チェコ・ハンガリー・ポーランド・スロバキア　　ドライブ＆古城ホテル巡りの旅③（３日目スロバキアへ）

2016/07/30 - 2016/08/06

７月３０日より、７泊８日で中欧４ヵ国を回ってきました。ブダペストで２泊の後、レンタカーでスロバキア、ポーランド、チェコを駆け足で回り、最後はプラハで１泊２日です。物価が安い中欧ということもあり、ホテルは古城ホテルのスイートルームをハシゴしました。昨年のイタリアは海あり山ありブドウ畑ありでドライブ旅行を満喫できましたが、今回は、国境を３回超えたものの、変わり映えのしない景色が続き、ドライブ旅行としてのインパクトはイマイチ（イギリスの田舎の風景に似ていて個人的には好きな景色ですが）。その代わり、宿泊したホテルは、どれもホテル内をくまなく探検したくなるような素晴らしいホテルばかりで、全体としては大満足の旅となりました。宿泊したホテルの印象で旅の満足度は大きく変わるんですね。それを痛感した今回の旅でした。

１日目　フランクフルト経由、夜中にブダペスト到着。ブダペスト泊
２日目　終日ブダペスト観光。ブダペスト泊
３日目　ブダペストよりレンタカーを借りてスロバキアのスピシュ城へ。スロバキアの古城ホテルに宿泊
４日目　ドブシンスカ氷穴見学後、ポーランドへ。アウシュビッツを通り過ぎポーランドの古城ホテルに宿泊
５日目　長距離移動日。途中モラビアの草原地帯を走る。テルチ観光の後、フルボカ城隣の古城ホテルに宿泊
６日目　チェスキー・クルムロフ観光。ミュシャが長期滞在していたことで知られるシャトーズビロフに宿泊
７日目　レンタカー返却の後、プラハ市内観光。プラハ城麓の５つ星ホテルに宿泊
８日目　夕方までプラハ観光の後、空港へ


３日目は、レンタカーをブダペストの空港で借りて、スロバキアのスピシュ城まで移動です。高速道路中心でしたが、高速道路も途切れ途切れで思った以上に時間がかかりました。幸い雨には降られませんでしたが、天気はイマイチ。平地ばかりで単調な景色が続きます。宿泊した古城ホテルが素晴らしくこの日の最大のヒットでした。

エリア スピシュ城周辺(スロバキア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

予約しておいたＡＶＩＳでレンタカーを借りました。どうしてＡＶＩＳかというと、他社に比べて格段に安かったからです。国によってはＨＥＲＴＺの方が安いこともあるから不思議です。よくはないですがリスクヘッジのためにいつも複数予約をしてゆきます。車を借りれなかったら旅行が成り立たなくなりますから仕方ないところです。ちなみに私の前で手続きしていたのも日本人の方でした。

メルセデスのＣクラスです。また贅沢な車を！　なんですが、４日間、乗り捨て料、保険等込みで約９００ユーロでした。他の国と比べても高いです。ちなみに同条件でスズキのスウィフトが６００ユーロ強、オペル・コルサが７００ユーロ強でした。高速中心であったため運転は楽でした。

去年のイタリア旅行で使って散々だったＧＡＲＭＩＮ社のナビです。日本で使え、かつヨーロッパでも使えるのはこれしかありません！　普通に日本語でナビしてくれます。去年のイタリアでは、トンネルが多かったせいか衛星情報が頻繁に途切れ、何度もハシゴを外され痛い目に遭いましたが、今回は不満なく機能してくれました。これに加え、全く期待をしてなかったんですが、ダウンロードしていったGoogle Mapのナビ機能が日本で使うの同じように使え、想定外のナビ２台体制でドライブできました。

ＧＡＲＭＩＮのナビを実際に使ったところです。「１３０」と表示されているのが制限速度です。制限速度が１３０ｋｍから１００ｋｍに変わると、１００ｋｍの道路標識を過ぎた辺りからナビの表示も「１００」に切り替わりますから、本当によく出来ています。その左が実際の速度のようです。制限速度を超えると赤くなるみたいです。

