2016/09/04 - 2016/09/05
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oneonekukikoさん
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孫の入学を祝って、ハンブルクから帰国したらまさかの夫の入院、手術となった今年の春でした。
6月に無事手術を終え下旬に退院。
まさかの入院、手術でしたので、マンゴーを食べに行く台湾、夏祭りの青森・秋田の旅の計画はキャンセルして、はやる夫を監視しながら術後3カ月の過ぎるのを待ちました。そして迎えた9月。東北旅行の実現となりました。
疲れると「温泉行きたい病」を発症する夫ですので、温泉を中心にスケジュールを組みました。
5年前、東日本大震災のニュース報道の工場や住宅が流される映像を目にして、大いにショックを受けた夫です。最初の任地が「鮎川」だったからです。それから一度は行きたいと願いながら、惨状を目のあたりにする勇気がなく今日に至っておりました。そして、今回、大きな手術を経験し「今、行こう」と決心したようです。
9/4 鉛温泉 藤三旅館泊
9/5 松島 Uchi松島ゲストハウス泊
9/6 中山平温泉 うなぎの湯宿琢ひで泊
9/7 仙台に住む姉を訪ねて帰宅
仙台でレンタカーを手配して久しぶり3泊の旅の始まりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9/4
仙台駅でレンタカーを手配して、猊鼻渓、平泉、花巻を経由して、かねてから気になっていた、鉛温泉「藤三旅館」へ向かいます。
まずは、厳美渓。
「舟下り」と「空飛ぶお団子」を楽しみにパーキングに車を入れました。
大いなる勘違い。
「空飛ぶお団子」は厳美渓でした。
舟下りと両方は楽しめないようです。
空飛ぶお団子は諦めました。猊鼻渓舟下り 乗り物
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台風のあとで、水かさが増し、橋が崩れた模様です。
それでも、日曜日とあって、観光客で溢れていて賑やかです。
猊鼻渓頑張ってます。
船頭さんの巧みな艪さばきで船は進みます。
通常舟下りというと、川を下るのですが、猊鼻渓は上るのですね。
船頭さん、ガイドと艪をこくので、大汗をかいて頑張ってます。 -
ちょっと青空が見えてきました。
空飛ぶお団子の代わりに、船でお団子いただきました。 -
猊鼻渓特有の岩肌が続きます。
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ここで下船して、15分ほど休憩。
本来なら、橋を渡ってもう少し先まで行けるのですが、今日はここまで。
2.3日で修復するそうです。 -
あの岩の近くまで行けるようです。
復旧工事が進んでいます。 -
渓谷に立ちはだかるように岩山が迫ってきます。
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帰りは、下りですので、船頭さんも、「猊鼻追分」を披露してくれました。
ゆったりとした心にしみる歌声です。
やっぱり、川下りに歌は必須です。
乗船したお客さんや、船頭さんと一緒に贅沢な時間を楽しみました。猊鼻渓 自然・景勝地
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そして、向かった中尊寺。
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たくさんのお堂があります。
事前の検索もあまりせずに向かったので、どこがどこやらさっぱりわかりません。中尊寺 寺・神社・教会
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金色堂の隣に、旧覆堂がありました。
金色堂は、もちろん素晴らしいけど、役目を終えた覆堂に心が動く天邪鬼なoneonekukikoです。
でも、今思うと、もう金色堂に行くことはないと思うので、もっと気合を入れて見てくればよかったと後悔しています。中尊寺 寺・神社・教会
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平泉を見渡せる高台に金色堂はあります。
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次なる経由地は宮沢賢治のふるさと花巻です。
イギリス海岸。イギリス海岸 自然・景勝地
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宮沢賢治が見た風景とは年月を経て変化していると思いながらも、この風景にドーバー海峡を重ね合わせた宮沢賢治の感性に脱帽です。
静かで、心が穏やかになる空間です。イギリス海岸 自然・景勝地
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そして到着。
30年ほど前に、仙台行きを考えた時、遠刈田とここ鉛温泉と悩んだ経緯がある「藤三旅館」に到着。
30年を経て、未だに元気に営業していることに驚きを覚えましたが、やっぱり居心地の良い旅館です。
まさに旅館です。岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館 宿・ホテル
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立って入浴のユニークな温泉です。
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未だに湯治部もあり、お風呂で一緒になった石巻からいらした方は、湯治部に宿泊していると、ずいぶんたくさんおしゃべりをさせてもらいました。
