熊本の山・八方ヶ岳１０５２ｍに登る

2014/11/20 - 2014/11/21

　「やほうがだけ」と読むこの山は、熊本県にある小さな死火山の山で、浸食が進み、谷が発達しており、中腹にはカニのハサミ岩などというひときわ目立つ奇岩を持ち、天狗が住んでいたなどという伝説もある人気の山で、九州の１００名山に選ばれています。
　私たちは毎年６月と１１月には九州に行き、九州の１００名山を中心に山登りと観光を楽しんでいますが、この年の山旅で選んだのが八方ヶ岳１０５２ｍでした。
　小さなピークが続く稜線上の道を幾つものピークを巻いたり登り越し、ロープの下がった急な岩尾根を行くコースは、私達にはかつて歩いた北アルプスの山々を思い出させ、しんどいけれど楽しくもありました。

エリア 菊池・合志(熊本)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「やほうがだけ」と読むこの山は、熊本県にある小さな死火山の山で、浸食が進み、谷が発達しており、中腹にはカニのハサミ岩などというひときわ目立つ奇岩を持ち、天狗が住んでいたなどという伝説もある人気の山で、九州の１００名山に選ばれています。

八方ヶ岳 自然・景勝地

私たちは毎年６月と１１月には九州に行き、九州の１００名山を中心に山登りと観光を楽しんでいますが、この年の山旅で選んだのが八方ヶ岳１０５２ｍでした。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　八方ヶ岳の登山口は、菊池市上虎口、菊鹿町山の神、番所の三か所が、よく利用されているコースとして紹介されていました。
　そこで、私たちは山の神から登る計画をたてたのでしたが、山の神からの道は、最近この辺りを襲った大雨で崩れたままだと聞いたので、急遽番所からのコースにかえて登ります。
　私たちが登山口に到着した時、すでに六台の車が駐車されていました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　ここからは谷に沿って登って行きます。
番所からのコースは八方ヶ岳へのメインコースで、矢谷渓谷キャンプ場から八方ヶ岳までは登り２時間、下り１時間半です。
　鬱蒼とした秋の八方ヶ岳の登山口で見つけた、マムシグサの鮮やかな実です。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　矢谷渓谷に沿って登って行きます。
道は広葉樹の原生林の中を沢に沿って続きます。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　丸太梯子を上ります。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　小さな滝があります。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　ここには湧水があります。湧水を飲んで行きます。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　湧水の所を過ぎ、しめ縄のかかっている大岩の所まできました。この辺りになると、沢は石ゴロゴロの涸れ沢となります。

八方ヶ岳 自然・景勝地

そのまま登り続け、稜線上に出ると、そこは穴川からのコースとの合流地点です。

八方ヶ岳 自然・景勝地

ここから頂上へと、小さなピークのある稜線を辿ります。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　幾つものピークを巻いたり、登り越して行く途中で、私たちは下山してくる７人の人々とすれ違いました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　ロープの下がった急な岩尾根や梯子の道を辿り、小さなピークを越していきます。ピークの登りにかかる度、「今度こそこの上が頂上かな！」と思うことも４〜５回。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　本当に余りの遠さとピークの多さにいやになりかけた頃、やっと八方ヶ岳の頂上に着きました。時は１２時４０分でした。
　もうお腹がペコペコでした。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　石の祠と三角点のある八方ヶ岳の広い頂上にはすでに４人の人が登って来ており、私たちの後からも２人が登って来て、頂上には８人が集ったのでした。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　１０５２ｍの八方ヶ岳の頂上からは３６０度のパノラマが開け、阿蘇も、九重も見えました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

私たちが以前に登った酒呑童子山も大きく見えていました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

下りは登りと同じコースを下りました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　久しぶりの山らしい山に２人ともかなり疲れました。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　午後３時１０分、１時間４０分かけて車の所に下山しました。この日の歩行時間は３時間５５分でした。

八方ヶ岳 自然・景勝地

　八方ヶ岳登山は、小さなピークが続く稜線上の道を幾つものピークを巻いたり登り越し、ロープの下がった急な岩尾根を行くコースで、私達にはかつて歩いた北アルプスの山々を思い出させ、しんどいけれど楽しい登山でした。

八方ヶ岳 自然・景勝地