2016/09/03 - 2016/09/05
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xiaomaiさん
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すみれ♪ミュージアムは宝塚音楽学校旧校舎に設けられた施設で、タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校の予科及び本科に関する多くの資料が展示されている。授業風景の写真や映像、約800点に及ぶ公演ポスターが見られるほか、120インチのスクリーンで宝塚歌劇団に関する映像を楽しむこともできる。宝塚ファンでなくとも、一度は訪れる価値があるところだ。今回、北翔海莉率いる星組の公演にあわせて、このすみれ♪ミュージアムに行ってきた。
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すみれ♪ミュージアムは宝塚大劇場から徒歩で気軽に行ける距離にある。
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1枚目の画像をごらんになり、多くの方が右側のメルヘンチックな建物がそうかと思われたに違いない。でも、音楽学校は左側の小さなほう。右側のは産婦人科医院。
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北翔海莉も慕う紫吹淳は在学当時、校門にある看板の管理を任されていた。雨が降ると、走って行って看板をしまったそうだ。涙や笑い、喜びなど、すべてのタカラジェンヌの思い出がこの学校にはある。
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中へ入るとこのような感じ。左右に階段がある。
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左手の階段は劇場の下手に準え、音楽学校の生徒が使用した。
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階段の右端部分だけが特にすり減っている。下級生が本科生の通行の邪魔にならないよう、階段の端を駆け足で通行していたためだ。
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右側の階段は上手となり、職員や訪問客が使用した。生徒が駆け上ったり駆け下りたりすることがなかったため、顕著なすり減りはない。
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2階がすみれ♪ミュージアム。
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愛希れいか(現月組娘役トップ)、妃海風(現星組娘役トップ)、実咲凜音(現宙組娘役トップ)のほか、礼真琴(星組)、朝美絢(月組)、桜木みなと(宙組)、伶美うらら(宙組)、柚香光(花組)等の有望株が多い95期生全員の写真。
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内部の写真撮影は禁止されているが、衣装のみOK。
今年1月の星組公演『Love & Dream』で北翔海莉と妃海風が着用した衣装。 -
3階にはバレエ教室と日舞教室がある。このバーは後に大スターとなる多くの生徒が使っていた。1階にはホールがあるが、外部に貸し出しをしていて、訪問日は何かの団体が借りていたため、内部の様子を見ることはできなかった。
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現在の音楽学校は大劇場のすぐ隣にある。
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音楽学校の門を過ぎると、左手に大劇場があり、楽屋口。入り待ち、出待ちのファンがここに集結する。トップ退団の千秋楽の日には、早朝から多くのファンが集まる。
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宝塚のファンクラブは非常に組織立っていて、秩序がある。宝塚の101年はまさにこのファンクラブに支えられてきたと言える。
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今回初めて大劇場内のレストランを利用した。日本料理の「くすのき」。
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店内は想像以上に広く、通されたのはカウンターテーブル。
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公演特別メニューを注文。
「桜島どり 鶏すき鍋」 -
関東人の自分にさえ、割り下の味が濃く感じられた。
女性が幕間に食すという設定なのか、量は少なめ。 -
芋焼酎「薩摩 桐野」もお湯割りで追加注文。
ホントはそのまま温めたものがよかったんだけど、ないと言われた。 -
各組のロゴ入り
お腹を薩摩鶏と芋焼酎で満たして、さあ観劇! -
公演開始までだいぶ時間があったから、黒豆あんみつも食べた。
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9月4日は観劇した後、宝塚ホテルで開催された星組トップ北翔海莉のお茶会(ファンの集い)に参加。抽選会でまたもやはずれ、直接質問するチャンスも得られなかったけれど、今回もいろいろなことをみっちゃんが話してくれ、有意義な時間を過ごした。
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翌日も「くすのき」を利用した。
11時からの営業で、早めに行けば予約なしでもすぐ入れる。
この日、通されたのはテーブル席、
見回すと、お一人さまが少なくなかった。
注文したのは公演特別メニュー 幕の内「すみれ」。 -
この中には......