見ず知らずの人と、会話が弾む。
嬉しいことです。
お世話になりました。
「藤三旅館」 -
9/5
松島へ向かいます。
宮沢賢治のふるさと、花巻。
宮沢賢治童話村へ寄り道です。賢治の学校 美術館・博物館
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子供達ときたら、一日中楽しめそうな空間です。
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賢治の教室
誘われてお邪魔しまーす。 -
ワクワク、ドキドキする童話村。
宮沢賢治記念館に寄って、この地を後にしましたが、もっともっとゆっくりしたいエリアです。
萬鉄五郎の美術館がそう遠くないところにあると知り、ぜひ訪ねたいと思ったら、休館日でした。
花巻はまた来ますね。岩手は初めて踏み入れた地ですが、魅力がいっぱいです。賢治の学校 美術館・博物館
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ちょっと足を伸ばして、曲家を訪ねたら、補修作業中でしばらくお休み。
黄色く実った田んぼを通り抜けて、登米に向かいます。 -
松島への通過点として何気なく立ち寄った登米の町です。
ここも、大いに惹かれる町です。
旧登米尋常小学校です。
築後100年を超えても狂いのない建築で、国の重要文化財に指定されいます。教育資料館(旧登米高等尋常小学校校舎) 美術館・博物館
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さて、この町を訪ねて疑問に思ったこと。
登米市(トメシ)と思っていたら、あちこちにトヨマの文字が。
混乱して、この小学校の学芸員さんに伺ったら、本来トヨマだったのを、合併統合して他県から来た人がトメと言うようになったそうなのです。
そこで、この小学校のある地域だけ登米町(トヨマ)と呼ぶのだそうです。教育資料館(旧登米高等尋常小学校校舎) 美術館・博物館
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バルコニーのあるモダンな設計に圧倒されました。
このような素晴らしい小学校に通えたのは、どのような家庭の子どもたちだったのかと、考えずにはいられませんでしたが、明治21年にこのような建築物を作った日本の叡智を誇りに思います。 -
続いて、斜向かいにある水沢県庁記念館です。
登米は明治の廃藩置県で水沢県の県庁が置かれたそうです。
岩手県、宮城県、水沢県。
そして、トヨマ、トメ。
変遷を経て現在に至ったのですね。水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎) 美術館・博物館
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水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎) 美術館・博物館
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登米懐古館 美術館・博物館
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小学校で聞いて訪れた通称「森舞台」
能楽堂です。
この小さな町に不釣り合いの能楽堂ですが、古くから能が盛んで、9月の第3土曜日には「薪能」が開催されるそうです。
オシイ!!2週間後だった。それも1,500ー2,500円なのだそうです。
今話題の隈研吾さんの設計だそうです。伝統芸能伝承館(森舞台) 美術館・博物館
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伝統芸能伝承館(森舞台) 美術館・博物館
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竹藪があって、薪能には、うってつけの環境ですね。
係りの人は、ここから見る舞台が一番好きだと、案内してくれました。
この町で皆さん、郷土愛に溢れていて、お話ししていて幸せになりました。
「これから松島へ向かうのだけど、お安くていい温泉がないかしら」と伺ったのが、次に向かった温泉です。
懐かしい感じのいい温泉でした。伝統芸能伝承館(森舞台) 美術館・博物館
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山道をガタガタ揺られてやっとたどり着いた追分温泉です。
看板おばあちゃんがフロントに座っています。
残念ながら画像なしですが、昔銅山があって、ここに鉱泉が出たそうなのです。
それが追分温泉です。
まるで、小学校の廊下のような通路を通り抜けてお風呂に向かいます。峠の湯 追分温泉 宿・ホテル
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峠の湯 追分温泉 宿・ホテル
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昔懐かしい籐のの脱衣カゴです。
峠の湯 追分温泉 宿・ホテル
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峠の湯 追分温泉 宿・ホテル
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平日でしたが、次々とお客さんが来ます。
知る人ぞ知るということなんでしょうね。
入浴料、300円です!