Google Mapのナビを使ったところです。音声でのナビも日本語で普通にしてくれました。

車載用カメラ用のステーを固定しビデオカメラを取り付けたとこです。気に入った景色もこれでバッチリ記録できます。小さい車だと助手席側の視界を大きく遮ってしまいます。大きめの車を借りたのもそういった事情があったからです。

スロバキアまで高速道路をひた走ります。ブダペストから暫くは高速道路も混雑していましたが、抜けてからはこんな感じで空いていました。

基本的には単調な景色ですが、ところどころひまわり畑が綺麗でした。

これもひまわり畑です。南スペインで見るひまわりとは種類が違うのでしょうか？　鮮やかな黄色という感じではありませんでした。

ハンガリーとスロバキアの国境近くのサービスエリア内のガソリンスタンド。ハンガリーフォリントを使い残し困っていたところ、ガソリンを入れればいいことに気付き、少量だけ給油。

ハンガリーとスロバキアの国境地帯です。レンタカーを借りる時に、スロバキアに入る直前辺りにスロバキアのVignette(前払いの高速道路料金支払証明書)を買える場所があると聞いていたため、注意深く標識を眺めます。

トラックが並んでいる車線にゆっくりと入って行ったら、それらしき(?)掘っ建て小屋があったため、停めて聞いてみたら、やっぱりVignette売り場でした。自分の順番になってさあお金を払おうとしたら、車の登録証が必要だと。車まで取りに行ってまた並び直し。

この画像ではほとんど読めませんが、１０ユーロ払って買った１週間有効のVignette(前払いの高速道路料金支払証明書)です。１日しかスロバキアにいませんでしたら、もったいないと言えばもったいないです。ちなみにVignetteの所持をチェックされることはありませんでした。

スロバキアに入ってすぐのところです。同じような景色が続きます。高速道路がずっと続くのかと思ったら、意外と一般道を通る時間が長く続きました。

田舎の１車線道路もあれば、町中の道もありました。

町中の道には信号も多くあり、進むのに予想外に時間がかかりました。

この画像ではちょっと見づらいですが、左の小高い山のようなものが、今日の目的地のスピシュ城です。

無料駐車場からスピシュ城を見上げた写真です。歩いて１０分位でした。

お城の入口です。

お城を出て城壁に向かう道です。

城壁はくるっと回って戻ってこれます。

日が当たっていると随分と印象が違います。風もあって肌寒いくらいの気温でした。

お城のてっぺんまで歩いて登れます。

お城のてっぺんからの景色です。近くには小さな町もありました。

駐車場に戻って自分の車はパシャリ。駐車場を出て次はホテルに向かいます。

そしてこの日一番興奮したのが、このホテルに着いた時、そしてホテルの部屋に入った時です。駐車場は閉まっていましたので、インターホンで開けてもらいましたが、そこまでセキュリティを厳しくする必要があるのかな？

Chateau Grandcastleという古城ホテルです。

１泊朝食付きで１４０．４０ユーロ(２人で)。夕食は３９．９０ユーロでしたから
夕食込みでも１人１万円ちょっとです。安い！
それも部屋はスイートルームでホテルの中でも一番いい部屋です（たぶん）。

こちらはホテルの中庭です。

ホテルに隣接するお城ですが、修復工事中でした。

ホテル内でも一番高い部屋ですが、それでも一人１万円以下ですので、スイートルームに宿泊することをお勧めします。

ベッドルームはだだっ広くて落ち着かない感じでした（ベッドは小さめでしたが）。シャンデリアが暗めだからなのか、部屋の色調からなのか、何かが出てきそうで、夜中にトイレに行くのが怖く感じられました。

奥がリビングでこちらも広いです。

バス／トイレも広かったです。

リビングです。タンスの中には、以前ここに住んでいた方(?)の個人的な物が入ったままになっていて、ホテルとしてまだまだ未整備な印象ですが、逆にホテルではなく、古城に泊まっている雰囲気が感じられました。

ベッドルームです。Wi-Fiは部屋の中で問題なく使えました。

たくさんメニューはありましたが、実際には食べられるメニューは限られていました。

翌朝、朝食前にホテル内を探検してみました。ホテルの施設として使われていないような感じです。絵画が床に無造作に置かれていました。

ホテルの朝食です。種類はそんなに多くなかったですが、充分でした。