日本からやってきた素晴らしいパフォーマー達！

2016/09/10 - 2016/09/10

江原道の原州で行われていた｢ダイナミックダンシングカーニバル｣では、ナント日本のチームも複数参加しており、韓国の人に日本の素晴らしい踊り、文化を伝えてくれていました。
今回のお祭りは韓国国内外から集まった多数のチームが競演しておりましたが、どのチームも特色があり、見ごたえがありましたね。

エリア その他の都市(韓国)

江原道の原州で行われていた｢ダイナミックダンシングカーニバル｣
目の前を何やら着物姿っぽい女性達が歩いています！
韓国の人達が日本風の衣装で日本の踊りを披露するのでしょうか？

私｢ちょっと写真撮らせてもらってもいいですか？(韓国語)｣
着物の女性｢あっ.....えっと.....(日本語)｣
私｢もしかして日本の方ですか？(日本語)｣
着物の女性｢えっ?!日本語出来るんですか？｣
私｢私、日本人です｣
というようなやり取りをして、彼女達から話を聞くと、今回この｢ダイナミックダンシングカーニバル｣のために北海道からやってきたのだとか！
すっごいびっくりです！
ソウルならともかく、原州まで日本の人達が公演にやってきてるんですよ〜

彼女達は北海道のYOSAKOIソーラン祭りで賞を獲った｢平岸天神｣のメンバーで、今回のお祭りにはゲストとしてやってきたんだそうです。
この｢平岸天神｣チーム、あとで調べてみたらＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りに参加するチームの中で最多の大賞受賞をほこり、ラスベガスや香港、上海など海外公演も行っているスーパーチームなんですよ！
ちょうどこれからリハーサルをすると聞いたので、その様子を見守ることに........

リハーサルとは思えないほど気合が入ったパフォーマンスです！
そのため会場にもどんどん人が集まってきて、進行の人からは何度も｢現在はリハーサル中です。本番はこの後○時から行われます｣というアナウンスが流れるほど！

とにかく息の合った踊りはもちろん、全員の表情がとても生き生きとしていて魅入ってしまいました♪
この時はそんなすごいチームだとは知らなかったけど、やっぱり実力のあるチームだったんですね〜
とっても魅力的なステージです。

さっきまではいなかったカメラマン達もぞくぞくと集まり、シャッターを切っています。

後半ではステージを降りて、観客も一緒に盛り上がります〜

続いてステージに登場したのも、まさかの日本からの遠征チームでした！

こちらもさきほどのチームと同じYOSAKOIソーラン祭りに出場したチームで、今年の6月に行われたＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りではベスト４まで勝ち上がったという｢恵庭紅鴉｣のみなさん。

恵庭紅鴉のみなさんは全員おそろいの衣装で、色づかいも鮮やかです〜

｢一緒に踊ってみましょう〜！｣の一言で、会場に集まったたくさんの人達も一緒になって踊りを練習しています。
何も知らずにこの会場に足を運び、日本のチームの踊りに魅せられ、そしてこうやって一緒に楽しもうとする.......
なんだかこういう自然な形での日韓交流を目にすることが出来るのは嬉しいですね。

まだ少し暑さが残る日だったので、着物姿で踊りを踊って、大変だったと思うけど、日本から来たみなさんの笑顔や情熱は韓国の人にも伝わったようです。

江原道の原州で行われた｢ダイナミックダンシングカーニバル｣
軍隊のことやコンサートのことばかりアップしてきましたが、このお祭りのメインイベントもちゃんと観てきましたよ〜
この｢ダイナミックダンシングカーニバル｣は、原州市内のパレードというメインイベントがありますが、それもうひとつのメインイベントが、この競技場スペースで行われました。

韓国国内外から集まったチームがそれぞれの特徴を凝らしたパフォーマンスをステージ上で繰り広げるパレード公演です。
日本からのチームもいくつか参加していたのにはびっくり！

さきほど公演ステージでもパフォーマンスを行っていたＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りの｢恵庭紅鴉｣チームも登場です。

こちらは仙台育英高校のチアリーディングのみなさん。
高校生らしいはつらつとしたルックスはもちろん、会場からどよめきが起こったのは、アクロバティックな技の数々......

そしてＡＫＢなど日本のアイドルグループも顔負けな完璧なフォーメーションには観覧席を埋め尽くしていた軍人さん達からも地鳴りのような称賛が送られていましたよ。
ホントに素晴らしい団結力だと思います！

そうそう、韓国のチアリーディングチームは、2018年の平昌オリンピック成功を祈念するフラッグを掲げていました。

こちらの赤と白の衣装で登場したチームは平昌オリンピックと書かれたタオルを手にダンスを踊っていました。

ダンスチームも最後は平昌オリンピックのキャラクターや公式マークが入った横断幕が登場。
どのチームも平昌オリンピックの広報にかってでているようです。

やっぱり全体的に｢韓国万歳｣な演出が多いですね。
いくつかのチームでは太極旗を手にする演出がありました。

こちらは芸術学校の生徒達による演舞。
韓国の芸術学校は学生というより、もはやプロのような芸術性がありますね。

そしてどんどん特設ステージがある競技場には人が増え、席がなくて立見となっています。

途中で観客席にあるＶＩＰシートより原州市長と軍隊の代表の方が来賓のご挨拶.....

ところが挨拶が終わってそのまま着席しようとした２人をＭＣが制止して、特設ステージに向かうよう案内します。

実はこのお二人、昨年の挨拶で来場者数が前年を上回ったら踊ります！と公約をしていたそうです！(笑)
昨年は1万2千人だったようですが、今年は1万5千人もの人が集まっていたらしく、公約を果たすためにステージに上げられたお二人.........！
結局、大観衆の前で踊ってましたよ〜
それもかなりノリノリで(笑)
こういうウィットにとんだ対応が出来る指導者がトップというのは組織もいきいきしているんじゃないかと想像できますが、どうでしょうね？

その後ロシアからお人形のような人達の伝統ダンスの披露もありました。
今回のイベントでは参加チーム以外にも、多数の外国人を見かけたのですが、参加者以外にも、この原州に住んでいる外国人や私のようにソウルから訪れた人も多かったのかもしれませんね。
地理的にソウルから行きやすいこともあるけど、これだけ多様な公演が行われるのであれば、人気があるのがわかるような気がします。

いくつかベリーダンスのチームがあったのですが、その中でもこのチームの先頭を切って踊っていたコがかわいいのなんの！
5歳くらいでしょうかね？
それでも大人顔負けのセクシーな踊りを披露してました(笑)

途中では陸軍の軍人さん達によるパフォーマンスも。
男性ばっかりでポンポンを持って踊る姿はなんとも.......＾＾；

他にも映画｢釜山行｣から着想を得たようなゾンビのダンスチームや、ご老人ばかりのダンスチーム、農楽のチームなどもあり、どれも個性的でしたね。
それぞれのチームがいろいろな形式・ジャンルのパフォーマンスをするので、観ていて飽きませんっ！
今回はこの特設ステージで見ていましたが、次回は街中で行われるパレードのほうも見てみたいと思いました。
こういったパフォーマンス好きには、この｢ダイナミックダンシングカーニバル｣は楽しめると思いますよ〜！