森舞台の受付のお姉さんのお陰で、素敵な心に残る温泉にたどり着けました。峠の湯 追分温泉 宿・ホテル
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思いがけない寄り道で、松島着は陽が降りた頃になりました。
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今日のお宿はUchi Matsushima guesthouse
2人で7,000円という価格に速攻で決めました。評価も良かったですし。
着いてみると、まだお若いオーナーで、始めたばかりと初々しい応対に、気持ちが和みました。
初めて利用のゲストハウスです。
共同トイレ、バスルームが気になりましたが、温泉に浸かってきたのでオーケーです。お若い宿泊客ともお話できて、いい1日の締めくくりとなりました。Uchi Matsushima guesthouse 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (4)
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- はんなりさん 2017/01/08 16:39:32
- 東北の温泉旅
- oneonekukikoさん
こんにちは(^^♪
今年も宜しくお願いいたします。
「空飛ぶお団子」は残念でしたが渓谷美を楽しみ
温泉での一期一会のお喋り
などなど楽しく拝見
中尊寺へは高校時代の夏休みに希望者だけで奥の細道巡りのような旅?に参加
(遠〜〜い目)
最終日に宿泊した所が遠刈田でしたので懐かしいです。
賢治の教室の床の動物の足跡?が愉しい♪ですね。
お互い温泉好きの旦那、温泉効果が発揮され益々お元気で旅が続けられますように
願っています。
- oneonekukikoさん からの返信 2017/01/08 20:37:49
- RE: 東北の温泉旅
- はんなりさん
心にしみるコメントありがとうございます。
> 「空飛ぶお団子」は残念でしたが渓谷美を楽しみ
おバカなoneonekukikoです。
てっきり、空飛ぶお団子と舟下りがセットだとばかり思ってました。
それでも、舟でいただいたお団子と船頭さんのガイドと追分に心もお腹も満たされましたよ。
乗ってる私たちはラクチンですが、船頭さんは大変です。
ガイドをしながら船も漕がなくてはいけないんですものね。
それでも、舟下りは大好きです。
船頭さんと乗船客とが創り出す時間が好きです。
> 最終日に宿泊した所が遠刈田でしたので懐かしいです。
まあ。遠刈田に宿泊されたんですね。
?何年前?
その頃の遠刈田はどんな感じだったのでしょう。
懐かしい思い出ですね。
>
> 賢治の教室の床の動物の足跡?が愉しい♪ですね。
賢治の感性に参ってます。
>
> お互い温泉好きの旦那、温泉効果が発揮され益々お元気で旅が続けられますように
> 願っています。
ありがとうございます。
今年も元気で旅を続けられますように。
oneonekukiko
-
- batfishさん 2017/01/08 11:01:58
- 全快旅行は温泉で♪
- oneonekukikoさん こんにちは!
御主人の手術後の東北旅行、よかったですね。
東北の温泉は体にも心にも癒しを与えてくれますよね。
疲れたら温泉!我が家もです(^^)
さて、白猿の湯の立ち湯で有名な鉛温泉藤三旅館、
なかなか行けずにいます。旅館部と湯治部とあるのですね。
お食事も結構豪華ですね。
湯舟で出会った人とのおしゃべり、東北の温泉ならでは
と言う気がします。
峠の湯追分温泉、初めて聞きましたがよさそうですね。
地元の人や知る人ぞ知るお湯なのでしょうね。
東北ドライブ時に機会があったら訪ねてみたいです。
東北の温泉に行きたくなりました(^^)
batfish
- oneonekukikoさん からの返信 2017/01/08 20:21:23
- RE: 全快旅行は温泉で♪
- batfishさん
いつも心にかけていただきありがとうございます。
鉛温泉ご存知でしたか。
さすが、温泉大好きのbatfishさんです。
大型、豪華旅館よりこういう旅館が気になります。
立ち湯に入った時は
入り口から長い階段を降りて湯船があり
湯気がたちこめていましたので
一瞬、間違って入ってしまったと思うほどでしたが
みなさんゆったりと温泉を楽しんでいました。
お陰で、1時間近くも長居をしてしまいました。
> 峠の湯追分温泉、初めて聞きましたがよさそうですね。
> 地元の人や知る人ぞ知るお湯なのでしょうね。
> 東北ドライブ時に機会があったら訪ねてみたいです。
ここも秘境という感じの鄙びた温泉です。
森舞台のお姉さんが
是非と勧めてくれました。
今回の旅では
たくさんの人とたくさんお喋りをして
人の心の優しさに触れて、暖かいお土産をもらってきました。
桜の頃に、また行けたらいいなと思っています。
これも温泉に詳しいbatfishさんのお陰です。
ありがとうございました。
今年もどうぞよろしく。
oneonekukiko
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峠の湯 追分温泉
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