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玉子焼き、焼き海老、すみれ蒲鉾、揚げたこ焼き、枝豆新丈
トップの出身地に因んだ料理が入っている。
枝豆新丈:千葉出身の北翔海莉
揚げたこ焼き:大阪出身の妃海風 -
その他の料理はこちら。
量も質も満足。 -
既に何度も行っている「宝塚歌劇の殿堂」へも行った。
と言っても、殿堂入りした関係者を紹介する階下は素通りで、直接階上へ。
前回の大劇場星組公演『こうもり』と『THE ENTERTAINER!』の衣装。
どちらも最高の作品で、DVDは基本的に買わないんだけど、この公演のは迷わず購入。 -
歌もダンスも芝居もうまい最強の北翔海莉
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歌がうまく、ダンスも美しい上、気取ったところがない妃海風
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『こうもり』で使用された小道具
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こちらは『THE ENTERTAINER!』の小道具。
みっちゃん(北翔海莉)が背負ったバッグ -
北翔海莉の写真も退団する翌日の11月21日にここに貼られてしまうのかと思うと、残念で仕方がない。大劇場公演がたったの3つ。星組がどんどん進化しているから、本当にもったいない。
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行ったのは、月組トップ龍真咲が退団した翌日。
まさにその日に月組新トップの珠城りょうのポスターに張り替えられたらしい。 -
雪組で使われた衣装の展示もあった。
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2013年の『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』で使用されたシャンシャン。見た目よりずっと重かった。
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雪組と言えば、やはりこの3人。『エリザベート』初演は1996年で、この3人にシシィの花總まりを加え、最強の4人組で演じられた。宝塚の『エリザベート』は20年の間に何度も演じられているけど、初演がいちばんいいと感じる。2013年の花組公演も明日海りお、北翔海莉、望海風斗の歌うま3人を投入してとてもよい作品になっていたけど、それでも初演には及ばない。現在公演中の宙組の『エリザベート』は......、なんか違う。
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これは「宝塚歌劇の殿堂」の階上出口
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実力派トップの退団公演に胸躍らせ入場する観衆
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宝塚を見始めて以来、大きい階段に出くわすと、胸を張って、手をジャケットのボタン辺りにピシッと置き、中央を颯爽と下りたくなる。ヅカファンなら、この気持ちをおわかりいただけることだろう。
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劇場内部でも公演記念の芋焼酎「薩摩桐野」が水割りやカクテルで販売されていた。カクテルを飲もうかと思ったけど、並ばなくてはいけなかったからパス。
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感動的な公演を見終えて、劇場を後にする観衆
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宝塚の作品は数えきれないほど観ているけど、今回のは本当によかった。北翔海莉と美城れんの同期生2人のかけあいや、現トップ北翔海莉と次期トップ紅ゆずるの絡み。実に、琴線に触れることをしてくれる。
今回は3日連続で観たけど、まったく見飽きない。北翔海莉率いる現星組には男性観客が多い。レベルの高い公演が見られるから、宝塚入門者にも適している。これだけすばらしい公演はそうはないから、宝塚未経験者にもぜひ足をお運びいただきたい。 -
大阪空港へ向かうバスの出発時間までしばらくあったから、JR宝塚駅へ行ってみた。すると、犬の像があった。
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1996年に介助犬となったシンシア。毎日新聞にシンシアの活躍の様子が連載で523回伝えられ、補助犬の象徴的存在として大きな役割を果たした。2005年12月に介助犬を引退し、翌年3月14日、12歳で死去。
献身的な犬にわれわれ人間は学ばされることが多い。 -
宝塚から大阪空港へ向かうバスに乗った乗客の7割ぐらいは宝塚観劇を終えた人々。西日本を中心とする全国各地から多くのファンが集まる。
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いつものように、車窓から大劇場を惜しみながら見て、帰途に就いた。
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