聞慶の五味子お祭りに行ってきました

2016/09/11 - 2016/09/11

慶尚北道にある聞慶は韓国の五味子の生産でも一、二を争う名産地だそうで、今回その聞慶の五味子祭りがあるというので、日帰りで行ってきました！

エリア その他の都市(韓国)

お祭り期間後半となりましたが慶尚北道の聞慶で行われていた五味子祭りに行ってきました。

五味子というのは、こちらの赤い小さな粒のことで、日本でも北海道や東北の一部にある植物だそうです。
粒の大きさとしてはブルーベリーぐらいでしょうか。
この五味子は、甘味、酸味、塩味、苦味、辛味の５つの味を持っているとされ、人によって、あるいは口にする時の体調によって、感じる味覚が異なると言われています。

五味子はビタミンＣが豊富なので美白や美肌に効果があると女性に人気のほか、滋養強壮、疲労回復にも効果があるということで男性にも人気があります。

私は韓国で初めてこの五味子を知ったけど、そのまま食べるというよりは、エキスにしてお茶にしたり、お酒にして楽しむことが多いみたいですね。

ちょうど会場ではこの五味子を使ったエキス作り体験が行われていたので、見学させてもらうことに。
まずはローラーのついた機械で五味子を洗浄します。
五味子はつる科の植物ということなので、泥などはついていないから、水で洗い流すだけのようです。

洗浄された五味子が出てきました。

そしてエアで不要な枝や葉などを取り除いた後は、下のザルで受けます。

ザルに上げられた五味子.......
つややかな赤い実がおいしそうですよね。
ちなみに韓国では五味子の産地がいくつかありますが、この聞慶の五味子は白頭山の中心、海抜300m以上の清らかな環境と大きな日照差がある山間地で環境にやさしい栽培技術で生産されており、とくに人気があるんだそうです。

ザルで水切りをした後は、テーブルの上に広げ、砂糖をまぶしていきます。
砂糖が均一にからまるように手作業で何度ももんでましたよ。

こちらが砂糖がまぶされた状態の五味子です。
かなりの砂糖の量ですね＾＾；

テーブルに空けられた穴から筒を使って、下にある容器に詰めていきます。
作業はこれだけ！
中に入れるのは五味子と砂糖だけでした。
砂糖の力で五味子の中から水分が出てきて、数ヵ月後には五味子エキスが完成です。
五味子さえ手に入れば、家庭でも作ることが出来るのが便利ですね。

五味子祭りの会場では大きな発泡スチロール製の容器やそのまま砂糖漬けに使えるボトルに入った五味子が積まれていましたよ。

そのため多くの人達が五味子を求め、各農園の販売所をひとつひとつ吟味している様子が見られました。
私も五味子エキス作りにチャレンジしてみたい気もします......＾＾；

会場には乾燥させた五味子も販売していましたね。
日本や海外へ持ち出すなら、こちらの乾燥タイプの五味子が便利でしょう。
ちなみに中国産の五味子もありますが、韓国国産、この聞慶産の五味子は赤みが鮮やかなのが特徴です。

お祭り会場の他の様子もちょっと見てみましょう～

慶北にある聞慶という場所で行われていた｢聞慶五味子祭り｣
実はこちらこの聞慶を代表する韓牛のお祭りも同時開催でした。

なので会場内をぐるっと見学してみましょう～
五味子を販売しているブースではそれぞれ五味子茶の試飲をさせてくれるので、それぞれの農園によって少しずつ味が違うのも体験できます。
こちらはアプリのダウンロードでもらえた五味子ジュースの電球バージョン(笑)
ちゃんとライトがついていて、飲み終わった後は電球をさしてライトとして使用可能でしたよ♪

こちらは何か白いお米のようなものに、紫色っぽい粒を混ぜて機械にセットしてますね～

こちらポン菓子です！
中に五味子の粒が入っているので、ところどころピンク色になっています。
ほんのり五味子の味がしましたよ～
コレ、かなりおすすめです♪

そして忘れてはいけない(?!) 五味子のマッコリ～
ほんのりピンク色で口当たりも良いから、おしゃれにフルートグラスで飲んでもいいかも＾＾

あっ、シャボン玉？

大きなプールでシャボン玉遊びが出来るようになっていました！
いいなぁ、私も子供に戻ってシャボン玉遊びしたいなぁ......

あっ！ありましたよ！
韓牛焼き場(笑)

まずずらーっと並んだ商品ケースから肉を選ぶところからスタートです。
みなさん、品定めに真剣な模様です！

ちなみに会場の特設コーナーでの販売価格はこの通り。
韓牛でこの価格ならみんなが殺到するのもわかりますね。
お肉を選んだらそのまままっすぐ進んでレジで会計をし、レジの先にある焼き場に入って自分達で焼いて食べるというシステムです。
かなり流れも計算されていて、無駄がなかったですね。

そうそう、ステージでは競売もありましたよ！
みんな手を挙げ、声をあげ、競り落とそうと必死です。

それもそのはず、競売に出されている商品はどれも聞慶の名産品ですが、価格がナント100円ぐらいからスタートで、2,000～3,000円ぐらいの商品も1,000以下で競り落とされるようになってました！
私の目の前にいたご夫婦は韓牛のセットを半額以下で競り落としていましたよ～
(その後、焼き場でさっそく食べているところも見ました！)

競売が終わると、この聞慶出身の歌手によるステージ！
聞慶アリランを披露していました。
アリランは各地域ごとに特徴があるけど、この聞慶のアリランも初めて聞く旋律でしたよ。

私が行った日はちょうど韓牛祭りの最終日でしたが、五味子祭りはさらに１週間お祭りが開催されていました。
きっと多くの人がこの聞慶の五味子を手に入れたんでしょうね～
私もいつか自分で五味子を漬けてみようかな?!