが、ノンビリしたところ、ミャンマーの優しい人々、そして景色…
  
  タイのメーソートから陸路で越境されたんですね。
  今回は北京で乗継に1日あり観光できるし、安かったので空路ヤンゴン経由でしたが、とても魅力的なルートで近いうちにトライしてみたいと思ってます。
  
  インド・ネパールですか…
  そこまで行くにはいささか歳をとり過ぎてしまったと思っているのですが
  皆さん精力的に出かけられ励みになります。
  
  アルデバラン
  
  
  

• Halonさん 2016/09/23 21:22:27

  タマーニャ山

  アルデバランさん　こんばんは
  
  以前ミャワディーから陸路入国したとき、パアンの近くに外国人を泊めてくれる寺院の情報がありました。
  もしかしてそこがタマーニャ山でしたでしょうか（ちょっと記憶があいまいですが）。
  
  それししても情報のほとんど無いエリアを自在に動き回られていますね。

  アルデバランさん からの返信 2016/09/24 00:47:34

  RE: タマーニャ山

  Halonさん こんにちわ
  
  そうです、タマーニャ山です。その様子が知りたかったし、近くにカレン族の村があると言うことだったので行きたかったのですが…
  知り合いになったオッチャンに「ここはカレン州だから村は皆カレン族だよ」と言われて妙に納得して、行かずじまいです。
  Halonさんはタイのメソートからミャワディーに国境越えしたんですよね。
  魅力的なルートなので次は是非に、と思ってます。
  
  タイのウボンラチャタニーの宿にて
  アルデバラン
  追記:明日陸路で越境し、ラオス、パクセーから、また雨季のボラベン高原に行く予定です